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カテゴリ:真空管
SCR-508:米陸軍 M4シャーマン戦車などの装甲車両用 通信セット
HF帯(20~27.9MHz) の FM(F3E) M4だと、砲塔内の後部に設置されている。 写真のセットは、左側: BC-604送信器、右側: BC-603受信器x2 (WE社冊子:OSCILLATOR '44 9月号) 「この通信セットは、ベル研究所の技術者による ”新機軸” であり、US.ARMY SIGNAL CORPS の支援を受けて設計・開発され、ウェスタン・エレクトリックにより製造された」 と、写真の出典元の冊子に記述されている。 下のブロック・ダイヤグラムは、送信器 BC-604の TECHNICAL MANUAL からの抜粋。 発振器から 3逓倍器までのプロセスにおける真空管7本、全て 1619 を使用。 七変化だ。 終段の電力増幅1本のみが、807の直熱バージョンである 1624 となっている。 内部の部品密度も合わせ見ると、BC-604の開発は 1619 の存在が前提の様にも見える。 このあたりが、真空管1619 の 「WEが設計もしくは設計関与」説の出処なのか? いずれにしても 音の良い真空管で、プッシュプルで使うとキレキレの音が出てくる。 AB2動作でステレオ構成のアンプを作りたいのだが、適当な電源トランスを見つけられていない。 KEN-RAD製の箱 左2本RCA製、右1本KEN-RAD製 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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