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2008年11月14日
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カテゴリ:旅ざんまいっ!
今回はケチケチ旅で行く事にした。
一度やってみたかった夜行バスの旅、そして宿泊はゲストハウス。
これなら4泊くらいは安く行ける。帰りの足はマイレージでタダなので問題なし。

だが、京都で寺巡りをすると予想外にお金がかかる。
拝観料が馬鹿高いのである。
テラタビストとしては(寺巡り好きな人の事)やはりそこメインで行くわけで....
実際のとこ、あまりおいしいゴハンや甘味には行かなかったのであった。

いや。


行かないのではなく、行けなかったのである。

DSCF1866.JPG
↑たわわ~たわわ~。


早朝の京都駅について身だしなみを整えてから朝ご飯。
まずいちばん初めに鼻息荒く行ったのは「東寺」
いつも後回しにして行けなかった世界遺産であ~る。
しかも五重塔の中を特別拝観していたので9時前に到着。
じっくり見る。
なんとか保存会、という腕章をつけたお兄さんが説明をしてくれる。
これがわかりやすい。流れるような説明である。質問されても鮮やかに答える。
見たところ若者....後でサファイアさんに聞くと京都の各大学が集まってできたサークルで観光客へのサービスをしているのだとか。

五重塔の不思議...どうやって柱をだるま落とししたのだろうか....

DSCF1870.JPG

それから金堂などを見る。
立体曼荼羅がとにかくスゴイ!スゴいとしかいいようがない。
混んでいなかったのでかなりそこにいてしまった。

なんというか....離れがたし。そんなかんじ。
外は雨。少し一緒にいさせていただいてもいいでしょうか?という感じで。


次は………「知恩院」へ。
特別拝観のため、東寺と知恩院だけは押さえたかった。
東福寺も見たいなぁと思ったが、朝イチじゃないと並ぶそうなのでまたいつか。
(紅葉シーズンだからね)

DSCF1880.JPG
↑知恩院三門。この上から景色を見る。

DSCF1883.JPG
↑意地になって男坂を昇ってみた。みなさんは意地にならずとも女坂で昇ると良いですよ(マジ)


三門へ昇る。山門ではなく、三門。仏教用語だそうだ。
普段はここは昇れないのだが、かなり急な階段で相当怖い。
ロープをつかみながら上り下りしないと落ちそう。
内部は風景含めて撮影禁止。三門からの眺めは最高だったんだけどね。
ここにも腕章「保存会」の若者たちが生き生きとした説明で迎えてくれた。
見事な像がたくさん。ここでも竜がたくさん描かれている。(東寺も)
火事から守ってくれるということらしい。

ふとすみの壁を見ると、いろいろ筆で文字が書かれている。
「青森県(昔の漢字で)津軽郡なんたら」「東京府なんとか」「摂津国なんとか」
などと自分の住所のようなものが書かれ、名前も書かれ、一言書かれている。
「ここに来られて一生の思い出になり候」みたいな。(こんな文ではないぞ)


………これって昔のラクガキ?!だな。うん。


見ると明治元年,などと書いてあった。
今も昔も人間同じ事をしたがるものなのだなぁ。
でも、どんな想いでここから京の街を見ていたのだろう?
さぞかし感激度合いは大きかったんだろうなぁ。


DSCF1903.JPG
↑知恩院から円山公園へ歩いていくと、カモさんが....みんなに大人気でたくさんのカメラにおさめられていたよ。

知恩院から円山公園へ歩いていくと歌を歌ってる外人のおいちゃんがいた。
なかなかステキなカントリーを歌っていたので、少し離れて枝垂れ桜の下のベンチで聞く。
気ままでいいね。

枝垂れ桜は木が古くなって枝を伐採したと聞いていたけど、
やはり少し小振りになっていて、葉が全部落ちているので少しこじんまりしていた。
(15年くらい前に満開のこの桜を見た事があったので)
でも頑張ってるんだなぁと頼もしく見上げた。

すべては流れだ。この一部分だけを切り取るとみすぼらしいという人もいる。
でもまた素敵な桜を咲かせてくれるためのプロセスなのだ、と思うと
ただじっと佇んでいるこの枝垂れ桜にいとしさを感じませんか?

つづく。





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最終更新日  2008年11月15日 12時15分38秒
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