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カテゴリ:歯について
●「DIGMA」を装着。 ●今回はKavo.Ewl.社にて発表された、"DIGMA"(超音波ナビゲーション型コンピューター顎運動測定装置)について触れておきたい(写真上)。 ● 「DIGMA」の計測システムは元来、ロシア・アーミーの超音波ナビゲーション・システムを応用して開発が行われ、このシステムにより、非常に短時間で必要なデータをすべて取得することが可能である。「DIGMA」の原型は、実践的には、「ZEBRIS(写真上)」と呼ばれる全身の平衡性自動診断装置の一貫であり、パラファンクションから生じる根幹的咬合異常を是正する意味で、重要性を有する。さらに、顎関節運動データの記録は専用プリンター(オプション)を用い、プリントアウトが可能である(写真下)。 ●次に、DIGMA(超音波ナビゲーション型コンピューター顎運動測定装置)は下記の二つの機能に大別され、これも同様に専用プリンターによりプリントアウトが可能である(写真下)。 1.PROTAR咬合器へのデータトランスファー PROTAR 7/ PROTAR 9 セットアップ用全データの取得: ・咬合器上における上顎模型の位置 ・コンダイラボックスの調節値; 矢状顆路角, ベネットアングル, イミディエイトサイドシフト量, 後方運動量 ・インサイザルテーブルの調節値; アンテリアガイダンス, 左右犬歯誘導(or グループファンクション) 2.顎運動分析 ディスプレイ表示による下顎運動の分析・咬合診断への活用: ・キネマティック・アキシス(全運動軸)の把握 ・顎運動の分析;EPAテスト ●今や、ヨーロッパではこれらコンピューターを使った咬合分析がポピュラーに成りつつあり、コンセプト自体にも違いが存在し、シノギを削っているが、筆者にすれば、患者サイドに立ったニュー・ナソロジーの展開が重要な意味を持つのである。 ●オーラルリハビリテーション症例の実際: ★術式担当:川崎市新丸子のさかい歯科 坂井聡先生 ★ ◎『月刊「歯科技工」別冊 :目で見るクラウン・ブリッジ ~トータルにとらえる歯のかたち~ PartIII 歯牙形態を“作る” 臼歯編 大畠一成 著』より引用、改編 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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