猫と光り物とその他いろいろ。

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• 罪悪感

  両親の離婚に関しては、この後動きがなくなりました。　父は何も言わなくなったそうですし母の方も同様です。もっとも、これを機に(？)母は実家・父は祖母の家‥‥と別々の場所で生活をするようになっていたので、いずれ離婚の話は再発するようになるでしょう。そして私は‥‥少し罪悪感に捕らわれていました。焼き場から家に帰ることもできず、その上に１ヶ月でお墓に入れられてしまう祖母に対して自分は何もしなくていいのか‥‥と。結局のところ、父やＮ美さん、Ｈ恵さんのすることを黙って見ている自分も彼らと同じなのではないだろうか‥‥と。‥‥いえ。「自分も彼らと同じなのではないだろうか」ではなくて、きっちり「同じ」ですね。おばあちゃん、ごめんね。それでも、私は本当に父親と関わりあいたくない‥‥いえ、口を利くことさえ苦痛なの。‥‥冷たい孫でごめんなさい。

  April 19, 2005

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• 二度目の法律相談

  今回は前回と比べ、父に対する怒りが増した分だけ真剣さが違います。(もちろん前回だって真剣でしたけど)「簡単にですが、事の経緯とお伺いしたいことをまとめてきました」と言いつつ、まとめたメモを弁護士さんに渡しました。‥‥一通り目を通した弁護士さんは「暴力行為があったとのことですから、慰謝料は取れます。が、日本の場合はそう多くないですよ」と。‥‥７桁が相場なんですって。細かい話は抜きにしますが(ごめんなさい、今はちょっと‥‥)、慰謝料の額については、まぁ、ちょっと「えええっ！？」だったものの、全体的にはとても有意義なお話を聞くことのできた２度目の法律相談でした。*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+なんというか‥‥。当たり前のことなんだけど、婚姻関係って、とても重いものなんですね。イヤになったからといっても、法的にきちんとした理由がなければ簡単には破棄できないし(もちろん双方が離婚に同意していれば話は早いですけど)、法的に悪いことをした側は形にして詫びなければならない(＝慰謝料)ですし。特に不貞については有責配偶者の相手にもペナルティ(＝慰謝料の支払い)が付いちゃいますものね。(←まぁ、いろんなケースがあるようですが‥‥)

  April 18, 2005

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• どっちの味方？

  ２度目の法律相談を翌日に控えて場所の確認や質問事項のチェックを進める私を、ダンナさんはさりげなく助けてくれました。しかし、ふと「なんでダンナさんは私を助けてくれるんだ？？」と思ってしまい(あまり考えたくなかったけど、もしかして父にこちらの情報を流されてたらイヤですし)　「今回の一連のことで、私は母の味方だけど‥‥、ダンナさんはどっちの味方？」‥‥と、ストレートに聞いてみました。すると返ってきた答は　「俺？　俺はヨメさんの味方」‥‥と。なんだか嬉しかったです。　‥‥そりゃまぁ、父にこちらの情報を流すつもりでいたとしてもバカ正直に「オヤジさんの味方」なんて言うはずないのは判ってますが‥‥それでも、とても嬉しかったんです。‥‥ここでふと夫に不意討ち食わされるところだった母のことを思い出して、なおのこと母が可哀想になり、そして母を可哀想だと思った分だけ父に対する怒りがこみ上げてきたのでした。

  April 17, 2005

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• 再度

  これだけのことが判ってくると、やけに早い納骨のことも何か理由があるのでは‥‥と勘繰りたくなります。祖母の葬儀の日、父が母に離婚届に判を捺すよう迫った際に、法律相談の領収書を見せたことを母から聞き、弁護士をつけた父が納骨を終えた後で何か法的に動いてくるのでは‥‥という不安が頭をよぎりました。そこでこちらも、再度の法律相談をお願いすることにしたのです。前回の失敗をふまえ、人物関係や事の経緯、聞きたいことをまとめた文書を見直しました。‥‥うん、準備ＯＫ。あとは18日の当日を待つのみです。

  April 16, 2005

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• 不意討ち

  ここへ来て判ったこと‥‥それは、父が母と離婚することを前提に祖母と２人で暮らす場所を探していた‥‥ということでした。しかも、その家はＮ美さんの家の近く‥‥いわゆるスープの冷めない距離だったのです。もちろん母は離婚に同意していません。というより正式に(？)別れてくれと言われたことさえなかったのに(ケンカや言い合いの時に激した父が「出て行け！(＝離婚だ！)」と言ったことはありましたが、きちんとした形で言ってきたことはありません)‥‥、それなのに、父はなにを考えていたのでしょう‥‥。母に不意討ちをくわせるつもりだったとしか思えません‥‥。そして。祖母も父が母と離婚したいつもりなのを知った上で、父と２人で暮らしていくことに同意していたのだそうです。この日の日記に「18日に父・母・祖母の３人でお墓参りをした」と書いてありますが、事実は「父・祖母の２人で」だったのだそうです。この段階で祖母も父も母を除け者にしていたのでした。また祖母と父が暮らす予定だった家がＮ美さんの家と近いことについては、当然ですが偶然であるはずもなく、Ｎ美さん(とＨ恵さんも？)が「近くにいい空き家があるのよ」と薦めたというのが本当のところだったのです。

  April 15, 2005

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• 「ん？」

  ここまでの日記を読み返してみました。祖母の葬儀のくだりなど、最中には気付かなかったけど後で「ん？？」と感じたことを書いてきたつもりですが、読み返してみてさらに「ん？？」と感じる文章が‥‥。それはここでの、父がＮ美さんにかけた言葉です。「一緒に頑張るって、もう泣かないって決めたじゃないか‥‥！」「一緒に頑張る」って‥‥今まで特に親しく接してきたわけでもない父とＮ美さん、一緒に何を頑張るつもりなのでしょう？？そしてもう１つはここで挙げた、父やＮ美さんやＨ恵さんの言葉です。「これから楽をさせてあげようと思ってたところだったのに‥‥ごめんね」確か父が言ったように記憶しているのですが‥‥、別に実家で同居する話があるなどとは聞いていませんでした。なのに‥‥どういうこと？？‥‥実は前々から祖母・父・Ｎ美さん・Ｈ恵さん達の間で持ち上がっていたらしい計画が、この疑問の答えでした。そして、昨日の日記で書いた「父が『母を蔑ろにして従妹と事を進めていた』のは祖母の葬儀に関することだけではなかった」ことでもあったのです。

  April 14, 2005

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• なに考えてるの！？

  ほのぼのとした猫話は昨日の日記でひとまず終わります‥‥ここからしばらく、両親の離婚話(というか、私の愚痴？)が続くかと思います。よろしかったらお付き合いくださいませ。この日、母から電話がありました。「あんた、納骨に着て行く喪服は持ってってたっけ？　もう着物じゃなくていいんだからね」‥‥と。「なに言ってんの？まだ１ヶ月も先の話でしょう！？」と返事をすると「なに言ってんの？あと10日しかないのよ！？」と返ってきます。‥‥‥‥あと10日って‥‥、23日って‥‥‥‥、まだ１ヶ月しか経っていませんが！？「なにそれ！？　まだ１ヶ月しか経ってないのに、もう納骨しちゃうの？何考えてんのよ？」とまくし立てると、母は「お父さんがＮ美さんやＨ恵さんと相談してそうするって決めたんだって」と返してきました。　‥‥あぁ、確かにここで、締め出されたって言ってましたね‥‥。父が、妻である母を蔑ろにして従妹と事を進めていただけでも十分に腹立たしい‥‥というか何を考えているんだか理解できませんでしたが、自分の母親のお骨をお寺に置きっ放しにするわ亡くなってから１ヶ月しか経ってないというのに納骨しちゃうわ‥‥では、呆れて言葉も出ません。しかし、この後すぐ判ったことですが‥‥、父が「母を蔑ろにして従妹と事を進めていた」のは祖母の葬儀に関することだけではなかったのです。

  April 13, 2005

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• そんなわけで

  ウチの子になった「ぷったん」。やはり気がかりだったのは猫エイズと猫白血病だったのですぐに獣医さんの所へ連れて行きました。ですが「今感染したとして、検査で感染の有無がわかるようになるのは３ヶ月後ぐらいですからその頃に検査してはどうでしょう」と言われてしまいました。‥‥そして３ヵ月後。めでたく「猫エイズも猫白血病も持っていませんね。大丈夫ですよ」との嬉しいお言葉をもらい、私達の気がかりも綺麗さっぱりなくなったのです♪ちなみに。初診の際に「患畜の名前」を記入する欄があったのですが「ぷったん」はさすがに少しどうかな～‥‥という気がしたので、「ぷー」にしました。ですので、彼女の本名(？)はこの時から「ぷー」なのです。*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+そして拾ってから７ヶ月が過ぎ‥‥。拾った時は「目の大きい子」だと思っていたら、どうやらそれは単に食べていなくて痩せていたから相対的に目が大きく見えていただけらしく、今は普通の目の大きさの猫になりました。また子猫っぽいと思っていたのも間違いで「もう永久歯が生えてますし、それなりに歯石もついてますから‥‥少なくて半年、もしかしたら１年は経ってますね」とのこと。　きちんと食べられるようになってから、今までの分を取り戻すかのようにものすごい勢いで大きくなり、今では4.5kgになってしまいました。そしてその身体で寝ている私の上に乗ってきますので‥‥苦しいです。本気で。でもそれが幸せだったりもするわけです♪

  April 12, 2005

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• まさか‥‥。

  車に轢かれてしまった猫の姿は悲惨なものでした‥‥どことなく、ぷったんに似ているように見えます。２人とも「近寄らない」と決めたことなんかどうでも良くなり、急いでコンビニへ向かいました。‥‥‥‥いません。小声で「ぷったん？」と呼んでみても、現れませんでした。その日は重い気持ちのまま家へ帰り、翌日も、その翌日もコンビニへ寄ってみましたが、やはりぷったんは現れません。「やっぱり‥‥かもね」「うん‥‥、そうだね」と言葉を交わしつつ、それでもやはりコンビニへ寄った４日目。こちらを見て、とたとたとた‥‥と軽い足取りで向かってくるのは、間違いなくぷったんです！「こらっ、もう心配させて‥‥」「どこ行ってたんだよ～‥‥」と、人間２人は半泣きでしたが、ぷったんの方は人間を心配させていたことなど我関せずの体ですりすりしてきます。「こりゃもう‥‥ね」「‥‥だね」‥‥ということで、その場で彼女をウチの子にすることが決定しました。万一何かのウィルスを持っていたとしても、どこかで変わり果てた姿の彼女と会ってしまうよりは遥かにマシですもの！

  April 11, 2005

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• もしも‥‥。

  私達の気がかり‥‥それは野良猫の罹病率が高いといわれる猫エイズや猫白血病のことでした。特にダンナさんは実家で飼っていた半野良の子を猫エイズで亡くしているだけに、ぷったんを拾って飼うことに対して、どうしようもない葛藤があったようです。悩みつつ、私達はこんな↓会話を交わしました。　「もし‥‥もしさ、家に連れてきて検査して‥‥、それでウィルスが見つかったとしたら。　　『あ、ダメだね』って言って外へ放り出せる？」　「そんなことできるわけないじゃん」　「だよね。‥‥ぷったんを飼うんだったら、早くに別れる可能性があることも覚悟してじゃなきゃ　　ダメってことだよね。‥‥‥‥‥‥その覚悟は？」　「‥‥‥‥‥‥‥‥。あそこのコンビニ、行かないようにしよう」何か釈然としない気持ちを抱いたまま、それからは、ぷったんのいるコンビニへ近づかない日が続きました‥‥。そんなある日。ぷったんのいるコンビニ近くの道路に、車に轢かれた猫の死骸があったのです。

  April 10, 2005

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• 運命の出会い(？)

  あんまり愚痴ばっかりなのも何なので、こよなく愛するウチの猫「ぷー」のことでも。付き合っていた頃から「一緒に暮らすようになったらメインクーンを飼おうね♪」と決めていた私達。ダンナさんは猫にあるまじき(？)巨体の迫力に、そして私はフサフサの毛に包まれた手と腹毛に、もう本当に惚れ込んでの結論でした。(惚れ込むポイントが少しマニアック？)そのうちにダンナさんが「ノルウェジャンフォレストキャットもいいかも♪」と言い出します。ノルの写真を見に行った先のサイトで「北欧神話において、この猫が女神フレイヤの戦車を引いているとされる」との記述を見た私は、あっさり「ノルもいいね♪」と豹変。(北欧神話をモチーフにした某ＲＰＧ、大好きなんです)　‥‥もともと、ノルとメインって似てますしね。そうこうしているうちに結婚することになり、ドタバタしながらも引越しや入籍を済ませた頃近くのコンビニで、大きな目をくりくりさせたショートヘアの人懐っこい猫と出会います。ダンナさんが「おっ！？　この子、実家で飼ってた『ぶっちゃん』(←義母の命名だそうです。由来は「ぶりっこ」だったから‥‥とのこと。もう虹の橋へ行ってしまいました‥‥)に、よく似てるな～」と言ったので「じゃ、この子は『ぷったん』ね♪」ということで、そのコンビニへ行くたびに彼女のことを気にするようになりました。私達の顔を見るたびに(いえ、他の誰にでもそうしていたのでしょうけど)、「んなぁ～♪」と擦り寄ってきてくれる「ぷったん」。３度目の逢瀬(？)で膝の上にちょこんと乗ってくれたりもしました。どちらからともなく「メインもノルもいいけど‥‥」という言葉が出ます。しかし私達には気がかりがありました‥‥。

  April 9, 2005

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• 「ごめんなさい」と「ありがとう」

  ダンナさんと上手くやっていく上で大事なこと‥‥っていうか、人間として大事なこととしていつも心していること‥‥それは「『ごめんなさい』と『ありがとう』を忘れない」です。あまりに当たり前すぎなことなのでコメントのしようがないですね。そこで、間近に見ていたそれを実践していない人間のことなど。‥‥もちろん(？)父のことです。事は、父の仕事上のことで弁護士さんが必要になったことから始まりました。たまたま当時の私の知り合いのお父様が弁護士さんだったことから、父に紹介してくれるよう頼まれたのです。「イヤだなぁ」とは思いましたが、断って父に暴れられるのも迷惑だったので仕方なく承諾し、知り合いに話を通してくれるよう頼みました。　幸い、知り合いのお父様は「では一度お会いしてお話を伺いましょう」と言ってくださり、具体的に日にちが決まりました。ここで父の会社の方から別ルートで弁護士さんを頼めた‥‥という話が来ました。このルートで依頼できた弁護士さんは、娘の知り合いのお父様‥‥という、ちょっと縁遠い(？)弁護士さんではなかったので、この弁護士さんに依頼しようということになったようです。そこで父が一言。「‥‥っていうことになったから、お前から謝っておいて」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥はい！？いくら暴れられることになろうと、そんなバカな話は承諾できません。もちろん私は知り合いにもそのお父様にも謝ります。が、一度日にちまで決めた約束事なんだから、約束を交わした父自身も謝るのが当たり前の筋でしょう。もっとも「お父さんが謝るのが筋でしょう！？」なんて言おうものなら大暴れ必至ですから、とりあえず説明を‥‥という方向で「もちろん私も謝るけど、お父さんから連絡を入れて事情を説明した方がいいんじゃない？私じゃ違ったことを言っちゃうかもしれないし」と言ってみました。まぁ納得してくれたようで、話を始めた父‥‥私は父に話をさせたことを思いっきり後悔しました。父の口から出てくるのは「‥‥というわけなんで、そういうことってあるでしょう？」「‥‥ね、こういうことは仕方ないですよね」等々。最後まで「すみませんでした」「お手数をおかけして申し訳なかった」という詫びの言葉はありませんでした。確かに「事情の説明を」と言ったのは私ですが‥‥言い訳をしろなんて言ってないって‥‥。以前に少し書いていますが、父は何かにつけて土下座をさせるのが好きな人でした。土下座までいかなくても「自分に詫びを入れさせる」のは大好き(というか自分が正しいのだから、相手が自分に詫びるのは当たり前だと思っていたんでしょうね)だったように思います。そんな父が詫びる立場に立った時にどうするか‥‥まさか言い訳の羅列のみで詫びることさえしないとは。‥‥あ、いや、「自分が正しい」のだから、謝る必要を感じてないのか‥‥。ちなみに後日、私は知り合いに平謝りしました。そして「もうアイツ(＝父)のためには指一本動かすのもイヤ！！！！」と、ココロに決めたのです。

  April 8, 2005

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• 「良いケンカ」

  両親とは違う家庭を作っていこうと心に決めている私が、そのために肝に銘じていることがあります。それは「良いケンカができるように」。お互いの言い分がぶつかってしまうのは良くあること。自分の言い分の方が正しいと思うのは人の常ですが、‥‥そこを譲れるようにと。(もちろん片方が譲るだけではなく、折衷案もＯＫ)そしてもっと大事なのは、感情的にならずにお互いの言い分を忌憚なく話せる環境を作ること。お互いが思うことを話し、納得した上で出した結論でなくては、後々もにょもにょした気分が残ってしまい、それが後でまたケンカの火種(？)になってしまいますものね。父がやっていたように、相手を口で言い負かして自分の主張を通すことには意味がない、と強く思います。(もちろん物理的な力で‥‥なんて論外！)その場その場を相手を黙らせることで凌いでいくのでは、当たり前ですが相手方にストレスが溜まっていく一方です。溜まりに溜まったストレスは、いつか必ず爆発するもの。修復不能に近くなってから爆発したのでは悔やみきれない状況になってしまうこともあるでしょう。‥‥と、口で言うのは簡単ですが。つい感情的になりそうになって口をつぐんでしまいがちになってしまうのが現状です。大抵は口をつぐんで数日経った頃にダンナさんが「なんか言いたいことがあるでしょ？」と聞いてくれるので、口をつぐんでいた(≒むくれていた？)間にまとめたことをダンナさんに話すことで、感情的にならずに話が進んでいきます。‥‥ダンナさんには気遣いさせちゃってるんだろうなぁ‥‥ごめんよ、ダンナさん。(←ダンナさん、ここ見てます。)決して投げやりな気持ちからではなく「ま、いっか」と相手に譲ることができるような夫婦でいたいですね～。

  April 7, 2005

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• もう１つの「刷り込み？」

  昨日は、刷り込みのおかげで「父親の言動の方がおかしい！」と気付くのが大変だったことを書きましたが、今日はもう１つの刷り込みのおかげで私が気付けなかったことを書いてみようと思います。　‥‥それは「結婚」について。今までに、付き合った人と何度か「結婚しようか」という段階まで行ったことはあったのですがその辺りまで行くと、どーも上手く行かなくなるんです。急にその人の嫌な面が目に付き始め「ダメだ、我慢できない！」って思ってしまったり、よそ見の悪い癖が出てしまったり‥‥と。漠然と「なんでかなー‥‥たまたま？それとも何か理由が？？」と感じてはいたものの、やはりお付き合いは相手があってのことですから、まぁ、ちょっとお相手が自分には縁のない方だということなんだろうと、自分を納得させていました。そうこうしているうちに、そろそろちょっと結婚について焦りも出始める年齢になり、気は焦るものの、やはりなかなか上手く行きません。事は結婚ですから「きっと大丈夫！」といって見切り発車するのは、いくらなんでも怖いです。自分的に納得できない相手とは結婚したくありませんでした。しかしある時、ふと「実は結婚したくない自分」に気付いたんです。なぜ結婚したくないと思っていたのか‥‥気付いてみれば理由は簡単でした。自分にとっての「結婚生活」のイメージは両親の(特に母の)姿が原型でした。それは「気分が高じると妻を怒鳴りつけ、手も上げる夫」と「ただ黙って夫の暴挙に耐える妻」の生活です。自分が心の底で「結婚したら夫のしたい放題に耐えなければいけない」→「そんなのは嫌」→「結婚したくない」と思っていたことに気付けば、「自分はそうじゃない相手とそうじゃない夫婦になればいい」というところに考えが行き着くのは楽でした。気付いてみれば簡単な話です。‥‥その後に出会ったのがダンナさんです。「結婚しようか」という話になり、ご両親に挨拶をし‥‥と話は進みましたが、ダンナさんの嫌な面が目に付いたりよそ見したり‥‥なんてことは少しもなく、ハッピーな気持ちで今に至ります‥‥って、このくだりは余計ですね。

  April 6, 2005

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• 刷り込み？

  今でこそ私は「父親はおかしい！」と胸を張って(‥‥本当はたまに挫けてます)言えますが大学時代の途中まではこういう自分しかいなかったので、父親に責められる度に「なんだか判らないけど、でも自分が悪いことをしたんだ‥‥何が悪いのか判らない自分が悪いんだ」と自分を責めてばかりでした。小さな頃から些細なこと(たとえば父親がテレビを見ている時に話しかけたり)で声を荒げられもう少し大きくなってから納得いかないことに対して話をしようとすれば手を上げられることもあり‥‥だったので、なかなか父親に対して「どー考えたって父親の方がおかしい！」という発想が出てこなかったんです。(刷り込み‥‥みたいなイメージでしょうか？)やっぱり子供にとって親って‥‥何て言うのかな、生まれた時からいろんな意味合いで『上』ですから、その親に「お前が間違ってる」と言われ続けると「違う！」って気付きにくいものなんだろう‥‥と思います。たぶん普通は反抗期があって、上手に「な～んだぁ、親だって自分と同じで間違うこともある人間なんだ～」ってところに辿り着き、その後は１対１の人間として適度な距離を保ちつつ接していけるようになれるのでしょうね。私は、たぶんその辺を上手にこなせなかったために今では積年の怨み(？)を昇華させそこなって「口を利くのもイヤ！！」になっちゃったのかもしれないな‥‥って気がします。

  April 5, 2005

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• 私が悪いのかなぁ‥‥

  昨日の日記で「親子関係ネタはお腹一杯でしょうから他のことを」と書きましたが。何だかまたもにょもにょした気分になってしまったので、今日も親子関係ネタ(っていうか愚痴)を。今さら言うことでもないですが、私は父親が嫌いです。ケンカがヒートアップした挙句に「家を出て行け！」などと言い出す相手ですから、いくら家族だからといっても好きになれって方が無理です。‥‥だけど。未だに「そんなことを思う自分が悪いんじゃないだろうか」「父親をそうさせてしまう自分が悪いんじゃないだろうか」と思う自分もいて、たまーに何かのきっかけで表へ出てきてしまうことがあります。友達に「それは誰が見たって頭のおかしい人だよ」と言われ、ダンナさんに「オヤジさんの言ってることはおかしいと思うよ」と言われれば「そっか‥‥、そうだよね」と納得しますがそれでもなお、頭の片隅に「自分が良く見えるように言ってるから、友達やダンナさんがそう思ってくれるだけかもしれない」「きちんと客観的に伝えたら‥‥『それはあなたが悪いよ』と言われてしまうのかもしれない」と思っている自分がいます。‥‥根が深いですね。どうすれば楽になれるのでしょう？

  April 4, 2005

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• ネタ探しでご立腹？

  ここまでの一連の話は１回目の法律相談を終えた4/1で、２週間ほどの間ですが動きがなくなりました。もちろん本当は落ち着いている場合ではないのでしょうけど、一時は祖母のご近所さんの前で「離婚届けに判を捺せ！」と迫った父が、すっかり離婚のことを口にしなくなったそうなので「カッとすると言わなくていいことまで口走る人だからね。自分一人だけじゃゴミの分別だってできないんだし、離婚したらどーなるか想像するぐらいの頭は働いたってことじゃないの？」と私は解釈していました。ですので‥‥離婚ネタ(？)のなくなった間に何を書いたものか迷ってしまいました。とりあえず両親のことでも書く？‥‥と思いつつネタになりそうな出来事を思い返していたら、なんだか当時の怒りが蘇ってきてしまったり。これ以上の親子関係ネタは読んでくださる方々もお腹一杯でしょうから、今更ながらサイトを開設した当初の予定通り、日々の暮らしの中でちょこっと感じたり考えたりしたことを綴っていこうと思います。　よろしかったらお付き合いくださいませ。

  April 3, 2005

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• 昨日の反省を活かすために

  とりあえず昨日の経験を無駄にしないために、次回の相談のためのメモを作ることにしました。書いたのは↓こんなことです。　・登場人物他‥‥年齢や家族構成、職業、結婚何年かの他に、財産(家の名義は誰でローンは　　　　済んでいるのか等)　・事の経緯‥‥感情的なことや個々の事例は置いておいて、父と母がお互いにどんな夫であり　　　　妻であったかと離婚を考えるに至った経緯。また慰謝料請求に関わってきますので　　　　暴力や不貞の有無についても。　私が今までの日記で書いていたようなことは、さらりと　　　　「物理的および精神的な暴力(言葉の暴力)があった」とだけ書きました。(そうでもして　　　　おかないと、それこそ45分の制限時間内では話しきれません)　・質問事項‥‥慰謝料請求の可否やその金額など。もしも法律相談を考えている方がいらしたら、↑のようなメモを作っておくことを大いにお勧めします。それも相談直前ではなく余裕を持って。　推敲を繰り返していくことによって、新たな質問事項が出てくることもありますしね。

  April 2, 2005

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• 法律相談当日～その２

  無事に(？)見つかった書類に必要事項を記入し、ようやっと相談開始です。こちらで書いたように「離婚を考えているが、財産はどのような形で分けることになるのか」と一般論のような形で話をすると「結婚何年ですか？」と聞かれ、過去の判例を実際に見せられて「ここに載っている判例の方が婚姻期間は短いですけど、大体の参考になるでしょう‥‥離婚はケースバイケースなので確実にとは言えませんが、まぁ、半分はもらえるでしょうね」と。その後、家の評価額(というか、土地ですね)の算出の仕方など教えてもらいましたが、母と私が聞きたかったのはそういうことではなかったので、後半はもにょりっぱなしでした。それにお世話になっていながらひどい言い分だとは思いますが、先生は何しろ調べ物に時間がかかりすぎだったことも、もにょりの一因です。老眼だったこともあるでしょうが、なんというか文献の読み方が、あまり上手い方ではなかったようで、途中で「たぶん私の方が早いって！やらせてみて～」と心の中で言ったほどです。　（‥‥実際「見方わかりますか？」と尋ねられ本当に私が代わるというオチも。）‥‥結局、私達の相談時間も予定をオーバーして終了し、母も私も何だかすっきりしないままにこの日は終わりました‥‥。*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+一人になった帰り道、なぜピントのずれた相談になってしまったのか考えました。思い返してみれば、先生はこちらの「離婚の際、どういう形で財産を分けることになるのか」という質問にきちんと答えてくださっていたのです。「ケースバイケースです」‥‥と。つまり一般論で話を持っていったこちらが原因だったんですね。特に離婚の場合はケースバイケースになりやすいのでしょうから、一般論などで話をせずに人物関係や事の経緯、こちらは何をどうしたいのか(絶対に離婚はしたくないのか、慰謝料をもらえれば考えるのか、そもそも慰謝料は取れるのか‥‥などなど)‥‥を明確に説明すべきだったんです。正しい質問をしなければ正しい答えは返ってこない‥‥の見本のような、第１回法律相談の顛末でした。

  April 1, 2005

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• 法律相談当日～その１

  いよいよです。どんなものなのかも判らなかったので、とりあえずメモを取るためのペンとノートを手に、扶助協会で紹介された弁護士事務所の扉をノックしました。顔を出した受付(？)の女性の方に用件を告げると「判りました、こちらで少々お待ちください」と言われ、事務所内のソファーに案内されました‥‥のはいいのですが、相談中の声が丸聞こえです。どうやらパーテーションの向こうで依頼者の方と話をしているようなのですが、所詮はパーテーション、別室になっているわけではないので声がだだ漏れだったんです。「こういうのってアリなのかなー‥‥？」ともにょりつつ母を見ると、母も同じ思いを持っていたらしく、何か言いたげに私を見ています。パーテーションに目をやり「‥‥だよねー」と目で会話をしつつも大人しく待っていると、いつの間にか前の方の相談が私達の相談時間に食い込んでいます。弁護士会のサイトを見た時や扶助協会に相談の予約を入れた時の口ぶりからは、相談の時間は非常に厳密‥‥というイメージを持っていたので、なんとな～く意外な気持ちになりました。が巻きが入らないってことは、こちらの話もゆっくり聞いてもらえるってことだろうと解釈して前の方の相談が終わるのを待ちました。結局、約束の時間を30分ほどオーバーして前の方の相談は終わりました。さていよいよ相談開始です‥‥と思ったら、弁護士先生は書類を片手に引き出しをゴソゴソとやっています。私達は相談室(ってか相談エリア？)のソファーに座りつつ、手持ち無沙汰で待つこと５分ほど。先生は「○さーん(＝受付の女性、だと思います。事務所には弁護士先生とこの方の２人しかいなかったので)、離婚の相談の書類はこれでいいんだっけ？」とか何とか。ここでも母と「大丈夫なのかな～？？？」と目で会話を交わしたのでした‥‥。

  April 1, 2005

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• 本能！？

  今日の日記は軽～く読み流せるネタでも。(いつもいつも愚痴では、読む方がイヤ～な気分になっちゃいますものね)　‥‥って書いたけど、これって軽いネタじゃないかも‥‥ドキドキ。ことは私の友人(っていうか高校時代の元カレです。今でも、どちらからともなくメールや電話で連絡を取り合っています。なんか気が合うヤツなんで。)と、今回のことを話していたところから始まりました。「‥‥というわけで離婚について調べてみたんだけど、今って専業主婦(主夫)に不利なようにできてるんだね～‥‥とはいっても、2007年4月以降の離婚には年金分割が適用されるから『再来年までガマンガマン』って思ってるヨメさん、結構いるんじゃないのかな～」「ま、別れるのは自由だけど。充実した生活を送ろうと思うなら、そう簡単には別れない方がいいんじゃないのかねー。『亭主元気で留守がいい』『不倫は文化だ』を暗黙に認めてしまえばなんだかんだで上手く行くんじゃないの？みんな自分の本能には逆らえないでしょ？」本能‥‥ってなんなんでしょう？？？（‥‥ちなみにヤツは不倫中です‥‥。当然ですが相手は私じゃないですよ。）

  March 31, 2005

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• 以前のこと

  法律相談でのことは4/1の日記に書きますので、それまでの2日分は穴埋め(？)に過去のことを。実は父と母、以前にも一度離婚を考えたことがありました。まだ私が結婚する前のことです。‥‥その日、自分の部屋にいた私は階下から呼ばれました。母が私に用のある時は私の部屋に母が来ますし、父とはすでに交流が断絶していたので「なんか厄介なことでも起きたか？」と思いつつ階下へ降りると、テーブルの上には離婚届が。家裁に赴き、調停の説明を聞いてきたとのことでした。その頃から父のバカっぷりは健在でしたので、私自身が母に「別れちゃっていいと思うよ」と言っていたこともあり、特に驚きはせず「あ、やっとこう来たか‥‥」などと思っていると父が「こういうことになったから」と。‥‥私に反対するつもりなど毛頭ありません。父も母も無言で私を見るので、意見を求められているのだと感じ「うん、お互いが考えて決めた結論なら、それでいいんじゃないの？」と言うと‥‥父が切れました。「両親が離婚するとなったら、泣いて『お父さんお母さん、そんなことしないで考え直して』と訴えるのが子供の務めだ！それなのにお前は何だ！！！」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ハァ！？　いや、あんたの期待した答を返さなかったからって切れられても困るんですけど。っていうか「子供の務め」ってなんですか？？？？？この後、こちらに書いた「過去の事例」と同様の展開になり、確か私と母は外泊したような‥‥。ちなみに。結局調停には行かず、この時の離婚の話は立ち消えになったそうです。

  March 30, 2005

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• 法律相談

  ネットで調べてみたものの、離婚については判らないことが多すぎだったので、一度法律相談を受けてみよう‥‥ということで母と私の考えは一致しました。しかし30分当たり5000円は高いなぁ‥‥と思っていたら、法律扶助協会で無料の法律相談を受け付けてもらえるんですって。でも収入の上限があるので、誰でもＯＫ‥‥というわけには行かないようですが、専業主婦で無収入の母(世帯ではなく個人の収入で決まります)の場合はもちろんＯＫ。さっそく予約を入れました。4/1に予約を入れたのはいいものの、45分間の時間制限がありますので、とりあえず必要な事柄をまとめます‥‥が、どこから何をどの程度まで書いたらいいのか判らない！！予約の際にも「時間に限りがありますから、スムースに話を進めるためにできるだけ質問事項はメモ等にまとめてきていただいた方がいいと思いますよ」と言われたのですが、質問事項はともかく背景の説明をどこまでやったらいいものか‥‥？？？　細かく話をして背景説明だけで終わってしまっては意味ないですから、一般論で話をしてみればいいのかなー‥‥などと考えとりあえず「離婚する際、財産などはどのような形で分けることになるのか」という一般論で相談を受けることにしたのです。‥‥しかし、この方針は大間違いでした‥‥。

  March 29, 2005

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• 離婚のこといろいろ

  とりあえず母に勧めるにしても、離婚のことを調べてみないと‥‥と思い、ネットでいろいろ調べてみました。今の制度では、熟年離婚は専業主婦(or主夫)が圧倒的に不利なようにできているんですね。ご存知の方は多いかと思いますが、現状では夫(妻)の給与から支払っていた分の年金は夫(妻)の総取りなんですって。「内助の功(ふるっ！)あっての夫(妻)の収入」って考え方はないんですかいっ！‥‥と文句の一つも言ってみたいところですが、まぁ、現行の制度はこうなんだから仕方ないです。ただ2007年の4月以降に離婚が成立した場合は「内助の功あっての夫(妻)の収入」という考えに基づいた年金分割で、稼いでいた方の年金の権利を分けてもらえるそうですから、切羽詰っていないようなら、離婚は2007年4月以降に持ち込んだ方が有利なんですね。離婚に関するその他のことも調べ「こりゃ、うっかり離婚は勧められないなぁ‥‥」というのが私の率直な感想でした。

  March 28, 2005

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• 帰宅後に‥‥

  昨日のことがあったので、何よりも先に母に連絡をとりました。電話に出た母になんと言ったらいいか判らず、とりあえず「‥‥大丈夫？」と聞いてみました。母は「もうね、私は何もやらなくていいんだって‥‥。家のことも財産のことも、後はみんなお父さんとＮ美さんとＨ恵さんでやるんだって。‥‥でもお香典のことだけはやらないわけにはいかないから今それだけやってるとこ」と。あぁ‥‥、やはりそうなりましたか‥‥。それを聞いた私は「あのさ、もう‥‥いいんじゃない？」とだけ。父の暴言の話もしようかと思いましたが、まだ祖母の家には父もＮ美さんもＨ恵さんもいるので(母だけが２階にいて電話を受けていました)、うっかりしたことは言えないと思い「何かあったら電話してね」とだけ言って電話を切りました。その後、母だけが家(＝私の実家)へ帰ったので、父の暴言について話をし「あれ聞いた時にね今更‥‥っていうか何度目かだけど、もう本当に『あぁ、この人本当に頭がおかしいんだ』って思ってさ。それに、あんまり母が可哀想で‥‥」と言うと、母は私達が帰宅するために祖母の家を離れてからのことを話してくれました。何のつもりなのか知らないけど、祖母の家のご近所さん達の目の前で「離婚届けに判を捺せ！」と迫ったのだとか。わざわざそのセリフを言うためにご近所さん達を呼び寄せたわけではないでしょう。いつものように(？)大声を上げてご近所さん達が何事かと集まったところへ‥‥ということのはず。よりによって葬儀の日にそんな騒ぎを起こすとは‥‥バカだバカだと思っていたけど、そこまでバカでしたか。

  March 27, 2005

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• 告別式～その３

  初七日の繰上げ法要と精進おとしも終わり、私達６人は祖母の家へ帰ってきました。‥‥が。気がついてみると祖母のお骨がありません‥‥なんで！？母にそっと聞いてみると「納骨までお寺に預けることにしたんだって」と。‥‥はぁ？？？「『預けた』って‥‥。じゃ、おばあちゃんはもうここに帰って来れないってこと！？なにそれ？？っていうか、葬儀に来れなかった人がいて『お線香でも』って言ってくれた時、どーすんの？」とまくし立てると、ただ母は「‥‥だよね」と一言。私が言ったこと全て、当然ながら母が父に訴えていました。が、父もＮ美さんもＨ恵さんも祖母を「置きっぱなし」にすることに関して「それでいい」との意向だったそうです‥‥なんだそりゃ。もちろん、都合でお骨をお寺に預けざるを得ない場合だってあるでしょう。しかし今回の場合、お骨を持ち帰ることに何も不都合はないのです。お通夜や告別式、お骨上げ等の度毎に涙を流しながら「ごめんね、ごめんね」「これから楽をさせてあげようと思ってたところだったのに‥‥ごめんね」「起きて‥‥起きてよ」と言っていた人達の取った行動とは、私には思えませんでした。　‥‥考え方の違いなのでしょうか？しかし私には到底理解できない考え方です。どなたか理解できる方、なぜできるのか聞かせてくださいますか？‥‥一通りのことが終わったので、ダンナさんと私は自宅へ帰ることにしました。このとき珍しく父が「バス停まで送る」と言い出しました‥‥本当に珍しいです。普段は縦の物を横にすることさえしない‥‥というか人にやらせる人なので。数十年の経験があるので「あ、こりゃ何かあるな‥‥」と思っていたら、大当たりです。ダンナさんを先に歩かせ、私に父が言った言葉は　「Ｎ美もＨ恵さんも、いろいろと苦労してきて本当に大変だったんだ。だから、こういった場では　　ものすごくきちんとやってくれた。　‥‥俺は黙って見てたんだけど、Ｍ子さん(＝母)とは違う。　　Ｍ子さんはがちゃがちゃ動いていたけど、あれはただ知ったかぶりしてるだけだ」‥‥と。　　ど　の　口　が　言　い　ま　す　か　！？　　あんたがタバコふかしてお茶飲んでただけの間に、母がどれだけ奔走してたか見えて　　なかった！？　　Ｎ美さんとＨ恵さんがどんな苦労をしてきたか知らんけど、あんたみたいな亭主を持った母の　　苦労は判らんわけ！？　　「黙って見てた」って何なのさ？　何をする気力も起きなかったわけじゃなくて、自主的に　　「ただ見てる」ことにしたわけね！？(←お通夜～その３を見てみてください。怒りの理由が　　少し判っていただけるかと)　喪主の仕事さえきちんとしなかったことについて何も感じる　　ところはないわけね！？　　　‥‥あんたの目は立派なふし穴だわ。くりぬいてアルミホイルでも貼っとけば！？‥‥短い間に、これだけ↑の思いが頭をよぎりました。言ったところで無駄なのは知っているのでただ黙って聞いていましたけど。(でも帰宅してからダンナさんに愚痴りました‥‥ごめんよ)夫にこんなことを言われてしまうのでは、あまりに母が可哀想です。　この時、私は父を絶対に許せないと思いました。　‥‥そして母に離婚を勧めようと。

  March 26, 2005

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• 告別式～その２

  斎場に着き、告別式が始まりました。そして読経がすみ、いよいよ出棺‥‥祖母とのお別れです。こんな形で別れることになってしまったことへの遣り切れない想いを抱きつつ、祖母の棺に花を手向けていると、父の「一緒に頑張るって、もう泣かないって決めたじゃないか‥‥！」という声が聞こえます。　‥‥その方を見てみると、なんとＮ美さんの肩を抱く父の姿が！Ｎ美さんの肩を抱く父の横には母がいるのにも拘わらず、です。その時は自分の感情も高ぶっていたので特に何も感じなかったのですが、落ち着いた今になって思い返してみると、あれはどうかと‥‥。感極まってのことだと思いますが、アリなんでしょうか？‥‥そして棺の蓋は閉まり、いよいよ火葬場へ向かいます。祖母の位牌を父が持って霊柩車に乗りました。そして写真をＮ美さんが、手向けの花を母が持ちこれにＨ恵さんが加わった３人がタクシーに乗りました。　‥‥‥‥ん？何か変ですよね？？こういった場合は故人とのつながりの深い人から順にお位牌・写真・花を持つのが通常ですから本来写真を持つのは祖母から見て一人孫に当たる私です。実は私、斎場で父に「本当はお前が写真を持つんだけど、ここはＮ美さんに持たせてやってくれ」と言われたのです。率直に「『ここは』って、『どこは』だよ！？」と思ったのですが、ここでＮＯの意思表示をしたところで「そうか」という父ではないことは嫌というほど知っていましたし、下手に暴れられても(←これは冗談ではありません)迷惑ですので、了承したのです。ですので写真のことは別に気になりませんでしたが、私が変だと感じたのはＨ恵さんです。なぜ当たり前にタクシーに乗っているのでしょう？？私自身、その時には気付かなかったのですが(というより悲しみが先にたっていたので、そんなことに気を回す余裕はなかったです)、告別式を終えて帰宅してから少し落ち着いてみて「ん？なんであのババァ、タクシーに乗ってたんだ？‥‥なんで私より『故人と縁の深い人』の席にいたんだ？？」と気付いたのです‥‥そしてこれだけではなかったことも思い出しました。実はお骨上げの際にも、父・母・Ｎ美さん・Ｈ恵さんが先頭の列に並んでいたのです。　私は特に序列にこだわる人間ではないつもりですが、さすがに思い返して少しモニョりました。しかし。私などよりも、もっとひどい待遇を受けた人がいました‥‥母です。後になって母が話してくれたのですが、お骨上げの時、父の隣に並んだ母は父に「Ｎ美と拾う」と言われたのだそうです。単に母と一緒に祖母のお骨を拾うのが嫌だっただけなのでしょうか？それとも母へのあてつけ、だったのでしょうか？*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ここまで「Ｎ美さんが祖母の面倒を良く見てくれた」と何度か書いてきましたが、決して母が祖母に対して何もしてこなかったわけではありません。‥‥ただ、祖母に「もう耳もすっかり聞こえなくなっちゃったけど、でもＮ美の声だけは聞こえるのよ」と面前で言われることがあったそうで(しかもそれ１度だけではなかったようで、似たようなことが何度かあったそうです)、何と言ったらいいのか虚心坦懐な気持ちで接する‥‥ということは無理だったようです。でも私から見て、嫁が姑に対してしなきゃいけない範囲のこと(って難しいですよね、本当は‥‥)は、一通りこなしていました。むしろ電話の１本もせず、必要なことさえ母に連絡させる父が、最も何もしていないように私の目には映っていたのです‥‥。

  March 26, 2005

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• 告別式～その１

  告別式の日です。祖母の家へ着いた私は、母と２人っきりになった時を見計らって「昨日‥‥、大丈夫だった？」と聞いてみました。お通夜～その２の後半で触れた件についてです。すると母は表情を曇らせ「それがねぇ‥‥おばあさんが『ブラックオパールの指輪とかの大事な物はここにあるからね』って言ってたところにブラックオパールの指輪がないのよ。‥‥たぶん‥‥」と。イヤな予感が当たっちゃったのね‥‥と思いつつも「最初から特定の人を疑った言い方をしないで『あるはずの場所にないんだから、もしかしたら盗難事件かもしれない。そうだったら大変だから警察を呼ぼう』って、それとなく皆(＝父・母・Ｎ美さん・Ｈ恵さん。この４人が、お通夜の日から祖母の家に泊まっています)がいる時に言ってみたら？」と提案しました。すると母は「‥‥昨日ね、お父さんに『警察を呼ぶ』って言ってもらったんだけど、もうＮ美さんとＨ恵さんが『警察沙汰にするなんてとんでもない！！！』ってものすごく怒っちゃって話にならなかったのよ」‥‥と。何がどう「とんでもない！！！」のか判りませんが、結局この件は、それっきり触れられることなく終わってしまったのです。　‥‥そして今でも指輪が出てきたという話は耳にしていません。

  March 26, 2005

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• お通夜～その３

  お通夜自体は何事もなく、無事に終了しました。‥‥が、ここで気になったことが一つ。業者さんとの打ち合わせや受付・お香典関係のこと等は母が一手に引き受けて(もちろん実際に動いたのは私や伯母・従兄です)詳細を決めていたのですが、その間父はといえばタバコなどふかしつつボーっとしてるだけ。‥‥喪主って何もしなくていい人なんでしょうか？？もちろん喪主は故人と最も縁の深い人になるのが通常ですから、その悲しみは誰よりも深いものでしょう。それは判ります。‥‥ですが、必要な書類を自分で書くこともしないわ「告別式の『喪主の挨拶』はなしにしてほしい」と言い出すわ‥‥では、さすがに「はぁ！？」です。いくら気を張っているとはいっても、疲れの見えてきた母のことも心配になります。もちろん私にできることは率先してするようにしていましたが、必要な取り決めに関しては父か母がしないとどうしようもないのに、その父が何もしないのでは‥‥。しかし「何といっても母親を亡くしたんだし、母が頑張っているのを父だって見ているはず、きっと何もできないことに対して母に申し訳なく思っているんだろう‥‥本当に何をする気力も出ないのかもしれないし」と自分に言い聞かせつつ、帰宅しました。‥‥しかしながら、翌日このことで私がぶち切れることになります‥‥。

  March 25, 2005

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• お通夜～その２

  お通夜開始の２時間前になりました。会葬者の方々に対しては１時間前にマイクロバスが出るよう手配していましたが、私達親族はそろそろ斎場へ向かう時間です。ここで父に「ＯさんとＦさんって人が○○駅を出てタクシーでこっちへ向かってるから、外で捕まえてくれ」と言われました。父が「タクシーに乗って××までと言って」と教えたと言っていたし、○○駅から××までは10分もしないで着いてしまう距離なので待っていましたが‥‥、なかなか止まるタクシーはありません‥‥斎場の方との約束もあるので焦ります。そこへ父がやって来ました。「まだ来ないよ」と告げると「えぇ、まだ来ないの！？　‥‥ったくあのバカはなにやってんだ！！！」と。そして、他の人の前でもあのバカ呼ばわりをしていたのでてっきりＯさんとＦさんという方々は父の会社の方で、足りない人手を補うために来てくれる方と思い込んでしまったのですが(←だったとしても、バカ呼ばわりは失礼ですよね‥‥)、実はこのお二方、祖母が仕事をしていた頃からの友人の方だったんです。いや、なんていうか‥‥。会葬に来てくださる故人の友人に対して、よくもまぁ、そんなセリフが出てくるものです。「あぁ、相変わらずこの人は頭がおかしいんだな‥‥」と再認識させられたひとコマでした。そして。ＯさんとＦさんはマイクロバスで斎場へ行かれる方だったので、バスが出るまでの１時間を祖母の家で過ごしていただくこととなりました。本当なら、この時点で祖母の家にいた６人全員は斎場へ行くはずだったのですが、ＯさんとＦさんがバスの時間よりも早く来られたことで、お二方とバスの時間まで居残りをする人が必要になってしまいました。「じゃ、私が」と名乗り出たのはＨ恵さんです。これを聞いた時、私は母に「ちょっとまずいんじゃないの？」と耳打ちしたのですが、父や母が居残るわけにも行きませんし、私とダンナさんも居残れませんでした。Ｎ美さんが残ったところで危険度(？)ではＨ恵さんと大差なかったでしょう。どうしようもなかったので、仕方なくＨ恵さんに居残ってもらったのですが‥‥この時の私の不安は的中してしまったようです‥‥。

  March 25, 2005

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• お通夜～その１

  この日はお通夜。私はダンナさんと一緒に早めに祖母の家へ向かいました。ダンナさんとＮ美さんは初対面になりますので、お互いの紹介等をしてからお茶など飲みつつお通夜の３時間ほど前になった頃でしょうか。玄関のチャイムが鳴りました。現れたのはＨ恵さんです。私がいなかった間にＨ恵さんが来ることについて話が通っていたからかごくごく普通にＨ恵さんを迎え入れる父と母とＮ美さんに戸惑いつつ、私も「遠い所をありがとうございます」などと挨拶します‥‥内心モニョりつつ。ここで居間が祖母の棺＋６人では狭いことから、私とダンナさんだけが２階の部屋へ行きました。そこでダンナさんに「あの人達(＝Ｎ美さん＋Ｈ恵さん)は誰？」と聞かれたので「おばあちゃんの弟さんの元奥さんとその娘」と答えると「‥‥？　じゃ、今は何にも関係ない人なの？　会葬者ならともかく、なんで親族と一緒にいるの？？？」という、当然すぎるツッコミ(？)が。　私自身、この当然な問いに対する明確な答えがなかったので「ここ最近、Ｎ美さんが一番よくおばあちゃんの面倒を見てたみたいだよ‥‥だからじゃないのかなぁ‥‥」と、なんだか半端な返事を返すことしかできませんでした。私達が２階でそんな話をしていた頃、１階では早速(？)Ｈ恵さんが「ここには70万円のカーペットがあったはず」「ブラックオパールの指輪があったよね」などと言い出し、Ｎ美さんも「ここの家の権利書とか通帳類、探さなきゃ」と言い始めていました。　その時はさすがに父が「そういうことは落ち着いてからこっちでやるから」と言っていたそうです‥‥。

  March 25, 2005

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• インターバル～Ｎ美さん母娘のこと

  ひ～、このところ急展開で物事が進行しているので対応に追われまくりです。　過去のことはちゃっちゃと書いてしまいたいと思いつつ、なかなかパソの前に座れません‥‥。‥‥さて、今回はＮ美さん母娘のことを。祖母や父とのつながりについては先に書いたとおりですが(あ、なんだか基本的なことを書き忘れてしまったようですが、ここに登場している祖母は父の母です)、何の関係もないはずのＮ美さんは一体なぜ祖母の面倒を見たり、そもそも祖母の家へ出入りしているのでしょう？祖母から見ればＮ美さんは「可愛い姪っ子」です。たとえ弟が離婚したからといって、そこで「はいさようなら」というわけには心情的に行かなかったようで、なにかにつけて可愛がっていたそうです。おそらく、父親と離れ離れになってしまったことに対する不憫さもあったのでしょう。　‥‥私も子供の頃から、よく祖母が「Ｎ美Ｎ美」と言うのを聞いていました。しかし祖母の「可愛がり方」というのは「物を買い与える」という方向へ行きがちでした。この頃の祖母は比較的収入の良い生活をしていたようで、私も成人式の振袖や習い事の発表会のための衣装など、本当に良い物を買ってもらったものです。Ｎ美さんに対しても同様だったのでしょう。ここでＮ美さんのお母さんであるＨ恵さん(←登場人物紹介で「ババァ」と呼んだ人です。あんまりなので、名前を聞きました)が、どうも祖母の実入りの良さに目をつけた‥‥という展開になったようでした。以前に聞いた話では、Ｈ恵さんに対する慰謝料等も祖母が工面したのだとか。祖母としてはＮ美さんは可愛いけど、Ｈ恵さんには良い感情を持てなかったようです。Ｎ美さんに買ってあげた物がＨ恵さんのところへ行くのは好ましくないんだけどねぇ‥‥といったことを祖母がこぼしていたのを聞いた記憶が残っています。ですので、Ｎ美さんが祖母を旅行に連れ出したり(祖母と父とＮ美さんの３人で出かけていたりしたようです)していたのは、父からすると「今までおふくろにいろいろしてもらったことへのお礼のようなものだ」に見えたようですが、母は「Ｎ美さんの後ろにはＨ恵さんがいるから、そうそう好意的には受け取れない」と感じていたようです‥‥。2/23の日記で、初めてＮ美さんに会った時「あぁ、この人が『あの』Ｎ美さんなのか‥‥」と思った理由は、この辺りのことを思い出してのことでした。

  March 24, 2005

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• インターバル～父と母と私のこと（追記あります）

  登場人物紹介に続き、私の両親について少し書いておきます。父は何というか‥‥、いつでも自分が正しいと信じている人です。ですので、自分の考えや思惑と違ったことを誰かがすると、その人は父にとって「判ってない」「バカ」「間違ってる」になります。　そして、いつでもどんな時でも「自分が正しい」ので相手に譲ることや相手を思い遣ることができません。たまに譲歩などしてみようものならそれがどんなに小さなことでも、いつまでもいつまでも「あの時こうこうしてやった」と事あるごとに誇らしげに語ります。でも相手がしてくれた譲歩や思い遣りは、彼にとって「当然のこと」ですので、感謝することなどありません。母は我慢強い人なので、ただただそんな父の所業(？)に耐えています。たまに反論をしてみたりしているようですが、あまりの「俺が正しい」理論の前に話が通じず「もういい！」と投げてしまうことが多かったようです。　そして母は頑固な人です。一度こうと思うと、周りが「それはそうじゃなくてこうなんだよ」と言っても、なかなかデータが上書き保存されません。そして私はといえば‥‥。大学を出た頃から、父と口を利くことさえしなくなりました。(←結婚するまでは実家にいて父・母・私の３人で暮らしていました)　本当は一人暮らしをしたかったのですが、母にも私にも手を上げる父を母と２人っきりにはしたくなかった‥‥という理由で断念していました。(結局、結婚して実家は出たんですけどね)ここで過去の出来事を書いてみますね。　‥‥私がダンナさんと付き合っていた頃の話です。そろそろダンナさんの実家へ旅行がてら顔見せに行こうかと思うので、その前に私の両親(実はすでに母には会わせていました)に「娘さんとお付き合いさせていただいています」という挨拶ぐらいはしておいた方がいいだろう‥‥ということで、父にその旨話をしようとした時のことです。父親と私の交流が断絶して長いので、できれば口もききたくなかったんだけど、母の「そういうわけにはいかないわよ」という強い言葉と、私自身もさすがに「確かにね～」と思ったし‥‥で「‥‥という人がいるので一度一緒に食事をしてほしい」と言ったところ、私が話をしている間ずっとテレビを見ていた父は「もうちょっと待ってくれないか」と。　「なんで？」と聞いたら「そういう気分になれない」とのこと。ダンナさんの実家への旅行の話をして「もうチケットも取っちゃったんだけど」と言うと「どーぞ、行ってらっしゃい」という返事だったので、私は「‥‥わかった」と返事をしたのです。‥‥その数分後。（私は２階の自室へ行っていました）階下で父が母にわめき散らしている声が聞こえてきます。　「何であそこで『わかった』なんだ！　どうしてあいつはわかってもらおうという努力を　　しないんだ！！」どうやら父は、私が彼との事を真剣に考えているのか試してくださったらしく、私が彼に対して本気なら、土下座でもするのが正解だと仰りたかった様子。「あんたが『行ってらっしゃい』と言ったんじゃん」などというツッコミは無効です。そしてその翌日。私が帰宅した後で母と父の間の言い合いは再燃したらしく、発展した挙句に「ここは俺の家なんだから、俺の気に入らないことをするんだったら出て行け！」‥‥と。（ちなみに、これが初めてではありません。）　「またかよ‥‥。ってか、巻き添え食わせる形になっちゃってごめんよ、母‥‥」などと思いつつ、母と２人で玄関で靴を履いていると父は玄関に仁王立ちになってのお見送りの上に、私達が家を出た直後に音を立てて鍵を閉めご丁寧にチェーンまでかけてくださいました。そんなことが２～３ヶ月に一度ぐらいはあったでしょうか。いくら我慢強い母でも、さすがに参ったようで、この頃は安定剤を処方されたりしていました。(今もか？)　しかし喧嘩の最中にたくさんの薬を見せて「今、私はこんな状態なんだ！」と言ったところ「お前はすぐそうやって逃げる！」と言われたそうです。(そのわりに「俺はこれこれこうで大変なんだ、辛いんだ」と喧伝することは忘れない父です)そんな母に対して、折を見ては「自分を守れるのは自分しかいないよ。自分を苦しめる物事・人は近づけないしかないんじゃない？」と言ってはみましたが「長いこと生きてると、あんたみたいにそう簡単には割り切れないのよ」と。　私だって、そう簡単に「もうコイツ(＝父親)を理解しよう、コイツに好かれようとは思わない。そうしなきゃ自分の心は守れない」と決めたわけじゃないんですけどね‥‥。少し心に余裕の出てきた今なら、60を過ぎても『自分以外の人が自分の思い通りに動くことはない』なんて事すら知らないで生きてきた‥‥ということに、ある意味感心できます。それじゃ、さぞかし人生は面白くなかっただろうなー‥‥と。(いえ、他人事じゃないですけどね。)*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+‥‥さっき読み返してみて、なんだか「私に土下座しろというのか云々」が急に出てきているので読んでる方は「被害妄想っていうか悪く取りすぎなんじゃ？」と感じられたかも‥‥と気付き。過去にさせられてるんです。「○○高校を受験するつもりだったけど、ちょーっと厳しいので××高校に志願変更した」と言っては土下座して詫びろと言われたり、文化部に入りたいと言えば「部活は運動部じゃなければダメだ！どうしても文化部に入りたければ土下座してお願いしろ」とも言われたり。その時「なぜ運動部じゃなきゃダメなのか」と聞いたところ「スポーツをすることによって感動が云々」と言ったので「その『感動』は、なぜ文化部では得られないと思うのか」と聞き返したら「生意気なこと言うな！！」＋ビンタでした。　‥‥今思うと、ずいぶん生真面目に対応してたよなぁ‥‥。そんなの「ハイハイ」でテキトーにスルーしときゃよかったのに‥‥。‥‥あ。それで、とりあえず23日から始まる一連の話で書きたいのは、両親の離婚のことです。夫婦って何なんだろう、全くの他人が一緒に生きて行く上で必要なものって何だろう‥‥という疑問に対する自分なりの答えを、反面教師のことを書きとめつつ考えていけたら‥‥と。

  March 24, 2005

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• インターバル～登場人物紹介

  お通夜は25日ですので、ここで登場人物の紹介をしておきます。《父》　　私の父親です。どんな父であり夫であり人間であるかは別に記述します。《母》　　私の母親です。どんな母であり‥‥(以下略)。《Ｎ美さん》　　祖母の弟の娘さんになります。ただし、祖母の弟は離婚しているので戸籍上は　　何の関係もない人です。なのですが、祖母の家と違う県に住んでいるにも係わらず　　(でも同じ○○地方で括られる県です)こまめに祖母の家を訪れたり旅行に連れ出して　　くれたり‥‥といったことを最もよくしてくれたのはこの人でした。　　そのことについて、祖母と父は「良くしてくれて有難い」と言っていましたが　　母には違った見方があったようです。《ババァ》　　最後まで名前を知る機会がなかったので、とりあえずこう呼びます。Ｎ美さんの　　母に当たる人なので、今では祖母や父と何の関係もない人です。　呼び方を見て　　いただければ、私がこの方にどんな印象を持っているかは判っていただけるかと。

  March 24, 2005

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• 祖母の家にて。

  急いで祖母の家へ向かった私。玄関のチャイムを鳴らした時にドアを開けてくれたのは父の従妹のＮ美さんでした。　このＮ美さん、名前を聞いたことはあったものの初対面だったので「誰？？？」と思いましたが、中から出てきた母に「あんたは会うの初めてだよね、この人が『Ｎ美ちゃん』だよ」と紹介されました。「あぁ、この人が『あの』Ｎ美さんなのか‥‥」と思ったものですが、この『あの』については後述します。とりあえず中へ入ると、祖母は検死を受けるために警察へ行ってしまったとのこと。父・母・Ｎ美さんと私の４人で、祖母が帰ってくるまでの間にご飯を炊いたりお茶を飲んだりしていたことぐらいしか記憶にありません。しばらくすると、祖母が帰ってきました。警察(？)の方の話では「お年を召された方ですので、解剖はせずに『急性肺炎』ということで書類を書かせていただきました」とのこと。その時になってようやく祖母の顔を見たのですが、額から頬・唇にかけてどこかに強くぶつけた痕があり、言葉が出なかったことを憶えています。その後、少しずつ聞いた話では、居間で何かに躓いたかよろけたかで柱かコタツの天板に顔をぶつけてしまったのではないか、そしてその時そばにあった電話の留守電ボタンを押してしまったため、留守電モードになってしまったのではないか‥‥と。それから業者さんとの打ち合わせがあり、お通夜や告別式等についての詳細を決めた後で私はひとまず家へ帰りました。

  March 23, 2005

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• この日の電話から‥‥。

  午後３時、昼寝をしていた私の電話が鳴りました。寝ぼけつつ通話ボタンを押した耳に飛び込んできたのは、普段私と会話をすることなど皆無と言っていい父親の声です。そして「おばあちゃん、死んじゃったよ‥‥」とだけ告げ、電話は切れました。祖母は83歳。年のわりには元気(自前の歯が自慢です)で、一人暮らしをしています。もっとも、いくら元気とはいっても目や耳に衰えはあり、最近はふらつくことがよくあるというようなことも耳にしていました。第一報を受けた私は、父に電話をかけ直して状況を確認しました。それによると　・18日に私の父・母・祖母の３人でお墓参りをした。その時は普通に元気だった。　・なので特に心配せずにいたところ、父の従妹のＮ美さんから電話があり「電話を　　かけても留守電のままになっている。何かあったんじゃないだろうか？」と。　　祖母は機械オンチなので、自分で留守電設定などできない人です。　・電話を受けて父が祖母の家へ行ったところ、居間で祖母がうつぶせになって　　倒れていた。‥‥とのこと。聞いた話だけでは事件の可能性も否定できないような印象を持った私は、とりあえず祖母の家に向かいました。

  March 23, 2005

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• とりあえず、ご挨拶。

  ここを訪問してくださった皆さま、初めまして。ここの日記は、私が日々の生活の中で感じた物事を書き散らす(？)場所として開設しました。　基本的には自己満足のためのページなので、テーマを選択するわけでもなく、ひっそりやっていくつもりです。どうぞよろしくお願いします。ところで、なぜ日記が22日からなのかというと‥‥。この翌日の23日から、私がこのページを立ち上げようと思った契機となる出来事が始まったので、そのことを書き始める前にご挨拶を‥‥と。　いきなり暗い話からのスタートとなります、ごめんなさい。

  March 22, 2005

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