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カテゴリ:声がなくなるまで
折角、自由な環境になったので
「犬を飼おう!」と両親を説得中なのですが・・ 母は、概ね賛成なのに対し 父は「焼却炉にぶち込む」などと脅迫めいたコトを抜かしながら 反対しやがります。 飼ったら飼ったで、一番可愛がるくせに・・。 只今、父の飲む晩酌に どうやって毒を盛ろうかと画策中のまぐろです。 おはようございます。 先日、バイクに乗って信号待ちをしていると 隣の遊歩道を、犬を連れた 中学生くらいの女の子が通りがかりました。 犬は、レトリバーの成犬でしょうか? 女の子が連れて歩くには、かなり大きく感じられましたが ちゃんと訓練されてあるのでしょう。 飼い主の歩幅に合わせながら その横をるんたったとご機嫌に歩いております。 ふと、見ると・・ 彼女たちの対面から、猫様登場。 気品漂うその風貌は、何処かのお金持ちの飼い猫でしょうか? 目の前にいる犬に臆することなく しゃなりしゃなりと優雅に歩を進めて参ります。 このまま互いに進行していくと 当然訪れるバッティング。 犬、猫、双方の射程圏内に入ってしまいます。 リアル・キャッツ&ドッグスが展開されるのか?と ハラハラしながら見守っている僕の予想通り・・ 猫様の方が、逸早く臨戦態勢に入りました。 背中を丸めて、毛を逆立て 「シャー!!」と 前方からやってくる敵を威嚇します。 しかし、相手は三倍はあろうかという大型犬。 ガチの勝負になった場合、この猫に勝ち目はない筈です。 更に緊迫する状況に、手に汗を握りながら 犬の出方を見守っていると・・。 びっく!! ・・あれ? このレトリバー君。 その場にしゃがみこむと 尻尾を股の間に入れ、小刻みに震え始めました。 明らかに「脅え」が見て取れます。 ・・弱っ!この子、弱いよ!! 「どうしたの?行くよ。」 と、飼い主の女の子が短めにリードを持って引っ張るも ふるふると首を振り 頑として、その場を動こうとしません。 再び「シャー!!」と気炎を吐く猫様。 その瞬間、レトリバー君の恐怖は最高潮に達したのでしょう。 慌てて方向転換をすると、物凄いスピードで 後方に走り出しました。 「きゃああああぁぁぁ!!」 可哀想だったのは、飼い主の女の子です。 幾ら気が小さいとは言え さすがに大型犬。 パワーだけはあります。 愛犬に有らん限りの力で、ずるずると引き摺られながら 僕の視界からフレームアウトいく姿は ちょっとした地獄絵図。 暫く続いた悲鳴の後・・。 その場に、残ったのは 鼻先を掲げながら勝ち誇ったように 再びしゃなりしゃなりと歩き始める猫様の雄姿だけ・・。 喧嘩は、体格じゃなく気迫なんだと 改めて教えられた出来事でした。 それにしても、あの飼い主の女の子は あれからどうなったのでしょう? ・・不憫でなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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