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穏やかな爆弾

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Apr 28, 2004
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いよいよ、本格的な介護技術の講義が始まった
ホームヘルパー2級養成講座。
二日目のカリキュラムは
全ての介護技術の基礎とも言える『体位・姿勢交換』の講義です。


 体位・姿勢交換

  寝たきりの高齢者の多くは
  疾病後の安静による弊害(寝かせきり)により
  起こると言われてます。
  介護者は寝たきりの原因を見つけ
  まず、身体を起こし座らせることから始める事が大切です。

  また、長時間にわたり
  体の一部に圧力がかかり続ける状態が続くと
  局所に循環器障害が起こり、壊死や潰瘍などと
  褥瘡が発生します。
  そのため、寝たきりの高齢者は定期的に
  姿勢を交換する必要があります。



講座に通うと、実務経験のあるヘルパーさんに
お話を聞く機会が多々あるのですが・・

皆さん、口を揃えて仰るのは

「この仕事は、腰を痛める。」

改めて考えてみれば、ごくごく当たり前のこと。
体の不自由な高齢者さんの生活をサポートする訳ですから
起こすのを手伝ったり
お風呂に入るのを手伝ったり
トイレに行くのを手伝ったり
身体介護ってヤツが、主な仕事になってくるわけで・・。


その度ごとに、自分の身体へ圧し掛かってくるのは

人間の体重分、数十キロの過負荷。

そりゃ・・腰も悪くしますね。


本日の授業では、ボディメカニクスを応用した
正しい身体介助方を学び
利用者の負担を取り除くのは勿論。
介護者の身体的負荷も取り除こうってのが趣旨となっていました。

ま・・簡単に言うと
利用者さんを起こしたり寝かせたりする技術を
より楽な方法で学ぼうって訳ですね。



ウチの講座の基本的な授業の流れは

 1・講義

 2・テキストビデオでおさらい

 3・実技

だいたい、こんな感じです。



まず、講義で『体位姿勢交換方法』を一通り学習。

本格的な授業は、初めてなので
学生一同、興味深々で講義に聞き入ってます。
う~ん、やはり仕事に直接関わって来ること・・
高校の授業とは違い、皆さんとても真剣。



その後、テキストビデオで講義内容をおさらい。

次に行なわれる実技に向けて、更なる理解を深めよう
ってのが狙いなのですが・・。

このテキストビデオが曲者でした。


再生ボタンを押すと、観葉植物の前で
何処か偉い先生が
物腰の柔らかな感じで語りかけてきました。
なんだか放送大学か、NHK教育を見ている感じ。

「ああ・・エンターテイメントも何もないつくり
 これは、眠くなりそうな予感・・。」

学習ビデオなので、当たり前の事だ・・と
腹を括り、意識をブラウン管の講師に集中します。



しかし、次の瞬間。

そこに映り出されたものは・・



レオタード姿のお姉さん。



!?



・・いや、趣旨は分かります。

講義用のビデオなので
人体の動きが明確に分かるような服装の方が
都合がよいのでしょうけど。
切れ込みの眩しいハイレグ姿(死語)で
ベットに横たわっているのは異様な光景です。

続いて登場したのが
いかにもベテランといった雰囲気を醸し出している
おばさんのヘルパーさんでした。


しかし・・このヘルパーさん。

妙に無機質です。


「ソレデハカイジョシマス。」

「ワタシノユビサキヲミツメナガラ、カラダヲオコシテクダサイ。」

全く感情の起伏が感じられません。


ビデオはそんな二人が繰り広げる
ファンタスティックイリュージョンに終始されていました。

白い無垢なベットの上で
極彩色のレオタードを身に纏ったお姉さんを
カタカナで喋るヘルパーさんが
機械的な動きで、淡々と・・

起こしたり・・
寝かせたり・・
また起こしたり・・
座らせたり・・
寝かせたり・・
ちょっと休んで、また起こしたり・・



ああ・・。

べ、勉強になるけど・・。

シュ・・シュールすぎる。

大変、非現実感を伴う作品に仕上がってました。



さて、僕が必死に笑いを堪えている間に
ビデオは終焉を向かえ
いよいよ、実技で学習を深めようという段階になりました。

講座の学生が、二人一組になって
座位から仰臥位とか・・
ベットから車椅子への移動とか・・
一通りの『体位・姿勢交換』を練習をします。

これがなかなか難しい。

頭では理解しているはずなのに、実際に人を立ててやってみると

「えーと、左側に車椅子があるから
 自分の足を利用者さんの足の間に右足に入れて・・」

などと悩んでいる間に、体はしっちゃかめっちゃかに・・
ちょっとした知恵の輪です。


僕とコンビを組んだ学生君なんて
車椅子に座った僕を、垂直に持ち上げようとして
持ち上がらず(あたりまえです)
講師の先生に説明を受けて
何とか抱きかかえるとこまでは行きましたが
次の体重移動の仕方が分からずに

僕と抱き合ったまま縺れ合い・・

二人で危ないチークダンスを演じてしまいました。


一方、僕の方は僕の方で
仰向けから横向きに姿勢を転換するのに
人間の身体構造上、曲がってはいけない方向に・・

腕を

ぐきっ!!

関節王の称号を得る始末。



そんなこんなで、右往左往している間に

講義の時間は刻々と流れ・・終了。

ちーん。


・・僕たちは、本当に現場へ出て働けるのでしょうか?

こういうのは、習うより慣れろ。

・・なんでしょうけど

なんだか、高齢者の骨を

ボキボキ折ってしまいそうで怖いです。

もっと勉強しなくては。。




※ 次回『stepX-エプロン購入にのたうつ』に続きます。





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Last updated  Jul 23, 2004 02:26:11 PM
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