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• 村上春樹ブーム？in Norway

  先日新聞に今年のノルウェーでのベストセラー本ランキングとその評が載っていて、意外な事に４位か５位かどちらかに、我らが村上春樹氏のご存知「ノルウェーの森」がランクインしていた。まあ、題名が題名だしノルウェー人が、思わず手にとって見てしまって、あれ～ストーリーは全然ノルウェーとは関係ないじゃないか～？とか思いつつ春樹ワールドに引き込まれていったということだろうか（笑）村上春樹の世界って独特で私はとっても好きなんだけれど、それ以上に興味深いのはその文感や語感が日本語で読んでも英語で読んでも、はたまたノルウェー語で読んでもほとんど崩れない凄さである。元々それを狙って本人も簡潔かつ難しくなく文章を書いているのかも知れないが、（実際外国語に興味がある人だからきっとそうかも知れない）ノルウェー語で読んでいても、すーっと文章が入ってくるというのがいつも不思議に思う。何度か三島由紀夫やら、谷崎やら、日本のいわゆる純文学作品を英語やノルウェー語で読んでみたけれど、やはり訳によって本来の言葉の美しさや表現が半減されてイマイチ？っていうのが多かった。日本語の文章が高等で難解な表現を使っているだけではなく、それは言葉の裏にあるバックグラウンドが違う以上仕方のないことで、いくら上等な訳者だったとしてもやはり限界があるのは当たり前。外国語文学を日本語訳で読むのも同じこと。だからできれば文学作品はオリジナルの言語で読みたいと思っているのだが、春樹さんは、なんだか別なんだよなあ。３，４年前、本屋で見つけられる日本人作家は村上春樹くらいで、しかも英訳本が中心で、ノルウェー語訳は「ノルウェーの森」くらいしかなかったのだがここのところ村上春樹作品のノルウェー語訳本が次々に発売されていて嬉しく、ちょこちょことノルウェー語訳本を集めている。何はともあれ、こういった形で日本が紹介されているというのは、嬉しいですね。

  Oct 31, 2005

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• フリッパーステーキと阿呆一名

  最近愚痴が多かったので趣向を変えてちょっと笑えた出来事を一つ。もう辞めてしまったが、短かった私の彼の漁師生活一日目の晩、長時間労働の果てだったが目を輝かせて帰ってきた彼が私を呼んだ。「Muski、ちょっと紹介したいものがあるんだ、来て来て♪」というから何のことやらと思ってたら「Muski、紹介するよ。こちらはフリッパー。フリッパー、こちらがMuski」とバケツの中身にとっても嬉しそうに話しかけている。フリッパー・・・・？と一寸考えた末、「ああ、イルカでも貰ってきたの～？」とフツーに答えたら、その通りで、もっと凄い反応を期待していたらしい彼は、ちょっとがっかりしたようだった。まあそれはいいとして、バケツのなかには、臭いもなく、思わずそのまま刺身にして食べたくなるような、まあ美味しそうな新鮮な赤い肉の塊が入っていた。ホホホホホ～ッ、アタシの中の日本人の血が騒いだぜ。話を聞くと前日網に掛って死んだイルカで、肉は美味だし死んでしまったものをそのまま捨ててしまうのも勿体無いので、漁師さんたちで分けたのを貰ってきたという。イルカといっても我々が想像するようなイルカではなく、ノルウェーの海に住むイルカの種類で、見てくれは水族館とかにいるようなイルカと違って、そんなに可愛くはないらしい。ノルウェー人は日本人と同じく鯨を食べるし、まだ商業捕鯨を続けている数少ない国である。捕鯨やイルカを食べることに関する政治的、感情的な問題はここではおいといて、鯨やアザラシの肉を食べるならイルカだって食べられるし、こういう状況でお肉が目の前にある以上、天から頂いたお肉、捨てたくなんかなかったし、もちろん有難く頂きました。で、漁師さんに教わったとおりに、一日かけて酢と水で血抜きをし、一度冷凍して、その後解凍したお肉を料理した。薄めにスライスしてとりあえず油でいためてみた。（ほんとは刺身で食べてみたかったけど、コントロールを通っていないし、安全は確約できないとのことで我慢・・・）お味は・・・んんん、肉はものすごく柔らかく、鯨とは食感が全然ちがった。味は鯨に似てはいたけれど、どちらかというとレバーみたいな味がした。また是非食べたい！と思うような味ではなかったけれど、鉄分が豊富で栄養が必要なときに食べたら元気になりそうなお肉でした。・・・・・・・・・・・・・さてここで今回も主役登場。もちろん同居中のアホ義弟でございまーす♪翌朝、奴が携帯で女の子と話してるのを近くでさりげなく聞いてしまったのだ：「昨日さ～フリッパーが手にはいったんだよね～。フリッパーだよ、フリッパー。そうそうイルカ。新鮮だしたくさんあるしさ～。うん、うん・・だから今夜の夕食はみんなでフリッパーステーキさ、いいだろう？よかったら君も来たらいいじゃないか、うんうん・・・・」こいつ・・・アタシがノルウェー語わからないと思って、まるで自分が取ってきたみたいに偉そうに何ほざいとんじゃ！しかも何で勝手に人を呼んどんじゃっ！私はそのとき、たった一人で（←これポイント）大量のそのフリッパー君のお肉の血抜きをしている最中。凍るような冷たい水を流しながら何度も何度も血抜きをした。もちろん奴らは暇だけれど手伝いなんかしない。さっきも書いたが、これは時間がかかる作業だったのよ・・・それに私の彼が重労働の果てに、賃金があまりに少ない代わりに頂いてきた大事な蛋白源・・・・・誰が何もしてないてめーなんかに食わすかっっ！！料理もできないくせに　何が「フリッパーステーキ」じゃ・・・きっと今夜は私がきっとイルカを料理するだろうとみたのは正解だが、あんたの分まで作ってもらえるとでも思ったのかい？もちろん、血抜きをした後、しっかり全部冷凍庫に片付けさせて頂きました。たくさんありますので肉をお食べになるのも結構、女の子を呼ぶネタにしていただくのも結構ですがどうぞご自分で解凍してから料理なさってくださいませ。すっかり肉が消えたキッチンに入ってきた奴の表情、最高でした。プププププ～あら、あたしったらつい意地悪しちゃった♪というわけで、奴はまだご自慢のフリッパーステーキにはありつけてないのでした。

  Oct 30, 2005

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• 三角関係・・・・・

  現在の状況において、自分ひとりだけ苦しんでいるようなことを書いてきたが実際根本的な問題で一番苦しんでいるのは、彼ではないかと思う。この家をいつか買い取って住むというのは、彼の長年の夢だった。自分が育った家がすぐ隣にあり、母親家族が住んでいる家もすぐ近く、何より子供時代からの思い出が詰まった家である。ただおばあちゃんが亡くなった後、ということだったから、いつになるか分からないし具体的な予定はなかったのだけど、現在９３歳のおばあちゃんが一人暮らしができなくなり、老人用アパートに移ってからプランが具体化し始めた。この家が欲しかったのは一緒に育ってきた弟も同じ。ただ一人では買いきれないから、二人でならということで家を買ったわけである。そのプランは前々から知っていた。ただ私は基本的に反対だった。まず家族同士で一つの不動産を共同で買うべきではない、お金が絡むと何か歯車が狂ったときに家族関係が危うくなる可能性がある、特に弟のお金に対する執拗な執着心は、何度か小さなことで家族を裏切ってヒンシュクを買ってきたし、以前、兄と妹で農場を買ったが、やはり共同ではうまく行かず失敗した過去があるからだ。それ以前に、弟と私とが同じ家の中で生活すること自体考えられなかったから。私を全く視野に入れなかったとしても、兄弟の性格上の違いから、まず一緒に住むといろいろ離れて住ん出いるときと違っていろいろ問題が出てくるだろうと予想できたし。そして二人とも３０歳を越して、人生を共に過ごしたいという女性が出てきて家庭を持とうとした場合、同じ屋根の下で機能できるとは思えなかった。私じゃなくても、同じだと思う。そのときは広い敷地に別の家を建てればいいとか、この家を二分割したらいいとか軽く言っていたけれど前者は経済的に行ってすぐには無理、後者もこの家の構造上完全に生活スペースを分けるのは難しいから現状は無理。もちろん今後ずっと二人ともバチェラー（独身男）ライフを固持して続けていくつもりであるならともかく、どちらかが年齢的にそろそろ家庭を持ったり子供ができたときの可能性だって念頭に置くべきだと普通は考えるんじゃないだろうか。でも買うって最終的に決めたときは、君が戻ってくるなんて思ってもいなかったし、弟と二人なら何も問題なかったと彼はいう。すべてうまくいくはずだったと。　（甘いっ！）実際戻ってきて彼の人生に入り込んだ私が、この兄弟の間に入って暮らしていることから実際問題が生じている。何度もいうが、私じゃなかったとしても、こうなることは目に見えてるのに・・・だったら私が出て行って別の場所にアパートでも借りれば済む話じゃないかと思ったのだが、私と離れて暮らすのは彼としては意味のないことで、君が出て行くなら僕も一緒に行く。君と弟が全くかみ合わない以上そうするしかないじゃないか、と。ただやっと手に入れた夢の家。やっと自分の場所を持てて、みんなでこの家で楽しく暮らすのが夢なのに、叶いそうにないのが辛いと。気持ちは理解はできるけど、やっぱり甘いのよ、あなたは。それなら弟にもっとしっかりいろんなことを注意するように言うべきだし、人を入れることだって一つ返事で決めないで、私も含めて意見を聞いて納得させるべきだったと思う。最低限のルールは作るべきだと思う。でもそんなものは必要ないという。そりゃ私だってできるものならこの家に住んで、おばあちゃんたちが守ってきたものを守っていきたいよ。でも弟がいる以上、無理だもん。勝手に部屋を貸して、他人を勝手に住まわせて、家の中めちゃくちゃにして弟＝騒音を、「彼は静かだと耐えられない奴なんだよ」なんてニコニコ肩を持ってるような状態じゃ、だめなのよ。結局彼は、私と弟の板ばさみになっているし、せっかく手に入れた夢の家も私が入ったせいで、ローンだけ残って、彼の普段生活の場所としては成り立たなくなりそう、という現実に結構参ってしまっているのよね。悪いとは思うけど、弟を排除しない限り私がここにいるのは無理だし、それができない以上私が出て行くのが筋。でもそれも嫌だと。とにかく早いところ奴が予定通り４ヶ月間タイでもどこでも遊びに行ってくれれば、しばらくは問題ないが気まぐれだからいついなくなるか分からないから、私も今アパートをゲットすべきかもう少し待つのがいいのか、決めあぐねているところ。昨日から弟が３日間いない。ああ、なんて静かで気持ちがいい。これなら心置きなく住めるんだけどな・・・・

  Oct 29, 2005

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• 脱走！～キャビンでの一夜

  一昨日から私の気分は非常に不安定で（まあ理由はただ一つ、プラス生理でそれは増倍）その不安定さが彼に伝染しお互いにピリピリしていた。結局自分の彼が見方になってくれるならともかく、相談しても私が状況を受け入れようと努力しないから悪いと言われ、もう限界に近い時にいったいどこに行ったらいいのよ・・・と私こんな状況で暮らすためにノルウェーに来たんじゃない、沖縄に行っといたらよかった～などいろんな感情が湧き上がってきて苦しくて泣き出す→泣く人間＝弱い人間、子供としか見ないから、私の弱さをさらに責め立てられる。と悪循環が悪循環を呼び、家の中のムードは最悪。漁師の仕事を結局辞めた彼、時間が出来たので家に居ると気分が滅入るのでどっかへ行こうということになった。とりあえず、車に乗ってベルゲンから一時間ちょっと離れたVossに出かけてみる。私は疲れきっていたので、寝てしまったがVossに近づくともうすっかり周りは雪化粧をしていて、気温も１度くらいか、ものすごく寒かった。そこで中華を食べて少しずつ気分も上がってきた。お日様も照ってきたのでなおさらよし。そのままハーダンゲルフィヨルドを回ってベルゲンに向かう。いや～もうフィヨルドなど見飽きて、みても面白くも何ともないと思ってたけれどやはり天気のいいハーダンゲルはこの辺りのフィヨルドやソグネフィヨルドのようにゴツゴツしてなくてなだらかで優しく、静寂が美しかったです。彼はそのままベルゲンに戻るつもりでいたけれど、（夜、コンピュータゲームをどうしてもしたかったらしい）あたしゃ、どうしてもあんなうちに帰りたくなかったので、途中兄弟の所有するキャビンのあるエリアをどっちみち通るのでそこに今日はそこに泊まろうと、提案し、そうすることにした。ああ、何という静寂・・・！見渡す限り誰もいない。一番重要なのは弟がいない（笑）前はどうも静か過ぎて慣れなくて、ノルウェー人たちと違って自然が大好きってタイプでもないから、自分がやることのあまりないキャビンは好きじゃなかったけど今はこの静寂がなんと素晴らしいか・・・しばらく暖炉の側でラジオ番組を静かに聴きながら二人でゆっくりした。でもやっぱりやることがないので（笑）暖炉の横にマットを引いてそのまま８時くらいに木がパチパチ燃える音を聞きながら寝てしまいました。久しぶりに本当にゆっくり寝ることができ、活力回復。起きたら風が生ぬるく、雪は解けていてこの週末はベルゲンはすごく暖かくなるとのこと。気分よく家に戻ってきた我々でした。息抜きは大事ね。でも本来なら自分の住むところでゆっくりできるのが一番なんだけど。

  Oct 28, 2005

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• 私が悪いの？

  昨日は非常に憂鬱に一日を過ごした。天気がものすごく悪かったこともあるが、ホルモンの調子もよくなかった様で、なんだか、床に穴が開いたらそのままずーんと沈んでいってしまいそうな気分だったのよね。最近のこの状況、私の彼は分かってくれているようで、理解してない。結局、彼は弟が家を汚そうが、友達を連れてこようが、テレビを大音量で見ようが自分がそういうことがあまり気にならないから、私がどれだけ嫌な思いをして暮らしているかっていうことは、分かってない。いや、私が居心地が悪く暮らしていることは理解しているが、その理由に心から同感できないといったほうが正しいか。ここ２週間私も仕事がない状態で時間がある。積極的に外には出ているが、必然的に家にいる時間は長くなる。汚すだけなら、まだマシだ。それ以上にきついのは、弟Ａが起きている時間はいつもドタバタしているかテレビを大音量で見ているかで、落ち着つけないこと。いくら大きな家だと言っても古い家なので、防音があまりなってなくて、家中で動いている音は全部聞こえる。とにかくコイツは何をするにも音を立てるのでＡが生活している音が全部聞こえる。ドアの開閉もドターンバターン！とものすごい音を立てるし、歩くときも踵歩きをするせいか、ドタドタ歩き、家中に響き渡る。それが真夜中であれ同じこと。リビングにある自分のピアノも、いつもテレビで占領されてるから練習できない。午前中ならと思うが彼らが寝ているときに弾いたら音が聞こえて悪いと思って遠慮している。弟と空間をシェアしたくないから、しょうがないから私は自分のベッドルームに篭る、そのベッドルームはテレビのあるリビングの真上にあり、下の騒音が全部聞こえる。とにかく奴が寝ているとき以外、家はずっと奴が立てる音が鳴り続けている状態。自分の部屋に居たって、奴の存在が全部音とともに入ってくるから、勉強などできたものじゃない。耳栓をしてやっと静かになる状態を我慢している状況にげんなりして、そしてどんどんフラストレーションだけが溜まっていく。Ａが外に出ているときだけ（それが残念ながら滅多にないが）私は開放感を感じ、楽になる。まだ居候君のほうは、その点他人に配慮ができる人で、テレビを見ているときも人に迷惑をかけない程度の音量を保つし、彼は音を立てないから、楽である。一日中、テレビの前に座りっぱなしで何もしない態度は腹が立っても、私の逆鱗にまでは触れない。彼は言う。私は文句を言うばかりで、何もこの家に溶け込もうと努力してないじゃないか。神経質過ぎるんだよ。ピアノだって、周りの人のこと考えずに勝手に練習したらいいんだ。（ってできるか！）この家で不満を言ってるのは君だけだ、後の人間は全然問題なく暮らしているんだから、悪いのは君のほうじゃないのか？自己憐憫もいい加減にしろよ。毎日弟の文句を言われる方の身にもなってみろよ。と。挙句の果てに、私が泣いているときに慰めるどころか余計なことを言ってくる。君はどこに行っても不幸せなんだよ。幸せになれない人間なんだ。問題しか見ようとしない。ここには第一問題なんか存在しないじゃないか。（は？）学生寮で住んでいたときだってあそこを毛嫌いしてたし、東京だって人が多すぎるとか文句を言って、ここみたいに、広い家でこんなにスペースがあるのにもかかわらず、まだ文句をいう。どこに行ってもいい面を見ようとしない。アフリカの子供たちのこと考えてみたら、自分がどれだけ幸せかわかるだろう？それと比べたら君の悩みなんて贅沢すぎて取るに足らないね。（はっきり言ってここでアフリカの子供の話だされたって、まったく意味ないし、ズレテルし。）と言われた。確かに彼の言うことは一理あるかもしれないが、私が不満なのはそういうことじゃないのに。いい面って何？確かにこの家スペースはあるよ。小鳥たちが舞い降りてくる広くて美しい、しかもバラ園つきの庭もついてるよ。素敵なバルコニーだってあるし、オーシャンビューだし、周りは自然がいっぱいよ。おいしい実のなるリンゴやプラムの木もあるわよ、ピアノも２台あるし、バスタブもあるし暖炉もある。物質的なものは申し分ないし、日本ではこんな家には絶対住めないことだって分かってる。でも家の中は別。もう汚い男子寮と一緒。常にうるさくでも大の男どもがずーーーーーーーーーーっとリビングを占領して、一日中家でゴロゴロしてどこにも行かずにのさばってる。完全に一人で静かになれる時間なんてないのよ。昼間はうるさくて居てられないし、ダラけた人間と一緒に居たくもないから、私、用もないのに一人で街に出てウロウロしてるのよ。そう確かに私は神経質かも知れないけど、私じゃなくたって、この立場でこの家に住んだら嫌になるひとたくさん居ると思う。彼らの母親も分かってくれる。Ａに家を汚されるのは彼女も同じ、気持ちはよく分かってくれる。「私だったら一週間もたないわ、即効家を出るわね。あなたも早く仕事見つけて経済的に安定してきたらサッサと出たほうがいい。それがベストよ。おかしいのは貴女じゃない、彼らなの。あなたは悪くない。兄のほうは、あなたに絶対付いていくから、心配しなくていい。とにかく仕事を早くみつけてあんな怠け者達から離れなさい！」確かに、私は努力してないかもしれない。でも何を努力するの？弟と仲良くしたところで何が変わる？何かしてあげても当たり前、で、自分が何かを誰かにしてあげたらその代わりに何をくれる？と裏から左手差し出すような男よ。何かの見返りがない限り自分からは動かない男よ。悪い人じゃないけれど、私は尊敬できないし、周りを尊重しない人間に対して仏のように優しく包んでやれるほど私は寛容な人間じゃない。一週間ほど前、ついに堪忍袋の緒が切れて爆発し、弟に溜めていた不満を吐き出したことがあった。「もうあなたの汚したものを片付けるのにはうんざり。これだけ毎日家を片付けても次の瞬間は汚されていて、しかもありがとうの一言もない。貴方達は座って一日中テレビ見てるだけで何もしない。私が買った食べ物がいつの間にか無くなってる。もうこの家に溢れた怠けきった雰囲気が耐えられないわ、いい加減にしてよ。それに居候君を私たちの部屋に住ませてるのはおかしい、住ませるならあなたの部屋にすませてよ」顔を真っ赤にして反論してきたわ。「僕は家のことは十分やっている。　（ハア？）君が勝手にここに住んで、勝手に掃除してるだけなのに僕に文句を言うな(何だとお？)。ここは僕の家だし、誰も君に掃除してくれなんて一言も頼んでない（オイもう一度言ってみろ！張っ倒すぞ）。ここは僕の家だ(兄の家でもあること忘れたか？)、僕はこの家に高いお金を払っているんだ（ふーん、でもそのお金は自分では一銭も稼いでないよね～？）だから僕に対する批判は一切うけつけるつもりはない（どういう理屈だよ）そんなに不満なら出てけばいいじゃないか」と豪語しやがった。こんな幼稚なことしか言えない奴にさらに反論してもしょうがないと思ったので私は穏やかに笑顔で、「そう、それならもう二度と後片付けはしないから」と言ってその場は引いたけど、それでわたくしの彼に対するリスペクトはゼロになりましたから。ゼロですからあ～～～っ！（はたようく風）（ああ、なんか怒らせたときの反応、兄弟そっくりやわ～）向こうも私も用がない限り話しかけないし、お互い極力避けている。私が料理しているときなど、「近づくなオーラ」を発しているのか、絶対キッチンには入ってこないし(笑)自分が使ったキッチンの食器以外の片付けや洗濯を一切やるのを止めてから一週間が経ち今まで私がどれだけ他の人の分まで家を片付けてきたか、よーく分かるようになってきた（笑）お二人の個人のお部屋のなかは、臭いも含めとっても人様にお見せできるような状態ではございません。こっそり覗いた途端に「オエっ」てなります。彼らの居所のリビングの床はチップスのカスや埃で足の踏み場もなく、コーラやらビールのビンが転がっております。洗濯物も置きっぱなし干しっぱなし、そこらじゅうにいろんなものが置きっぱなし、まさに「野郎どもの巣窟」のような状態になってきております。折角のいい家具もこぼれかすで、シミになり始めているけど、見ないフリ。階段だって、その他の場所だって埃だらけ、でももうアタシは知りません。あれだけ自分はやっていると豪語した以上、ご自分でやっていただかないと。そのうち自分にはその能力がないとお気づきになると思いますがね。（まあ問題は汚いっちゅうことに気づいてないってことなんだけど、多分私だけがそういうのに気づいてる）ああどうしたらいいんだろう。これって私が悪いんだろうか。私が神経質すぎるんだろうか。自分ではそんなことないと思いたいけれど、３対１で私が少数派だから、何をしても私が悪いにこの家になってしまう、どうしたらいいんだろう。私は確かに厳しいと思う。自分にも厳しいから他人にも厳しい。自分のスタンダードを他人に押し付けないようにはしているつもりであるけれどだからといって、彼らのように他人の血税を悪用して不真面目に生きている人間に対してそう簡単には寛容にはなれない。そういう自分の性向が状況を難しくさせてるっていうのは、確かに事実だと思うけど。だからって私も此処まで言われてそんなに心を開けないでしょう。彼の弟と対立するのは、よくないのは分かってるけど。一番手っ取り早いのは、お母さんが言うように、私がさっさとこの家をでること。今密かに計画中。どんなに小さな場所でもこいつ等（特に弟）と場所を共有するよりはマシ。不本意ではあるけれど、こんなことで神経を逆なでされるだけ時間の無駄だし、彼らを変えるのは無理だから。もう嫌だ。こんなに文句を言っている自分が嫌だ。

  Oct 27, 2005

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• デリカシーのない奴

  もちろん(笑)同居中の彼の弟Ａのことである。基本的に生活一般に他人に対する気遣いと思いやりに欠けている人間なのだが、それにプラスして最近家族がいい加減うんざりしていることがあった。彼は株にちょこちょこ投資をしている。具体的にいくらくらい投資してるのかは知らないし興味もないのだが、そのお金はどこから来ているかというと、自分で働いて作ったお金ではなく、祖母と父親からもらった遺産の中から投資している。無職なのに兄弟で家を買うだけのローンを組めたのも、落ちてきたお金があったからだ。もちろん、自分の名義のお金をどう使おうが本人の勝手だし、株をやるのが悪いわけじゃない。何にみな（母親とその夫、私と彼、妹達）がうんざりしているかというと、そのデリカシーのなさである。（みなはまじめに普通の賃金でフルタイムで真面目に働いている普通の労働者である）一日の労働を終えて疲れて家に戻ってくると、奴の散らかしたままの痕跡が目に入り、ムッとする。そして次の瞬間に満面の笑みで言われる一言目が「今日は持ち株が８％値上がりしたんだ。お陰で３万クローナ(５０万くらい)儲かったよ」「今日は４万クローナ」「ああ、来年はものすごい税金を払わなくちゃいけなくなるなあ♪」(嬉しそうに)毎日のように、いくら儲けただの、次はいくら投資するだの、一般人が一ヶ月かかっても稼ぎ出せない金額を平気で口にしては、ベラベラと自慢話に花を咲かす。口では、それは良かったわね、と一言返すけれど、心の中ではだから何だってんだよ！と言っている。彼が投資で得た利益がうらやましいとかそういうことは全く思わない。次の瞬間に水の泡と消えることだってあるのが株式投資だ。だからそれはいい。ただ、先も述べたように、朝早く起きて真面目に働いて頑張って生活して生きている家族の前で、家族の居場所を汚し何も手伝わず、勝手に冷蔵庫から食べ物をとり、スカイダイビングやらそんなことだけに一生懸命になって、それ以外はだらけた生活をしている人間が親の前でも金のことだけのうのうと言ってのけるデリカシーのなさが、みんなの勘に触っているのだ。そんだけお金を儲けたことをわざわざ言いに行くなら、親にお疲れ様ビールの一本や二本持っていくとかすればまだ違うんだろうけど、絶対自分の財布からそんなお金は出さないし。ただここ一週間くらい、奴の止まらないお口がピッタリ閉じたままになっている。株の話はまったくしなくなった。おかしいな～・・・(期待して♪)近くに住むお母さんとコーヒー飲んでたときにその話がでたのだけど「きっと、大損したに違いないわ。きっとそうよ。だから黙ってるのよ。そうだったら笑ってやりましょ！」なんて二人で意地悪なこといってニヒニヒ笑っていた。さりげなく私の彼に｢最近Ａは株の自慢しなくなったけど、もしかして結構なお金失ったとかとか？｣って聞いてみたら、そうだ、その通りだ。って言われた。そうか兄にだけはこっそり打ち明けてたのね。情けねー。ざまーみそしる～～～～～～思わず、目をキラキラさせて言ってしまった。Good for him!!!彼はそういわれてちょっとムッとしたようで、何故グッドなんだ、弟は金を失ったんだぞ、グッドじゃなくて、バッドじゃないか。いやーね、少しはこれでそんな簡単にお金が手に入らないって教訓になったってことよ。簡単に手にしたお金は簡単に出て行く、人生お前が考えるほど甘くない、それが分かったってことでいいんじゃない？それにあのへらず口も少しは収まるでしょう。そういう意味でグッドっていったのよ。第一あたし達には何の関係もないお金なんだし。何もあなたがムッとすることないでしょうに。あまりに露骨に喜んだ顔も見せられないのでポーカーフェイスを通したけどベッドにくるまった瞬間、私満面の笑みで眠りにつきましたわ。

  Oct 26, 2005

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• 木こりの女から漁師の女？へ

  同居しているノルウェー男３人のうち、二人は十分に働けるのに、働かず、特に仕事を探す気もなく毎日を無為に過ごしてるのはずっと書いてきた。自分の彼がその二人と同類でなく本当に良かったと思っている。そうだったらとっくの昔に縁を切っていたところだろう。彼は自分で木を切るビジネスをしていて、チョコチョコやってきたのだが、今はシーズン的にも仕事がない。何せ彼はオーガナイズすることが苦手な人なので、自分でやるビジネスより組織の中で働いたほうがいいと思うのだが、頭がいいし教育もあるのにも係わらず、なぜか肉体労働に徹している。１５歳の妹によくからかわれていた。「世界で一番頭のいい　木こり」って。実際私もそうだから人のことは言えないが、何がしたいのかはっきりしないんだと思う。失業保険ももらおうと思えばもらえないことはないが、まだ何とか生活できるうちは、道義的にそれはだめだと、受け取らない。それは当たり前なことだけれど、比べる二人がどうしようもないので、その態度はが聖人のように立派に見えてしまう(笑）その彼が仕事を探していて見つけ出してきたのが漁師である。またどうしてや、そんなハードな仕事を好んで見つけ出してくるのか知れないが、とりあえず、受けてきた教育などは一切伏せて応募したら、すぐ返事が来て漁船に乗ることになったのが先週の月曜から。朝は毎日５時起き。オンボロ車のエンジンを掛けるのに一人だと大変なので私も起きて手伝う。軽く食事を用意して、お弁当を持たせて見送る。帰ってくるのは夜の８時とか９時だ。そして１０時には寝ないと次の日持たない。それが週６日。そして今は一年で一番魚が取れない時期ということで、それだけ働いても、お金になる魚が取れなければ歩合だから日給が出ないとこともある。実際この一週間の給料など、すずめの涙に等しいくらいにしかないはずだ。ただ、冬の鱈のシーズンに北ノルウェーに一緒に行けば、一日の給料が２０万ってこともあるらしい。ただし、１ヶ月２ヶ月単位で出かけるから家には戻ってこれない。でも現状あまりにも自分の時間が取れないのと、割に合わず、この収入だとローンも払えないことから、彼はちょっと弱気になり、疑問視している実際、船長によると一週間以上続く人はほとんどいないとのこと。とりあえずあと一週間頑張ってみて、それから決めなさい、と私は言った。でもね、あなたは立派よ。たとえあと一週間で辞めてしまったとしても働いて稼ごうとしてるんだから。大変だけど頑張ってね。私も頑張るから。

  Oct 25, 2005

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• 怒りの薪割り節

  ８月半ばから冷える晩は暖炉を使ってきた。かなり大きな家なので、冬場は暖炉を有効活用しないと暖房代がエライことになりうる。私たち二人で住んでいたときは、薪の在庫が少なくなってきてることもあり本当に寒いときに暖炉を使って部屋を温めるようにしてきた。少しずつ薪は手作業で作ってはいたが、乾いて使えるようになるまで時間がかかるし、それまで持つようにと、質素に生活してきた。しか～し奴らが来てからそれも一変。うちにある古い暖炉は、２つ燃すところがあって、オーブンに薪をくべて燃すところ（＝炎は見えないが熱伝は効果的）と外側に燃すところが見えるものがある。後者の方がもちろん、火が見えるから雰囲気は素敵だし「暖炉」って感じがするが、肝心の熱は煙突を伝わってほとんど外に流れてしまうので部屋を温めるにはあまり効果的じゃないし、薪の使用量も多い。アホ弟がこの家で暮らすようになり、同類のお友達まで勝手に私たちの部屋に住まわせるようになって、前述の通り、我々二人が、普通の一般人として仕事に出ている間も無職でやる気のない彼らは一日中暖炉のあるリビングでテレビを御覧になる生活をしていらっしゃる。そしてノルウェー人がとっても大好きな言葉　"koselig" （=英語でいうとcozyに近いかしら）が大事と仰せられましてリビングにずっと座っている→動かない→寒いなあ→そうだ暖炉をつけよう！→でも炎が見えたほうがkoselig!そして、惜しげもなく大量に私たちが作って大事にしてきた薪を燃やし続け一週間で見事に空にしてしまった。一週間、である。今干している薪は、使えるようになるまでまだ数週間かかる。そして現在は、ものすごく電気代のかかるヒーターを変わりにつけて同じように昼夜の長い時間テレビの前に座り、電気代だけが飛ぶように消えていっている状態である。ふざけんなよ、私はお前らのだらけた生活で無駄に使われてる電気代などビタ一文出さないからな。私の彼のしていた仕事柄いっぱい木は手に入り、後は斧で薪を作りさえすれば、燃す木はいくらでもあるのだが、私たちも忙しく日曜くらいしか、斧を振り下ろして薪をつくり、それを干して、という作業が出来ず、薪になるのを待っている木が家の裏にたくさん置いてある。でも　「俺達が使っちゃったし、薪でも作ろうか」なんてサラサラ考えも浮かばないようである。お前ら暇なんだから少しぐらい動けよ！！！そして結局我々が大事な日曜に何時間も掛けて、斧を振り下ろして薪を作っている。彼らは何やってるの～？と見物には来ても手伝おうかの一言もなく、すぐテレビの前に戻っていく。３０歳の大の男二人が何もしないで、何でこのか細いアタシと、普段はたらいて家に居てゆっくりできない彼がこんな作業をしてるねん。ざけんな！！！！！！！！！おかしいと思いませんか？斧を持ったことがある人がどれだけいるか分かりませんが、薪を作るのは楽ではありません。体力のある男の人なら、さっさとやれるかもですが、体重４５キロで力のあまりない私には、斧はすごく重いのです。慣れてきたとは言え、まだ効率的でないし、地道で大変な作業です。作業自体は私は嫌いではない。なんとなく自分で燃す木を自分の手で汗を流して作っているというのが人間らしい感じがして気持ちがいいから。ただし、この苦労して作った薪と丁寧に干した薪の壁もこいつらの手によって、使われるのかと思うともう頭にきて仕方がない。自分の薪は自分で作れ！というルールを作ってほしいわ。でないとやってられない。それでも、雨の降ってない日は少しずつ薪を割っている私。いつかこの二人が天罰に見舞われることを想像してほくそえみながら・・・(笑）

  Oct 24, 2005

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• 二人で激ヤセ・・・・

  今回ノルウェーに来てから、体重が３キロ減った。私は、かれこれ１０年以上同体重をキープしてきていて、日本に帰ったときなどに食べまくって、２キロ位一時的に増えたことはあったが、基本的にその体重を下回ることというのは、全くなかった、というのに。私のほうは、ズボンやタイツがよくずり落ちるようになった（笑）以外は大して問題ないのだが、私の相棒は、私がこっちに来てから３ヶ月で見る見る間に痩せてしまったのだ。私が来る前は１９０センチの８８キロ。今は７５キロにしぼんでしまい抱きついたときの腕を回した感覚がだいぶ変わってしまった。アタシそんなに苦労かけてるのかしら・・・・ストレスかしら・・なんて心配してみたものの、私と違ってストレスが体重に出るようなセンシティブな男ではないしなあ。弟にちょっとそのことを話してみたら「そりゃそーだー。君は彼に米しか食べさせてないじゃないか(←んなこたあないです！！）普段ノルウェー人が何食べてるか知ってるだろ～、ジャガイモと肉だよ！アジアの料理食べてたら自然に痩せるわ」って。確かに私が作る料理は日本食中心で、彼も喜んで食べてくれるし彼が作るときは肉中心になるけれど作るのが好きなこともあって、私が料理するほうが多かったけれど今まででそんなことはなかったし、大丈夫かしら・・・まあ今のこの家の状態だと、食事を楽しんで食べられるような環境じゃないのも影響してるのかな。今日は居候君は実家に遊びにいき（そのままそこに居てくれよと言いたい）弟は町に出かけていった。本当に久しぶりに二人だけで静かに夕食を食べられそうだ。こないだ釣った魚をフィレにおろしたものを照り焼き風味にするつもりです。

  Oct 23, 2005

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• ベッドのテクを新聞で暴露された男

  何を隠そう私がいつも頭に来ているMr.Inconsiderate、彼の弟Ａの話である。少し下ネタ入ります。ストレス発散になるか分からないけど、もうアタシも此処でいろいろ暴露させてもらおう（爆）だって、また夕べも深夜３時半ごろに帰ってきたと思ったら、（しかも留守中の親の車をまた黙って借りて。また揉めるぞ・・・・）女をベッドに連れ込んでたからさ。５時に起きる私が何故そんな時間に起きてたかというと毎日のＡＧＯＮＹが溜まって神経が高ぶって眠れなかったから。道理で昨日一生懸命ベッドルームをピカピカに磨き上げてたわけだわ。もちろん、何したって彼の自由だけど、ここは独身寮じゃないんだし、こうも生活（性活？）が見えるところでやられると、気にしなきゃいいんだけど、いい加減にしろよ！って思っちゃう。まずＡは、私の彼とは全然違うタイプで外見非常にいい男である（！）いつも出かけるときは流れる金髪からさりげなく良い匂いさせて、、口もうまく、人懐っこく女の子の扱いが上手で、笑顔も素敵で、lover boy（古い・・・？）を絵に描いたような男である。プレイボーイか？まあそういう部類の女の子たちがフラッとこいつの口車に乗せられて着いていってしまう気持ちも分からんでもない。そして何人もの女の子と同時に付き合うなんて当たり前、ワンナイト・スタンドだって全然オッケー、いろんな人とセックスさえ楽しめればいい、と基本的に考えている奴だ。（もっと深く彼を知れば、幼稚で自己中心的で３０過ぎてもティーンの行動パターンを繰り返して、他人に迷惑掛けても気にしない奴いうことが、分かるのだが・・・）世の中こういう考えをしている人はいくらでもいるし、それ自体が悪いとは思わないけれど私は嫌いだ。どこかで早いとこ性病でも移されてこい！と心の中では思ってる。前置きが長くなったが、本題に移ろう。この間、奴Ａと居候Ｔがいつもの如く待ちに飲みに出かけた時、ふと手に取った新聞に載っていたのが、Ａの元彼女（単なるセックスフレンドの一人にしか見えなかったけど）のＳの記事だった。このＳさん、Ａより１０歳は年上の当時４０歳くらいの女性で、もう成人する娘がいて何が特別かというと、昼間はオスロで役所関係かなんかそういう固めの仕事をしている表の面の傍ら、裏の顔を持ち、自ら陣頭指揮を執りセックスグッズを売る会社を立ち上げ、時間があるときはプロモーションに奔走してノルウェーやデンマークなどを走りまくっているエネルギッシュっていうかそういう人で、仕事柄セックスや関連したグッズに関する取材とかも多い。その彼女へのインタビュー記事であった。大見出しが「私は今までの全てのセックスパートナーを騙してきたわ・・・・・」記事の内容は、要するに、端的に言えば、自分は今までずっとセックスの相手を気遣ってイク振りをしたり、感じている振りをしてきた。けれどそんなふうにフリをしているようじゃ駄目なの、これからは女性自ら主導権を握ってセックスを楽しまなくては・・それにはこういうグッズを使ってみればどーのこーのという、もの。ある意味新聞という公の場で、自分もかかわったことを暴露されてプレイボーイの自尊心を踏みにじられた彼。狭いノルウェー、見る人がみたら誰のこといってるかなんてすぐ分かる。酔ってたこともあり、Ｓに何度も電話をかけ携帯メールを送り、あの記事はどういうことだ！君はあんなにも満足してたじゃないか、と詰め寄ったらしい。阿呆・・・だから彼女はそれが演技だったと言っているんだよ。記事を読んだのかい？「もちろんあなたは別よ♪」って返事が来て、何とかその場は収まったらしいが、ただ単に彼女は彼を収めるために言っただけだろう、と推測する（笑）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Ａは金髪ちゃんがお好みである。でも今まで知ってる限りでは大した女性と付き合ってないし、ここに越してきてから連れてきた女の子も問題多し。前に数回連れてきた金髪１は、Ａ曰く「全ての男の目を潤ます美人」。子持ち。しかし人の家にきても挨拶もせずニコリともせず仏頂面を続け、他の人とはしゃべらず携帯メールをずっとしていた。顔は確かに可愛かったが、いくらノルウェー人でもあまりに、非常識な態度だと思っていたら、案の定、薬中毒でしかもこの家にスピード（ドラッグの）を持ち込んで、家でやっていたのだ。なんちゅう奴だ。Ａの携帯から売人に連絡をし買い、薬が切れたときに大暴れをした。Ａの顔を爪で引っ掻き回し、そこらじゅうのものを放り投げ、汚い言葉でののしりまくったのだ。警察に連絡してそんな女捕まえてもらえばいいのに、Ａは連絡すれば一生記録が残り彼女の将来がかわいそうだから、と連絡しなかった。阿呆！先週連れてきた金髪２は、少なくとも挨拶をしたとき笑顔だったので悪い印象はなかったが、ちょっと汚い話になるが、生理中だったようで、使い終わって汚れたナプキンを開いたまま、しかも茶色く固まった血がついた面を上にして、ゴミ箱に捨てていた。あなた３４歳で３人の子持ちでしょ？男と週末お泊りデートしてる場合か？しかも生理中に会ったばかりの男とやって平気なの？普通人の家に汚れたナプキン捨てるのだって遠慮すべきなのに、そのまま捨てる？・・・・紙に包んでみるとか、最低裏返しにして見えないところに置くとか、他の人が目にする可能性があるところに捨てて、他人がどう思うかなんて、少しは考えないのだろうか。またブーツは脱ぎ捨てたまま、上着も床に放り投げてあった。多分この人の家はきっと散らかっているんだろう。理解できん。ああ、もう少しまともなノルウェー人が私の周りに居てくれたら・・・・・さて、夕べ連れてきたのは金髪２か、或いは新たな金髪３か、Ａが起きてきたら分かるだろう。

  Oct 22, 2005

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• Living in a mad house

  こちらに来ている間、実家から歩いて３分のところにあり、空家になっている彼の祖母宅にしばらく住まわせてもらっていた。祖母は半年ほど前から老人用アパートに移ったので誰も住んでいず、体が悪いのに一人暮らしを頑張って続けていたせいで家は荒れ放題だった。ン十年前に賞味期限が切れたものがたくさんおいてあり（！）私は自分ができることならと、一生懸命きれいにし、これまた荒れ放題の庭の手入れをし、何日も掛けて雑草を抜いたりしていろんなところに手を入れてきた。そして９月になり、前々から話が出ていたことだが（私は反対だったが）彼と弟の二人でその家を買うということに決まり、買った日から、弟が越してきた。そして我々の幸せかつ穏やかな生活は一変したのだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テレビや音楽を他人がいてもお構いなしに大音量。夜遅くまでずっと釘付け。荷物をもってきたはいいが、リビングに積んだまま片付けない。そこらじゅう食べ散らかして、飲み散らかしてそのまま。きれいにしたオーブンも次の日には油でギトギト。おまけに私が買った食物が消えている。働けるのに働かず、ノルウェーの福祉システムを平気でアビューズして失業保険をがっぽりもらい、そのお金で週に３回は飲みにいき、遊び暮らしていてそれだけでも尊敬できたもんじゃないのに、家にいるんだからたくさんある直さなきゃいけないところを直すなり建設的なことをしてくれてれば、こちらも文句は言わないが、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとテレビを占領し、リビングを占領し、アホな番組をみてケタケタ笑っている。唯一頑張って掃除をしたのは、自分の仲間を呼んでハウスパーティをしたときのみ。それも頭にくる。そして、最悪なことに居候まで連れてきやがった。彼は悪い人じゃないが、弟以上にやる気がない奴で、子供がいるにも係わらず、仕事はなし、しかもどう見ても障害があるように見えないのに障害者手当てなるものをもらって生活をし、お金がないと人の米を食べてる割には、飲みには頻繁に出かけていく弟以上に、朝起きてから夜寝るまでずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとテレビの前に座っている。仕事から疲れて帰ってきたらいきなりいて、２，３日泊めさせてもらうよ、といったきりもう３週間になる。私はもう頭に来て仕方なかった。その時期私の彼も仕事がない時期が重なり、仕事で疲れて帰ってきて、リビングは食べこぼし飲みこぼし放題。キッチンはめちゃくちゃ。一日中家にいる奴らが何もしないで、何であたしが片付けなきゃならないんだ。（そりゃ片付けなきゃいいんだが、もう耐えられない汚さに手が動くのだ）そして大の男が３人、昼間からビール飲んでダラダラテレビの前にいてしかもそのうちの二人は働かずに政府からお金をもらっていて、手持ち無沙汰に毎日を過ごしている。そしてその居候が今日から正式に（＝家賃をはらって）此処に住むことになったといきなり言われた。しかも犬と子供まで連れてきた（もちろん彼らに罪はないけれど）同じくすんでいる私には一言の相談もなしに。しかも許せないのは、２階に４つあるベッドルームを兄弟で２つずつ分けることになっていた。弟は一番いい部屋の手直しがまだ出来ず、空き部屋になっていてもう一つの部屋を自分が使っているから、結局その居候が我々の部屋である部屋を使っている。一言の相談もなしに。おかしくないか？私の唯一の望みは来週から弟がタイに４ヶ月ほど遊びにでかける予定で家を留守にするはずだったことだ。今日言われた。気が変わったから、先延ばしにする、と。出て行きたい、と何度も彼に言ったが、それを言うとものすごく悲しい顔をする。でもここにはそんなに長く住めない。なぜ此処まで来てこんなことを我慢しなくちゃならないのか。ああ、まだまだ前途多難である・・・・・

  Oct 21, 2005

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• ノルウェー生活再開　（２）再会

  7月末にバックパック一つでノルウェーに戻ってきた私。彼は12月に私たちの部屋を引き払ってから、やる気なく実家暮らしをしていたのと、彼は私をずっと避けていたので、一回でも会って話ができたらいいくらいに思っていたので、友達の所を転々するつもりでいたのだが、なんと空港に迎えに来てくれていたのだった。一応、到着日と時間は教えておいたけれど、今までの態度から言って来てくれるとは思ってなかった。出口をでて私を見つけた彼の、今まで見たことのないくらい澄んだ目の真剣で優しい眼差しがそこにあったので、思いっきりやられてしまった・・・・・実際彼もすごく迷っていたようだったが、来てしまったものを受け止めないわけにも行かず（爆）しばらく過ごすうちに、もう一度やり直してみようという気になっていったようだ。それからずっと一緒にいる。最初の一ヶ月は、懐かしい人たちと再会したり、日本からの客人と過ごしたり、何だかんだと毎日忙しくあっという間に過ぎて幸せだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・家族との再会も嬉しいものだった。もう飛び上がって喜んでくれたのだ。最初私たちがまた一緒になることに、うまく行かず苦労しているのを見てきているお母さんの方は懐疑的な感じだったけれど、最近はいつでも私はあなたの味方よ！って言ってくれるから、安心。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帰りの飛行機は8月18日の予定だった。そして一度拒否されたビザだが、かなり強い調子の抗議文を出したら一週間後に直接オスロの係官から電話があり、ヴィザを認めましたとのこと。これから自由に働けるし、自分でビジネスすることもできる。今までビザ待ちの期間＝何もアクティブにできない時間が長すぎたのが私がパッシブになり、我々がうまく行かなかった一つの原因でもあったからこれは本当に良かった。それが8月19日。アプライしてから14ヶ月という長い待ち時間だった。そしてその3日後から、前に働いていたお店で働き始め、10月半ばのシーズンオフまでフルタイムで働かせてもらった。そして今やっと一息つける時間ができたわけだが、９月からかなり神経をやられる問題に直面している。家庭内問題？である。ただし彼と私の間の問題というわけではない。同居人の彼の弟、そしてその阿呆が連れてきた居候１名の４人で生活しているという状況に私の堪忍袋の尾が切れている。そしてまた１０円ハゲができた。詳しくは次回。

  Oct 21, 2005

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• ノルウェー暮らし再開！

  前回の日記が3月だったので本当に長い間楽天をご無沙汰していたものだと思うと同時に月日の発つのは早いものだと痛感しています。昨年の12月に日本に戻り、よく分からないまま東京暮らしを始めた私。それでもそれなりに大都会の生活というものに触れて会社で忙しく働きあっという間に半年が経った。東京生活はとっても楽しかったし、様々な人に出会ってかけがえのない経験だったけれど、5分に1本来る電車に乗るために走らなければならないような社会のペースが私にはちょっと大変で、もう自分のなかでは別の場所に移るべきだという思いが増してきたので思い切って7月末沖縄に移住するつもりいました。ただ沖縄に行くと賃金や距離の関係で東京にいるより海外にたやすく出られなくなりそうでだったので、そのまえにノルウェーにもう一度遊びに来たい、会いたい人たちに会いたい！と仕事をやめた次の日に飛行機に乗ってしまい、ベルゲンに舞い戻ってきたのです。いろんな面でけじめをつけて、荷物などを整理するつもりできたのですが、妙に居心地がよく、自分がいるべき場所に帰ってきた気が（残念ながら・・笑）してしまい、懐かしかった彼の笑顔のとりこになり、想定範囲内ではあったけれど、3週間後の帰りの飛行機に乗りませんでした。そして現在に至ります。もう3ヶ月経ちました。やっと自宅にネットが通じたので日記を少しずつ再開していきたいと思います。

  Oct 20, 2005

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• 近況報告。

  日本に戻ってきたのに、気がついたら節分も雛祭りも気づかないうちに終わっていた、くらい多忙を極めた毎日が続いている。いや多忙といっても、ノルウェー時代の生活に比較して多忙なだけであって、日本で仕事をするということは、案外こんなものなのかも知れない。だって周りはもっと働いてるし、ハウスの住人たちも私よりみな帰りが遅いから。仕事から戻ってきてご飯を食べて、また少し別の仕事して、寝て、終わり、という日が毎日続いていて日記も更新する余裕もなかったけれど、今の私にはこのストイックに働いている状況が心地よい。大企業の歯車のなかで働くのは、毎日何かしらたくさんのことが学べるし、今は社会勉強と位置づけて日々、どんどん降ってくる仕事をこなしている。そして毎日会社に行くのが楽しいから、なおさらいい。帰ってきても、何かしらハウスでハプニングがあり、様々な人の人生を垣間見れるので、なかなか楽しい。今は、とりあえず具体的に仕事をやっていく時期かな。とにかく考えていても答えがでず停滞しているよりは、動く。動いているうちに見えてくることがきっとあるはず。そして、今はなるだけ一人になる時間を作らないようにしている。まあ、作ろうとしなくてもできないからいいんだけど・・・一人になると余計なことを考え込んでしまうから、そしてそれは今の私にはよくないこと。だから返って仕事がない週末の方がきつくなる。今日は本当に久しぶりに一日何の予定もなく、手持ち無沙汰になる。長く人と暮らしてきた弊害かな。天気がよかったので、特にあてもなく上野に行ってきた。入り口にある二本の寒桜が満開で、真っ青な空に映えていて通り過ぎる人たちの目を楽しませていた。よく考えてみると4年ぶりの日本の桜。万感の思いが込みあげてきた。これから満開になるソメイヨシノの並木を彼に見せてあげたい、それが夢。でも日本には多分来ないんだろう。だから多分叶わない夢。一週間ほど前懇意にしていたエドバルドがベルゲンで亡くなったと聞いた。彼の人生が2ページに渡り地元の新聞で特集されたという。お葬式にも行ってあげられず、見取る家族もいないのに、かわいそうでもっと自分にできることをしてあげたらよかったのに、もうあそこに戻ったとしても、彼の店はないんだな。自分の心の整理をつけたく、近くの教会のミサにでた。涙があふれてしばらくとまらなかった。http://plaza.rakuten.co.jp/gullregn/diary/200307230000/エドバルドについての過去の日記

  Mar 19, 2005

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• ささやかに妄想中・・・・

  この３日間くらい絶好調に興奮していた。朝が来るのが楽しみで仕方がなかった。なぜって？前回に少し書いたけれど、職場に一人「まったく違って見える人」がいた。そして部内ではかなり高いポジションについていることを最近知る。そして、見る見る間に職場にいる名前しか知らないその人に惹かれてしまい、勝手に熱を上げていたから・・・・久々に心のときめきを感じたの！！（それが何よりも新鮮で嬉しかった）沖縄の彼のことがあり、ノルウェーの彼のこともあり、こんなふうに続けて書くと私が移り気のように見えるかも知れないが、全然そうではなくて、ノルウェーの彼とのことで心がつかれきっていた私はこの３年余り、そういう気持ちをすっかり忘れていたのだった。もう机の前を通ればドキドキして、目が合えばぞくぞくして、ちらちら気づかれないようにお姿拝見して、思わず、舌打ちしながらカッコいい～！渋すぎる！とひとりでニタニタしながらしびれていて、多分隣の男の人に聞かれて恥ずかしかった。打ち合わせから、お昼から、早く帰ってこないかな～なんて、もうまるで中学生の頃のような若々しい気持ちが戻ってきて完全に舞い上がっていた。自分でもびっくりしている。第一、週末が来てほしくない！なんて思っている時点でやられてる（笑）そして今忙しいはずの仕事が実はあまり忙しくなく引き継ぐはずの仕事も、ろくに引き継ぎもしてもらえず自分のこの職場での存在価値がまったく見えないというあまり好ましくない状況の中で、ず～っと妄想の世界に浸っていてなかなか楽しかった。もうすっかり二人で銀座の夜のバーなど（って行ったこともないけど）で寄り添ったりなんかしちゃって・・・（突っ込まないでね、恥ずかしいから）多分、長続きはしないのも分かっている。まだ現実を知らないから楽しいんだから。接点もない人だし、第一私はその人のこと何も知らない。話すきっかけすらない。相手には地位も家族もあるだろうし、長続きしてしまったところで困るしね（泣）でもお陰で自分の中にときめく気持ちが残っていたのを再確認できたし、いいタイミングでそういう人が職場に居合わせて私の心をdistractしてくれて考えてしまえば辛くなる二人の彼のことを考える暇がないくらい夢中になれて、助かったと思っている。その点においては、けして悪いことではないと思う。神様がポトッて落としてくれた助け舟のような気がしているから・・・私にこれから奇跡が起こるっていったのは、このことだったのかな・・・どうせなら、もっと大きいことがいいんだけどなあ（爆）とにかく感謝。でもやはり今日は金曜の夜で、ふと一人で家に帰ってくると寂しくなり、現実に関わってきた人たちが傍らにいない空虚さを感じてしまい、落ちそうになりました。でも、みんなが帰ってきて、たわいのない話で盛り上がって自分の今日の出来事などを報告しあっているうちに大丈夫になってきた。いくつか他の仕事の話も舞い込んできたし、きっとこれからよくなっていく。心配しない。そして適度に妄想も楽しめるうちに楽しんでおこうと思う。なかなかこんなことないんだから。。。。

  Feb 18, 2005

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• 復活～今日の一日の記録

  エンジェルカードの「奇跡が起こります」の言葉に影響されてか、生理が来て楽になったからか、意外と早く復活した。自分の手の届かないところにある問題に心を悩ませても仕方ないものね。物事はなるようになる。なるようにしかならない。あとは神様が決めてくれればいい。今日は、普通に心が苦しくない状態でかつ体のどこにも痛みがない状態で過ごせる『普通である』ことの幸せにうきうきした。朝６時半起床。たくさん食べないと仕事中お腹がすくのにすぐには食べきれない私は、先日隣のフィリピンの子が作ってくれたアボガドシェイクが大変気に入ってしまい、まだみんな寝てる中で悪いなあと思ったけどキッチンでウイ～ンとすごい音のするミキサーを回して朝一でアボガドシェイクを作って飲んだ。おいしかった～。お陰で昼までお腹が持った。素晴らしい晴天のなか、ふつうに太陽のでる朝がある幸せに感謝しながら駅へ向かい、銀座の仕事場へ向かう。青空の下から会社のビルに入るときにいつも頭の中に何故か流れる音楽はいつしか懐メロで覚えた「青い山脈」（古っ！）若く明るい歌声に～雪崩は～消える　花も咲く～♪（中略）空の果て～今日もわれらの　夢～を呼ぶ～♪軽快なメロディーと映画の中の俳優の笑顔の場面を思いながら一日頑張るぞ～とビルの中に入る（笑）仕事・・・・コンピュータの前でずっと過ごす。昼・・・・いつものように一人でデスクで持参弁当を食べる。いまどき、ていうか誰も弁当持って来る人いない。みんなよく毎日お昼買ってられるなあ・・・私は今お金がないから仕方がないけど、弁当作るの好きだしそれはそれでいい。それとも銀座のトレンドに反するのかしらん（なーんて）つるむ人もいないけど、気にしない。どうせ短期のお仕事だ。無理して休み時間まで人脈を広げようとなんてしなくていい。社内で人がたくさんいる中に一人ナイスミドルな年頃で冷たそうでニコリともしない管理職一名が目に留まる。結構嫌な奴かもしれない・・・でも雰囲気がどこかクールで品がよくオトナの格好よさを持つ。。一人で勝手に盗み見をしては、喜ぶ。私の机の前や後ろを通るとき非常にワクワクする。毎日会社にいく際のささやかな（かつくだらない）喜びを発見したので、満足。５時半、ハウスメイト達の笑顔を思いワクワクしながら家路に着く。６時帰宅　だれも帰ってきてなくてニュースをみながら夕食。こないだ試しにどんなもんかと受けてみたＴＯＥＩＣの結果が来ていた。９１５点だった。勉強してなかったわりには良かったと見るか悪かったと見るか・・・・それほどの点数ではなかったなというのが正直な感想。まだまだ勉強することたくさんあるね。伸ばせることがたくさんあるね。その後、仕事で英訳があり、ネイティブとも同じ屋根の下に暮らす強みを利用しなない手はないと家に持ち帰り、自分の書いたものを直してもらう。一応名の通った企業だ、恥ずかしいものはいくら人事部の小さなお知らせとはいえ、外部が見る文書には載せられない。簡単な文章がどうもビジネスライクに訳せない。意味は通じるが、英語が英語として美しくない。うむ、まだ私のレベルでは全然だめだ、と知る。まだまだ勉強できる。キッチンでちょっとノルウェー語を勉強。そのあと、こないだカードを私に引かせてくれたＭちゃんと隅田川沿いを運動がてら散歩する。アーバンな景色になかなか感動。いろいろ話しながらスタスタと一時間半ほど歩いて戻ってくる。Ｍちゃんは私がいるとエネルギーをもらえて頑張ろうという気になる、といってくれた。嬉しかった。感じのいい沖縄料理店を発見した。探していた近所にあるはずの銭湯の場所が今日も分からなかった。戻るとフィリピンの愛すべき二人が夕食を食べていた。しばらくキッチンでだべって私は部屋に戻る。・・・・・・うん、なんだかんだいって書き出してみるといろいろあった一日だな。明日も元気でありますように。

  Feb 15, 2005

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• 週末の涙

  ホルモンの調子がよっぽど悪かったんだろうか、ノルウェーの彼に午前中にまた電話で冷たくあしらわれてから夜眠りにつくまで涙腺が潤みっぱなしで、何に対しても泣いてしまっていた苦しい日曜日。昼間はノルウェーとの私の関係にどん底な気持ちになり、夕方からは沖縄と私の関係に寂しさが募った。昔の一度日記に書いたことがあったが、私には沖縄に残してきた（？）人があってかれこれ４，５年経つのだけど、（結果的に）辛抱強く私を待っていてくれた人がいる。彼は少なくともまったくの土台と文化の違いのなかで彼の土地で苦しんだ私を理解しようと努めてくれたし、自分と一緒になれば彼がその土地で生きると決めていく以上私の可能性を狭めてしまうことも十分分かってくれていて、自分の気持ちを抑えて私の意思を尊重してくれた。私にとっても心の支えであり、大切な友人でもある。メールを書けば必ず返事をくれたし、いつも気遣ってくれたし、その間私は別のボーイフレンドを作ったけれど、お互いそれに触れることもなく、いつも彼からの連絡だけは楽しみにしていた。私にとって大事な人。彼のことは毎日ノルウェーでも思っていた。言ってはこないけど、思ってくれてるのは痛いほど分かったし、彼と一緒になれば一生全力で守ってくれるだろうということも分かる。彼のことは人間として好きで、一緒にいると落ち着くのに私は昔ちょっと住んだ経験から沖縄の田舎の村社会に長男の嫁として飛び込む勇気がまだなく（３０くらいになったら、できるかもとは思っていた）私はノルウェーの彼とのいざこざを続け、腐れ縁を続け傷つきはててもそれでも何故かノルウェーにこだわり続け、長い月日が経ってしまった。でもいつも心のどこかで、この人と最終的には一緒になるような気がしていたのだった。真剣なようで完全にノルウェーの彼に傾倒できてなかったのかも知れないし、どこかでいつも後ろ髪を引かれてきた。ノルウェーの彼の存在があったから彼のほうにもいけなかった。距離が離れすぎていたのもある。彼は思ったそうだ。今回私が帰国して沖縄に住むもうかとも思ったが、でも仕事云々や今の私の状況を思うと東京のほうがいいと東京にしたわけだが、それで彼の中で今までの気持ちの糸が切れてしまったと。自分は必要とされていないことがはっきりと分かった。沖縄に住むかもって言われて来てくれると信じながら、東京に変えて就職活動を頑張ってる大事な人を応援する気持ちが分かるか？って。もう自分もそろそろ足元を固める時期で、進まなければいけないと。普通ならその通りだし、お互いずっと心残りのままでいるより先に進めたほうがいいに決まってる。でもこの日はタイミングが悪くて、彼の決断が見事に私の心に引っかかってしまって、もうみんなに見捨てられて一人ぼっちになってしまうような気分になってしまい、泣いて私から離れていかないで、いなくならないで頼れる人が誰もいなくなってしまう・・・私はどうしたらいいの・・・（今日思うと、そんな悲観的になることもなかったと思うが）なんて、本当に自分勝手でどうしようもない言葉を今更のように吐きつづけて、申し訳ないことをしたと思っている。本当に身勝手もいいところだ。でも彼を失うのは耐えられないと思ったの。だからって私にはどうにも出来ないし、結果的に五年間も私を思い続けてくれたという紛れもない事実とその有難さを今噛み締めている。どうなるのか分からない。どうにもならないかも知れない。でも彼のためにならないその私への思いをつなぎとめてほしいなんて本当に勝手なことを願っている、いったい何のために？私はエゴイスティックの骨頂だ。自分で自分の人生すら切り開いていってないのにいろんなことがうまくかみ合わずにどんどん自分が惨めになっていく気がしてオイオイないちゃったのよね。隣の夫婦がもう付きっ切りで慰めてくれて、本当に有難かった。人の温もり、翳してくれる手の温もり。ハウスメイトの子がフェアリーカードという（エンジェルカードみたいなやつ）を出してきた。自分がどん底のときに救われたから、引いてみて。と。Miracle Healing というカードが出てきた。奇跡を期待してください。奇跡が起こってほしいというあなたの願いがまもなくかなえられます。もうこれ以上この問題で悩む必要はないのです。もうすべて天に預けましょう。天が解決してくれます。貴女はもうすでに癒されているのです。大丈夫。そんな意味のカードだった。藁にでもすがりたい様な思いのときだから本当にこの言葉も有難かった。それで気持ちがすっきりし始めた。そう、悩んでいてもしょうがないからこれから起こるという奇跡に期待しよう。信じるものは救われるというじゃない。

  Feb 13, 2005

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• ゲストハウスの人間模様

  今週もうちのハウスに新しい住人が何人か入ってきた。ここに越してきてもうすぐ一ヶ月になるが、とても快適に過ごしていて、いいハウスメイトたちにも恵まれ、この選択は正解だったと思う。一人だけ二十歳の子がいるが、あとはみな見事に同年代。それぞれいろんな職をもっていて、銀座のお姉さんをやっている人もいれば、バーテンもいる。幼稚園の先生もいれば、調理師もいれば、会社員もいて、ちょうどいい具合に生活時間がずれているので、狭いキッチンもあまり重ならず、一つしかないリビングのテレビもかみ合うことなく、今のところ結構な人数がいる割には快適である。これからもまたどんどん人が入り、人口密度が高くなったらまた別かも知れないけどね。しかも何故かみんな英語が話せる。加えてフランス語が話せる人たちも何人もいる。すごい。ゲストハウスだからそういう人が集まるのかしら？だから６人くらいいる外国人の住人とのコミュニケーションもみんな困らないし、和気藹々としていい感じだ。私は値段はちょっと張るが一人部屋に住んでいるけれど、ＰＣに向かうときと寝る時以外は、なるだけ部屋にいないで誰かと過ごすようにしている。一人になってしまうと、考えると不安になる連絡のない彼のことや、これからのこととかが頭のなかを駆け巡ってしまってよくないし、余計なことばっかり想像してしまって・・・とりあえず、今は人といるようにする時間をつくるようにしている。話してなくても、いるだけで違うって言うのかな。今日も彼とは連絡がつかなかった。もうすぐ出る予定だった私の良き隣人で友人となっフィリピン人夫妻、私のことが心配だから、一緒にいたいからと（そんなつらい顔とか出してるわけじゃないんだけどなあ）２週間引越しを伸ばすことにしてくれたって。彼らにはそれは大きな出費だということが分かっていたし、もちろんいてくれたらすごく私は嬉しいけれど私の為にしようとするならそれは本末転倒だからまず自分たちにベストな道を考えてと言ったけれど・・・いろいろなことを考えて僕たちはステイを伸ばすことにした。って。ウルウル・・・・本当にありがたいことです。

  Feb 10, 2005

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• 太陽と大豆と魚の効能

  日本に戻ってきてから体調がいいようだ。持病の神経痛も一度もでてないし、頭痛も激減。おまけに毎月苦しんでいたＰＭＳもほとんど感じないし、（ピルを飲むの最近中断している）肩こりもない。やっぱり偉大な太陽のおかげかな。太平洋側に住むと、東京近辺は冬は毎日のように晴れているし、何より、朝、明るいなかで起きられるというごく当たり前だったことが、ノルウェーに住んでいたおかげでものすごく幸せに思える。当たり前のようにある青い空と日光。ついつい癖で太陽の下を選んであるき、太陽に顔を向けてあたってしまう。もちろん原因は、いろいろあるだろうけれど、彼と口論が絶えない生活でストレスがたまっていたのが、寂しいけれど、ノルウェーを出てある程度距離を置いたことでいまは普段の生活で耳から入ってくるひどい言葉を聴くこともなく、無神経な物の言い草に日常的に傷つけられることもなく、それも影響してるのかな、とも思う。ノルウェーでビザ待ちの状態で何もできない状態でいた不安定さが、日本では日本人として当たり前の権利を有効利用できて積極的に挑戦していける今の生活に変わり、もちろん日本で仕事をし生活する大変さはまた別の部分にたくさんあるけれども、選択権のある、という意味で自由な環境で自由に動いていることが、精神的にもいいのだろうと思う。今は、仕事があるからそう言ってられるのかもだけど・・・でもやっぱりさみしいな。連絡してほしいな。あとは、食生活も絶対影響していると思う。私は元々あまり食べないけれど、現在清貧生活しながらも大豆製品、魚、米、果物、緑茶は積極的に取るようにしている。それにプラス、週一のペースで行こうと考えている水泳が実行できれば、（ほんとはもっと行きたいけど、区民プールなのに高いのよ、２時間５００円。東京の相場なのかなあ。）もっといいと思う。日本は、特に東京は、本当に探せば何でもある。ノルウェーは何もないところだったから、此処に来ると本当に何もかもありすぎるほどある。それが必ずしもよいことだというわけではないけれど、そういうところに住んでいるうちは、そういう利点を大活用して、いろんなことにチャレンジしたり、いろんなところに顔を出してみたり、してみたいなって思う。健全な精神は健康な体に宿る！

  Feb 8, 2005

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• 日本でノルウェー語生活。

  帰国してから早二ヶ月が経とうとしていて、何だかノルウェーで過ごしていた日々がもう遠い日の思い出のようになってしまっている。私はあの土地に３年半も本当にいたのだろうかって。。。彼から連絡があったのは片手で数えられるほど、いくら、電話が嫌いで、連絡不精だといってもひどいんじゃないと思うけど、強制してもこっちも面白くないので、今は返事や電話を期待するのはやめて、こちらが書きたいときに勝手に書き、電話をするようにしている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、それはさておき、なんだかんだ言っていてもノルウェーが恋しくなるときはあり、もともと私は言葉の響きに惚れたのが縁でノルウェーに行くことになったのもあり、（その割には、ベルゲンの方言がどうしても好きになれず、あまりノルウェー語自体は上達しなかったけど）せっかく耳慣れてきた言葉から、まったく離れてしまうのは寂しかった。でも現代の技術の進歩のおかげで、毎日ネットで、ノルウェーのテレビをそのまま見ることができるし、今まで放映されたニュースや番組をアーカイブで探して見ることも出来るし、（今までノルウェーを田舎だの何だのと結構けなしてきたけど、こういう生活に関連したIT技術に関しては日本より進んでいるんだなあ）ラジオも聞ける。私なんかアナログな人間だから、勉強用にビデオでノルウェーの番組録画して持って帰ってこようとしてた（爆）。他の国に関しては分からないけれど、ノルウェーのテレビやラジオに関してはいつでもどこでもネットさえあれば、見れるのが、ラッキーなことだ。というわけで、まああまりいないとは思いますけど（涙）、ノルウェー語を学んでいる、或いは学んでみたいなと思う皆さんたちにはお勧めです。まわりにノルウェー語を話せる人などいないから、練習もできないので、できるだけ耳から言葉を入れられるように、部屋にいるときは、ずっとノルウェーのテレビかラジオを流しています。離れてもどこかで繋がっていたいから。。。彼と話すのはずっと英語で、仕事もほとんど英語、学生寮も外国人ばかりで英語、となり、ノルウェーにいてもせっかくのノルウェー語を覚えるチャンスを利用できてなかった気がするので、こっちにいて、今ひとりだし、時間があるときでブラッシュアップしてみようかなと思います。かえってそのほうが気合が入って、上達したりして（笑）

  Feb 5, 2005

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• 私の太陽☆

  最近の私の太陽・・・・・それは今ラブラブな弟との兄弟愛を優先して日本でなくフロリダに行っている彼、ではなく（泣）前にも書いた、毎日私に愛をくれるフィリピン人のカップルである。彼らに出会っていなかったら、ここでの暮らしもこんないいものではなかったと思う。たいてい彼らのほうが帰りが遅く、居間で私が出迎えるし、仕事が見つからずに夜手持ち無沙汰だった頃は駅までお出迎えに上がっちゃったりまでしていた。一度バイトで私の方が遅かったときは、もう会いたくてたまらなくて出迎えてくれる時のあの喜びの太陽の笑顔を思うとワクワクして、駅からダッシュして帰ったくらい・・・・（笑）あれあれ、これじゃあ、まるで恋する中学生みたいだけど、だって、この人たち、本当に太陽なんだもの。疲れていたり悩める心に、どかーんと最高の笑顔で元気をくれる。疲れもとれてしまう。純粋で、心が優しくて、何より自分と考え方や感情の波長が合う人たちで落ち着くのだ。そしてかつ、涙もろいところも似ている。働きづめの彼女が仕事で腰を痛めた日、温めると楽になるかなと思ってカイロを何枚か渡して、メッセージに貴女は私の太陽だから早く良くなってね、と何気なく書いたら、えらく感動して泣いてしまい、早く休めばいいのに、５倍くらい長い文章で３回くらい返信してきてそんなところも本当に私の心をとりこにしてしまっている。「愛」と書いてしまうの語感的に陳腐な表現になってしまうけれど、与える愛と自然にそれに戻る愛、或いはgoodwillと goodwillの流れが人間同士のつながりの中にあることの気持ちよさ。走って家に戻りたくなるくらいの喜びって、すごいことだと思うのよね、熱々の恋人でもないのにそういう感情が湧き出てくるっていうのは。彼ら以外の人たちにも、彼らからもらったこのようないいバイブを広げていけたらいいと毎日思うようになりました。おお、ドアの外から彼らの高笑いが聞こえてきた。。もう夜１１時半だけど、そのうち、いつものようにドアをノックしに来て、ディナー作ったけど食べる？って最高の笑顔で言いに来るぞ・・・（密かに楽しみにしてたりして♪）おかげで最近太ってきました。おっと今、呼びにきたので行ってきます。それではそれでは。

  Feb 4, 2005

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• 屋形船の世界～百万ドルの夜景～？

  ノルウェーの民族衣装もどき（←笑）を着て世界遺産の建物での仕事をしたあと、今は東京湾で江戸っ子船頭スタイルで屋形船に乗っている私。ねじり鉢巻も巻いてるぜい！今思うと、学生時代にやってきたバイトもそんなのが多かったような気がする。京都時代は、法被をきて老舗の八つ橋屋や、着物姿での料亭旅館や河豚料理屋での仕事をやってきた。別に特に接客業が好きというわけではないのだが、結果的に無意識に「衣装」に憧れが合ったのだろうか、そんな仕事が多かったなあ。伝統的な衣装を身にまとうことによって、自然になんだか身のこなしとかも身についてくるし、外国に興味がある反面、日本文化も身につけていたいというのがあったのかな。さて私の乗っている屋形船だが、なかなか素敵である。もちろん、京都の料亭のような細やかな料理とか作法とかはないけれど（だからものすごく仕事が楽に感じるの）それなりに船上の和風の宴席が雰囲気があってよろしい。人によってはたいしたことないと思うかも知れない。見ものは料理より、東京湾や隅田川から望む東京の夜景だと私は思うのだけど、お客さんで窓の外を眺める人はほとんどいず、皆さん、食事とビールとカラオケにいそしむばかり。私はこの年になるまで、東京の夜景というものを見たことがなかったのだが、最初にみたとき、さすが世界のトーキョーだ！と感激、特に船上から見るトーキョーの夜景は、すばらしく、これをノルウェーの友達に見せたらびっくりするだろうなって思う。いまだに、何でみんな興味ないんだろう・・・と一人で思っている。ただ単に私が田舎者だけなんだろうか（笑）皆さんも機会があったら、一度お試しあれ！

  Feb 3, 2005

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• 初の就職活動・・・・

  実は私は今まで就職活動らしい就職活動をやったことがなかった。大学でみんなが就活を始めるころは、カナダにいたし、大学４年の夏休みなんて宮古島にしばらくいたり、まあ、スカンジナビアに来るというその頃の夢というか目標があったから仕事を始めてすぐ辞めることになるよりは、決定するまでアルバイトをしてお金をためよう決めた。まだしたい勉強もたくさんあったし。いや、実は一度それでも不安で少し活動をしたことがあったが、３日でやめてしまった。みな同じような灰色のスーツを着て、ものすごい暗い顔をして疲れて歩いている同学年の学生の固まりをあちらこちらで見かけ、大変そうだな～と同情する反面で、こんなふうにならなければならないなら、こちらから願い下げだと思っちゃったのよね。あのような塊の中に自分も入り、社会の中に組み入れられていくのはごめんだと思っちゃった。まだ若かったからねえ。それでも先輩の起こしたベンチャー会社に拾ってもらったりして何とかノルウェーに決まるまでは食いつなぐこともできた当時。そしてノルウェーでも仕事はできたけれど、結局お店で接客の仕事だからキャリアにつながるものでもなく、２０代後半になっても仕事の面で、「私はこれをやってきました！」って胸を張っていえることがなくてやはり経験不足の部分が今回の就職活動の中でもネックになっていたのです。最初の一ヶ月間はどこも全然決まらなかった。しんどかったです。面接に出かけては決まらない日々。こんな時間を過ごしてお金がどんどんなくなっていくなら、アルバイトでもしようか・・・やはり自信のなさや、本当に自分がやりたいことが分かっていない状態で、多分よく分からなくて適当に（爆！）「事務職」で探していた自分の方向性が間違っているのが良く分かって、やはり自分の強みである英語を使える環境でできる仕事にしぼってみようと方向転換を図った瞬間、いきなり３つくらいのところからポジティブな返答があり、今度はどれを選ぶべきかで迷う羽目になった。タイミングというのはうまくいかないものだ。今回、行くところにしたのは、自分でも意外や意外の大企業の本社でのお仕事。仕事内容的にあまり気乗りがしないけれど、大企業ってどんな感じか見てこよう位の勢いと、どうせここも経験不足を理由に断られるだろうと思っていたのだけど、行ってみたら、今までのどこの会社よりも対応がよかった。何よりも他と違うなと思ったのは、「あなたはこういうことをやってきたので、こういうことがうちではこういうことに生かせます。貴方の得意な部分を十分に発揮してもらいたい。」新卒でもなく、どれだけの能力が果たして発揮できるかもわからない私に対して、「あなたの苦手な部分は僕たちがフォローしますし、育てていく意思がありますから、ここで貴方の経験を積んでもらうことはいいことだと思いますよ。僕たちも貴方の力があるとうれしい。」他のところは、エクセルの関数？基本しか分かりません・・・ハイ、だめ！TOEIC９００以上じゃないです・・・・ハイ、だめ！事務の実務経験一年くらいです・・・・ハイ、だめ！ノルウェーでも仕事しましたが・・・・それは数に入りません・・・ハイ、だめ！ほんとにそんな感じだったから、ここの会社の対応がものすごくうれしかったのです。だからとりあえず、数ヶ月間、ここでがんばって見ようと思います。昔から創造だにしていなかった銀座のOLになることに・・・大丈夫かなあ。まあ何事も経験ですからね。とりあえず、その仕事をしていろいろ学びながら将来的な方向性を模索していきたいと思っています。ノルウェーにまたすぐ行くのかも知れないし、ハア・・・彼を呼べたらいいんだけどなあ・・・さみしいよう・・・今日は午後から屋形船に乗ってきます。しばらく仕事が決まらないと思ったのでアルバイトを入れた瞬間仕事がきまってしまったのだが、英語のできる人を必要としていて今更断れない気分・・あと、２，３回勤務してみてこれもしんどくなければ週末のセカンドジョブとして続けるかも知れない。今夜も外人さんのパーティーが入っているので呼ばれた。前回乗ったときの東京の夜景は最高でした。ニューヨークにも負けないかも！？

  Feb 2, 2005

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• 「与えること」の大切さ

  ゲストハウスでの生活は今のところとても居心地がいい。「ただいま！」「おかえり！」「いってらっしゃい！」があるだけで、何だかほっとする。特にいま自分の状況が不安定で、自分の殻に篭っていろいろ考えすぎると絶対精神的によくないと分かっている状況で、常に同じ屋根のしたに誰かが居てくれるというのは（もちろん住む人との相性にもよるし、若干名苦手な人もいるけど）心強いもの。同じ階に住む同い年のフィリピン人夫婦ととても親しくなった。愛情に満ち溢れた人たちで、毎日彼らの言葉や笑顔や優しさに助けられ、本当に信じられないくらい良くして貰ってお互いにいい時間を過ごせて、夜中に自分の部屋に戻って眠りにつく前に彼らの笑顔を思い出すと涙がでるほど感謝の気持ちでいっぱいになる。毎日、この二人を見ているだけで、今までの自分に欠けていた、上手く言えないけれど、人間として根本的に大切な部分みたいなものに気づかされて自分について、或いは今まで自分が回りの人にしてきたことについて、考えさせられる。一言で言えば、彼らは「与えることができる人」、私は彼らと比べて、それをしてこなかった人。毎晩夜遅くまで身を粉にして働いて得たお金を喜んでたくさん彼らのことを当てにしている親戚に分け与える。日本に来ているいとこや親戚の家賃まで払っている。ありがとうの笑顔を見れるから、それが喜びだという。私のことを心配していつも、夜遅く疲れて帰ってくるのにご飯を私の分まで用意してくれる。アイスだのビールだのチョコレートだのちょこちょこ買ってきては「あなたの分よ」って強制的に（笑）くれる。私がため息でもついていようものなら、向こうも泣きそうになって、明るい顔になるまで、真剣なまなざしで話を聞いてくれる。・・・・・・・・・・・・・・・・今日、彼らともう二人のオーストラリアからの住人と一緒にカトリック教会の日曜ミサに行ってきた。（何百人もの外国人の参列者であふれていて、日本にいるとは思えない雰囲気だった、社会見学的には面白かった）私はクリスチャンではないけれど、特に敬虔な信者である彼女への感謝の意味も込めて、一緒に行って来たの。神父さんがいろいろ話をしていて、その中でBlessed are the those who give という言葉の意味が身にしみた気がした。その通りだろうと思った。私は与えてこなかった。たとえば彼が私以外の人間に与えようとすることに嫉妬すらしていた。或いは何かを与えても損得を常に考えていたような気がする。私は心が狭かったと思う。与えられる人は心が豊かなひとだと思う。与えることで、感謝をもらい、それが自分の喜びとなり、そのポジティブなサイクルが人間として心を温かくさせるんじゃないか、そんなことを今日思いました。

  Jan 30, 2005

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• ゲストハウス生活　in　東京

  久しぶりの日記更新です。書き込みをしてくれた皆さん、ありがとうございました。これから少しずつ日記を復活させたいと思っています。日本に戻ってきてあっという間に７週間が経とうとしています。年末年始をはさんでごたごたとしていましたが先週からやっと東京に住むところを得て、新しい生活を始めました。自分の空間が持てるということはいいものです。後はうまく仕事が決まってくれれば、もう少し安心できるのにと思います。最初は、何から何まである求人情報とその量の多さを見て（そりゃノルウェーと比べちゃあ、当たり前よね・・・東京だけでノルウェーの人口の３倍くらいいるんだもん・・笑）これだけあれば、すぐに見つかるだろうと思っていた仕事も、日本であまり仕事をせずに計４年以上も空けていたのが裏目に出たのかなかなか決まらずで・・・・面接に行っては、見送られてる毎日（な気がする）いや、多分私が不相応なものを選んでいるからというのもある。だからといって、一日の多くの時間を使う仕事であるから何でもいい、ってわけじゃないからなあ・・・・こうして日が経つごとにお金がどんどんなくなっていく感覚はうれしいものではないのお。まあ、何とかなるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回書こうと思ったのは、私の暮らしているゲストハウスについて。私も今回戻ってきてから、外国人の友達に教えてもらうまで知らなかったのですが、日本でもこのゲストハウススタイルの形式で入居できる物件が増えてきているそうです。ゲストハウスのスタイルというのは、まあそのままなんですが、基本的に日本の一般の賃貸契約時に必要とされる敷金、礼金や保証人が要らず、家具も一式そろっており、バッグひとつで入居してそのまま生活ができるというもの。特に外国人の場合は、保証人という点で難しい場合もあるし、外国人だというだけで、入居を断られるというケースも残念ながら多々ある。だから元々は外人さんたちでも日本で部屋を借りやすいシステムをこういう形で作り上げてそれがだんだん広がっていった感じみたいです。東京にも探してみるとかなりの物件がありますよ。外人さん専用にしているところもありますが、日本人でも入れるところも勿論あり、一緒に生活してみて交流を深める、みたいな目的のところもありそのハウスによっていろいろです。私はもし彼が約束どおり、日本に来たらということを考えたのと、チャンスの多さを考え、今回は初めての東京暮らしを決めたのですが、なにせまだ予定が確定していないし、いつまでいるか、何をするかもわかっていない状態で敷金礼金に何十万も払い込むのは嫌だったのと、光熱費、水道代、洗濯、インターネット代が込みなこと、家具つきで、自分でいろいろ取り揃える必要のないこと、その後の身動きがしやすいこと、まわりに誰かがいて、孤独になりにくい環境ということで手始めにゲストハウスを選びました。やはり、新しい土地で一人は寂しいなとおもったから。うちのゲストハウスのオーナーはどうも西洋人の入居者が欲しいので、一応彼が来る（かも）ということを言っておいた私は優先的にシングルルームを貰えた（←逆差別？）。新しくできたばかりのところで綺麗なので、日本人の女の子からの希望がものすごく多かったようで、しかもみんなシングルルームを希望して、今は空き待ちという状態らしい。後はドミトリースタイルで、一部屋を４人でシェアする部屋もある。トイレとバスは共同だが、聞こえほど実際悪くない。今の住人たちは、日本人の女の子が７人、みな私と同じ年か年上の人たちが主で、後はオーストラリア人、フランス人、フィリピン人である。割とアットホームな感じで居心地は悪くないですよ。また次回にでももう少し書きますね。書き込みにもお返事にまいります♪

  Jan 27, 2005

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• 天災

  ノルウェーに住んでいて良かったことのひとつは、あまり天災という天災に見舞われない国であること。確かにちょっとした地滑りや吹雪などはあるかも知れないが、基本的には私の一番恐れる地震はほとんどないし、台風もないし、そういう面では安心して暮らせていた気がする。今回の大津波の被害は酷すぎて心を痛めています。帰国している大好きなスリランカの友人と連絡がつきません。日本人でも多くの方がまだ行方不明になっているようですが（こういうところで国籍を持ち出すのもなんか気がひけますけど）スカンジナビアの人が夢見てこぞって遊びに行くプーケットなどではもっと多くのノルウェー人やスウェーデン人が行方不明になっているようです。新聞ではノルウェーでは数百人、スウェーデン人2000人と連絡がつかないようなことが載ってました。（タブロイド誌なのでどこまで正確はわかりませんが）多いだろうとは思ってたけど、すごい数です。本当に被害に遭われた全ての人たちが気の毒でなりません。そして今東京に仮ステイ中ですが、やはり常に今何か起こったらということを考えているのでうっとうしい。子供のころから地震が多く日常的に地震を意識している地域で育ったことも影響してるかな。電車のなかでも、混雑する駅やデパートの中、入りたくないけれど、現実にまったく避けることは無理だし、私はここからどうやったら逃げ出せるか、なんて気がつくと考えている。家からの避難経路、東京が大地震に襲われたときどこへ逃げたらいいのだろう。だからってそれだけの理由で東京に住まないっていうのもなんか違う気がするしなあ。。。悩み中。・・・・・・・それでは　みなさんよいお年を。来年はもっともっといい年になりますように・・・

  Dec 28, 2004

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• 退化しちゃった・・・・・

  久しぶりの日記更新です。中々多忙ですが、忘年会のシーズンということもありそれなりに楽しく毎日を過ごしております。時々今後のことを考えて不安になってしまうこともありますけどね。日本に戻ってきて早2週間、まだまだ時間は掛かりそうですが次第に日本の環境に慣れつつあります。元々日本人なんですから、大丈夫でしょう・・・。でも何だかんだ言っても、ノルウェーが懐かしくなっている自分がいることが驚きでもあります。いればいたで、文句ばっかり言ってたのにね。今回はなんだか追い出されて未練が残るような形でノルウェーを出てきた感が大きいので余計にそう感じてしまうのかな。ところで、日本に帰ってきて、非常に感じること、それは物を選ぶ能力が極端に落ちた、という事実！！たとえば、居酒屋でも、そこまで行かなくてもスターバックスのメニューでもいっぱい選ぶものがありすぎて、混乱してしまうの。外国のスーパーへ行くと混乱してしまうノルウェー人をもう鼻でせせら笑えなくなってしまいました。今日は、書き込みをしてくれているNaivneさんと初めてお会いして、築地でお鮨なんかご馳走になってしまったりして楽しい時間を過ごしたのですが、(本当においしかったです、ありがとうございました！）そこでも、寿司を選べない。日本は本当にいろんなもので溢れているから、（ちょっとありすぎとは思う）それが良い悪いは別としても、自然にパッパッパーと選択して決めていく能力がついていくんだーと妙に納得する始末。だって、ノルウェーって最近は増えてきているとはいっても何に関しても選ぶほど物がないし、(まあ、人口の規模が全然違いますから仕方ないかなあ）だから生活していくうえで、いろんななかから何かを選ぶってあまりしないわけ。コーヒーだって、日本だといろんな難しい名前の付いたやつがたくさんあるけど、ノルウェーだと、ラテとかモカとかカフェオレくらいはあるところはあっても基本的に、コーヒーはコーヒーって感じだし、菓子パンだって、5種類あったらいいほうだし、携帯の機種だって大した種類はなかったし、そこにあるものを買っているという感じなわけだ。そんななかにいて、日本に来て混乱してしまっている。人もいっぱいいて社会がめまぐるしく動いているから、入ってくる情報の量だって比べ物にならないし。なんだか、メニューを見てアタフタしている自分が最近おかしいMuskiでした。でもまあ、これもそのうち刺激に慣れてくれば、元に戻ってくるでしょう。

  Dec 23, 2004

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• 日本上陸！

  日記がご無沙汰になっていましたが、2日前無事帰国しました。今東京に泊まっているのですが、いや～なんて明るい！そして朝がしっかりくる！（爆）スーパーには野菜もなんでもたくさんある！そんな当たり前のことが素晴らしい。北欧の冬から移動してくると、なんとここらの冬は優しいことでしょう。今年が特別温かいのかもしれませんが、実際冬という感じすらしません。過ごしやすくていい感じです。温かくて、しばらくかいたことのない汗までかいてしまいました。最初は人の多さと動きの早さに目が回って心細くて大人気なく泣きそうになりましたが、これもまた時間がたてば慣れるでしょう。今回は今までのように休暇で帰ってきたわけではないので特に日本に帰ってきたという感慨もなく、そうそうゆっくりもしてられないと、早速仕事探し等動き始めました。3月くらいに彼を呼び寄せられたらいいなと思っています。いったい私はどこに住むことになるのだろう・・・まったく未定。東京かな、大阪かな、京都がいいかな、はたまた沖縄か・・・でも仕事なさそうだしなあ。今日は東京の友達と遊び歩きます。ベルゲンで出会った仲間とも再会の予定。楽しみ楽しみ！

  Dec 11, 2004

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• 二人水入らずのはずが・・・・

  今週末はやっと彼が土日休みを取ることができて、久しぶりに休日らしい休日を一緒に過ごせるはずだった。（って、私個人は仕事も週一しかなく、ここのところずっと休日みたいなものなんだけど）先週の日曜も、その前も、なんだかんだといって邪魔が入り、どうも休日に関しては独占欲の強い私（←反省すべき悪い点）は、拗ねてしまい、（だから、「ノルウェージアン・フリースピリット」で育てられた奴と対立するんだわな・・・・爆）飲み会に行きたいので週末、農場の家畜の世話をしてくれと可愛い妹に懇願されたのも断り、（悪いとは思ったけど、止むを得ない理由ならともかく、週6日働き続けてやっと取れた週末を、300キロも往復して本人がやるべき労働に費やすのに、パーティが理由じゃねえ・・・ここで妹に弱い兄の立場と甘えをビシバシ切るin lawの立場で意見が対立・・・）もうすぐ離れ離れになるし、今週末は何としてでもMUSKIと過ごすと言った彼だったが・・・雨天で天気も悪く森のキャビンで過ごしてもつまらなそうだったの行かず、昼前にショッピングセンターを少し覗いてから、ちょっと寄るくらいの予定で、毎週訪ねている一人暮らしの93歳の彼のおばあちゃんを訪ねた。そしてその近所にある家族の家にもちょっとだけ寄る予定が、なんだかんだと引き止められて、仕舞いには夕方からパーティーに出かける母親夫婦が、バスに乗りたくないので、彼に運転を頼んだのでさらにおそくなり、帰ってきたのは9時過ぎ。やっとゆっくりできると思って、仲良く映画を見始めて、まったりといい感じになっていたら、11時ころになって、家の電話が鳴る。（携帯は念のため切ってあった）もちろん弟！いや、今週末は奴はスタバンゲルに遊びに行っているはずで、彼も妹の週末の仕事をやるのを断っていたし、今週末は、奴からの誘いはないものと実は安心していたのだ・・12時ころから突如飲みに行こうとのお誘い。あのねえ・・・・こっちの都合だってあるかも知れないってこと、奴はまったく考えちゃいない。兄は一人暮らしのシングルじゃないんだからさあ・・文句も言いたくなったけれどさ、兄弟ラブラブメロメロな間柄だからさ、私が嫌な顔すると、私がコントロールしまくりな女で、彼が弟とすら私の了承なしには飲みにいけない＝あまり好かん女になってしまうわけよ。私と付き合い始めてから、兄を飲みに誘っても半分くらいは断られるようになったということから、（って、あんた週に何日も飲みにいけるかよっ！パーティアニマルで「兄の収入を越す」失業保険金で遊びまくってるあんたと違って兄ははまじめな勤労者なのよ）私の印象はハタハタ弟の中ではよくないと、また余計な事を彼に言われた。そうじゃないのよ、飲みにいって楽しむのは全然構わないのよ、私はね、そうやっていつも突発的じゃなくて（たまにだったら全然問題ないし）せめてもうちょっと時間的に前もって言って欲しいって思ってるだけなのよ。そしたら私だって自分の予定も立てられるしさ、それを言ってみたら、突発的だから楽しいんであって全て予定を立てなきゃ出かけられないって言うのは首輪でつながれているみたいで嫌だし、ノルウェー人のやり方じゃない、とかって反論するわけさ。それは一理あるけれど、そういうことを私は言っているんじゃないの。私はオーガナイズしたいだけ、あるいはコンセンサスを求めているだけ。夫婦間、家族間一つ屋根の下に住んでいるのなら、ある程度そういうの（いつ、どこどこに誰と出かけて、何時ごろに帰ってくる予定かなどということの大まかな把握）って必要だとおもうのは私の考え。でも彼らにとってはそれはコントロールになってしまう。こっちの都合も考えないで電話かけてきてさ、しかも私たちがいい時間を過ごしているときに電話かけてきてさ、私に遠慮して兄が自分と飲みに行くのを断ったら、私が悪いって、自分勝手すぎないかしら？向こうとしては私らは一緒に住んでいて毎日顔を会わせているのに自分が兄を飲みに誘って何が悪い！という理屈なんだけど、（もちろん、悪くはないのよ、全然）一緒に住んでいたってお互い仕事をしていれば、平日はそんなにゆっくり一緒には過ごせないし、土曜日とかに飲みに行くと奴ら明け方の4時5時まで帰ってこないから、次の日、特に冬場のこの日の短かく貴重な昼間は潰される。しかもあんた等毎週3日くらい会ってるじゃないかよ・・ってなことが今まで何度もあったわけ。でもまた今度もMuskiが邪魔をしてると思われるのも癪だったから、ちょっとがっかりしたけど、彼は弟の誘いは断るのは嫌うし、行きたそうだったので、行って楽しんでくれば？と行って送り出したわけ。で、一緒に過ごすはずの夜を私は日記で愚痴らしてもらってるわけ。まあ、今日は家族メンバーつきだったけど、昼間は一緒に過ごしたから、そんなに怒っているわけでもないからいいんだけれどちょっとした物事に対する観念や考え方の違いで、必要のない溝ができるのって嫌ですね。特に相手の家族が相手の場合は。どっちが悪いってわけじゃないんだけれど、やっぱりお互い相手に文句言いたくなっちゃうし。弟くん自身はさっぱりしたいい奴だし私は嫌いじゃないから、いい関係は保っておきたいと思うんだけれど、やっぱりこういうことの感覚の違いから、残念ながら彼の弟と妹と私は距離があります。15歳になる末の妹だけは仲良しでかわいくて仕方ないんだけど・・・・

  Nov 28, 2004

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• 和食三昧

  帰国を決めてから、いままで大事にいとおしくチビチビと消費してきた日本食のストックをおもいっきり使いつつ、和食を楽しんでいる。ここのところ、炊き込みご飯にカレーライス、お好み焼き、漬物に、納豆に、豚汁に、うどんに・・・・・、舌が満たされていると、やっぱり気分がいいもので、こうやって日本食さえ、毎日食べられればノルウェー生活も悪くないと感じるなあ。最初に来たころはどこで何が手に入るかも知らず、口に合わないものを食べるか、食べたいものがないので敢えてあまり食べないか、で、私の食生活は精神的にもかなり貧しいものであった。偏食ではないのだが、どちらかと言うと日本食派の私は、ノルウェーのヘビー過ぎるか、簡素すぎるかの食べ物が口に合わなかった。しかも日本からノルウェーに来るとスーパーにはまともなものが何もないように感じられて（爆）。でも慣れてくればきたで、工夫次第でしょうゆとだしさえあれば、結構いろんなものが日本の風味で作れるのがわかってきたし、アジアンショップなどで手に入る食材で満足のいく料理が作れるようになった。昔、中国人の家庭で、こちらで手に入る材料で、まともな中華料理をつくっていたのを目にしてから、私もあきらめてないで、自分でいろいろやってみようと思ったこともひとつのきっかけとしてあったかな。最近は寿司キットなるものも売り出されてきているし、ベルゲンにもトレンディでスノッビッシュな（笑えるけど）寿司バーもオープンした。少しずつ昔よりは日本食との距離が近くなってきた気がするベルゲンの生活でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あともうしばらくで、本当に日本に帰るのかあ。今の部屋を空けていかなければならないこともあり、少しずつ荷物を整理しているんだけれど、何だかんだいって、すぐに戻ってきてしまう気もするんだけどなあ。全然実感がわかない今日この頃です。暖かいんだろうなあ、日本。今日は気温０度で温かいと感じてしまった私の感覚は完全に狂ってますわっ・・・彼とは比較的穏やかに過ごしています。日本へ来るつもりらしいです。人生劇場、どないなりますことやら・・・・

  Nov 23, 2004

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• ペントハウスの災難

  いくらでも土地のあるノルウェー（オスロ以外）では高層住宅に住むというのは珍しいことではないかと思うのだが、私は１９階建てビルの最上階に住んでいる。自称、ペントハウス（笑）単なる学生寮でございますが・・・眺めは最高で、街からフィヨルドまで一望できるのはいい。住み心地は悪くはないのだけれど、問題はエレベーター。最近二つあるエレベーターが数日に一回位の割合で故障する。今までもよく故障はあったのだが最近殊にひどい。昨日は二つとも故障していて、徒歩で上がり降りする羽目になった。１９階よ！１９階！まったく登ってくるのが大変だったわよ。こないだも、知り合いの子が閉じ込められてエレベーターの中の非常ボタンで外に助けを呼んだのだけど「いつでもつながる」はずのボタンを押しても録音が流れるだけ、どこにもつながらず、最後にやっと誰かが取ったらしいのだが、向こうでガハガハと笑うだけで返事をしなかったそうな。なんかノルウェーらしいっていうか何と言うか。たまたま携帯があったので、友達に連絡してその友達がセキュリティーに電話して（エレベーター会社とは関係のない）ドアをこじ開けてやっとのこと助け出してもらったとのこと。だからいつも乗るとき落ちないか、閉じ込められやしないかひやひやするのだ。今日も電気がついてなくてエレベーター内真っ暗だったし。しかもかなりの高給取りのはずのエレベーター技師たちがここのところストライキをしているらしくって、もっと不安。ストライキもいいけどさ～、君たち直すならしっかり直してくれよ～職業倫理っていうか、仕事に対するプライドないんですかね？（まあ多分ないからこうなるんだろうけど）病気や怪我をしていて、エレベーターがないと困る住人だっているんだから、お金を取っている以上もっとしっかりしてもらいたいものです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Nov 22, 2004

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• しもやけ＆ソリ遊び

  どうもノルウェー人は「しもやけ」にならないらしい（爆）人間いくらなんでもそう違うものかと思っていたけれど、私が彼をはじめとするノルウェー人に日本であった子供のころのしもやけ（凍瘡）のかゆさと辛さを説明しようとしても想像はできるようだがどうも凍傷のことだと誤解しているみたい。私の生まれ育ったところは暖かいので絶対に凍傷なんかなりません！って言ってもそれはフロストバイトのことだろ？ノルウェーだってなる人いるよ、－20度位のところでしばらく指とか露出してれば・・・ってだからあ、しもやけとは、ちょっと違うんだけどなあ。もちろんこちらは冬外出するときの防寒はしっかりしているし、家の中も暖かいからかつての日本とかとは違って、しもやけとかにはなりにくい状況にはあるとは思うんだけれど、それでも、まったくしもやけというものが存在しないってことがあるんだろうか・・・疑問。それとも日本人がなりやすい体質なのかしら？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今週はベルゲンはずっと冬景色でとても美しかったです。昼間の時間が短いのがつまらないですが、夜は夜で、見える景色がすべてクリスマスのポストカードのようでなかなかのものです。あわよくばオーロラが見えるかと狙ってはいるのですが、なかなか夜中にそとに突っ立ってるわけにも行きませんからね。今日の昼間はちかくの丘で子供に混じってそり遊びをしてきました。この辺にこんな人がいたのかというくらい、みな外に繰り出していて結構人であふれ返っていました。普段人が少ないので、ちょっとでも人口密度が増えると人酔いしろうになります（爆）子供たちがみんなカッコいいソリに乗っている中、我々はそんなもの持ってないのでスーパーのバッグをお尻に引いて滑りました。なかなか貧乏チックで恥ずかしかったです。何人かの大人からは白けた視線を向けられましたけど、「そうよ、そうよ、ソリも持ってない外国人よ！あんたらと違って雪のあるとこで育ってないのよ、悪かったわね！」と思いっきり日本語で笑顔で言いながら通り過ぎてやりました。そんな一方で、１６才くらいの好青年な感じのお兄ちゃんがついに見かねたか、ソリを貸してくれて、年甲斐もなく、その優しさに胸きゅん（←死語？）しそうになりました（爆）見知らぬノルウェー人の彼の優しさに出会えただけでも今日はいい日でございました。

  Nov 21, 2004

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• 吹雪　そして心機一転

  今日のベルゲンは大雪、吹雪。あっという間に白銀の世界になってしまいました。窓から外を眺めている分には美しいんだけれど・・・ああ、今日は友達と会う約束して街まで行かなきゃならない。やめときゃよかった・・・と寒い日は外に出たくない私。先ほどチケットを予約して3週間後に日本に帰ることにしました。もっと早く帰りたかったけれど、手ごろな値段のチケットが見つからず、しかも片道チケットは恐ろしいお値段だったので、一番安く取れた往復チケットを取り、帰りは放棄すると言う形にした。その旅行会社ではこちらで結婚されている日本人の方が担当になってくれて電話で今の状況が、どうにも予定を立てづらくてと話していたのですが、親切に端的に相談に乗ってくれたので、不安な気持ちが和らいで、だいぶ助かりました。神様はいるんだ～なんて思ったりして（笑）帰国日が決定したことで、だいぶ気持ちに張りがでてきた気がします。3週間て長いかな、短いかな。彼にそれでもいいかと聞いたら、しかたがないじゃないか・・とだけ言われた。もっと早く出て行ってほしいと思ってるのが見え見え、なのが切ない。あと3週間、できるだけ悔いを残した形でノルウェーをでないため、彼とも穏やかに過ごせるように努力したいし、多分そうなると思う。やっと動き出した。後は周りが自然についてくる。というわけで、今から出かけてきます。すごく寒そうです・・・・・

  Nov 17, 2004

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• 雪化粧　　相手の七変化

  今週そろそろかなと思っていた頃でしたが、とうとう雪が降り始めました。ここは基本的に冬でも雨が多く、みぞれとか雹とかは今までもあったけど、今日はまともな雪がしんしんと降っています。初雪かな。風もなく、本当にいい感じ。特に家の中にいる分にはね。いくらノルウェーとは言えど、実はここのエリアは雪がそんなに降らないところ。雪化粧をすると思いっきりノルウェーらしい風景になるし、雪の白さで普段は暗い昼間も多少は目に明るく移るのでうむ、悪くない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最近また喧嘩が多く疲れている。いや、喧嘩の数自体は昔と比べるとかなり減ったのだが、一度爆発すると、手に負えないひどい状態になる、というのが正しいか。昨日は疲れ果てて一日ほとんど動けないくらい消耗していた。でも少しずつ起きだして私は自分の持ち物を整理した。大事なピアノもピアニストの子に預かってもらう手配もしたし、あまり着ない着物なども、日本が好きで喜んでくれるノルウェー人の友達に渡した。普段は穏やかで優しくとも、何か一言私が物申す毎に　屁理屈大魔王　と　逆ギレ男　に急変する相手。喧嘩だから何を言ってもいいのか？お前なんて俺の前に現れるべきでなかった、たまに殺してやりたくなる。この2年間毎日俺は死んでる、生き地獄だ。さっさと日本に帰ってしまえ、ここにお前などいらない。お前がすべての悪の元凶だ。お前は何事も考えすぎるし、ネガティブすぎる、絶対に幸せになどなれないね。エトセトラ　エトセトラもうこれ以上にかなりひどい言葉を山ほど浴びせられる。言葉の暴力の嵐。以前は文字通り受け止めすぎて、真剣に傷ついていたけれどもう右耳から入って左耳から出せるようになった。それがいいことだとは思えないけれど、まともに受けていたら、神経がもたないし、土壇場の私の防衛反応。かと思ったら、次の日にはケロッとしていつもの穏やかな彼に戻り、優しい言葉をかけてくる。僕のスウィートなムスキ、世界で一番可愛いムスキ・・・私は混乱する。日本に近いうちに帰るつもりだけれど、どの程度荷物を整理するべきか迷っている。私はこんな形で、お尻を蹴られて追い出されるような形で今までそれなりに苦労して生活の基盤の場所を築いてきた場所を離れたくはない。離れるなら、自分が納得した形で離れたい。最近、やっと慣れてcomfortableだと感じられるようになってきたのに。だからといって、何かの分野のスペシャリストではない私が自分の力で労働ビザを取るというのはかなり難しい。彼は日本に行って一緒に住んでみてそこで我々がwork outできるかトライしてみたいというが、怒りが爆発したときの本音がこれだけの暴言となって出てしまう相手を私が信用できるだろうか。日本に行っても同じではないだろうか・・・ただ、日本のほうが刺激は多いだろうし、忙しいだろうし、おいしいものもイベントもいっぱいあるし、神経が我々の関係に集中しないのではないだろうかという点でいいのかも知れない。むむむ、でも考えてばかりでは始まらないしね。これから日本は忘年会シーズンだし、今すぐ帰れば京都の紅葉も見にいけるかも知れないし、愛犬も待っていることだし、楽しいこともたくさんあるさ。

  Nov 16, 2004

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• けれどけれどで・・・・・

  しばらく日記をサボっていましたが、特に何があったというわけでもなく過ぎていった一週間。気がつけばもう週末で、非常に時間を無為に過ごしている気がしてならなくって・・・相田みつをさんの書の作品に「けれどけれどでな～んもしない」というのがありましたが、まさにその心境、と、その状況。映画を見に行ったり、飲み会をしたり、仕事に出たり、大喧嘩をしたり、日常的な些細なイベントはあるのだけれど、何か自分を向上させるために、目的を持って何かをやる、ということを現在できていない。スポーツでも趣味でも勉強でも何でもいいのだろうけれど、ね。やはり一度環境を一度変えなきゃだめかなあ。帰るか帰らないかは、これから、私がここでできる仕事の有無にも寄るんだけれど、自分は向上心があってこそ、元気に輝いてきたからこんな冬をげんなりして無為に過ごしているくらいなら帰ろうかなあ。けじめをつけるのも大事。でもなかなか踏み込めないのも人間。今日は朝から真っ暗で風雨が吹き荒れていて、傘も役立たず。喫茶店で読書でもしようかと町まで出たはいいけれど、あまりの天気にバス停から喫茶店へ歩く気力もなくなり、そのままとんぼ返りで、戻ってきてしまった。結局、今日も家の中。これでもアンテナを閉じないようにと努力してるつもりなのですが、なかなか天気が悪い日は難しいですな。閉じこもらないようにするのがこの冬の目標。もう路面も凍るし、車のガラスも凍るし、本格的に冬も到来って感じです。

  Nov 11, 2004

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• 冬場の鬱防止法

  ヨーロッパの冬は日本より緯度が高いせいで一般的に陰鬱なものだけれどノルウェーの冬の暗さはさらに然り。絶対に慣れるものじゃあない。まあ慣れたくもないが。今日も一日中雨で薄暗く、部屋で電気をつけても暗く感じ、こんなショボイ昼間があっても鬱陶しいだけ・・・・日が暮れるのも早くなり５時で真っ暗。そのうち、それが４時になり、３時になる。ああ恐ろしや・・・。北欧に冬場の鬱病が多いのは有名な話だが、この天候のなかで暮らしていかなきゃならないわけだから全然おかしい話ではないわけで、私も日頃から天候にやられないように幾つかのことを注意している。その一つが、「部屋中電気煌々作戦」である。学生寮で電気料金が均一だから、為し得ることではあるのだけど（ノルウェーでは電気料金、すごく高いの）こっちって間接照明に慣れているせいか、一般的な日本の感覚より照明が暗い。蛍光灯もあまり一般的でない。家なんかだと間接照明により素敵な雰囲気がすごく出ていいなあ～と思うときもあるけど、うちのような廃れた寮の部屋では、６０ワット電球の天井ランプと勉強机のランプという元からある電気器具だけでは冬場は耐えられない暗さになる。この暗さだと、私の場合、本を読むのもしんどく感じるくらいだった。ノルウェーで最初の冬を過ごすときに、どうも部屋で気分が落ち込み勝ちなのは、光が少なすぎるせいではないかと思い、思い切って明るいランプスタンドを買った。それだけで、部屋にいるときの楽さが全然違って気分が高揚して落ち込みがなくなり、自分でも驚いたものだった。それ以来、冬場に部屋をできるだけ明るくしておくことは私にとって必須になった。今は壊れてしまったけど、去年の冬場は１５０Wの電気スタンドを３つも置いて、ほかの部屋からうちの部屋に来る人には、目を眩くさせるほどだった。電気資源の無駄遣いだと突っ込まれたら、もう何の言葉の返しようもないのですが・・・（日本では私は鬼のように電気もガスも節約してました）これで、光セラピーではないけれど、私の場合、冬場の鬱がかなり防止できているのは事実なのです。でもこの寮に住めるのも、あとわずか。今後の私の冬場の電気煌々作戦はどうなるかわかりませんが、とりあえず今いる間は、明るい部屋の中をエンジョイしておこうと思ってます。

  Nov 4, 2004

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• お隣の毎晩の営み

  昨日、夕飯の支度をしてるとき、同じキッチンをシェアしている日本人のSちゃんが言ってきた。「もう～Muskiさん、私あの人たちいい加減にどっか行ってほしいですよ～。うんざりですぅ・・・」あの人たちとは、私の部屋の斜め前、彼女の隣の部屋に住むカップル。ドイツ人の彼は、９年間付き合ってきた彼女に振られて住むところがなくなって最近この寮に入ってきた。そして時を同じくして同じフロアの韓国人の男の子を頼りにノルウェーに旅行しに来た韓国人の女の子、がたまたまキッチンでしゃべっていて意気投合してしまい、そのままその子は帰らず、彼と暮らし始めてしまったのだ。韓国にいる親に勘当ものくらいの勢いで怒られているらしいが、（そりゃ、そうだろうなあ）傍から見ててもそのピッタリマッチぶりは素晴らしく、まあ、人生こういうこともあるのね～いいわね～くらいに思っていたのだが、Sちゃんの部屋では、その彼らの夜な夜なの活動が壁を挟んで毎晩のように聞こえてきてうっとうしくて仕方のないとのこと。特に今レポート真っ最中の彼女にはたまらないだろう。「あの人たち、夜だけじゃないんですよ～。さっきだって７時ごろ、真っ最中だったし、朝だってしょっちゅうなんですよ！彼女のうめき声がこれでもかってすごくて、いい加減にしてほしいですう～」ごっご愁傷様でございます。ほうほう、あの韓国の子がそんな声を上げているのかい・・・プププなんてのは、きっと私のとこには聞こえてこないから言えることかも。逆隣に住むもう一人のドイツ人の男の子がどうも彼らを避けているようだったのも、これでうなずける。きっと来たばかりの彼らはこの寮の壁がどれだけ薄いか分かってないのね。この学生寮に暮らして３年半、そんな話はいくらでもきくので一応自分のときは気をつけてはいるつもりだが（爆）どのくらい音が漏れているかなんてそんなのうちの場合一番聞かれる可能性のある階下の部屋の人に聞くわけにも行かないし、その下に住むノルウェー人の男の部屋から聞こえてくる男同士のうめき声を、注意するわけにも行かないし（泣）まあ大した問題ではないからいいんですけど、毎日やられた日にゃ、そりゃたまらんですわなあ。彼らは１月からストックホルムに引っ越すことを昨日決めたそうで、長くて後、２ヶ月弱の辛抱だ。がんばれ、Sちゃん！そんなに長く、最初のパッションは続かないでしょう。・・・・・・・・・・・・・そういえば、まだ二十歳のうら若き乙女だった頃の話。旅行先のベネチアで母と泊まったホテルで寝ようかとベッドに入って静かになった矢先に、洋画ポルノ並みの物凄い営みの声と音が隣の部屋から丸聞こえになり、お互いリアクションに困ってしまったことを思い出しました。・・・・・・・・・・・・・・

  Nov 3, 2004

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• 平穏であること

  ここの生活は平穏で、刺激がなくて、時につまらないと思うときがある。とにかく天気は悪いし、最近ますます暗くなってるし、素敵なカフェがあるわけでもなし、私がノルウェー人みたいにスポーツに打ち込めるタイプだったら多少はノルウェー楽しいかも知れない（爆）刺激がないというのは、まあ言い訳でもあるか。自分でいろいろ経験しに外に出て行かないから悪いってこともある。それでも最近の日本のニュースを見ていると、それでも平穏であることは幸運なことだなとつくづく感じます。父に昨日電話をしてみたら、新潟に住む伯父、伯母家族が被災して家の中がめちゃくちゃで避難所暮らしをしていると今更になって聞き・・・、何もできない自分に情けなくなったりして。地震は決して日本に住む限り、他人事ではない。特に父の住む静岡、母と弟の住む東京周辺は、いつだって大地震が起こりうるわけで、それを考えると怖い。ノルウェーに住む限りはそういう天災の恐れなく暮らせるというのは（自分の身に関してはだけですが）ラッキーなことなのかも知れない。一日でも早く震災に遭われた方たちが普段の生活に戻れることを遠くから祈っています。

  Nov 2, 2004

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• グリーグの居間でプライベート・コンサート

  いつもの雨天に戻った日曜日の午後、いつもだったらダラダラと過ごしてしまいそうながら、今日は鬱陶しさを晴らしてくれるかのような素敵な時間がありました。うちから５キロくらい離れたところに、Troldhaugenと呼ばれるノルウェーの有名な作曲家、エドバルド・グリーグの家がある。そこは実際に使っていた家のほかに、彼が作曲をしたという小さな小屋や、岩盤を彫りぬかれて作られたグリーグと奥さんのお墓、別に建てられたコンサートホールなどもあり、ベルゲンの観光名所のひとつにもなっている。そこで友達の日本人学生３人がピアノのコンサートをやるからと先日招待を受けたので、てっきりコンサートホールでやるものだと思って行ってみたら職員の人に「お待ちしておりました、あなたが来られるのは聞いております」とこれもってノルウェーでは受けたこともないご丁寧さ（爆）で迎えてもらい、？？？？？になりながら通してもらったのはグリーグのお家の中。居間には彼の使っていた特注のグランドピアノが置かれ（彼は背が１５２センチと小柄だったので、普通のものより低く作られている）蓋も開けられている。あれ？この辺では名の知れたピアノの教授先生２名も来てるじゃないか・・・まさか、この部屋でコンサートをやるわけがないよなあ・・・（普段は家の中は一般公開はされているが、コンサートが行われることなどよっぽどの機会でない限りないとは聞いていたので）でもこの部屋で特別にやりますとのこと。まったく予想外だったので、びっくりしながら、なんていい機会に出くわしたのかしら♪、と光栄に思った。その後、招待客一行（全部日本人！）が到着して、いろいろグリーグの遺品などについて説明を受けたあと、グリーグがいたころからそのまま置いてある居間の椅子に座り、先述のノルウェー人のピアノ教授二人と日本人学生３人の計５人がグリーグ本人が使っていたピアノで代わる代わるピアノ演奏をしていった。何だかノルウェーのこの古い家の居間に特別に座ってコンサートを聞かせてもらっている日本人の私たち。不思議な気分になりましたね。日本人でこれより前にここに座った人は橋本さんが総理として来た時のみだったようで、それってどれくらい前？・・・そんなことを聞いたら、ますます、何と珍しい機会に同席できたものかと光栄に思いました。素敵な時間がすごせてよかったです。

  Oct 31, 2004

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• 台風名トカゲの謎が解けた！

  窓を開けて寝ていたら、今朝方バチバチザーザーという音と共に雹（ひょう）が降って来て私の首筋に数滴当たって目が覚めた。雹（ひょう）と霰（あられ）と霙（みぞれ）ってどう違うんだろう・・・みぞれは雨と雪が混ざっているやつとして、雹と霰はどうちがうんだろうか・・・などと考えているうちにまた寝てしまった。ちなみに外は薄暗くいつもの陰鬱な景色が漂っています。ノルウェーに住みながらも、どうも雪と無縁の地域で育った私には未だに違いがよく分からないでいる（恥）日本語のこの微妙かつ絶妙な天候の表現の違い、いいですねえ。・・・・・・・・・・・・・・ところで、昨日の日記に書いていた台風の名前の謎が解けました！掲示板で丁寧に情報を教えてくださった小鉄さん、どうもありがとうございました。その気象庁のページによると、以前は台風にはアメリカが英語名（人名）をつけていたのですが、2000年から北大西洋領域で発生する台風には15カ国から成る台風委員会の加盟国のなかで用いられている言葉で動植物や自然現象にちなんだ名前を付けることになった、ということです。各国から用意された140個の名前を順番に回して台風の名にするということ。ということで、今回の台風23号はたまたま日本名の順番が回り、117番目のトカゲ（トカゲ座から取った）になったということ。ということで、英語名ではなくアジア名ということらしい。その前の22号のMaonは香港の山の名前、その前の21号のMeariは北朝鮮の言葉で、やまびこ、という意味、次に来る台風（もう来てましたっけ？）24号はNock-ten（ラオス語で「鳥」）25号はMuifa（マカオから「すもも」）というふうにもう最初から決まっているということですね。ちなみにTokage　以外の日本語からつく台風名ですが、てんびん、やぎ、うさぎ、かじき、かんむり、くじら、こっぷ、こんぱす、（とかげ）、わし、の順で全て星座の名称から来ているようです。詳しくは知りたい方は、こちら気象庁のホームページです。いやー、一つ勉強になりました。

  Oct 22, 2004

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• 台風23号の英語名「トカゲ」って・・・

  日本列島、今年は本当に台風の当たり年のようで、今回の台風もまた大きな被害を出したようですね。こちらのニュースでもやっていたので新聞などでも被害の様子を見ることができました。死者行方不明者の数がいつになくすごいので、気象を侮ってはいけないなあと思った次第です。昔は台風が来ると、気圧の影響か「台風ハイ♪」になってエキサイトしていた阿呆な時代が恥かしく、そして懐かしくも思えます。沖縄でみんなで台風の真っ最中にドライブに出かけて車が風に煽られ横転しそうになったこと、飛んできた倒木に激突しそうになったこと、傘を差して一緒に飛んでみようとしたこと、オヤジにアホか死ぬど！と怒鳴られたこと、ドライブの途中で海でこんなときにサーフィンをしてるアホがいると思ってみたら次の日その二人の遺体が上がったこと（ちなみに海岸まで波を見に行った米兵が流されていたのだった）ノルウェーに来る前に波照間島にふらっと行きたくなって天気予報も見ずに行ってみたはいいが、台風が来てしまい、台風前の最終運行フェリーにのって石垣に戻ろうとしたはいいが、ビルのような高波がうねり狂う中、無理して甲板の座席に座って（中に座ると確実に吐くと思ったので）ビシャーン、ビシャーンと四方八方から来る波に打たれながら、どんな絶叫マシーンにも匹敵する上がり下がりに耐え、もうこれは沈没する・・・・と覚悟し、目の前の操縦室で大波と格闘している男らしい船長の後姿に惚れ、命を預け、しばらくすると恐怖を通りこしたのか、隣に座ってた兄ちゃんと一緒にヘロヘロになってアヘアへ笑っていたが、そんな中で疲れ果てて気絶していたこと・・・いろいろありましたねえ・・・・・・・・・・・・・・・・・ところで、本題に入りますが日本では台風は発生番号で呼ばれていて、台風の名称はそういうものだと外国に来るまではそう思っていたのですが、ハリケーンに「アンドリュー」とか名前がついているように台風にも名前が付けられているのはご存知ですか？今回の大きな被害を出した台風23号は、TOKAGEという名が付けられてました。ノルウェーの新聞にはしっかりtokageは爬虫類のトカゲのことだとも乗っていました。おい、馬鹿にしてんのか！？「日本列島を縦断して多大な被害をもたらした台風「トカゲ」による犠牲者は50名を越え・・・・・・とかいわれて見ても何だかそんな名前じゃ、深刻さが伝わってこないわよ。ちなみに先週の22号はMaon,その前はMeari,でございました。ふむ、マオンとメアリか、まだいいとしよう。一体全体誰がそんな名前を付けているのか誰かご存知の方いらっしゃいますか？

  Oct 21, 2004

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• エネルギッシュな街

  昨晩ロンドンから戻って参りました。いやあ、思いっきり観光客になっていろいろ回って疲れたけど楽しかったです。さすが大都会で街を歩いていても人も物も溢れていて物事が回っている、動いている、という都会では当たり前の事実がこうもエネルギッシュなものだったのか、と気づかされました。うまく言えないけれど、周りのエネルギーに押されて自分も刺激されて啓発された感があります。いかに私の住むところがエネルギーに欠けているか、よく分かりました。やはり美しくて綺麗で自然があるだけでは、私には十分ではないのだな。ある程度の刺激が必要だということ。さすがにずっと暮らすとなるとペースも速いし、物価も高いので私なんかしんどくなってしまうかも知れませんが、この3日間、ロンドンを歩き回っていい刺激になりました。ノルウェーで普段の生活に戻りましたが、まだ帰ってきたばかりなので元気です。これからますます暗くなる季節にやられないように心身ともに滋養をつけなくては・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆日本食◆ロンドンではピカデリーサーカスの近くに日本食スーパーがあったので買いまくり、食べまくりました（笑）一年ぶりくらいに食べた納豆はおいしかったわ～・少し持って帰ってきたので、今度はそれを種にここでも納豆を作ってみるつもりです。回転寿司も行ったし、ラーメン屋も行った。高かったし別にすごく美味しかったわけじゃないけど、日本食にありつけたということだけで私はご満悦。日本の若者もたくさんいて何だか不思議な感じがしましたね。◆観光◆世界史が大好きだった私には、さすがに長い歴史をもつロンドンは、知的好奇心をくすぐられる場所がたくさんありました。学んできたことが実際起こった場所にいったり、歴史に出てくる人物の墓などの前に立つのはなかなか感慨深いものでした。でもかなり記憶が薄れているものもあったので、行く前にもう少し知識を得ておいたらもっと楽しかったのになあと思いました。その他、偶然に街の真ん中で友達に出くわしたりというなかなか面白いハプニングもあって楽しく過ごせた三日間でした。安く航空券で行ったのは良かったのですが、物価のせいで結果的に出費はちと大きかったですがまあたまにはね、いいでしょう。

  Oct 20, 2004

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• 格安航空券でロンドンへ

  今週末ロンドンに行ってみることにしました。（いいなあ、ヨーロッパのこの近さ・・・・）海を挟んでお隣の国でありながら、実はまだ一度も訪れたことのないイギリス。ノルウェーに住んでいると私の場合、どうしても国外にでるなら地中海沿岸の暖かい地域に興味が行ってしまい、お隣のイギリスには今まで目が向かなかったというわけなんですがRyanAirという航空会社が各地からロンドンへの格安の航空券を出していて、日によってはノルウェーのハウゲスンというところから僅か100円足らずの運賃の日もあり、（もちろん手数料とか税とかそれプラス多少はかかって来ますが）これは一度は行って見なくてはと思って行くことにしました。私の取ったのは行き1700円、帰り700円のチケット（爆）でその他の料金を含めて6000円くらいで航空費はカバー。後は安めのホテルを探して、三泊四日で行ってきます。歴史のある街の観光自体も楽しみだけれど、実は一番楽しみにしてたのは日本食にありつけそうだったこと・・・・・！（イギリスを何だと思ってるんだ！と怒られそうな理由ですね）たくさんあると聞く日本食屋さんに入るのも楽しみだし回転寿司もあるって聞いたし、日本食材店でもって帰れるだけ食材を買い込むつもり・・であったけれど、どうせ私はもうすぐ日本に帰るつもりでいるなら、そんなに頑張って日本食にこだわる必要もないか・・・。ここはノルウェー第二の都市と言えども、田舎みたいなものなので、ちょっとお洒落に都会の夜なんかも楽しんで見たいのですわ。楽しみ、楽しみ。

  Oct 14, 2004

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• もうオーロラの季節・・・

  10月に入ってからガクンと気温が下がり、冷え込んできたベルゲンですが、ここ数日奇跡的にいい天気が続いていて美しきノルウェーの景色を楽しめています。木々も色づき始めたと思ったら雨に濡れて枯れて散って終わり、日本のように紅葉を（こっちは黄葉になるか）楽しむ余裕もなく過ぎ去っていた例年のこの落ち葉の季節も今年はちょうどよく雨を凌いでいて冷え込んだのもあり、いつもの年よりも美しく感じます。ノルウェーに来て3年経ち、初めてまともに「秋」らしい風景を感じている最近の私です。北のトロムソではもうオーロラが見えたよ、とは現地にいる友人からの報告。ノルウェーではかなり南に位置するここベルゲンでも（北緯60度）一度だけ運良く私もオーロラを見たことがあります。もしかして雲の上にはしょっちゅう出ているのかも知れませんが基本的にずっと雨が降っているので滅多に遭遇できません。北極圏で見られるような光のリボンが宙を移動していくというような素敵なものではなかったのですが、約一時間ほど、真っ暗なはずの空がぼわーっと明るくなり、天の川のようなものが現われてゆっくりと形を変えて移動していく眺めは不思議なものでした。日本人って結構オーロラに対する神秘的な憧れを持っている人がいるし、わざわざ日本からオーロラを見るために高いお金と労力をかけて来る人もいるなかでこんなふうにオーロラに遭遇できた私は幸せだなあと思ったのを覚えています。ああ、これから寒い季節になるのお・・・もう既に10度を下回っていてすごく寒いんだけど・・・・家の中の温かさがいい気持ちです。

  Oct 13, 2004

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• 喜ばれない切なさ

  ご飯を作って喜ばれないのって、女性として結構悲しいことだと思いませんか。何だか最近それをしみじみ感じます。それが単にまずいからって理由なら諦めもつくけれど、一緒に暮らしていて、食事の時間にお互い家にいるなら時間のある方が食事の支度をして一緒に食べたいって思うのが普通だと私は思うのだけど、奴は考え方が違う。仕事中、中途半端な食事をして戻ってくるから帰宅時にはまったくおなかをすかせてこない。私の作ったものはいつも美味しく喜んで食べてくれるけどおなかが空いてないときがあまりに多くてこっちがやる気が失せてしまうことがある。朝だって、いちいち昼ごはんを買っていたらこのノルウェーではベラボウなお金が毎日飛んでいくことになり、しっかり食べさせたいと思うんだけど、私が何か食べていくか聞くと｢心配しなくていい」とお断りが来る。そういうことをいちいちやられるのが嫌いのようだ。私のほうは料理するのも好きだし、作ってあげられるってこと自体に愛情表現というか、喜びみたいなものを感じるわけだから夕飯を作って一緒に食べられるっていうのは楽しみでもあるわけだ。そして今仕事もしていないから、昼間は結構一人で寂しいしなおさら食事の時間を大切にしたいって思ってしまうのかもしれない。勿論、食べたくなかったら無理して食べる必要はないけれど、そういう｢気持ち」の部分も全て蹴落とされているようでちょっと悲しくなってしまうのもわかってほしくて相手の神経を逆立てないように気をつけながら話をしてみた。結果は惨敗。そうか、じゃあ僕のニーズっていうのは君には全く関係がないってことか。君と夕食を一緒に取るために、仕事場で飢えろっていうのか。君の自己満足を満たすためだけに何で僕が犠牲になって食事まで付き合わなくちゃだめなんだ、何が愛情表現だ、そんなの愛情表現でも何でもない、自分勝手なだけだ。なんで君はそうやって文句しか言わないんだ！お陰でまた素晴らしい朝の始まりだ！・・・・・・・・・いつもの通り、逆切れ一直線！まったく聞く耳持たずです。物には言い方ってものがあるのを全く理解してない偏屈。彼のほうの論理だって分かるけど、私はそういうこと言ってるんじゃないのに。悲しくなってまた泣いてしまいました。ご飯作ってもらって喜ばない男、仕事から疲れて帰ってきてご飯ができていて喜ばない男どこにいるよ？それともそれは私の勝手な憶測で、自己満足なの？私が構いすぎなの？「ありがとう」の一言で済むじゃないか。そりゃ毎日主婦をやってご飯の献立考えて・・なんていう生活をしていたらこういう夫がいたら物凄く楽なのかも知れないけど、やっぱり女性として何だか満たされない気分になるのも女性のみなさん理解してもらえますよね？日本人だからそう思うのかしら？それともユニバーサルな母性本能？だからもうこれから奴のためにご飯を用意するのはやめにします。期待しすぎだそうですから、私としては悲しいことだけれど、そういう男だから仕方がない。・・・・・・・・・・・・・・・・「愛情(affection)だって？何言ってんだよ？ご飯を作るのは刑務所の囚人でも出来るんだ。そんなのaffectionでも何でもないね！」」2年ほど前、ご飯を作って楽しみに食事の時間を待っていた私に振りかけられたこのセリフ、無神経にもほどがあるとぶち切れたことを思い出しました。日本の家庭だったら追い出されていることでしょう。相手は食事は何かおなかに入ればいいくらい程度のこだわりしかないようだからもう仕方のないことかも知れないけど、ノルウェー他の女はどうだったか知らないけど、日本人の女性にこういうこというのは失礼極まりないし、（と私はおもう・・・）おまえ、そのセリフそっくりそのまま、食べ物を作って出すのが本当に大好きで、子供達に食べさせるのが趣味みたいなアンタのお母さんに言えるか？言えないだろう？でも彼は反論する。母が作ったものを食べなかったとき、勿論母は残念な顔をするけれど、君のように無理やり食べさせようとはしないからね。まったく。だからもうほとぼりが冷めるまで私は反抗して勝手に自分のご飯をつくって勝手に食べさせていただきます。愚痴日記を読んでくださった方、どうもありがとう。

  Oct 6, 2004

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• 戦争の爪跡　/　トドからのプロポーズ

  非常にローカルな話題になってしまうのですが、今日は近所のラクセボーグという地区にとっては慰霊の日であった。ちょうど60年前の今日、1944年のことになるが、当時第二次大戦中ノルウェーに侵入していたドイツ軍の潜水艦がラクセボーグの近くに停泊していた。それをイギリス軍が空爆したのだが、見事に誤爆をしてラクセボーグ地区が空襲にあってしまい、特に小学校に爆弾が落ちたせいで多くの幼い子供達が命を落とし200人弱の死者がこの爆撃により出たという歴史がある。確かに他の国ででた戦争の犠牲者に比べれば、数の上では微微たるものかも知れないが、戦争で受けた被害やその記憶というのは、長い歳月が経ってもなかなか消えないものそれは沖縄や原爆や多くの空襲に合った多くの都市に生まれた私達にも理解できるものではありますが、どうかんがえてもその当時生まれてなかった大人が「我々はこの日を絶対に忘れない」「味方のイギリス軍がやったなんて信じられない」とかスピーチしてたのには、ちょっとばかし違和感を感じた。地元のなかで語り継がれる悲しい歴史には違いないが、これは味方によって起こされた誤爆で事故に近いものだし、同じ犠牲者でもレジスタンスで戦い抜いて死んだ人たちや或いは意図的に空襲を受けて死んだひとたちの犠牲とは意味が違うような気がしたからでもそんなこと言ったら非常にフトドキ者になってしまいますね。失敬。言いたかったのは、戦争の記憶は半世紀以上たっても残っているのだということ。今、世の中で起こっているたくさんの紛争や戦争、きっと人間の世界だから争いごとは止まないのかもしれないけれどできるだけ戦争によって苦しむ人がいなくなることを願わずにはいられません。・ ・・・・・・・・・・・・・・話は全然変りますけれど、私はけっこう変な夢を見るんですけど、夕べ、トドに脅されて結婚を迫られる夢を見ました。あれ、大きな牙が二本あったからセイウチかも知れない・・・まあどっちでもいいや。海辺の岩場を歩いていたら、突然海の中に大きなトド（or セイウチ）を発見、近くで泳いでいる弟たちに危険を知らせようとしたら、突然そいつが私の前に立ちはだかった。やばい、やられる・・・・大きな二本の牙の間に私の顔が挟まれ、奴は言った(気がする）「おれと結婚しろ～、そうしないと弟たちを殺して食べてしまうぞ～」奴のでっかい鼻の穴から水しぶきが飛んでくる。そんな、そんなのは無理だ。アンタとは種がちがう、子孫残せないよ、私は水の中にもぐったままでは生きられないんだよ、アンタはそれが分かってて私が欲しいの？誰か助けてくれ～って問答しているうちに夢から覚めました。嬉しくなかったです。だれか夢診断してくれませんか？(笑）

  Oct 4, 2004

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• 今後のこと

  2週間ほど雨天が続いて、あまりにうっとうしいのでそろそろ脱ノルを考えていたのだが、昨日までの3日間だけ、夢のような雲ひとつない晴天が続き、｢晴れれば」本当に美しい束の間のベルゲン生活を楽しんだ。太陽のお陰で気分も体調もよく、夜空も美しく、中秋の名月もしっかり楽しめたし、毛布に包まって外のカフェでコーヒー飲んだり、晴れの日には突然人口密度が激増する街に繰り出してみたり、人々の顔にも晴れやかな笑顔が見え、この北の地に太陽のもたらす一瞬の幸せな時間と一体感、これからの季節は特に本当にかけがえのないものになってくる。でも3週間に一度位ちょこっと顔を出す太陽を待ち望んでいるのは嫌だなあ・・・・できたら太陽が普通にでるところで生活したい、と私のはかない希望。慣れろと言われても、これだけは無理です(泣）。今日はいつもの日常である薄暗い曇り空と雨の天気に戻り、現実の風景が戻ってきた。夢の三日間は過ぎ去ったのぅ。最近の私の日常は至って平凡。もうすぐ出る予定のビザを待ちながら淡々と過ごしている。そして日本にしばらく帰ってみて日本での基盤を作って生活してみようかと思う。離れてみると見えてくるノルウェー生活のいい部分もあるだろうし、ノルウェーから距離を置いて自分を見つめなおしてみる作業をしてみるときかなと。このようにノルウェーでダラダラ生活していても自分に元気がついてこないしね。とは言っても、この冬からそうしようかなと思っているくらいでまだ具体的にどうするか決めたわけではないんだけれど多分そうなるんではないかと思います。どっちみち私は冬の間はこの街では機能できていないからそれが一番いいのかも知れない。まだ結婚しているわけでもないし、そこまで無理してノルウェーにいる必要もないわけで。ってなつぶやきでした。

  Oct 2, 2004

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• ノルウェー人が頑張って働くとき

  って、仕事終了間際の一瞬だけ・・・・？昨日はここノルウェーに来てから滅多にお目にかかったことのないスピードで働いている現場を目撃した。もちろん全ての人がそうではないのですけど、一般的に特にパブリック・セクターで働く人たちの効率の悪さや、スピードの遅さ、サービスの悪さ、勤労意欲のなさ、これまでも度々書いてきたことですが、ノルウェーに来る外国人はみな気づくことです。昨日はUDI(ノルウェーのエイリアン・オフィス）にビザの結果が出ているかどうか確認しに行ってきた。3ヶ月経ったのだか、まだだとのこと。いつもは延々と待つのが嫌で、朝早くオフィスが開く一時間前から、並んで番号札を取って早めに終わらしているのだが、昨日は体調が悪くて起ききれずに1時半頃にオフィスについて番号札をとった。オフィスは2時に閉まるのだが、まだ40番以上待たなくてはならず、40人もいるなら、たぶん普通のペースだと最低2時間くらい待ちそうなので、今日は無理かなと思いつつ、またもう少ししたら来て見ることにして、街をぶらぶらしてから30分後、様子を見にオフィスに戻ってみた。そしたら自分の番号の2番前までもう来ていて、うわ～早いじゃん！ラッキー！と思って少し待ってすぐに自分の番が来た。オフィスのなかは、今まで見たことのない光景だった。4つあるカウンターにそれぞれ二人のスタッフが付いて（もちろん、普段は一つのカウンターに一人ずつです）あちこち走り回ってあせって人をさばいている、皆さん「はやく終わらせたい！」の表情が見え見えでみんなフル回転してスピードアップして頑張ってるんだ。なんだよ～、やればできるんじゃないか、ノルウェー人。なんで終了間際だけ、一生懸命はたらくのさ、ってまだ2時過ぎなんですけど・・・どうせ週三回10時から2時までしか開いていないオフィスなのだから朝からその終了間際の半分の気力でいいから使って働いてくれるだけで効率は大分良くなるよ、私達も大助かりだよ、これからはこの習性を利用してUDIに来るときは終了間際に来て見ようと決めました(笑）

  Sep 23, 2004

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• マルチリンガルの脳

  昨日珍しいひとが突然現われてびっくり。2年ほど前に隣に済んでいたベルギー人のC君、友達3人ほど引き連れてストックホルムからベルゲンまで二日半かけてヒッチハイクしてきたという。ベルゲンには二度と戻ってこないだろうと豪語して去っていった彼だったが、何となく事の成り行きでここまでたどり着いてしまったらしい（笑）で夕べは彼とその友達を囲んでワイワイやっていたのだが、英語に、フランス語に、スペイン語に、ノルウェー語に彼の母国語であるフレミッシュと職場を離れてから久しぶりにこのいくつもの違う系列の外国語が交錯しているシチュエーションに遭遇して脳の刺激になりました。ヨーロッパの特に中部の人たちには珍しくはないことだけれどもやはり元々バイリンガルまたはそれ以上の環境で育っている人たちって言語間のシフトの早さっていうのはすごいものがある。私のように日本で生まれ育った日本人の場合だと、よっぽど語学のセンスに恵まれていてしかも努力を積んだ人じゃないとここまでは成り切れないだろうな。例えば同系列の言語、例えばゲルマン語系（ドイツ語、ノルウェー語、スウェーデン語、オランダ語など）の言語を一つ知っていれば、その他は比較的学びやすいっていうはあるけれど、違う言語系になってしまうと、もうこんがらがってしまう（私の場合はね）ノルウェー語をやり始めてからスペイン語の理解力が大分落ちたし、単語も出てこなくなった。スペイン語を話そうとするとノルウェー語の単語がでてきてしまう。一人だけ日本に住む日本人で素晴らしいマルチリンガルの人を知っている。大学の教授をしていている人だけど、美しいノルウェー語を話し、美しい英語とロシア語とドイツ語を話し（しかもそれらを教え）、おまけにフランス語、中国語と韓国語とベトナム語にも堪能。多分片言ならそれ以外の言語もいろいろ理解する。隣でいろいろ聞き耳を立てているだけで目から鱗が落ちました。あれは天から頂いた才能だと思いましたね。私もいつかその先生とまでは行かないけれど、今よりはもう少し他の言語を操れるようになってみたいものです。

  Sep 21, 2004

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• ゴキブリ天国と天罰

  地元新聞なんてどこも同じかも知れないが、はっきり言ってどうでもいいニュースが一面を飾ることが多い。ベルゲンの誇るニュースペイパー、Bergens　Tidendeも御多分にもれず、先日も「〇〇写真店に現像に出した旅行の写真が、店の不手際でなくなってしまった。誰も責任をとろうとしない。私の思い出をどうしてくれるの・・」という女性の訴えが写真入りででてたりと他に書くことないんかい！？ウチの高校の校内新聞の方が、まだ読み応えがあったぞ！と何だかんだと突っ込みを入れたくなる毎日なのではある。ところでそのどうでもいい地元紙なのだが、今週、3日連続で我が寮（便宜的にここでFとします）がスポットライトを浴びた。事の発端は水曜日の記事：「学生寮Fが虫に侵略される」Fはかなり大きなアパート群で1500人くらいの留学生が詰め込まれている。そしてあるスコットランドから来たばかりの気の毒な学生が英語でいうBedbug(寝具についていて夜中に人の血を吸うダニとかノミみたいな虫）に悩まされていて、すでに300箇所以上も刺されていて何度も改善してもらうように事務所に頼んだが一向に改善されず、（まあ、いつものこと）しかも事務所から「あなた部屋掃除してるの？」「誰か南のほうから来た人を部屋に泊めたでしょう」とか言われたのが許せず(確かにそういう問題じゃないしねえ）とうとう我慢しきれずにマスコミに訴えたわけである。それから次の日も、他にも同じ問題で悩んでいる学生たちが次々にインタビューを受けて虫の写真入りで新聞をにぎわし、遂に金曜日には第一面を「Fでゴキブリと暮らす」の大見出しで飾ることになった(笑）本の中からゴキブリが飛び出してきただの、ゴキブリホイホイをしても意味がないだの、ゴキブリに悩まされている人たちのインタビューが続く。そして同時にどれだけFのメンテナンスとサービス状況が悪いかものすごく叩かれたのだ。統括する組織のボスが泡を吹いて状況を言い訳している。「昔からFには虫の問題はあった。ノルウェーには元々それらの虫はいないし、外国からの人間の出入りが頻繁なところなので、持ってきた食料や南のほうから来た人たちの衣類などについてきたのだろう。（←外国人のせいにしてる）我々は出来る限りのことはしている（←してないわよ！）」私は3年間暮らしていてゴキブリは一度も見たことがないし、ダニやノミ系の虫の被害にもあっていないからいいんだけど、どうしようもない事務所と統括組織が叩かれてたのにはニンマリ。だって、あいつら、一日に7回くらいコーヒーブレイクしてるんだよ、レセプションに5つもカウンターがあるのに、実際に開いて稼動してるの一個か二個。それ以外の人はどれだけ学生が列を作って待っていてもお構いなし。コーヒー飲んでタバコ吸いに行ってるし、世間話してるし、事務所の電話使って友達に電話かけまくってるし、人をカウンターの前で待たせておいてホットメールのアカウント開けて個人のメールに勤しんでるし、日本だったら即効クビになるような人間ばっかり働いてるのだ。こんな労働態度の人間達に私の汗水ながした税金が言っているかと思うと余計に腹がたつわけで・・・・・ノルウェー人の事務処理能力があまり早くないのには慣れているつもりでも、ここはそのなかでもひどいところだった。私は今まで黙って我慢してたけど、こないだは、そんな姿を見ていて事務所でぶちきれましたわ。虫の居所が悪かったのか、その日は我慢が出来なくなって、遂に事務所で「誰か働いている人間がここにいるのか～！」とみっともないのを承知で事務所に響き渡る声で怒鳴ってしまった。「どうしてここまで人を待たせていて平気なのか、一生懸命仕事していてそうならこちらも我慢するけどスタッフがこれだけいてカウンターが一個しか開いてないのは何事じゃ！我々だって忙しいんだ。仕事時間にコーヒー飲んでしゃべってる場合じゃないだろうがっ！！！」まあそりゃ怒鳴りこまれりゃ、守りに出る人もいるわけで近くにいたスタッフのおばさんが顔を真っ赤にして、「何言ってるの？私達はしっかりやってるわ。遅いってどういうこと？遅くなんてないわよ、あんたのほうこそ、番号札引いて待ちなさいよ！」（もう30分も待ちましたわ）まあ確かに日本のようなサービスを期待するのは間違っているけれど、この人たちにはつける薬がない。ノルウェー人の彼でさえ、どうしようもないと言ってるくらいだからね、だからマスコミに大々的に取り上げられたことで、公衆の目と批判が少しは彼らに行ったということで、少しはこの地元紙に感謝しなければなあと思っているところ。天罰じゃ～と内心ニンマリのmuskiでした。

  Sep 19, 2004

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