あなたならどうなさいますか？

2008.07.17

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　施設にFAXが来た。丁度掃除中で機械から飛び出した紙を手にした。　　

　ある訪問介護の方からのFAXだ。　　　１５歳の犬についての緊急相談。飼い主さんは脳梗塞、パーキンソン症を悪化させ一日も早く入院しなければならない。　身より無し。自宅へ戻る可能性ゼロ。当然１５歳の老犬は保健所行きになる。そこで訪問介護の方が、ここに相談してきたのだ。引き取るかどうするかは当事者（飼い主の方）とここの運営者との話し合いで決まるのだろうが・・・・・・

　このシェルターに三か月出入りした私は真剣に考えてしまった。ううう～ん。以前ここへ来る前ならこのFAXを下さった方と同じ思いでここに犬を預けたいと思ったであろう。でも今は少し違う。と、云うのも犬自身の性格やタイプにもよるが、突然たくさんの犬がワンギャンしている場所へ（大好きな飼い主もいない）はるばるやって来て・・・それを受け止め納得、諦めるまでがそれはそれは大変なのだ。（どの子も）　１５歳というと長くて３年。寿命は決められないが・・・もう１５年飼い主さんと楽しく生きて来たんだから・・・わざわざ過酷な環境をこの年になって来て味わう必要があるのだろうか・・？　ず～と答えが出せないでいる。

　猫なんか犬よりもっと壮絶で手足の爪がボロボロ血まみれになる（ゲージから出たくて）子もいる。若い犬や猫ならこれからがまだまだ沢山あるし環境変化もじっくり時間をかければ解決できるだろう。しかし、１５歳だ。ううう～ん、ずーーと悩んでいる。ここへ来てゲージの中で老体は朽ちるのか・・・

　選択肢は二つ。保健所＝死　か　ここか＝過酷な生....
人間の親が子供を道連れに心中したりするが、これは絶対間違っていると思う。

　爺さんが自分の家族４人を斧で殺した事件で、４才になる孫が独りになるのは可哀想だから殺したと自供しているがもってのほかだ！！

犬の１５歳といえば人間で９０歳ぐらいだろう。

皆さん・・・あなたならどうなさいますか？

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Last updated 2008.07.17 21:21:12
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