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カテゴリ:絵本
ジャムつきパンとフランシス
この間,病院の待合室で見かけて,つい読みふけってしまった本です. フランシスのシリーズは他にもいくつか出ていますよね. (細かいところは違ってたらゴメンなさい) 朝ごはんのテーブルで,みんなは卵を食べているのに, 1人だけジャムつきパンを食べているフランシス. 「だってジャムつきパンが好きなんだもん」 他の物を食べようとしません. お母さんが持たせてくれたお弁当も,他の子のジャムつきパンと交換してしまうし, せっかくの晩ごはんのごちそうも,ちっとも食べないでジャムつきパンばかり. ばっか食べ,っていうんでしょうか? どんな子供にもありがちな問題ですよね. うちの子たちも,よく 「ご飯はいやだ,バナナがいい」 なんて言ってます. こんなとき,私だったらついつい 「他のものも食べなさい!!」 って叱ってしまいます. でも,フランシスのお母さんは叱らない. お弁当にもジャムつきパン,おやつにもジャムつきパン, 晩ごはんにもジャムつきパンを出すんです. だんだんジャムにあきてきたフランシス. とうとう自分から 「スパゲティが食べたい」 って言います. お母さんのセリフが笑えます 「あら,あなたがスパゲティが好きだなんて しらなかったわ」(だったかな?) 見方によってはちょっと陰険だけれど,お母さんのこの手口,あっぱれだと思いませんか? 栄養がどうこうだから,なんて親に言われるより,子供が自分から「食べたい」って思うのが大事. 色んなものを食べるのは楽しいことなんだ,って自分で気づいたフランシスは, 食べることをいっそう楽しむようになったでしょうね. 次の日のお弁当の豪華なこと! お母さんの愛情がいっぱいつまった,素敵なお弁当です. 私もこの手,使ってみようかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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