テーマ:和歌(10)
カテゴリ:創作メモ
腕を組んだとき、右腕が上に来る人は左脳が発達しているらしいです。
反対に、左腕が上に来る人は右脳派だと。 pgは左腕が上に来るので、右脳派みたいです。 でも、違うチェックシートを答えてみると、左脳派みたいだし。 中間派なのかも知れない。というのが…… 右脳派は直感的で創造力に優れているタイプだそうで、音楽感覚とか空間構成とかに向いている。 左脳派は論理的で判断力に優れているタイプ。計算処理が得意です。 この結果をみて、なんだか不思議な感覚に陥ったワケです。 何故か女性は、左脳派が多いんですって(^^;)。 だとすると、意外に囲碁は女性に向いている趣味なのでは? とか思っていると、左脳派は言語能力に長けているとのこと。 この辺りはなんとなく、納得したりして(^_^)v。 さて、計算能力を主とする囲碁と対極にあるような、言語能力を駆使するのが文芸作品。 かなり難しいもっていきようですけど(^^;)ゞ、今回はこのことについて書いてみることにします。 pgはこういうことにも、とても興味があります。 以前に書いたと思うんですけど、昔pgはラジオの番組にネタ葉書を書いていて、その中でも「替え歌」が得意だったと告白(←?)してますよね(^^;)ゞ。 今、それに似たような趣味を見つけて、面白いので嵌っています。 その名も!! 百人一首のアナグラム 小倉百人一首でおなじみのあの百首を文字的にバラバラにして、再構築して「和歌の文芸作品」を作ろう!というもの。 和歌の文芸作品←ココがミソ。 普通の言葉とか、意味不明の単語の羅列なら簡単です。でも、それだけじゃあ面白くない。 一歩進んだインテリジェンスな趣味として、「和歌としても通用する文芸作品」として出せるような歌に作り直そう~!というお遊びです。 なかなか、挑戦的じゃないですか。 で、こういう事があると、燃えるタイプのpg。 早速作ってみました(^^)! まずは平安中期の歌人で、とにかく自己中っぽいパワー全開の藤原実方朝臣さま作の かくとだに えやはいぶきのさしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを を作ってみました♪ 牡鹿はいさも おもひ消ゆるや (しのぶぐさ とだえしくもも さらしなに をじかはいさも おもひきゆるや) 強引です(>_<)! かなり強引ですけど、これでなんとかこのお遊びの趣旨はわかってもらえたと思います。 こんな感じで、和歌の文字をバラバラにして再構築してみるわけですね。 ちなみに、上の歌の意味を無理矢理解説するならばっ(^^;)ゞ! 更級にたなびいていた雲が途絶えてしまった。 これは牡鹿(男性の比喩)の忍ぶ想いが消えてしまったからだろうか てな、感じ。 更に蛇足ですけど、空にたなびく雲っていうのは、人の想いの比喩だったり、お葬式の火葬の煙の果てだったりします。 つまり、雲があるってことは、まだ思いが続いたり、思い続けて思い死にしちゃった人の心が残っていたり、っていう古語特有の恋愛表現なんですね~。 「更級」は地名。これはもう無理矢理文字の響きが古語っぽかったので、即採用しました。 第一作はまだこなれていないので、こんな感じですけど、第二作も勢いで作ってみました(←チャレンジャー)。 これは平安末期から鎌倉初期に活躍した、歌聖藤原家隆卿の和歌です。 かぜそよぐならのをがはのゆふぐれは みそぎぞなつのしるしなりける ↓これを(*^_^*)!↓ 今日限りなる 志賀の花園 (つれそそぐ をぜのはるなみ よしゆらぐ けふかぎりなる しがのはなぞの) 並んで流れている小川の葦も揺らいでいる。 晩春の志賀の花園も今日限りだなぁ。 無茶してます(>_<)! でもこれも、結構自分では気に入っているんです。 面白い文字が目について、まず下の句ができあがったんですけど、今度は残った文字で上の句をつけるのが大変\(ーー;)/! 「つれそそぐ」なんて、あんまり上手な言葉じゃないけど、後の文字がこれしかなかったから仕方なしです。 全体的には「志賀の花園」の格調高き姿を壊さないように~~と必死で作ったのですが。 琵琶湖繋がりで「よし」を「良し」ではなくて「葦(琵琶湖の周辺に生えている草)」に替えたりしたところが、工夫かな(^^)? 右脳も左脳もフル回転で、もっともっと文学作品に近い歌に直せるよう、頑張って考えてみますね(^o^)♪ みなさんも、お正月に百人一首で楽しんだら、ちょっと紙にひらがなであれこれ書き直したり、パソで文字を移動させたりして、作ってみてください。 嵌ると面白いですよ(*^。^*)v! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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