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歩きながらネットが出来ればいいのに【はてな匿名ダイアリーさま】
最初読んだとき、すごく便利でいいことのように思えた。何か道具を持ったりしていなくても、必要なときに必要な情報がすぐ手に入りそうだ。 歩きながらとか移動中に何かいいネタが浮かんだと思ったのに、メモを取ろうとしたとたんにそのことが霧散してしまうなんて事も防げるだろう。 特に私は考えていることを文章化するのがあまり得意ではないし、誰かとコミュニケーションを取っていくのは苦手なので、思考するように文章化でき、面倒な労力をかけることなく、すぐに他人と繋がれるというのは凄い魅力的だ。 ただ、考えていくうちに、「待てよ…」と別のことに思い当たった。 歩いているときも、部屋にいるときも、常に繋がっているといってもいい状態であるならば、いつも不特定多数と向き合い、接している状態にはならないだろうか。それはちょっとどうかな…と思ってしまう。私はどちらかといえば、一人でいるほうが落ち着くタイプなので、一人になれないというのは結構困る。 また、思ったことがすぐに文章化されて、ネットワークで見られるようになってしまうのだとしたら、私にとっては大問題だ。自分が感情的になって誰かを傷つけるようなことを思った途端に相手に伝わってしまうかもしれない。 なにより、見たくもなかった、知らないままでいなかった自分の醜い部分と対面する可能性も増えてしまうかもしれない。 誰かと気軽に繋がることができて、知識や情報を共有できるのはいいのだけど、あえて遮断しておきたい、見せたくない、伝わって欲しくないものもあるで、そのあたりがうまくコントロールできないとな…と思う。 そう考えてしまうと、繋ぎたいときにだけ繋げて、見せたいものだけを見せられる今の状態でいいかな…とも思える。 体に端子くっつけて、ダイレクトに繋がっていく何処かのSFみたいな世界観に全く憧れがないわけじゃないんだけど、物事と冷静に向き合っていくために必要な距離っていうのが私にはあるみたいで、今のネットの距離間はその点でかなり都合がいいと思っているので。あまりこれ以上距離をつめたくもないかな…と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 4, 2007 10:50:40 PM
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