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更新の停止したブログに惹かれるのは、廃墟に惹かれるのに似ている。
【ネコプロトコルさま】 私の場合、もともと記事を読んでもすぐに書き手の方にまで関心を持つということはまず無いから、ふと訪れてみたブログが、もうかなりまえからに更新を停止していたとしても、そうでなかったとしても、あまり印象は変わらないのではないのかな…と思う。 だだ、私がそのブログがまだ活発だったころを知っていれば話は別だろう。かつて多くの人たちでにぎわっていたであろうその場所が、いまは静かにそこにたたずんでいる。きっとあのころとはちがった顔を私に見せてくれるのだろう。 もう、長いこと更新されていない。多分もう更新されることはないだろう。そうわかっていながらも、なんども通ってしまうブログがある。いつきてみても、変わることのないその場所。私がそこに感じるものも、おそらくはそう変わらないだろう。 ただそのことに安心することより、ちょっとがっかりしてしまうことがよくあるような気がしている。 もしかしたら、私はかつてそこの向こう側にいた、管理人の影を追い求めてやってきているのかもしれない。 記事しか見ていなかったはずの私が、更新の停止してた今になってみて「あの人は今頃どうしているだろう。元気でやっているのだろうか」などとその向こう側にたいしてまで思いをはせるのは、なんだかとっても変な気もするのだけど。 あるいは、期待しているのだろうか。止まってしまったはずのものが、もう一度動き出すのではないだろうかと。そうなのかもしれない。 私が訪れたぐらいで何かが起きるとも思えない。でも、声をかけてみたら?、あるいは、何かの記事に反応を返してみたら?、いやそれでも変わらないだろう。 でももしかしたら、私の知らないところでこっそり息を吹き返しているのかもしれない。 私がそれに気づいていないだけかもしれない。もう一度くれば、そのことに気づくかもしれない。 そう思うとものすごくひきつけられるのだ。 多分、それは私の勝手な妄想にすぎず、例え、そのブログが本当に息を吹き返していたとしても、結局、声もかけられずにいつも去っていくような私のせいではないだろうとも思うけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 21, 2007 02:04:45 AM
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