山頂カフェ「茂庵」
昨日の続きであります。実は、ある用事を済ませ、次の約束までに時間があるので、京大裏の吉田山山頂にあるカフェ「茂庵」に行ってきました。白川筋から吉田山に登る予定が、しばらくぶりのバスを乗り間違え、京大正門前の東一条で下車。15分あまりの登山で、たどり着いテみれば、汗ばむ陽気。30分ほど涼風を受け、待ってからお茶をいただくことが出来ました。京都御所や、糺の森、西山辺りまで下界の景色を見ながら、静かな時間を過ごせます。下山は銀閣寺交差点辺りに降り、今出川通りを西側を向いて散策。(吉田山、銀閣寺周辺は、コリアの友人P君が奥様に出会った記念の地でもあります。)銀閣寺周辺から京大までの間は、カフェ、ブティック、アジアンレストランなど、覗いてみたくなるお店が続きます。その後、バスで河原町二条へ。高瀬川につながれる「一の舟入」を過ぎて、幕末に因んだ名所をいくつか立ち寄ってきました。最後にたどり着いたのが「酢屋」さん。またも龍馬ネタですが、伏見の寺田屋は近所だったので娘とよく出かけ、柱に刻まれた刀傷を眺めながらよく時間を過ごしたものです。6,7年前、寺田屋が人手に渡り、納税問題で差し押さえられたという悲しい話を耳にしました。今はどうなっているのでしょう。10年ほど前、三条大橋の西詰めに「近江屋」という旅館がありました。ただし、これは幕末に存在したものではなくて、いつの間にやらその地には「さんじょスタバ」の灯が鴨川を照らしております。フラッと路地を歩けば、幾度も戦火にまみれた京の都には、どこを訪ねても、歴史に刻まれた時間に出会います。写真はこちら