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テーマ:子供の病気(2172)
カテゴリ:間歇性水腎症
ハクちんの入院中のことを記録として書きます。
【1日目】 小児科外来で点滴開始。赤ちゃんの頃から注射で泣いたことは一度も無いので、先生から「強いね!これはすんなりいきそうなかんじだね」と言われる。 レントゲンや心電図などの検査室に入る度「いたくない?なにもせん?」と自分で先生に聞き、「大丈夫、痛いことはしないよ」と言われてホッとしてる様子。本人は何故入院するのかを知らないので、検査の度に「これでおわり?もうなにもせん?」と私に尋ねる。 そう聞かれるたびに心が痛みます お昼前に小児科病棟へ。朝病院まで送ってくれた夫とくーたん、それに遠方から駆けつけてくれた義母が荷物を持って来てくれました。 義母は我が家でくーたんの面倒をみてくれ、夫は昼から会社へ。 お昼からは、執刀医である泌尿器科の先生から手術の流れを、麻酔科の先生からは全身麻酔と痛み止めの説明がありました。 ◆全身麻酔中は自発呼吸しなくなるので、人工呼吸器を使うということ。 ◆痛み止めの点滴をお尻の付け根あたりから入れようと思ったが血液検査の結果、血が止まりにくい体質(日常は問題ない程度)なので、もしもの事を考えてやめた方が良い。他の方法としては同じ場所からの注射もしくは坐薬。坐薬が一番危険性は低いが効き目も弱いとのこと。 呼吸が止まる?うそでしょ??そんなの聞いたことないよ。。。血の気が引きました。 あらゆることを質問し、一応納得したうえで痛み止めは注射を選択。 隣で「手術」と何度も口にしているのに自分のことだと思っていないのでしょう。ハクちんは病院でも元気いっぱいベッドの上で飛んだり跳ねたり。。。同室の3歳の女の子と仲良くなり(かなり一方的に)大きな声でおしゃべり。。。 もぉ~お願いだから大人しくして!!というかんじ いつもならあっという間に一日が過ぎるのに、入院初日はものすごく長い一日でした。 【2日目】 みんなより1時間早く7時に朝食。7時半までに食べ終え、7時半~10時半の間はお茶・水・スポーツ飲料のみOK。10時半より絶飲食。 夫、くーたん、義母、私の母が来てくれました。 昼前に手術着に着替えると、何をするのかわかってないハクちんはちょっと嬉しそう。。。 12時半に眠くなるシロップのお薬を飲むと、しばらくしてそれまではしゃいでたハクちんが眠そうに・・・ 夫はベッドで一緒に横になりながら、ハクちんの背中に顔をうずめ泣いてたようで目が真っ赤。 とうとうハクちんは眠ってしまいました。 13時半、手術室へ移動。 病室のベッドからストレッチャーに夫が抱っこして載せました。 シロップのお薬、そんなに強い薬ではないのでこの移動のときに目が覚めるだろうと言われてたのに、ハクちんはぐっすり眠ったまま。 手術室の前まで行き、ここからは私だけが中まで付き添います。 前日の麻酔医との打ち合わせで、目を覚ましたハクちんを私が抱っこし、好きなビデオを観せながら点滴から麻酔を入れ、完全に眠ったところで私は出て行く・・ということになっていました。 ところがハクちんはに眠ったまま目を覚まさなかったので、私は用無しに。 手術室の扉の中で、さらに別のストレッチャーに載せ替えられ奥の扉に入っていくハクちんをみて、涙が溢れて止まりませんでした。 「治す為の手術なんだ!大丈夫大丈夫!」そう思っていても、不安でたまらなかったのです。 3時間後、看護婦さんから「手術が終わりました」と言われ、また私だけ一緒に手術室の扉の中へ。 酸素マスクを嫌がってストレッチャーの上で「イヤだ~」と暴れてるハクちんを見てホッとしました。 病室に戻るとグターっとして酸素マスクを嫌がり、みんなが「ハクちん大丈夫?がんばったね。」と声を掛けると、か細い声で「むこういって」と。後で聞いたら、私と夫以外は近くに寄って欲しくなかったそうです。 それでも最後は母たちに小さな声で「きてくれてありがとう」と一言。我が子ながらスゴイ!と思いました。 小さい頃から親はいらないってぐらい人懐っこく、誰にでも抱っこされ、一人で泊まりにいくような子なので、その態度に驚き、やっぱり親は特別な存在なんだな・・・と実感。 それから数時間は目を覚ましてはまた眠るというかんじで、目を覚ましてる間もとてもきつそう。 夫が付き添いたいというので、私は家へ。 この日からくーたんは、私の母と共に実家へ行きました。 【3日目】 朝病院へ行くと、ハクちんはヘッドホンをしてTV鑑賞。 もちろんいつもの元気はないけど、一安心 昨晩、一度38度台まで体温が上がったけどアイスノンで下がったそうで、痛み止めの坐薬も1回使っただけ。 痛みはあるけど、ガマン出来ないほどでは無かったみたいです。 この日は小さい声でしゃべり、痰が絡んでるのに咳をガマンし、笑うのをガマンし・・・子供ながらにお腹の傷をかばってました。 尿道バルーンをしてるので、便意はあるのに力を入れると痛いらしく、これもガマンしてる様子。 【4日目】 前日まで何をするにも寝たままだったハクちん。主治医の先生から「起きても大丈夫よ。起きてみたら?」と言われたが、「いやだ。いたいもん。」と。 何時間かしてまた私が「ベッド起こしてみようか?」というと「いやだ」と言ってたが、少しずつ起こしてみた。するとハクちん、「あっいたくない!なおったんやね」と嬉しそうに言った。 そしてちょっと動けるようになったら、いつものように悪さばかっりしてる 【5日目】 朝食前に突然「あっ!う○ちでる・・・でた」と言うのでビックリ 慌ててナースコールを押し、パンツの中を覗いてみると、まだお尻に挟んだ状態。 ポータブルトイレに座らせると大量のう○ち なんせ4日ぶりですから。。。 この日は、私が家でお風呂に入るために義父が交代で来てくれました。その間にお腹に刺してたドレンというチューブを抜いてもらったそうで、ジィジの話ではあまり痛がってはなかったみたい。 【6日目】 尿道バルーンを抜いてもらった。これでベッドから離れることが出来るようになったけど、違和感は残ってるみたいで、おしっこをした時に「いたい・・きもちわるい。」と言ってる。 【9日目】 「もう退院してもいいんじゃない?」と思うくらい元気になってる。 昼食後、執刀医の先生から抜糸してもらう。 糸を切る細いハサミがお腹に向かってくるのをみて「いや~ぁ!こわ~い」と大騒ぎ。 私も初めて傷口を見たが、完全に閉じてない!! もちろん表面だけの問題だけど、ビックリした。ハクちんに「あんまり動き回りよったらお腹がパカッと開くよ!」と脅すと、しばらく大人しくして寝てた。。。 夕方目を覚ましてから、入院初日からずっと刺しっぱなしだった点滴が外れた。 【10日目】 めでたく退院。 回診の時、トップの先生から「一番痛がらなかった人じゃないかな。。。」と言われました。 普段から、こけた時でも泣いたりすることはほとんど無いハクちん。痛みに強いというか、ガマン強いみたいです。 本当よく頑張りました だけど本人は手術したことをよくわかってません。眠ってる間に手術室に入り、起きたら終わってたのですから。怖がることなく出来たのは本当に良かったです。 でもお腹に傷が出来たことは知ってるんです。 「ハクちん、なんで寝とう間に傷ができたん?」と聞くと、「・・・・ホント!なんでやろ?!」と言ってました(笑) 手術の時にステントという長い管を尿管に入れていて、2ヵ月後に膀胱鏡を使って抜かないといけません。2泊3日の入院で、また全身麻酔です。 そのステントが入ってるのが原因の様ですが、いまだに1日数回血尿が出ます。 心配は尽きませんが、本人は普段どおり元気です 子供のパワーってすごいですね。 今回ハクちんの入院ではいろんな人に助けてもらいました。 私と夫の実家の家族はもちろん、友人、知人たくさんの人がハクちんを心配してお見舞いに来てくれました。親戚の叔母は付き添いの私の為にお弁当まで作って来てくれました 本当にありがたいことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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