石碑
「石碑」旧陸軍の横須賀重砲兵連隊跡は現在、坂本学校群になっていてそのひとつ横須賀市立桜小学校の一角に石碑が二基建てられています。左が「誠心山之碑」右が「横須賀重砲兵聯隊跡」 「誠心山(せいしんやま)之碑」はかつて連隊の敷地内に誠心山という人工の山が営門を入った左手現在の聖佳幼稚園のあたりにあったようです。 前面には誠心山の由来が書かれています。「誠の心をもって事に当たりなさい」「この山は自らを省みる場所とする」「よってこの山を誠心山と名付ける」大正期の難解な文章ですがこのような内容のようです。 裏面は構築記録。「大正十三年、関東大震災の復興のために生じた余剰を利用し」「樹木は管内、練兵場から移植」「公務以外の時間に」「のべ2000人を要した」ということです。 誠心山にあったこの石碑が後にここに移設されました。 「横須賀重砲兵聯隊跡」の裏面には「嗚呼横重」という詩があります。「鎌倉山の星月夜 衣笠城址の蝉時雨 山河に残る英雄の 感化は如何で浅からん 桜花の春の競技会 紅葉の秋の裾野原」連隊の歌なのでしょうか。 そして創設から終戦までの歴史が刻まれています。昭和四十六年四月とあります。