ブログを自分用の記録にするのはとても便利
と言うことで「本屋さん大賞」ならぬ
私の’07ベスト10を記録してみます。
しかしここに登場するのは
今年発売の本ではなく今年私が読んで良かった本であり
順位を付ける必要も無いんですが何となく付けてみました
ちなみに内容は「お買い物レビュー」をコピーしただけです。
10位
宮部みゆき
あかんべえ(上・下巻)
内容をほとんど知らずに読み始めました。
時代物の長編と言う事で難しいのかな、と言う気がしていましたが、そこは宮部さんの作品。
いらない心配でした。
主人公のおりんが可愛らしくエピソードも次から次へと出て来るので楽々読み進む感じです。
宮部さんの作品なので時代物と言っても言葉も分かりやすく作品に入りやすいです。
登場人物それぞれに係わるエピソードが短編の様になっている作りかと思って読んでいたのですが
そうでは無くて一つに繋がっているお話なので続きがとても気になります。
(上巻)
繋がっていく謎が気になり、あっという間に下巻を読み終えました。
人間の弱さを通して大切な事が伝わります。
幽霊話でこんなにも温かく愛おしい話が出来るのだと改めて宮部さんの上手さを感じる作品でした。
読後感も良かったです。
(下巻)
9位
浅田次郎
日輪の遺産
宝探しの欲丸出しなストーリーで「浅田作品なのに」と思いながら読み始めたら・・・。
登場人物の魅力、捻り方、描き方等々。
さすが浅田さんですね!
物語として上質なだけではなく、一つの歴史観としても読む価値のある一冊です。
学校では教えてくれない、でも気付かなくてはいけない事を教えてくれます。
『七生報國』
日本人が自分が平和に暮らせている意味を考える、今はそういう時期なんだと思います。
浅田さんの勇気が素晴らしい形となった作品だと思います。
8位
宮部みゆき
理由
複雑なストーリーが書き方、構成により読みやすく引き込まれる内容になっています。
未読の本を読むのが楽しみになりました。
7位
あさのあつこ
バッテリー
どんなもんかと読み始めましたが・・・。
はまりました!自分が中学生の頃こんなに色んな事を考えていたかな~?とは思います。
(1巻)
中学野球と登場人物の葛藤や成長で6巻まで。
一試合や心の動きを時間を掛けて描いているのに飽きずに入り込めるのは登場人物の魅力からでしょう。
思いを込めた試合の展開を描くより私はこの結末が心地良かったです。
登場人物たちが育んで来た時間を物語る言葉のやり取りを微笑ましく読みました。
でも続編が出来たら是非読みたいです!!
(6巻)
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