花のひとりごと

[義父の事] カテゴリの記事

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• 長嶋さんの元気で良かった！

  昨日の、ジャイアンツと広島戦に、長嶋さんが、観戦に来ていた。脳梗塞で闘病してから始めての公共の場。それにしても、とってもお元気のご様子。驚異的な回復で、お元気になり、本当に良かったですね！脳梗塞。亡くなった義父も、結局はこの病気が原因だ。最終の死因はそうではないが、それが原因である。脳梗塞は、発症してからの時間が勝負という。いかに早く治療が出来るかに掛かっている。つまり、血栓が脳に飛んだ際、脳の死滅をいかに抑えるかが勝負である。父は、その時は病院に入院していた。しかし、病院側は、すぐに脳梗塞に気が付かなかったわけである。きっとそれだけ、気が付きにくい事なのだろう。人間の運命なんて分らないものだな～。今更、もしもとは考えたくはないが、もしもあの時、もう少し早く発見できたら・・・。もしも、もしも、もしもと考えてしまう。やはりこれは、その人の運命なのよね！長嶋さんだって、もう少し早く発見されていたら、今頃は、ユニホームを着ていたかもしれない。これもまた運命なのよね！でもきっと、強い長嶋さんだから、これからのリハビリも頑張って、きっと、ユニホーム姿をお披露目してくれるでしょう！今私のメル友のおじいちゃん達も、外見は、とってもお元気そうだけど、色々メールしているうちに、病院通いが多い事が分った。とっても、お元気そうなのに、やはり持病はお持ちのようだ。そりゃそうよね！もう８０歳にもなろうとしている、おじいちゃま達、何も無い方が、おかしいかも知れない。最近分ったんだけど、どうも最高齢は、８８歳みたい。でもこのおじいちゃま、パソコン詳しいのよ！この間も、パソコン教室で、私の近くの席だったので、分らないところ、教えてもらっちゃった！いつまでも私達の、メル友でいてほしい・・・・！「永遠に・・・。」と言うのは、無理と分っている。だけど、いつまでもお元気でいてほしいな～・・・・！メル友になれたこと、これも運命だと思っているから・・・・。

  2005年07月04日

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• 新盆。

  義父が他界して、今年のお盆は初めて。つまり、新盆だ！（あたりまえか・・・。）いろんな事考えていた。住職さんは、京都だし、お盆の時期は、お寺さんは忙しいはず・・・。近所の住職さんにするか？でも条件は同じはず、何処の住職さんも忙しいはず！ならば、住職さん抜きにやる？それじゃ～意味無いじゃん！はてさてどうしたもんかの～～～！！と考えていた。そしたら、お寺さんから、お手紙！ナニナニ？今年は新盆になりますので、１３日から15日の間に、お寺にて各家ごとに、法要をするとの事。え？新盆て、お寺でも良いの？自宅でやるものと思ってた。だから、色々と、困っていたのだ。それにしても、お寺さん。親切ね！そりゃ～近くの檀家さんなら、有り得る事だが、私の家迄、お手紙くれるだなんて～。なんて親切なの！お墓参りだけで、終わりにしようと思っていたが、こんな親切なお手紙、超嬉しい！！だってさ～。京都でやるって事はよ。旅行出きるじゃん！！温泉旅館取って、豪遊出きる！私の頭のなかは、京都。京都。温泉。温泉で、もういっぱい！でも、冷静に考えた。主人時間取れるかな～親戚大丈夫かな～先立つ物は？とにかく、連絡とって、考えよう！！義父さんのおかげで、温泉旅行ができるなら、お線香も、お花もいっぱいあげますよ！こんな事考えてる私は、不謹慎かな？でも、やっぱり温泉だ～～～～！！

  2005年06月16日

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• お年寄りの人生訓？

  久しぶりに義父の思い出を書いてみたいと思います。そう、まだ義母がデイサービスでお世話になっていた頃の事です。その日はデイがお休みで、義母は家に居ました。お天気も良く、大掃除を始めた時のことです。父は「花ちゃん悪いね～じゃあ植木の手入れに行ってくるからね～」と言い階下に降りていきました。最初母は、いつもの通りその辺をウロウロ。コタツをあげ、掃除機をかけ始めていた私。ゴーゴーガーガーとうるさくなると母は｢うるさいね～」と言い部屋から出て行ってしまいました。ヤバっと思ったのですが、昼間だし多少近所に迷惑が掛かっても良いよねと・・。掃除の続きをしていると、何やら鏡台の下からB４サイズの用紙。読んでみると、お年寄りの５か条と題した人生訓が書いてあった。１、老いては子に従え。　　何時までも親だからと言って、子供のいうことを聞かないのは嫌われるもと。　　自分の意見と多少違っても、子供の言うことを聞きなさい。ウンウンそうだよね～と私。２、遠くの親戚より近くの他人。　　幾ら親思いの子供が居ても、遠くに居ては役に立たない。　　ご近所さんといつも仲良くして、コミュニケーションを取っておく事。確かに！私だって、１時間掛かるしな～。やっぱりご近所さんに挨拶行って良かった～と私。３，４はゴメンなさい。１年以上も前のことなので忘れてしまったのだが、成る程と感心した記憶が有る。問題は次だ。５、墓場までお金は持っていけない。ここまでは、そうだよね～と感心。続きがまだある。　　いくらお金が有っても、嫌われては淋しい人生。　　ある程度生活できるお金さえあれば良いと考えて、　　子供や孫に分け与えては、い・け・な・い。ナニ～与えては、い・け・な・い？続きは　　子供も孫も、お金が有るから寄ってくる。　　年寄りがお金が無いほど惨めなものは無い。　　お金さえあれば、今の世の中、何とでもなるものだ。　　死ぬまで自分で管理せよ。墓場に行ったら諦めろ。・・と有ったのだ。最初私は、良い事書いてある人生訓だな～と感心してたのに、いったい誰が考えたの？と・・・。読み終えた私は、何か悪いものを見てしまったような気がした。もし父が、自分の教訓としていたのだとしたら、これを私に見られたくないだろうと思ったからだ。お年寄りというものは、こんなにも、気を使いながら暮らしているのかと・・。身内をも信用出来ないのかと思った瞬間だった。確かに私は鬼嫁よ。でもね、父の物なんか取らない。それどころか、今母は父の残してくれた、遺族年金で生活出来ている。本当に感謝しているのだ。何故鏡台の下に有ったのか？大事にしていたのか？それとも捨てたものなのか？今になっては確認できないが、その頃いったい、父は何を考えていたのだろうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いまだ疑問。

  2005年05月18日

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• 

  戒名

  色々と励ましのお言葉有難う御座いました。少しヘビーなお話は控えようと思ったのですが、またまた重い？お話です。そう、戒名の事です。実は、私たち、宗教の事はまったく分かりません。と言うより、無関心でした。この年まで・・・。(^_^；）そこで、斎場の人と相談。「一般的なのはなんでしょうか？」と・・・。こんな相談の仕方で良いのかな？と思ったけれど、質問の仕方が分からない。斎場の人、一から説明してくれた。 (今でも感謝です。）その時書いたメモ、捨ててしまったので、詳しくは書けません。ごめんなさい。主人と相談するという事で、帰宅。（実は、父が急変した時、妹に言われ、事前相談していたの。不謹慎だけど・・・。） 主人、「無宗教で良いんじゃない？」私 　　「良いけど～、でも無宗教って、お坊さんは要らなけど、戒名はどうするの？」 主人、「？？？？」私、　 「やっぱり何処か決めないとね。自分にも関わるんだから」要するに、主人無宗教は良いけど、戒名ないことには疑問。だんだん突き詰めていくと、欲が出る。主人、「頼まれ坊さんだと、若い坊さんだよな～。サラリーマンみたいでチョッとな～」 え～何言ってるのーーーー！！！！菩提寺もないのに、そんなわがまま～。そこで、友達の実家が、京都で住職さんしてるの思い出し、 相談する事に。後で分かったのだが、友達の実家、地域の住所がお寺の名前になっているほど、由緒正しきお寺だった。こんな格式高いとこだと思ってなかった私は気軽に相談。(汗）だって、いつも友達「うちの父、生臭坊主なの」て言ってたもん。結局葬儀は京都から来てくれる事となる。しかも、息子さんと２人で。葬儀に参列してくれた、親戚や、主人の会社の人。「すごいですね～」って、褒めてくれる。しかも、斎場の担当者、「すごい戒名つけましたね！」と・・・。「え？そんなに凄かったの？」知らぬが仏とはこの事か？（アレ？チョッと違うかな？）どの宗派でしようかは悩んだが、戒名のランク？まで気にしてなかった。（主人は知っていたようだが・・・）田舎のおばちゃん。「うちは、○○宗だけど、戒名だけで１００万掛かったよ」って・・・。うそ～。うち、そんなに払ってない。 （足元にも及ばない）四十九日もわざわざ、京都から２人で来てくれた。重ね重ね申し訳ない。暫くたって、落着いた私は、改めて、友達に、「ほんとに良いの？」と聞いてみた。「あ～うちは皆んな、そうよ。だから気にしないで・・・。」とケロリ。葬儀って色々決めなきゃいけない事多い。住職に、生前戒名ってのも有ると教えてもらった。主人と二人。うちらも、生前戒名付けておこうか？・・・・。。。。年を取るとこんな会話でした。

  2005年05月08日

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• 続き９

  脳梗塞をおこした義父。暫くは容態の急変に注意と言う事で、ナースステーションの隣部屋へ移動。最初は、モニターがいっぱい付いていた。暫く、点滴だけが続く。２０日もすると悪いながらも父の病状は安定した。治療方法がないという事で、そろそろ今後のことを考えてほしいと・・・。そう、退院の話だ。父はもう口から食事は出来ない。鼻から管が通っており、その管からの流動食。そして、痰の吸引。私は、自宅介護の自信はなかった。そして、病院のソーシャルワーカーと相談。結局その病院には長居できず、療養型の病院へと転院する事となる。５月３０のことだ。転院先でも私は暫く体制が分かるまで毎日通った。転院した病院は、とてもよく父を見てくれた。後から入院してきたおじいさん。娘さんの話では「うちはもう３度も転院したのよ」と。なかなか良い病院がなくてと言っていた。ここは本当に良く見てくれて安心だと言っている。やはり父が最後となるであろう病院。少しでも快適にいてほしい。こんな事考えるのは、不謹慎だろうか？転院してから１週間で肺炎。１ヶ月後位に、帯状疱疹。こんな状態で、痛いともいえない。なんだか本当にかわいそう。こんな状態で、生きている意味が有るのだろうか？とさえ考えた。父は、一生懸命生きているのだ。こんな事考えて申し訳ないと、反省。こちらの先生、落着いたら、胃ろうにするという。その方が栄養が入りやすいというのだ。正直ここまで来てまだ痛い思いをさせるのかと思ったが、最近、足が浮腫みだしている。良いという事は何でもせねばと気持ちを切り替える。そして、手術が始まった。術後は、鼻からの管が取り除かれ、見た目にも、呼吸が楽なようだ。やはり、やって良かったと思う。床ずれもなく、看護士さん、ヘルパーさん本当に良く見てくれる。有り難い。これなら安心と、その頃私は特別な事がない限り、３日ごとに見舞いに行く事にしていた。夏も終わり、秋がやってきた頃、父の様子がチョッと変。この間の事もあり、すぐに医師に報告。レントゲンをすぐ撮ってくれ、説明をしてくれた。どうも肺に水が溜まりだしたよう。これじゃ、溺れているような状態だ。水抜きの点滴を追加してもらった。血中の酸素濃度も測ってもらい酸素マスクもお願いした。すると少し、呼吸が楽なように感じた。いつものやさしい看護士さん。だいぶ良くなりましたねと言ってくれた。チョト、安心。それから数日がたった頃。いつものように見舞いに行く。何事もないようなので、今度は２日後にまた来るねと父に言いその日は帰ることにした。次の日、本来ならお見舞いに行く予定ではなかったのだが、車を運転している時、ふと父のところに行く気になった。到着すると、父の呼吸は弱弱しかった。お父さん「今日も来ちゃいましたよ！」と声をかけながらいすに座る。普段首の脈など見ないのに、何故かふと脈を見ながら、「今日の調子はどうかな？」などと話していた。しかし１０分ぐらいすると、その脈が、動かなくなった。あわてた私は、看護婦さ～んと叫んでいた。すぐに駆けつけた医師と看護士が人工呼吸を始める。何が起きているのか・・・。そしてその後何分たっただろうか、病室から医師が出て来て、１０月１４日　１４時２４分ご臨終ですと告げられた。ボーとしている私を看護士さんはやさしくいすに座らせてくれた。そして、「きっと花ちゃんが来るの待っててくれたんだね。いつも熱心に看病に来てたもんね」と言ってくれたのだ。その言葉とともに私は、人目を憚らず大泣きしてしまっていた・・・。　　　　　　父は眠ったようにこの世を去ったのだ・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終り。かなりヘビーな私のひとりごと、長い事読んでくださり、本当に有難う御座います父への懺悔のつもりで始めたブログですが、皆さんの励ましに、とっても感謝しています。これで私もやっと心の整理がついたように思います。　　　　　　　　　　　有難う御座いました。

  2005年05月07日

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• 続き８

  父が入院した事、連絡せねばと思い、とりあえず主人と妹に連絡を入れた。次の日すぐに妹達は駆けつけて来てくれた。労健へ入所する事は、２人とも了解済みだったので、私を責める人は誰もいなかった。それどころか大変だったね、ビックリしたでしょ。今日は私達が見るから少し休むよう言ってくれたのだ。(妹といっても、２人とも私より年上だ。やはり気配りが或る）言葉に甘えてその日はお休みした。そしてまだ連絡してない叔父たちに連絡をとる事にしたのだ。叔父や、叔母が次々とお見舞いに来るというので、結局次の日から私は毎日病院に通うこととなる。そう父への詫びも兼ねて・・・。暫くして父の病状は安定してきた。もし血腫が広がるようなら、手術をしなければならないと言われていたので、不幸中の幸いである。このまま行けば１～２ヶ月で退院できるといわれ、本当に有りがたかった。でも退院後どうしよう。病院のソーシャルワーカーと相談する。私には自宅へつれて帰る自信がなかったのだ。その頃は、母の時と違いグループホームが多く作られていた。その一つを下見に行こうとしていた時であった。ちょうど入院１ヶ月後の事である。母の特養から、熱が下がらないので、いまから、病院に行きます。と電話。そう父が入院している病院だ。父が入院している病院は母の特養の指定病院になっていたのだ。夕方父のとこらから帰ったばかりだったが、またとんぼ返りした。義母は肺炎のため入院。結局２日ほど私は２階３階と行き来する事になる。母は手足を縛られている事で、毎日騒ぎ立てていた。一応熱も下がったので、退院してほしいといわれ、特養の担当者と打ち合わせ。そして迎えに来てもらう。急な事なのに、対応してくれた。ケアマネさんは、今日はお休みだったのだが、手配してくれたのだ。本当に助かる。ヤレヤレ。母の事はこれで一安心。結局その日は父のことあまり見てあげれなかった。そうこの事が、また大事になってしまうのだ・・・・。その日、父はいつもと様子がちょと違っていた。食事もせず寝てばかりいる。最近下でのリハビリが始まったので疲れてるのかな～と思っていた。気になってはいたが、その日は母のことで手一杯だった。病院のヘルパーさんに今日の父、様子が変ですよね～といっておいたが、もう夕方になっていたので、急いで帰ってしまったのだ。そこの病院は老人が多いため常時ヘルパーさんが部屋を出入りしていたので安心していた。ところが、その日の夜１０時半頃だっただろうか、父が急変したと電話。どのくらいで来れるかと言う。夜なので３０分で行きますと返事。急いで主人と飛んで行く事となる。着くともう検査も終わっており、医師の説明が始まった。脳梗塞を起こし半分以上が、機能していないと言う。もう父は、回復の見込みはないと言うのだ。あ～なんていうことだ。やっぱり、今日様子が変だったのはこの事だったんだ。もっと早く医師に相談すればよかったと後悔した。何でいつも後手後手になるんだろうと自分を責めた。本当に辛い。父に申し訳ない。あの時、あの労健に入れなければ・・・。あの時父を一人にしなければ・・・。とまるで滝つぼに落ちるように悪い方に行っている。もしもどこかで別の選択をしていたら、父はもっと長生きが出来ただろうと思うと涙が止まらない。やっぱり私は鬼嫁だ・・・・・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　つづくその時の心境を書きましたが、昨日の皆さんの励ましで、今私は元気です。正直昨日は、書きながら、その時の事思い出し涙を流していましたが、今日は冷静に、書き込むことが出来、感謝しています。本当に有難う御座いました。

  2005年05月06日

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• 続き７

  やはり一人にしたことがいけなかったのだと後悔した。だが、父はもうかなり様子が変わっていた。家に来ても、貯金通帳を、胸に抱えて寝ていた。しかも私達に分からないようにいつの間にかである。そして朝その通帳が見つからないと、主人が取ったと言い出す始末。パジャマの間から通帳を見つけてあげると、すぐに開き残高のチェックをしてる。異様な光景だ。だが本人は真剣なのだ。通帳のチェックは頻繁になる。ハア～。一緒のいて気が滅入る。信用されてないのかと、辛い。父のお金なんて当てにしてないのにね！トイレの場所も何度教えても覚えられない。(そんなに広い家じゃないのに・・・）仕方が無い、いちいち付いて行く事に！おまけに夜中置き出し私の部屋や子供達の部屋を覗きに来る。(少なくともその時の私はそう思った）夜熟睡できない。我が家に来て２日目夜、父は布団の上で正座してる。おかしいと思い、様子を見に行く。そう、父は失禁したのだ。布団まで濡れている。トイレの場所が分からなかったのだろうか？いずれにせよ、早く着替えさせなければ風邪を引いてしまう。夜中、布団を取替え、パジャマを着替えさせる。夜、熟睡できなかった日が続き、とうとう主人がねをあげた。そりゃそうだよね。昼は仕事で、急いで帰宅し、父をお風呂にいれ、ご飯が終わると、私は買い物に出てしまう。あげくに夜眠れなきゃ、ねを上げたくなるのも仕方ない。私も、急遽父を連れてきたので、身の回りのものが足りない、昼間父を一人にする訳にはいかないので、買い物は夜しかなかったのだ。この頃私はケマネさんと電話で相談していた。このままだと要支援なので申請をしなおしたほうが良いという。その為には、病院に行って、痴呆判断をしてほしいとの事。動けない私に変わって病院も予約してくれた。３月３１日。痴呆判断のため病院へ行く。ところが行ってビックリ。そうまったくの精神病院なのだ。いくらいつもと違う父でも、ショックだったろう。まして記憶テストは１つしか答えられなかった。夜、主人にどうだった？と聞かれた父。「馬鹿にした医者だ～だから俺もバカにして答えなかった」という。ほんと？答えなかったじゃなくて答えられなかったんじゅあないの？と思ったが、父の手前、そうなのよね、あの先生子ども扱いだったもんねとホローした。主人には、本当の結果を報告する。かなり進んでいる事。それも今始まった訳ではなく、かなり前からだろうという事。そう、ＣＴの結果もかなり脳の萎縮があった。重度の軽度と診断される。（その後介護度３と判断されるのだが）この結果でますます私は焦ったのだ。あの母のようになるのか？と・・・。やはり、どこかトラウマを抱えていたのかもしれない。そして私は、最大のミスを犯す。そう急遽探した労健で、入所後２日で父は転倒したのだ。救急で、病院へ行くから至急来てほしいと連絡。ちょうど父の様子を見に家を出ようしていたときだった。入所したばかりが危ないと母のときに実感していたのに・・・。一日だけお休みしてしまったのだ。救急病院で検査が始まる。結果は、頭蓋骨骨折による硬膜下血腫であった。そう、頭の骨が折れたのだ。いったいどんな転び方をしたのだろう。本当に痛かっただろうと。知らない所で、誰にも言えなかったのかと・・・本当に申し訳ないと、自責の念に落ち込んでいた。そんな時、病院の看護士と、労健の看護士が揉めている。私も呼ばれ、退院後の行き場所を決めてくれというのだ。労健はこの利用者はショートなので受け入れの義務はないと言う。車椅子も持ち帰ればならないから病院のと変えてくれと・・・。病院側は、退院後の行き場所がはっきりしていないと、退院時もめる原因になるので決めてほしいと言う。いっぺんに色々言われてしまい、不覚にも私はその場で泣き出してしまった。私の様子を見て労健の看護士さん気の毒と思ったのだろう、結局最後までいてくれた。 「ごめんね。私も今朝出勤したばかりで、施設からは、入院だったらすぐ帰れと言われていたの。」という。そうよね。何処も忙しいのだと思い、泣き出した事を詫びた。取りあえず、私が泣き出した事で、病院の看護士さんは、それ以上何も言わずそそくさと何処かに行ってしまったが、結局入院の手続きを始めてくれていた。そして父の入院生活が始まったのだ・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　

  2005年05月05日

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• 続き６

  義母さんが特養に入った事で、私の生活はかなり楽になった。だが父のことを思うと心配である。主人の妹２人に電話をかけてもらうようお願いをした。と言うのも、父はやはり嫁の私には気を使っているからだ。娘が２人もいるのだから、その方が良いと思ったのだ。特に下の妹は、父親っ子でしたので、今までもよく面倒を見てくれていた。上の妹は関西にいるので度々来ると言うわけにも行かない。自然と、下の妹に負担が掛かってしまった。そんなことをしていた矢先、年が明けた３月２４日の夕方である。下の妹から電話だ。「父の様子がおかしいので見にいってほしい」と言う。一応電話をしてみると、やはり様子がおかしい。「泥棒が入っている」と言うのだ。泥棒？ってそんな～、ずうーといるわけが無いじゃないか。おまけに「今やっつけようとしているところだ、俺は戦争に行ってるから負けないぞ」と電話越しで言うのである。いったい何が起きてるのか、取りあえず行ってみる事にした。唖然ーーーーー！！！！父は、木の棒を持って部屋の真ん中で仁王立ちしている。そういつもの父とは別人だ。「お父さんどうしたの？」と聞いてみると「２人の泥棒が来ている。一人は大男で口髭を生やしてる。もう一人は小さな女だ。仮面をかぶっているが確かに女だ」と言う。取りあえず落着かせねばと思い、私が見張ってるから大丈夫だよと言い、とにかく物騒な木刀だけは取り除いた。お父さんオチャでも飲もうか？と言い座らせる事に成功。そして父の幻覚を聞いてあげる事にした。暫く聞いているうちに、落着いて来た。ご飯を食べさせ。夜寝るまで待って、帰ることにした。ふ～。家に帰りついた私はまだ寝ずに待っていた主人に詳しい様子を話す。すると明日俺も行くと言ってくれた。次の日、朝早く父のところに着くと、泥棒の話を主人相手に話し始める。父の話は、泥棒が鴨居にペンキを塗っているというのだ。主人「何処の鴨居だ？」と聞き、ペンキなど塗ってないぞと父に言う。父は混乱しているようだ。そして今日は心臓と内科の病院に行く日だというので、２箇所の病院についていく事になった。ところが病院の先生何しに来たの？と言う顔。事情を聞くと、まだ来たばかりだと言うではないか。「そういえばここ１ヶ月は来院ペースが変ですね？」と言う。その日は取りあえず主人に泊まってもらうことにした。２～３日様子を見ましょうと言う事になったのだが、治まるわけは無かった。主人が帰ったその日、管理人さんから、電話。「お父さんが今来てるのですが、また泥棒が入ったから、やっつけても良いか？」と言っていると。しかも先の尖ったドライバーを持ってきていると言う。なんてこった！今行きますので、取りあえず、監視していてください。とお願いする。やっぱり一人にしておけない。そう思い、父に私の家に行こうというが、父は駄目だという。留守の間に泥棒が入って全部持っていってしまうというのだ。は～これには困った。私が泊まるわけは行かないし・・・。夜主人が帰宅する頃を見計らって、電話で父を説得してもらう。何とか貴重品を持っていくことで了解してもらった。そして我が家へ・・・。　　　　　　　　　　　つづく

  2005年05月04日

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• 続き５

  やっとの思いで探した近くの労健に義母さんはショートステイした。勿論、その後本入所を約束して・・・。ところが、入所して３日後、朝から電話が鳴った。「お母さんが今朝転倒しまして、念のため、整形外科の連れて行きますから、来てください」と言う。急いで身支度して飛んで行く。着くと、そこには目の周りが腫上がり、右手は三角巾で結わかれている母が居た。とっても痛々しい。看護士さん「どういうふうにで倒れたか見ていないので分からないのですが、本人がかなり痛がりますので念のため病院に行きます。」という。近くの整形に一緒に行く。途中母は車中イタイイタイと連発だ。慎重に運転してくれてるのに、チョッとゆれると、また痛いと騒ぐ。運転手さんや、看護士さんに悪くなり、「お母さん。子供じゃないんだからもう少し我慢してね」と言ってしまった。　（ハア～自己嫌悪）結局骨折も無く、そのまま施設へと帰る。（まったく大げさなんだから～。痛がりすぎだ。と心の中）でも、確かにあの腫れじゃ、確かに痛たかったよね。１週間の予定が終わり、労健に行く。そう、裁定が出るのだ。「職員とも相談したのですが、やはりうちでは見れません」とのこと。そんな～、入るとき多分大丈夫って言ったじゃない。と心の中で呟いていた。「分かりました。残念ですが仕方ないですね。」と言い、家につれて帰ることになる。仕方が無い。デイサービスを再開してもらうようケアプラザまで行く。一応、どうなるか分からなかったので、中止でなく、お休みにしておいたので、すぐに再開できた。あ～助かる。その間、早く別なところと思い、正式に申し込みに行った。ここは、チョッと遠いのだが、同じ系列の労健が３つも有り、その中で、ぐるぐると回してくれるとの話だった。(そうもう下見は終わっている。）ただ、私のところからだと、有料道路を使用しなければならないので、チョッと痛い。そう片道１０５０円掛かるのだ。だがこうなると藁をもすがる思いだ。最初、父のことを思い、近くじゃなきゃ、簡単に会いにも行けないだろう、と考えていた。でも結局、父は一度も行くと言わなかった。それなら、遠くても良いと思い、申し込んだのだ。実は、母が労健にショートステイしている頃、或る特養から順番が後３人目です、と言う連絡が有った。やった～と喜んでいたのだが、内緒で見にいくと、ガッカリ。あまりの酷さに、絶句。昔の精神病院そのものなのだ。鉄格子に、古びた建物。いくら藁おもすがる気持ちであってもここだけは嫌だ。申し込み用紙を送ってくれたが、暫く放置した。早く、遠いけどそっちの労健から、OKでないかな～って思っていた。そんな事していると、違う特養から電話。順番が来そうなので、面接したいと言う。そうなんです。現在母がお世話になっている特養です。一応面接日を決めたのだが、前回の事も或る。面接日まで日にちが無かったが、急いで下見に行った。この間、中１日位だと記憶している。もう一度チェックすると、まだ出来たばかりの特養だった。そうだ、広報等には出ていなく、パソコンで調べた所だったのだ。（色々資料を集めたが、この１つだけ、既存の資料には新しすぎて出ていなかったのだ。）１１月５日面接。相談員さん、「うちの方はお引き受けしたいと思います。」と言ってくれた。でも、夫婦を放すことが、切ないと言う。それに、母が入所したからと言って、父を優先には出来ませんよと念を押された。何か感じていたのだろうか？当事の私は理解できず、はい結構ですと返事していた。とにかく、目途が立ったことで喜んでいた。ホッと一息つける瞬間だった。考えてみると、９月２０日に５５箇所の申し込み。それからわずか１ヶ月チョッとだ。ケアマネさんおよび、ケアプラザ(デイ）の人たちが喜んでくれたのも分かる。皆さん本当に喜んでくれた。有り難い。まさに、奇跡だった。（その後、１年ぐらいたって後３０番目ですなんて他の特養から、はがきが来たりした。は～今頃かい！）１１月１３日特養に入所。主人と２人で義母さんを連れて行ったのだが、主人、「まるで姥捨て山に連れて行くようだ」と言う。そんなこと無い、母はこの方が幸せなのだと、心の中で呟いた。母が入所した特養は、まだその年の６月に出来たばかりなので、建物はとっても綺麗。しかも設備も最新だ。申し分無い。後は、職員の対応だ。どんな具合なのか、疑うわけではないが、暫く毎日通った。母の様子、知りたかったし、以前の労健のことも有る。怪我でもしたらと思い、通ったのだ。ところが、義母さんゼンゼン平気。最初から、もう何年も此処に居ますって顔で馴染んでる。毎日行く事に意味が無くなり、少しずつ、いく日にちを空けていった。精神的に、余裕が出来てくると、父のことを思い出した。そう、父のことほっぽりぱなしだった。そうだ、１２月２０日は父の８３歳の誕生日だ！！！。大好きなお赤飯炊いて、プレゼント買って、主人と一緒に会いに行く。ちょうど、主人の下の妹も来ていた。にぎわう誕生日となった。その時は思いも寄らなかったが、そう。これが父の最後の誕生日となってしまった。　　　　　　　　　　　　つづく

  2005年05月03日

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• 続き４

  先日のご挨拶が効を奏したのか、近所からのクレームはなくなったようだ。だが、まだ夜中にご迷惑をかけてる事に違いない。今までも、ドアーに針金など巻き、開けられないようにしていたが、そういう時の母の力はかなりのもので切られてしまった。そこで、父も扱いやすくと言う事で、鎖に南京錠を付ける事にした。これで切られる事はない。ところが、今度はベランダに出たり入ったりとしているらしい。とにかく近所への迷惑は少しは減った事になるのだが、父は熟睡出来ないようだ。昼間は母の病院に付き合って貰っている訳だし、かなり疲れているように見える。早く何とかしなければ、父のほうが心配だ。母の髄膜腫、医師の話では、現在２箇所に分裂してる、前回の手術で全摘、出きなかった分が、約８年かけて、じわじわと大きくなったとの事。色々と検査をしたが、結果として、再手術をしてもまた再発をするだろうという。ましてや手術のリスクはかなり高いとの事。当然、認知症との関わりはないだろうから、問題行動は直らないと。おまけに、前回手術したからここまで生きられたのだと言う。まるでもう良いのでは？と言わんばかりだ・・・このまま放置したらどうなるのか？と聞いてみた。少なくとも小さくはならないので、スピードの差は有るが、大きくなっていく髄膜腫が最後に脳幹を塞ぎ死ぬでしょうと言う。この言葉に私達は、非常に悩んだ。知り合いの医者にも相談した。どちらを取るかはこうなると家族の意思となる。医師の方からはどっちが良いとは言えないだろうとの事。後は、父の判断しかないと思った。だが、案の定父は決断できない。そして、２度目の決断をする事になる。そう、手術をしないことに・・・　　　(鬼嫁か？いまだ疑問）手術をしないことに決めた以上、当然、病院へは入院できない。父の疲れを考えると何とか、ショートステイか何かを考えなくては・・・。この頃は、もうデイサービスを先行でやってもらっていたのだが、父には毎朝の送り出しが大変だったようだ。私が、間に合わせれば良いのだが、こっちも疲れていた。父に朝だけは何とかお願いしますと頼んだのだが、母は着替えをしないと言う。デイで着替えるのだから、そのままで良いと言っているのだが、何故か着替えさせようとする。当然、義母さん嫌がる。今日は行かない。寒い。と駄々をこねるらしい。だが迎えに来ると、ケロッとして行くそうなのだ。（他人だと正気になるのか？なんだかわがまま病みたいだ。）ほって置けば良いのにと思うのだが、いつも悪戦苦闘していたようだ。なので疲れる。ハァ～デイに行ってる間は私も施設探しとなる。当然ケマネさんと相談しながらなのだが、急遽となるとやはりない。２ヶ月先が前提だ。病院だめ。療養型だめ。特養空きなし。労健ならどうだろうと言う事になり、すぐ対応してくれそうなところを探す。この時点で介護度４が付いていた。父は要支援。今でこそグループホームが多くなっているが、当事は殆どなく値段も高かった。安いところを探すと、かなり地方になってしまった。いっそそうしようかとも考えたが、やはりそういう訳にはいかない。やはり、私もかなり疲れていた。昼間は飛び回り、夜は、「どうしよう」・「他に何か手はないだろうか？」・「この決断で果たして良かったのだろうか？」と悩み、熟睡できない。近くの労健に１０月２７日から取り合えず、おためしでショートステイが出来ることになり、そのために、９月４日健康診断に行く。（ショートは健康診断いらないのだが、大丈夫ならそのまま本入所へ移行するという話になったためだ）手術しないと決めたのが８月初めだから、結局３ヶ月も掛かってしまった。もっとも、本入所といっても３ヶ月だけだ。つまり、自宅で見れない場合は、少なくとも２箇所の労健に申し込みを入れ、３ヶ月ずつ行ったり来たりしなさいというアドバイスだった。そんな事やってられない。何とか、安住の地を見つけなくてはと焦っていた。９月２２日県内で、私が通えそうな特養を調べたところ、約５５箇所あった。こうなれば、いちいちどんなとこか、確認していられない。全部の特養に申し込みを入れた。申込書を送ったものの正直気がかりが有った。そう父のことだ。母が、施設に入れば、父は一人になってしまう。どうしたものかと・・・。そう考えながらも、すぐには入所出来るはずないと思い、労健の３ヶ月ずつで、慣れてもらおうと思った。そんな事を考えているうち、デイに行っている施設から、緊急連絡。母が倒れたとの事。(１０月１５日）　ちょうどもう父のところにいたので、飛んで行く。そのまま救急車に乗る。いつもの総合病院に搬送。（総合病院では受け入れられないといってたが、デイの看護士さんが無理無理お願いしてくれた）結局、入院するほどでもないと言う事で、そのまま自宅に帰えされた。仕方ないね。診てくれただけ良しとしなければ・・・。この事で、私はなお焦ったのだ・・・。　　　　　　　　　　つづく　　(ハァ～長くなってすみません）

  2005年05月02日

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• 続く３

  先程、当事いつも付けていたメモを取り出し日にちの確認をした。最初に電話が有ったのが一昨年の４月後半。意見書を書いてもらうために行った総合病院が６月１８日。改めてこんなに父の説得に時間を費やしたのかと思った。この頃の日にちの感覚がないのだ。部分的に起こったことの記憶は有るのだが、毎日が手探り状態だった。◎父とリハビリパンツ昨日のことが有り、母用にリハビリパンツを購入した。ある日、いつものように父のところの着くと、父が｢花ちゃん、洗濯したら小さくならないんだよ。チョッと見てくれるか～」と言う。いったい何を洗濯したのだろうと思ったが、父の後に付いて行った。父は、何故かベランダへと案内する。ベランダには２つの大きなバケツが有り、その中に何やら白い物体が有った。良く見ると、それは母用に買ったリハビリパンツだった。しかも、もうこれ以上大きくなりようがないと言うほど膨れ上がっていた。もう固まっていて水が切れない。何で洗濯なんかするかな～と思いながら、取り合えずゴミ袋に入れた。明日は、ゴミの日だが父には運べないだろうと思い、結局お持ち帰り。でもなんで２つも？と疑問。どうも、父が出かける時に自分で使用したらしい。（オイオイ！あんたも失禁かい？）なので、大して汚れていなかったとみえて、捨てれなかったらしい。ゆえに、お年寄りは、「勿体無い」が頭をよぎり、洗濯を選択（駄洒落かい）した。ヤレヤレ。◎２件隣のおばちゃんその頃私は、近所にお詫びを兼ねて挨拶に行った。殆どの人が、好意的に接してくれた。父がその前に行った時は「ひどいことを言われた」と言っていたので、内心ヒヤヒヤだった。何はともあれこれで少しは見る目も変わるだろうと安堵。ところが、主人と２人で行った日、例のおばさんが、「今日は息子さんが来てるんでしょ」と言いながらズカズカと入ってきた。(そうだ挨拶行った時そのおばさん留守だった。ヤバ！）おばさんまくし立てる。｢私はね、あなたの(主人)実母さんが亡くなった時も葬儀の手伝いをした仲なのよ、だから分かるでしょ。」(主人そこに住んでない。確かに葬儀の時は会ってるらしいが・・・）なので、とっても長い付き合いだから、義母のことずっと我慢してきたと。何度警察に相談しようかと考えた。住居進入だけでも受け付けてくれる。殺されそうになった事も。私は病気がちなので力がない。この婆さん(あんたも十分婆さんだ）は、馬鹿力で私を押し倒す。等々。とっても被害を受けていると、エンエン喋っている。とにかくその爪をどうにかしろと、その爪で引っかかれ何度血だらけになったか分からないと。（今日大きな爪切り買って来たのにな・・・）取り合えず、母のしたことを謝ると、やっと分かってくれたのかと言う感じ。思いのたけを喋った事も有り、落着いたのか、お土産持って帰って行った。後で分かったのだが、そのおばさん母が来ると布団針で刺していたらしい。はあ～、どっちもどっちだ。いや、いくら病気と言えど母がいけないのだ。おばさん怒るの無理もない。ごめんなさいね。◎母の妹、叔母登場！この間の着替え事件があり、また病院に行く時駄々をこねられたら困ると思い叔母に来て貰う様にお願いした。叔母と私はとても仲が良かった。そして私の相談相手にもなってくれた。義母さんはいつも「私は最後には妹のところに行くからいいの！」と言っていた。特に、母の嫌いな事をするとよく言う。私は、呆けてるのか、私を馬鹿にしてるのかと疑問に思ったもんだ。そんなに叔母のところに行きたいなら離婚させてやる～そしたらあんたとの縁も切れるってもんだ。絶対に離婚だ～・・・と、心の中で叫んだいた。　　（あ～鬼嫁！）その頃は、母の言う事マジに取ってた。だからいちいち頭にきたのだ。一度、あまり生意気な事を言うので、後ろから蹴飛ばしてやろうかと思ったぐらいだ。　　(さらに鬼嫁！）（思っただけで、やってませ～ん！）認知症って、本音が出るのかな～今までなら絶対言わないよう事。怒鳴ったりする。とっても上品だった、あの母が・・・母は、６９歳(現在７８歳）の時、髄膜腫で、頭の手術をしている。その時、右側の視神経と顔面神経を取ってしまった。なので、右側のまぶたは自分では開けれない。瞬きが出来ないのだ。左目は白内障。だからあまりよく見えない。介護保険の申請で病院へ行くなら白内障の手術もしたいと思い、心療内科と眼科もある総合病院へ行く事に決めた。そして暫く病院通いが始まる。母はとっても痛がり。注射一本するにも大声で怒鳴る。その度にスミマセンの連発だ！そして検査の結果、髄膜腫再発と言うおまけまでついた。白内障の手術どころではない。心療内科から、脳外科へと転科することとなる。　　　　　　　　　　　　　　つづく

  2005年05月01日

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• 続き２

  色々発見した１日を無事？に終えた次の日。また朝から電話。（お年よりは早いと言うが本当だと実感）父からの用件は「今日の２時に市役所の人が来るから来てほしい」と言う事だった。分かりました。と返事をしたものの、２時か～。と考えていた。たぶんコタツの上にご飯が置いて有るだろうから、お掃除して片付けなきゃと思い早めに家を出る。運転中、よく考えてみるとおかしな話だ。何で急に市役所の人？昨日のおばさん、苦情の電話でもしたのだろうか？それとも管理人さん？でもそんな大事になってなかったのにな～と色々考えながら到着。相変わらずは母、「花ちゃん久しぶりだね～」「美味しいもの食べに行く」と挨拶。昨日会ったばかりなのにな～と思いながらも、何とか分かってもらおうと、｢お母さん昨日も会いましたよ！」と返事。そう、その頃はまだ母の認知症、深刻だと思っていなかった。到着して、父に事情を聞くと、やっと理解が出来た。昨日の騒ぎで、父はどうしていいか分からず、自分で市役所に電話したのだった。その結果、今日来る事になったらしい。？昨日のいつ電話したのかな～。と思ったが深く考えない事にした。市役所の人は地域のケアセンターから来たと言っていた。それと、民生委員の人だ。父は色々と事情を聞かれ、介護保険の説明を受けていた。最後に私に「もし分からない事が有りましたら、ご連絡してください」と言って帰って行った。父に、「どうします？」と聞いてみたが、考えていたらしく、返事はなかった。実は、その後も父は決論を出さなかった。出さなかったと言うよりか出せなかったのかもしれない。後で判明するのだが、父も認知症だった。（翌年の３月３１日。アルツハイマー型痴呆。重度の軽度と診断される。）そんな事ぜんぜん分からなかった私は、きっと母のことを考えて悩んでいるのだろうと思っていた。なので、かなり私はこの返事がない事を「いやなのだ」と勘違いし、悩む事になる。最初の決断。取り合えず私は、このまま毎日通うわけは行かないので（少なくともその時はそう思った）、何とか介護保険のことを父に理解してほしく説明が始まる。実は、この時初めてパソコンでインターネットをしたのである。自分でも申請の詳しい手順など調べたかったから。父を説得するために。。。なかなか介護保険を申請する事に返事をしない父。とうとう「お父さん私も毎日は来れないし、お父さんも大変でしょ！」といってしまった。すると父は「お国の世話にはなりたくない」と。はあ？何言ってるのかな？理解できない。つまり、父は、生活保護でも受けるような感覚で居たのだ。あんなに説明したのに・・・ここ数日の努力は何なのよ～再度、介護保険はね～、健康保険と同じで、毎月保険料払ってるでしょ！だから、お国の世話じゃなくて、権利なのよ？と説明。（こんな説明で正解なのか分からないが取り合えず仕方がないと）これで少しは分かってくれるかな？と思ったが、まだ考えている。これではらちが明かないと思った私は、主人と相談し、勝手に申請をしてしまおうと決めた。そしてある日ケアセンターに相談しに行った。父の承諾がまだなこと。意見書を書いてもらう掛かりつけの医者がいない事。等々色々アドバイスを受け、帰ろうとしたのだが、もう一度父に説明したいと思い、父の所に寄った。もう夕方になってしまっていたのに、部屋の電気が点いてない。あれ？どうしたんだろう？と思いながら、ドアを開ける。｢お父さん？居ないの？」と言いながら部屋に入る。うん？また変な臭い。薄暗い部屋の中に母が座っている。見ると、ズボンの下から、う○こだ。その足を手で触っている。絨毯も、コタツの布団も、座布団も、そこいら中である。そう、汚れたまま家中を歩き回ったのだ。私「お母さん何してるの？」母「花ちゃんどうしたの？」私「う○こ漏らしてるじゃないの。洗わなきゃ駄目じゃない！」母「何でそんな事言うの。ひどい」どっちが酷いんだよ～と思ったが、暫くやり取りした後、やっとお風呂場まで連れて行った。風邪を引かせたら大変と思い、少し熱めのシャワーにしたのだが、｢熱い熱い」と言って、暴れる。そんなに熱くないのにな～と思ったが、仕方がない。だんだん下げ、どう？と聞きながら結局かなりぬるくなってしまった。体を洗い、着替えをさせ、絨毯を掃除している頃、父が帰って来た。父「花ちゃんどうしたの？」私「母が、う○こ漏らしてて、今掃除してるんだけど・・・」父「なんかね～昨日てんぷら食べたからかな～。下痢するんだな～」私「取り合えずここ拭いたんだけど、綺麗にならなくて・・・」父「いいよ～」私「明日、変わり買ってきますから、今日はこれで我慢して下さい」もう７時を回っていた。早く帰らなければと思い、そそくさと帰った。あわてて帰ったが、途中気が付いた。てんぷら食べると下痢？早く言ってよ。てんぷら止めたのに・・・えび天は、母の好物なのだ。ところでその時父は何処に行ってたんだろう？　　いまだ不明！そして、明日はオムツも買って行こうと決めた・・・　　　　　　　　　　　つづく　　

  2005年04月30日

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• 昨日の続き１

  予約した美容院へ行くため、母に「着替えしようね」と話す。母「寒いから、着替えない」私「もう予約したから、待ってるよ」母「花ちゃん綺麗な髪だね、長い髪、大好き！」私「それじゃ、切らなくて良いからシャンプーしに行こうね」「行く」と言う言葉に反応したのか、母「行くの？じゃあ美味しいもの食べに行こうよ。」　　は～と思ったが。私「そうだね、じゃあ着替えようね」母「なんで？」だからさ～・・・やり取り聞いてた主人がまたまた切れた。「良いから、早く着替えなさい」っと！寒いから～とか何とか言ってたが、無理やり着替えさせてしまった。たかが美容院へ行くのに、こんなに大変なんだ。父に連れて行けというのは無理な話だ。すったもんだしてやっと美容院に着く。母を一目見て先生が、「大変ですね。これからもいつでも良いですよ」と言ってくれた。美容院の先生。ご自分のお母さんも認知症らしく、すごく理解が有った。だから、すぐ引き受けてくれたんだと思う。本当に感謝です。あの、ひどい頭をですよ・・・ぞお～美容院から帰ると、私は、疲れ果ててしまい、「ご飯食べて行け」と言う父の言葉を無視して、「子供が待ってるから」と言い、主人と帰ることにした。今考えると、父母のご飯ぐらい作って帰るべきだったのだ。綺麗にカットした母を見て、父はとっても喜んで、「花ちゃんありがとな」って何度も行ってくれたのに・・・（鬼嫁だ！）帰宅途中主人が「あれじゃ駄目だな。悪いけど少し行ってくれるか？」とそう来ましたね・・・と思ったが、「そうだね、そうするよ」と返事。次の日、私の予定では、午前中に家の片付けを済ませ、お昼頃出かければ、午後一で着くな、と考えていた。甘かった。朝から、電話。当然父から。母が近所の家に上り込み、「ここは自分の家だから帰らない」と言ってる。その住人は、激怒してる。仕方なく、母を叩いたが、どうにも動かないと・・・ぎゃ～。あの大人しい父が母を叩いたって？　こりゃ～只事では無いと思い。すぐ行くと返事した。それでも、１時間の道のりだ。朝だった為、通勤帯と重なり結局１時間半ぐらい掛かってしまった。家に着くと、何やら父が、通路を掃除している。母の騒動はどうしたんだろう？と思いながら、　「お父さん。お掃除してどうしたんですか？」と尋ねてみた。父「いや～参った～。う○こした～」と。最初何を言っているのか理解できなかったのだが、つまり、一悶着した後、母は出て来たのだが、自分の部屋に入らず、廊下をウロウロしていたとの事。チョッと目を話した隙に、その入り込んだ家の玄関前の廊下に「う○こ」をしたというのだ。なので今掃除をしていると・・・げえ～。なんてこった。当の本人は？と思ったら、部屋で昼寝してた。父かわいそう。だからと言って母を怒るわけ行かないので、掃除を手伝い（殆ど終っていたが）終了後部屋に入った。そうだ、せっかく早く来たのだ。あのゴキブリが気になるので、部屋の掃除をするよと言った。父「悪いな～花ちゃん。じゃあ、掃除の邪魔になるから、俺は下の花壇に居るから」と言って、出て行った。そう父の趣味は植木なのだ。いつも花壇の手入れに余念が無い。さあ～と気合を入れ、掃除を始める。（母は、そこいらで横になっていたが無視）部屋の端に洋服の山。洗濯もしなきゃと思い。衣類をより分けていた。げえ～。。。このパンツ、「う○こ」漏らした後、すでに乾いてカピカピだ～こっちもだ～。全部母の・・・。そう、汚れた下着などを隠していたのだ。どうしようかな？なんて考えず、即、廃棄処分にした。いくつか洗濯した物が有ったので、タンスにしまおうと思い引き出しを開ける。げえ～。こっちもだ。ここにも廃棄処分品が有る。もしや押し入れは？と思ったら案の定。布団の横に廃棄処分品。これじゃ、ゴキブリさんウジャウジャ当然ね！納得。。後で分かった事なのだが、さっきの家（２軒隣）には、母と同じぐらいの年代の人が、１人で住んでいる。母がこうなる前は、それなりに仲は良かったらしい。向こうは女一人。何かと父が相談相手になっていた。ところが、母はおかしくなると、２人の立ち話を見ただけで、敵意を示したらしい。なので、何かにつけ、その家に行っては嫌がらせをしているようだ。本人の認識は分からぬが・・・こんな状態になってもやきもちは有るのかな～と思ってしまった。この時点で、私の中ではまだまだ「母は話せば分かる」と、思っていた。もう、無理だったのにね・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

  2005年04月29日

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• 何処から話そう。

  そう、それはちょうど２年程前の事だった。朝早く電話が鳴った。見てみると義父からだ。ナンバーディスプレイが有るので電話に出る前に何処からか分かるのだ。こんなに早くどうしたんだろう？と思いながら電話に出た。義父「○○居るか～(主人の事）」私、｢仕事だけど、夕方頃帰ると思う」「何か有ったんですか？」と聞いてみるが、「じゃまた掛け直す」と父。きっと、良い話ではないな？と思ったけど、用件を言わないので仕方がない。気になったが、主人が帰るまで待つしかない。そう。ここから始まったのです。私の鬼嫁が・・・私は長年（１０年程）勤めた仕事を辞めて半年。そろそろ簡単な仕事でも探そうかな？と思っていた矢先の時だった。主人帰宅。早々父へ電話した。主人「ウン。ウン。取り合えず明日、花と行くから」と言っている。え～明日行くの？しかも私も？っと思ったが、「お父さん何だって」と聞いてみた。「継母の様子が変だって言ってる。だから明日、ようす見に行くから」とそうなんです。主人の実母は主人が、２０の時病気で亡くなりました。急に無くなったらしく、ショボクレてしまった父を見かねて、実母の妹が、後妻にと義母を紹介してくれたのである。実母と継母は遠い親戚らしい。という訳で、私達夫婦は付かず離れずと言う感じだった。ましてや、この２年間は私の仕事が忙しかったので、行っていなかった。次の日。父の家に着いた私達は、いつものようにチャイムを鳴らし、すぐにドアを開けようとした。ガタン。ドアが開かない。そうチェーンが掛かっていたのだ。父が出てきてドアを開けてくれた。うん？なんか変な臭い。「くさい」とも言えないのでそのまま部屋に入って行く。リビングに入ったとたん、絶句してしまった。そう、そこには変わり果てた義母が座っていたのだ。まるで浮浪者のよう。髪は泥で固めたようで。着ている物はシミだらけ。コタツで、ご飯を食べている。こんな時間に！父が座布団を出してくれて、座りなと言ってくれた。はい。と返事したが、周りを見ると、ゴキブリホイホイが置いてあり、小さなゴキブリが歩いている。「うっ」と思ったが、取り合えず座った。父と主人の話を聞いていた。母がこんなで困ったと。近所から、「出て行け」「どうにかしろ」と言われていると・・・そう、徘徊が有り、夜中近所のドアを叩いているらしい。眠れないから何とかしてくれと、苦情の嵐。しかも、夜見ると、お化けに見えて気持ち悪いとまで言われていると。確かに・・・と思った。それ程酷かった。最初主人は母に「何で近所に迷惑かけるの？」と聞いている。母「なんで～そんなことする訳ないでしょ」と。外見が綺麗なら、信じてしまう。まったく悪びれていないのだ。母「お父さん。何でそんな事言うの？いじわるね～」といくら言っても信じられないって顔しているので、主人、手鏡を持ち出し「この頭(髪の毛）酷いだろ？」と言って見せている。「花ちゃんは髪が長くて良いわね～」「私長い髪が大好きなの」と話をそらされた。母のほうが一枚上手だ。とうとう主人怒り出し。「何言ってるんだ。臭いぞ酷い臭いだ」と、言ってしまった。仕方がない。黙っていた私だが、「これじゃ、自宅では出来ないから、美容院へ連れて行かない？」と提案してみた。早々近くの美容院へ予約の電話。事情を話したら、「それじゃ、誰も居ない時がいいから夕方来てください」という。　夕方までか～と思ったが「それでお願いします」と返事。その間主人、文句を言いながら母の頭に付いている、カーラーやら錆びたヘアピンを取っている。私は、触るのもゾッとしていたので、助かった。主人のこと、口は悪いがやさしいじゃんと改めて思った。その間父は小さくなっていた。　もともと小さな父なのに・・・色々と気を使い。かわいそう。本当に疲れているようだった。そんな状況なのに、結局私は義父母を私達の家に連れて帰ろうと言わなかった。ううん。考えもしなかったのだ。当たり前のように・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

  2005年04月28日

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