感動!花屋って楽しい。五行歌と写真でつづります。
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October 15, 2006
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行程は ほとんどが 緑陰の中 思い出せない 山頂の景色 クラスで一番 絵の上手かった 私の描いた 遠足の思い出は 深い緑の中のカラスウリ 見晴らしの 良い所で お弁当の図は 私を 表さない 模範解答は 解っているのに 時たま 反発していた 小学2年生 先生は順に絵を見せ 名乗りを上げさせ返していく その時の悪い評価と 誇らしい気持ちを 今も憶えている ドロドロの 絵みたいな 今の暮らしに 誰が点をつけても 平気だ 鮮やかな 絵の具をみんな 混ぜたら出来る 日常の 色
October 13, 2006
心の中のメロディの 音階を確かめるために 触れてみる ピアノのような 装置があれば 心の中のこの色に 名前と番号を割り振って 誰にでも 見せられるような 色見本帳があれば
October 12, 2006
October 11, 2006
公園の緑が少し霞んで山脈に見間違えたら関東平野の出身で無かった事を自覚するどの町に住んでもいつも空の端には山並みがあり安心して眠ることが出来たのにビルの間の雲が染まる雪山の夕映えのように大丈夫この街も抱かれている
にじみ出す 涙はいつも 同じ跡を伝う もっと泣いたらこの川の 流れが一気に変わるだろう
思いやりからと わかっていても 避けてしまう店 手あれクリームを 勧められそうで お喋り好きの薬屋や サジェストうるさいチェーン店で 手が触れないように 注意して お釣りをもらう
October 8, 2006
強い風が 空を磨いて 本来の 青が 光る 空がが やたらに青い 日曜 レンジまわりを 磨いている
October 7, 2006
風の強い日 空が青い 雲が白い 夜空が黒い 月が明るい
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October 4, 2006
本当に必要なものしか買わないように 好みのものだけそばに置いて すっきりシンプルに暮らしたいから あまり使ってない色のマニキュアをチェック 本当に好きな色じゃなかったのに 無駄な買い物してたんだ 捨ててしまうのはさらに無駄だし 使いきってしまおうと毎日塗れば 気に入らない色で 私が印象付けられていくんだ きっと
10階の窓ガラスに 蚊よりも小さい小さい虫が 指をあてて ペアガラスに隔てられた距離に気付く 彼は外の世界で 一人ぼっちで生きているのだ
September 30, 2006
忙しなく ペダルを漕いでる 長い足が 時々伸びて 自転車は滑って行く 漕ぐ足を 休めるときも 片方は伸び 片方は回転面に 曲げられたまま 両足を伸ばして 坂を降りよう ブレーキの 効きは 十分確かめた
空っぽの洞窟の 天井から 滴る水が 青い水溜まりを 作ってゆく ごわついた 砂漠の色の 仕事着を ぬるま湯に 浸けて洗うとき 涙に濡れた 頬がカラッと 乾いたら 反比例して 心が潤う
バラはバケツで流通してるから 水上げしなくても他の花よりヨッポド元気 段ボール箱でも立てて水が入ってたりとか 一昔前よりかなりコストがかかってるのに セリ値はあまり変わらない 生産者のためにも 高く売れるdesignを
September 27, 2006
重い轍に 何度も何度も 踏み分けられても すぐに集う 水溜まりの水のように
September 26, 2006
七色に光る雲を 何度か見掛ける いつも撮影には失敗する これにはどんな 意味があるのだろう
September 23, 2006
夢の中でも 作曲していた メロディそれは 神様からの ダウンロード
September 22, 2006
日本舞踊や芝居は 楽屋の中まで入れるけど ロックコンサートは楽屋口まで 外タレだと預かってもらうまで 10分も待たされた セレブが歌って 莫大な収益を上げるのは ポピュラーミュージック 高尚な伝統芸能をたしなむのは 庶民
September 20, 2006
September 19, 2006
モデルルームみたいに 皿を重ね ナプキンを折って 自己満足に 溜め息をつく ネイルアートも 巻髪も 女だけの 自己満足と知っている でも楽しい
September 18, 2006
一番明るい部屋の 一番大きい窓の外に 見えるのは 向かいの棟の 壁ドア窓壁ドア窓壁
September 15, 2006
丸めた指の隙間を 小さく小さくして見ると 通って来た光は 真ん丸の オハジキみたいになるでしょう その中に 学芸会の描き割りの 草みたいなシルエットが こんなに近い睫毛が はっきり見えるなんて 不思議だね
イガイガの 君を包むには 力を入れすぎない のがコツだと 学んだ 360度 トゲタラケ 中には いつか実る もと3粒 まだ青い トゲがいつか 近すぎる 互いを傷つける 秋が来る
殺されるほどひどい言葉を私は言ってしまったの?彼に死んで償いしなければいけないほどの生き物じゃないのに私考えてもわからないことは考えない宇宙の最後や明日の自分
September 10, 2006
カーネーションもユーカリもすぐしおれてしまうバラはすぐに開いてしまう大きくきれいに開いた花を花屋の私は捨ててしまう
September 5, 2006
写真の中のあなたは永久に 若々しいままなのに 残された絵は 年をとるにつれ 老成していく 私たちがこの年になっても まだ描けないものを 短い人生のうちに 既に描いていたのだと その中に熟したものが 含まれていたのだと 私たちはこの年になって 気付かされる
ヘルメット 1個余分に 載せてきた 訳を訊きたい バイク通勤の彼に
August 29, 2006
伴走する コーチの付いてる 選手の後ろを 試しにチョット 走ってみる 大勢を 見方に付けた 人のペースを こっそり盗んで 一人走る 走りながら 考える 走ることを 考える まだ素人だから 生きながら 考える 生きることを 考える まだ初めてだから
薄っぺらい 画面の奥に 無限の深さの 景色が映って 人が歌う 古ぼけた 紙の間に 今も同じ 出会いと別れの 想いの香り 回転する ディスクから ゆるがない 愛を伝える メロディが揺れる 手の平の 温度で 伝えられない時に 100年後の 君達に 手の平の 温度でも 伝わらない 人には 唇で
August 25, 2006
尻餅を ついたことより 可愛くキャ と声出したこと 恥ずかしくてキョロキョロ 私は 頑固で折れない 脛に 観音竹の尺鉢が 落ちてきた位では 思い出せなかった 詳細な角度が 今日青痣と タンコブになって 現れる
August 23, 2006
どうすれば 戦争がなくなると 思いますか 何故あの子は 答えないのだろう 何故憎しみを 消せないのでしょう あの大人は 答えを 知らないのだろうか 私の答えは 全ての武器を 禁止すること 爆弾も銃も刃物も 弓矢も全て 仇より 100万倍も幸せな その後の 人生を おくること
August 18, 2006
苦しみを 背負っていない 人などいない 誰彼の噂噺が 私を励ます
August 15, 2006
昨日の夜まで壊れていて 反応しなかった押しボタン式信号機 今夜は直ってるけど 昨夜は ボタンを押したかな どうせダメだと 赤なのに渡ったんだ もう 直っていたのかも ここの押ボタンは 特に反応が早いんだ どうせ時間がかかるからと 押さなかった私が 変わったくらい 5秒で青になるクイックレスポンス 歩行者優先 この次も また押して また車の流れを止めて スタスタと渡っていこう
August 10, 2006
水の底から コト・コトト・・ 不安な音は 不定期で 連続的 回転を止め 洗濯物を持ち上げて 濁った泡の 底を探れば 不安のもとは100円硬貨 この探索が 急に無意味に 邪推したあげくの サプライズギフト にも似て 調査を依頼するのも 虚しい 時が 来れば 必ず判る事なのに 僅かな不安を 消すために 手探りで 腹を探って 両手を濡らす
口から異物を吐きながらも 手をついて坂を登る夢 息苦しすぎて目覚めたけれど もう一度戻りたい 騙し盗られたものを取り返すためなら
August 9, 2006
夜中に起きてオークション出品して、もう一度寝ようと思ってたらもう5時半。市場に行く時間。
前頭葉あたりに乗り込んで私の手足を操縦する戦士の闘志がやたら強くて体を休める暇がない
August 7, 2006
カサカサの緑に 色の変わった 紫陽花が好き 8月の道端に まだ咲いている 手折っても 咎められないだろか それとも此処に 残して愛でている ご婦人が たまに架けたら留守電で 何故もっと頻繁にと 悔やんでも後の祭り 不安な時間は当然の報い 返事が返ってくるまでの
August 6, 2006
憧れだったポケットパークに ふと出くわしたのは 8月にニューヨークに行った年 敷地の横幅いっぱいの 滝の水音で 街の喧騒はかき消された あれからずっと 爆音と静けさと涼しさの記憶を 取り出しては楽しんでいる 空爆の中を逃げる時 ジェット機に乗って眠るとき 蝉時雨の道を歩く時 大音量に身を包まれると 静けさと同じ 今感じてる音量レベルも 幾度かの 最大最小を越えて来たのだろう ゼロレベルに押し込めてきた 時計のチクタク 耳なりのキーーン・・・
August 4, 2006
花屋のハサミは使われ通し 合同結婚式の5つのケーキ 寂しすぎるので花を散らしてみました 後から人形が届くとわかったのだけど
August 3, 2006
山あいでしか 聞いたことなかった ミンミンゼミの鳴き声は 関東で聞く度に 涼しい思い出 庭のギンモクセイの根元から クマゼミが登って 羽化していった きっと私が生まれた 日の朝も あれから何世代 蝉は子孫を増やしただろう そのうちの のべにしても何日間 日の光を浴びただろう
August 1, 2006
あいにくの 小雨の粒が 花火の直径の 中をくぐって 窓ガラスに灰を散らした
July 29, 2006
桃を綺麗に櫛形に 切って花のように 並べたら 今までのウシロメタサが 消えていった
July 27, 2006
届くまで8分20秒間何をする?もし光より早くその情報を得られるならば太陽は人類だけには特別な配慮で教えてくれると思うなら光は赦しを乞いながら1億5000万キロメートル宙を渡ってくるのだとしたら打とうと思った瞬間に飛び立つ蚊の感覚をまだ持っているものたちにその猶予が与えられるさあ一番大切な人のそばに行きなさいもう何も残せないからでも平日ならばあまりに遠く最後の時も相手を思うだけ家族でさえ会えないのなら今思うしか出来ない人との絆も同じ確さ
July 26, 2006
バラジャスミンコキールビスコース
July 23, 2006
目覚めると水の音 雨なのか せせらぎなのか 不安で耳をそばだてた 山小屋の朝をふと思い出す
July 22, 2006
舞い落ちる全ての雪に手を差しのべてあげられていたら雪崩の被害はなかっただろうてのひらの熱で溶してあげたならでも雨はその指の間もすり抜け山を崩して流れてしまう
July 21, 2006
表と裏だけじゃなく 物事には側面があって それも単なる立方体じゃなく サッカーボールより多面体 その一面しか触れられない 多面体であるほどに まろやかになるほどに 接する面が小さくなって 完璧を 理解するのは難しい この玉の この点に 触れたのは きっと私一人だけだから 私なりの歌を詠む
July 20, 2006