感動！花屋って楽しい。五行歌と写真でつづります。

二つの目が一つに見えるまで

鏡の中の自分に向き合い もっと知ろうと近付けば 一つ目お化けの私が哢う 単視眼的になるなというのか それとも これ以上の深入りを阻むのか

太陽がいっぱい

本人であることを証明するためにいくつかの質問に答えて住民票の写しをもらった引っ越してくる前の住所以前同居していた人の名前、漢字、誕生日一個人の存在とは記憶でしかない書類半ページにも満たないデータを丸暗記して答えられれば私になりすます事ができるのだでもどこの誰が私の人生を代わりに生きたいと思うだろう偽ＩＤが必要な指名手配中の犯罪者だってきっと嫌がる今までの私に代わってこれからの私を生きたいと願うただ一人の人によって「なりすまし」は成功し新しい私は区役所の階段を下りた

月が地球に接近する日は感情的？

イガイガみたいなエチナセア 実は花が散った後 実は種が稔る前 刺々しさの隅に 一枚ピンクの花びら

海苔煎餅を食べてから

口をすすげば 沢山の黒いもののけ どれ程の人に 笑いかけただろう そのつもりだったろう

灼熱の工房

宙吹きの 熱いガラスで 独創的なハートを造る この技は 一人ではできない

湿っぽくてしかも暑くて嫌われる

おもいっきり泣けないままで時がたちジメジメの梅雨はこのまま終るのか

趣味はオリジナル着信音作曲

1音ずつずらしただけで何故悲しい曲になるのAmは脳にどんな作用をするの名曲があらゆる生命にもたらすものは何誰か科学的に説明できないのドミソは命の和音まだ地球に空気もなくて海もなくて音のなかった太古から宇宙に満ちていたメロディきっと星は命を誕生させるため音の聞こえる環境を整えて待ったのだ火の鳥に似た姿をしその音色は宇宙を渡ってくる大気圏の外側に40億年前のハーモニーが今も地球を包んでいるから作曲家は空を仰ぎ音が降りてくるのを捕まえる私は花に聞かせてる

地図のない星

この先何度 交差を越えて いくつめの分岐で 道を選べばいいか 君に教える地図はない 振り返れば たどって来た道だけが広く真っ直ぐ 此処まで伸びている 海を渡る橋のように 起伏や枝分かれの 多かったはずの ロング&ワインディングロードは変身して 滑走路のように光る 水の惑星の表面から 少し浮いて 様々な人の橋が 何本も伸び 花手鞠を作る星

26日の日記

アガパンサスの 頭が日に日に 傾いて この径は通らないでと 何かを隠す

美しいハイビスカスにかぶれて痒い

毒もトゲもない花の 葉の先が 優しいくらいに 細くトガって 私の手を刺す

乙姫様に会いに

これからは天然の魚は食べません。マグロもうなぎも養殖だけにします。どっちが贅沢かわからないけど。

竜宮の敷石

魚が獲れなくなっているらしい10年前の漁獲の半分だとか人は木の実や穀物を食べつくし様々な動物を絶滅させついに海の生き物も獲りつくして次は人口を減らす時が来たのか自然の花を採らないで野生の動物を食べないで養殖じゃない魚を皆殺しにしないで

15日の日記

空のずっと彼方には 私達みんなの過去がある 宇宙の一番外側は ビッグバンの記憶で すっぽりくるまれて どちらを向いても 熱い熱い思い出

last_morning

君は髪を洗い 乾かさないまま 行ってしまう 時速60キロの風になびかせて 全て振り払うために

無意識の世界に戻ってしまった

夢の中の誰かのジョークに 声を出して笑って目が覚めた 夢は全部自分で考えているとしたら 私、天才じゃないかと思ったのに もう全然思い出せない

目の前にある物には気が付かない

トンネルに入った直後 何も見えなくなるのは トンネルに入る直前に 目の前が白くなるから 消えるせつなの灯のように 暗い部屋に差し込んだ 光の中で 埃が白く舞うように なんて考えてたら フロントガラスの汚れだった

千代田区皇居外苑1 番地

全財産を詰めた紙袋を枕に 一日中美しい芝生の上で 寝そべる人たちがいる 各国からの観光客の視線を浴びる 私もいつか お金も家族もみんな失ったら どうせだったら此処で暮らそう

ありふれた演出にすぐひっかかる視聴者です

枯れ葉とゴミで蜘蛛のように見えたものがさささと動いた今日それで気がついた足を少しも動かさず移動する虫が怖いそれはチャチイ撮影のチョット恐怖をあおるシーンによく出てくる映像だから足を動かす虫も体をくねらす虫も怖くないのに

沸かし直したお風呂の蓋を

開けたら昨日入れた赤と白の 薔薇が何輪も浮いていた 首を折られた花たちは 恨みがましく 香りも放たない 花びらの組織に水を吸い込んで 開き始めた姿のまま まるでプリザーブドフラワーのように固まって みずみずしさではち切れんばかりの花は 暴力的に美しい セレブな姉妹を思い出す その花びらを 毟ってお湯に散らしても 湯船の底に沈んでしまう 柔らかい花びらならば 湯面に浮かんで 人の肌に吸い付くように まとわり付くのに 露をはじいて美しく 水滴で飾るのに 涙が頬を伝わずしみこむ肌に キスする気にナレルカナ

オレンジ色の夜

初めて都会に住んだ頃は 夜空が赤いだけで不思議な気がして 胸騒ぎさえしたものなのに 曇りの夜空は山や街のシルエットより ずっと明るく柔らかく 湿布のように都会を癒す

1日の日記

高速道路の照明から 降りてくる光に 撹拌されて 私たちの町も空も オレンジ色の夜

紫陽花のアレンジメント

紫陽花の恐怖

紫陽花のアレンジメントを持って行ったら もう梅雨かという話題になりました その季節は嫌いではありません 怖いのは2006年がもう半分近く終わっていた事 昔と今とそして未来と時のたつのが速いのはどちらだろう 砂時計の砂がたっぷりあるときは 時が流れていくのに気が付かないけど 砂の傾斜が蟻地獄のようになってから 私たちは（私は）慌てだす 幼い頃も今も変わらぬ 速度で砂は落ちているのに @いうまに過ぎ去った過去と同じ速度で この先の未来の時も流れていくのだと 考えれば怖いような 全然ヘッチャラなような

母の電話

最初、認知症やて言われたんやで悔しさが伝わってくる軽い脳梗塞してたのだとわかる前に理系に強いはずの父がパソコンも覚えられない私たちも教えに行けないもっと伝えないといけないことがあるのにもっと伝えて欲しいことがあるのにそれは目の前にいると言えないことですぐに言葉にできないことでそのうち私の脳細胞もどんどん死んで忘れてしまいそうなこと

亀ゼリー食べました

中華料理店のランチについてるデザートがどれでも１品選び放題だったので杏仁豆腐や愛玉子やマンゴープリンはそっちのけでまだ食べたことのない亀ゼリー食べてみましたブラックのコーヒーゼリーにコーヒーフレッシュがかかってる感じで美味しくて美肌にいいとか・・ありがたく頂戴しましたいったいどこが亀だったんだろうとあとで検索してみたら亀の腹の皮を煮たものだとかへーーーランチは５時までやっててサラダ、スープ、ライス、デザートつき５時以降もデザートは各￥１０５さっき食べた店の名前を忘れました錦糸町オリナスモールの４階にある中華料理店です(画像は本文とは無関係です)

明日は正月以来初めての休み(午前中のみ)

いつもいつも春は息苦しくてサクラの頃も若葉の頃もあと何日で母の日と追い立てられて焦り続けてまだ準備が整わないのにもう桜が咲くもう散っていくと暖かくなっていく季節は毎年すごいプレッシャー今年はそれほど仕事量が多くないし第二日曜が一番遅いパターンでＧＷも休みはないけどゆるゆるしたしぎっくり腰にさえならなければ気持ちのいい五月のはずだったヨロヨロしながら全ての仕事をこなして母の日さえ終われば逃げ出してしまおうとこの一週間結局今年も土曜の夜の発送バタバタ終わったら帰省する約束もやっぱり果たせそうもないとりあえず明日の午前だけは寝る久しぶりに更新したらグダグダ書いてしまって五行歌にならないタイトル変えようかな

8日の日記

銀座はマロニエの季節 ピンクに見えた 花も落ちると 赤と 白の花弁

綿にくるまれたような今日の夕陽

永遠に 晴れることが無いという 金星の空を 甘く明るくにじませる 光に似た陽 本当の 太陽も星も 見たことの無い人達が 金星の雲の下には 住むという 私たちの 見ている星は 空は 太陽は 本当はどんな色だろう

24日の日記

片腕を車から垂らすと煙草を吸っていた頃の仕草をしてしまう片腕を出して眠ると腕枕してあげた重さの思い出記憶装置は手の中にあるのだろうか一定のポーズが引き金によつんばいになると獣だった時代の記憶のファイルが開く

きみ　なみきみち

あどけなく力強く皆にやさしいきみきみどり

ポーラ・フェイの最後

2日間 スポットライトを 浴びた花は 色が抜け 紙のように それでも 健気に 真上を向いて 一番美しい 姿のまま 抱いてあげるから この中で散りなさい 咲かずに しなびて丸まった イブ・ピアッツェも

ステンレスhairlineに映るイルミネーション

20日の日記

今日はきららの誕生日 夢の中で私には きららという名の友達がいて トイレも一緒に行く仲良し 検索してみたら 今日誕生日のリストの中に きららという名前が 5人以上 どうしてこんな特別な 名前の子が多いんだろうと 見上げた夕空に 茜色の 長い 飛行機雲 きらきら きららの生まれた日の 空に きらきら煌めく 天体現象が きっとあったんだ 17年前の 星を探りに 私たちの冒険が 始まる予感 薔薇色の雲

20日の日記

迷子になった子供みたいに 前をスタスタ歩く人の 背中を追い掛け見知らぬ街角 振り向いて ダメ振り向かないで 何処へ行きたいか 訊かないで 私の意思で此処に来た そう答えたいから ヤッパリ訊いて 道行く人はそれぞれの 家に消え 濡れた路地を 横切る猫の 後を追う

ある細胞の営みとその宇宙

臓器のサイズでも 細胞や遺伝子のサイズでも 私の個はない この大きさの 体の中にだけ 人類や日本人の レベルでも 私の個はない 地域とか家族のレベルでやっと見えてくる 原子から宇宙までの この大きさのレベルにだけ 有ると思ったこのステージは 中心ゆえに 高さも幅もない世界

blueファウンテン

湯船の底のシャワーから湧き出る水が湯面を踊らすあああの泉のコンコンはこれよりも強い勢いが微笑むような泉の底でほとばしり出る水流の勢いに上下する石

タンポポの綿毛の記憶

アスファルトの 隙間で生きようと 着地した種がいる この両親と選んで 生まれた時の意思がある

気が付く風

わぁ桜吹雪 声がして 初めて気が付く 風の中 付き合いではしゃぐ 感動しない 心を恥じて 感動した ふりをした時 疲れに気付く 桜吹雪が始まる 瞬間を 察して待てる 時間に 変わる

雨と桜が降ってくる日には

透明の傘に したのに 桜色の 景色を隠す 桜色

今日のお題 彼女を喜ばす嘘を1つ

実は僕は地球外生命体君に出会ってこの星に残ることにした実は僕は君の息子まだ出会えないパパを教えに未来から来た実は僕は君のひいおじいちゃん何度でも生まれ変わって君に寄り添う

30日の日記

人間のサイズでもこの花の香りに酔わされている鳥や虫らは既に狂乱

春はちゃんとやって来た

忙しさや体調のせいにして自分のミスに罪悪感を抱かない自分に腹が立つ分け隔てなく暖かさと美しさ堪能させてもらって私は春に恐縮している空き地の角に佇む男性公園を独りで歩く婦人飼い犬やスケッチブックはきっとカムフラージュぼーっとしてると言われたら歌を詠んでいたと言えばいい花の季節

27日の日記

夢ならば覚めないでとつぶやくほどの春の日に夢ならばいっそ目覚めて現実の冬を歩こう

靖国通りはまだチラホラ

並木に咲いた雲の上花見がてらに下界を見守るもの達も集う

世界でひとつだけの花

レンギョウと雪柳のラインダンス春の主役の登場はまだ黄色や白の花は悲しい桜色の頃にはいつも脇役

ホワイティーンホワイトグレープ味が好きです

自分の中にまだこんなに水分があったと驚く一粒のガムカラカラの喉達にガムを配ろうよく噛んでね自然と水分湧いてくるからカラカラの唇達に歌を配ろう自然と艶艶輝いてキスしたくなる

0.1秒～0.3 秒で言えること

流れ星にトッサにかける「願いが全て叶いますように」流れ星にトッサにかける願いは「時よ止まれ」流れ星に願い事「長く尾を引く星をもっと」流れ星にかける願いは「大切な人の願いが叶いますように」流れ星にかける願いはいつの日か願う事がなくなるように

セリフが多いとドラマチック

思ってること全部口にする渡る世間のドラマのようにはいかない世間ミスしたシュートをフォローして決めてくれる仲間がいない独りで速攻走りすぎとりあえず今シュートしてリバウンドする間に自分で体勢立て直しボールをつかんで決めてやる

鏡は見ないほうがよかった

日差しの中で寝転んでまだ中学生の春休みみたいなつもりがふと我に返ると４０代の貌きっと７０、９０もまだ迷い続けているだろうはるかな将来に戸惑って子供みたいに期待して

別の世界に行った鳥

鳩が車にぶつかってきて音がして居なくなった停められないで後で見たら白い粉が付いていた