あるがままに

[本にかかわること] カテゴリの記事

全34件 (34件中 1-34件目)

1

• 僕らのごはんは明日で待ってる

  読後日記。自粛生活で久しぶりに一気読み。瀬尾まいこさんの本はさらりと読めるね。

  2021.01.24

  コメント(0)

• 本棚の整理。

  本は書店で買うことが多い。 手にとってみて活字の大きさや見やすさを確認したいから。 どうしても本屋に見当たらないものはネットを利用するけれど。 で、最近本棚が容量いっぱいになってしまい、整理することにした。 以前は仕事柄、勧めたい本を読んでは貸していたので手元に置いておきたかったけど、今はその必要もなくて。 一度読んだ本は読書メーターに記録するので読み返すこともほとんど無く。 友達に本を貸すということは、余程趣味が同じ人でないと難しいし。 結果、リサイクルショップに持ち込むことに。 自分が払った金額からはくらべものにならない額の買取価格だけど、家に置いておいても埃をかぶるだけだし、誰か次の人が手にとってくれるといいなあと思う。 夫がメルカリの方がいいと人から聞いたと教えてくれたけど、面倒くさがりの自分なのでとりあえず今回はリサイクルショップへ。 本棚に空きができたので、これでまた新しい本が読める。

  2018.06.23

  コメント(0)

• 

  「桜風堂ものがたり」　村山早紀著　PHP研究所

  以前は本を人にオススメする機会が多かったので、時間があれば本を読んでいたが、ここのところご無沙汰。しかも年の流れに逆らえず、文庫本を読むのが辛くなり、、、（特に目が）最近は単行本を買うようにしている。ここに記録はないけど、最近「ツバキ文具店」も購入して読んだ。でも、それはドラマ見て気になってネット買い。今回、書店で本を探そうと初夏に購入したのがこの本。本屋大賞ノミネートという帯とカバーの優しいイラストに惹かれて手に取った。しかも本を作る人や本屋さんのお話らしい、ということで購入。時間はたくさんあったけれど、本を開くと5分で眠ってしまう生活でなかなか読み切ることができなかったけれど（内容が退屈なわけではない）ここ2日間でなんとか読破。内容は都会の本屋で書店員をしていた主人公が、自分の見込んだ本を世に出すため準備をしていたが、ある事件で本屋を辞めざるを得なくなり、しかし、その後いろんな出会いがあり、、、という話。もともと児童文学から出た作家さんだからなのか、「現実的な物語」（あとがきより）として書かれた本作にもファンタジー的な要素がたくさんあったけれど、そんなに違和感はなく読めた。書店員さんのリアルはSNS上にあるものを参考にしたり、取材したりという手法で描いているとのことで、自分の知らない世界を垣間見られて面白かった。話の展開はうまくいきすぎだとは思うけれど、読者が願うラストになっているんじゃないか、と思う。読み終わってから爽やかな余韻が残るから。そして、次の本を本屋で探したくなる。我が町は決して都会ではないけど、また、作中の「桜野町」のような田舎でもないけれど、最近本屋は減る一方である。私がこの街に暮らし始めてから１５年くらいだけれど、本屋は大きなチェーン店ですら姿を消した。私自身、本屋で探すのが面倒でネットで本を購入することが増えた。でも、本屋に行こう、と思う。作中にもあるけど、本屋は町の文化。せっかく購入しても自分に合わない本もあるかもしれないけど、手に取ってその本に携わった人達の思いにふれよう、そう思わせる作品だった。桜風堂ものがたり [ 村山早紀 ]

  2017.08.15

  コメント(0)

• 

  大事なことほど小声でささやく

  お盆前に読んだ本。病院の待合室で読んだんだけど、途中涙があふれて困った(´；ω；`)筋トレの描写もすごく良くて自分も筋トレしたくなった！また時間をあけて再読するね。きっと。おすすめの本です。大事なことほど小声でささやく [ 森沢明夫 ]

  2016.08.25

  コメント(0)

• 

  「うつくしい人」　西加奈子著

  久しぶりに本を読んだ。友人が西加奈子、おすすめだよというので手に取った本。読みやすいし、表現が美しいので軽い気持ちでぐいぐい読める感じ。でも、自分が他人にどう思われ、他人に会わせて生きようとしてきた、自覚している人にはなかなか痛い本かも。私も大学生くらいまでは他人にどう思われているか、自分はどうあるべきか、を気にする人間だったので主人公の気持ちもわからないでもない。でも、子供が生まれて「自分を無条件に求める存在」ができてからずいぶん気が楽になった。だから読んでいる間も少し離れたところから見ている感覚で読めた。ホテルで坂崎やマティアスと出会えてからはさらに余裕を持って読んだ。また他の作品も読む機会があればトライしようと思う。うつくしい人 [ 西加奈子 ]

  2016.08.10

  コメント(2)

• 

  天空の蜂

  映画の予告を見たとき、次男が喜びそうな映画かも、と思った。書店で予告動画が流れていたので、この映画見るかとたずねたら見るというので、原作も読んでみようと手にとった。でも、理系用語が多くてなかなか読み進められない。。。結局映画館に行く機会のほうが早く訪れたので、大まかな流れだけつかんで映画を見た。その後原作を読んだらスラスラ読める。それだけ原作と映画に違和感がないということか。細かい展開は映画用に派手にしているところもあったけれど、大筋は原作通りで、もともと完成度の高い原作なのだと感じた。原発と自衛隊。大きな鍵となる二つの存在。「天空の蜂」は、とても２０年前に書かれたとは思えないくらい現在にリンクしている。東日本大震災を経験して、原発は止まった。最近再稼働の動きが活発になってきたけれど、そのまえに考えないといけないこと、気にかけないことはなにか、それを考えさせる作品だった。【楽天ブックスならいつでも送料無料】天空の蜂 [ 東野圭吾 ]

  2015.09.22

  コメント(0)

• 

  エンジェルフライト

  集英社文庫からはこちらの一冊。最初題名を見て本の表紙から、空港の話かな？と手にとって裏表紙を見ると、「国境を越えて遺体を故国に送り届ける仕事」とあり、驚いた。そして著者を見ると、佐々涼子さん。以前石巻の製紙工場の復興を追うノンフィクションを書いた方で、その本も大変感動した。これは、間違いないだろうと即購入。「ミッキーマウスの憂鬱」を読み終えてから家事を挟みながら４時間くらいで読了。しかし、何度も涙で読めなくなった。海外からいろんな形で戻ってくる遺体。それを家族に戻す前に処置をする現場。遺族からの感謝の言葉。。。ノンフィクションの重み。遺族は悲しみ尽くさないと生きていけない、心に突き刺さった。それを手助けするのが国際霊柩送還士、エアハートの皆さんの仕事。自分には知らない世界がまだたくさんあると思い知らされた一冊だった。【楽天ブックスならいつでも送料無料】エンジェルフライト 国際霊柩送還士 [ 佐々涼子 ]

  2015.07.05

  コメント(0)

• 

  ミッキーマウスの憂鬱

  この時期、書店によく行く。夏休みに向けて各出版社がオマケ付き本を並べていることがあるからだ。今年は新潮文庫と集英社文庫が文庫本を買えばしおりをくれるという。で、一冊ずつ選んでみようと手にした新潮１００冊の中にあったのがこの本である。自分はディズニーランドが好きかといえば、好きでも嫌いでもどちらでもない。結婚する前に２回、子供が生まれてから２回。シーには一度しか行ったことがないし。でも、大阪のユニバーサルには一度も行ったことがないので、きっとそれよりはましなのだと思う。もちろん、出かけてみれば楽しい。まだ小さかった子供たちと過ごしたランドでの時間は大切な思い出だ。では、そこで夢を見せてくれる人たちの世界はどんなものであるか。知りたくもあり、知るのが少し怖いものだが・・・。そこで、この「ミッキーマウスの憂鬱」である。文庫本裏表紙の説明欄には『ディズニーランドの＜バックステージ＞を描いた』とある。読んでいいものかどうか一瞬迷ったが、元々ドライな性格でもあり、本の最後の解説に「夢を壊さない」とあったのでそれを信じて読むことにした。詳しい内容は読んでいない方へのネタバレになるといけないので書かないが、要するにTDL版「踊る大走査線」であった。後藤＝織田裕二、に思えて仕方がなかった。展開は面白いしすぐに読めるし、仕事に対する情熱には感動もするが、根底の格差社会的なくだりは・・・。働くとは？サービス業とは？と考えるにはいい本かもしれない。というわけで、この本は中学２年生向きではないかと。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ミッキーマウスの憂鬱 [ 松岡圭祐 ]

  2015.07.05

  コメント(0)

• 

  火花

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】火花 [ 又吉直樹 ]感想は読書メーターに記録。うーーーん。期待が大きすぎたかも。

  2015.06.28

  コメント(0)

• 

  「動物記」 高橋源一郎 著

  最近、通勤の僅かな時間にラジオ（AM NHK）を聴いている。金曜日のパーソナリティーが高橋源一郎さんで面白そうな方なので著書を読んでみようと。擬人化された動物たちのお話は軽妙に進んで、皮肉を感じることも多いが、ラストの「動物記」はなかなかシリアス。図書館で借りた本。動物記 [ 高橋源一郎 ]

  2015.06.22

  コメント(0)

• 

  海街diary　原作

  昨日見た映画の原作本を読んだ。とりあえず1、２巻。映画よりもタッチが軽くて笑える場面がたくさんあるかな。映画だけではわからなかった家族の設定も理解できた。昨日書いた通り映画には葬儀とか法事とか喪服シーンが多かったけど、原作はその間の時間に（当然だけど）いろんなことを盛り込んでいる。映画は２時間におさめないといけないからね。原作にあるすずちゃんのサッカー関連のエピソードは映画にはあまり登場しないかな。原作通りだったらもう少し鈴木亮平さんの出番もあったのにな〜（笑）。でも、カットされていない部分は原作通りのセリフが多いな、という印象もある。３巻以降もまた読んでみるね。ちなみに、ソファーで読んでいたら息子に、かあさんがマンガ読んでるなんて珍しい！と驚かれた。最近あまりなかったもんね。でも、嫌いじゃないけど。佐々木倫子さんのシリーズはほぼ読んでるし、たかぎなおこさんのマラソンものも好きだし、「日本人の知らない日本語」も全巻もってるよ♪海街diary（うみまちダイアリー）蝉（1）著者：吉田秋生価格：588円（税込、送料込）楽天ブックスで詳細を見る

  2015.06.21

  コメント(0)

• 

  23時間57分の一人旅

  先日、子どもの懇談会で時間が少しできて図書室へ寄ったとき、「少しいい話」の棚で見つけた本です。23時間57分のひとり旅さだまさしさんの作品。題名を見たとき、今はなこのお気に入りピーマンズスタンダードのもやもや漫才を思い浮かべてしまったのですが（汗）内容は本当に心洗われるお話です。児童書になってしまうと思いますが、大人が読んでもとっても素敵な本です。鉄道好きの長男にいつか読ませよう、と思っています。「本物の親切」のお話。

  2009.12.16

  コメント(2)

• 

  平井堅物語

  平井堅物語わが町の図書館には、児童書と大人のコーナーの間に「ヤングアダルト」というコーナーがあり、小学生高学年から中学生用の本がおいてあります。その中の一冊。大人用の書架に行くのが億劫な時にたまに立ち寄るのですがね。内容は、本人が書いたものではないので必ずしも真実かはわかりませんが、平井堅の生い立ち、デビュー、ヒットへの道のりが大まかにわかります。幼いころから「歌手になりたい」という夢を持ち、しかし専門のレッスンなどを受けたことはなく、大学生の時にはレコード会社に「歌手になるのはどうしたらいいんですか？」と聞きに行ったくらいだとか。。。読み終えて改めて「歌バカ」（デビュー10周年のシングル集）を聞いています。うーーーん。やっぱり「LOVE LOVE LOVE」以前は苦悩のあとがわかりますね。（歌バカはDVDつきの初回版ですが、夫婦で泣かされた曲がありました。）そういえば最近新しい曲は購入していないなあ。紅白は平井堅のところだけ見たけど。ちょっとまた「平井堅ワールド」にひたってみたくなりました。

  2008.01.04

  コメント(2)

• 

  ふたごの星　宮沢賢治童話・あきやまただし絵

  ふたごの星少し星をかじりかけたので、この童話を読んでみました。鳥をかじりかけたときには「よだかの星」を読んだのでした（笑）天でいられなくなってしまったお星様が下界に落とされてヒトデになってしまうとか、さそりの喧嘩とか、、、きっと星空を眺めていろんな想像をめぐらした中の物語なんですね。子どもたちに寝る前の読み聞かせで読んだのですが、結構楽しんでしまい（笑）寝るどころではなくなってしまいました。あきやまただしさんの挿絵も素敵です。長男は、ウミヘビの長老はもう少しかっこいいのを想像したのに、、、と言っていましたが。宮沢賢治は決して恵まれた生活の中での製作ではなかったでしょうに、こんな素敵な物語がつむげるなんて。本当にすごい人だったんですね。今の私と同じ年齢で病死しているのですよ・・・。残念です。

  2007.10.15

  コメント(8)

• 

  予定日はジミー･ペイジ　角田光代

  午前中、次男と夜の虹くんは幼稚園の行事へ。長男が図書館へ行きたいというので、はなこもいっしょに。はなこは先週9冊本を借り、ビデオ1本借りたので、ビデオを返し、貸し出し1冊分余裕つくり･･･さて、何を読もうかな？と新刊コーナーで見つけた1冊。これ、本当に出版ホヤホヤですよね?先日新聞で広告見たばかり。それはさておき。出産の希望もなく突然妊娠し、戸惑うマキ。本当に喜ぶことしか頭にないダンナ、さんちゃん。妊娠の10ヶ月間を過ごして、いのち、とか、生きている、とか、生まれる、とか、いろいろ考えちゃうマキ。私は希望して妊娠、出産したけど、マキの気持ちの端々はすごく共感できた。うんうん、妊婦の時はいろいろ考えたよな～って。妊娠後半、気持ちが変わっていくところもすごく懐かしい気がした。でも。角田さん本人は妊娠、出産経験ないんだそうな。信じられない！！！こんなに妊婦の気持ち、すごくリアルなのに。出産後何年か経過している人にも十分楽しめる1冊です。もちろん、今妊娠している人には結構おススメ。全然期待なしで読んだ本。しかも角田さんの作品自体初めて。でも面白くて、3時間ほどで読んじゃいました。

  2007.09.15

  コメント(2)

• 

  「動機」　横山秀夫　著

  冷蔵庫が来たら、買出しに行こうと思ったのに、↓のとおり。子どもたちも大人しく遊んでいたので、はなこは読書タイムでした。横山秀夫第3弾。面白すぎる。短編集4篇で、うち1篇は女性が主人公というもの。初めてだったので新鮮でした。警察官、殺人犯、事件記者（女性）、裁判官。。。どれもこれも、まるで作者が自分のことのように、あるいは見てきたかのように物語る。そして内面深く深く。。。長編はちょっと、、、という方にもお勧めの1冊です。警察モノと言えば、織田裕二が「踊る大捜査線　パート3」に出演拒否をしているとか。その一方で、昨日の夜「オレ様がうまく行かない人間とは何か」を問うために類人猿の取材をしたという番組に出ていたらしい。ついに、類人猿の仲間のところに帰った？？と思わず笑ってしまったけど。。。（注：はなこは正真正銘、織田ファンです。CDも持ってる）（番組内容は面白そうだったけど睡魔に負けました）もーさぁ、意地張るのやめて、永遠の当たり役「青島」をやるべきだと思うよ、私は。報告遅れましたが、サマージャンボ、見事に外れました。300円1枚。まあ、どこぞの遊具にお金が使われるのならば、それもよし。

  2007.08.21

  コメント(2)

• 

  「クライマーズ・ハイ」　横山秀夫

  先日の「半落ち」に引き続き、横山秀夫さんの著書を読んでみました。舞台がちょうど８月中旬という設定で、まさに、今、の感覚。横山秀夫さんが新聞記者であった自分の経験を生かして書かれたという作品。友人と山へ登る（というか崖を登る）約束をしながら当日飛び込んできた日航機墜落事故。新聞記者である悠木(地方紙）は約束を気にしながらも事故報道の渦に巻き込まれていく。地方紙と全国紙の戦い、営業、編集、整理という社内のいざこざ、そして友人の事故…。半落ちに比べると、現在と過去を行ったり来たりすること、複数の家族がかかわることでドラマ性が高くなっています。でも日航機墜落事故という現実の出来事が背景にあるため、リアル感は強いです。そして、｢大きな命と小さな命｣。横山さんの作品にはいつも、いのち、が大きなテーマとして流れている気がします。　この本を読み終えた後、実家の新聞(地方紙）を広げました。　我が家は全国紙を読んでいるのであまり感じていませんでしたが、やはり地方紙には地方紙の世界があるんだなあ、と新たな見方が生まれました。　実家が読んでいる地方紙が記事にしている「ラストワード」。クライマーズ・ハイの望月が言うところの「小さな命」の人々が、最期に残した言葉を毎日載せています。そして残された家族の個人に対するエピソードやメッセージ。今日は偶然にも６歳の男の子が残した言葉でした。「お母さん、お仕事がんばってね」・・・・・・・朝、いつもどおりに学校へ送り出したのに、帰り道で交通事故にあい、帰らぬ人に。。。。次男と同い年。・・・無邪気にしている次男をぎゅっと抱きしめました。

  2007.08.14

  コメント(4)

• 

  半落ち　横山秀夫

  意外と早くネット復帰できました。それもこれも家族の協力のおかげ少し前に読みました。あ、ちょうど１週間前。一日で読みきりました。映画を見たくてたまらなかったけど、見る機会なく、でも気になっていたお話でした。映画の予告での寺尾さんの印象が強くて、当然、読みながらも寺尾さんのキャラクターがちらちら浮かんだのですが。それにしても面白かった。「踊る大捜査線」が大好きなので、それをもう少し高級に、緊張感高めたお話といったら、わかりやすいかな。一つの事件の容疑者をめぐる、いろんな男たち、社会の攻防、とでも言おうか。オチは「なーーんだー」と思わないでもないけれど、そこに至るまでの過程は本当に息をするのを忘れるくらいの展開。。。お盆休み、暇のあるお方には是非お勧めします。追伸。私は寺尾聰さんの声が大好き。ルビーの指環。名曲ですよね。今タグで追ってみたら、ルビーの指環、私が小学５年生のころのヒット曲でした。ベストテン、赤いイス、懐かしい♪

  2007.08.10

  コメント(2)

• 「絶対泣かない」　山本文緒著

  エコクラフト友達＆ブログ友達＆ご近所さん（同じ学区だから）のMさんに教えてもらった作家さんの作品。早速図書館で探してみました。いきなり長編は無理そうなので、短編集を。それぞれ、いろんな職業の女性の生き様を書いているんだけど、どれもこれも、余韻がいい感じ。体育教師の「ものすごく見栄っぱり」なんか、いいねえ。続いて最近の「日々是作文」を読んでいるんだけど、（子どもが夏休みで家にいるので、本を読む時間が比較的作りやすいのです）その次は「恋愛中毒」にいってみようかなあ。アフェリで探してみたけれど、新刊は在庫なく、中古が見つかりました。（しかも画像はなし）そうそう。今日長男の読書感想文の下書きを必死で終わらせましたわが息子は作文＆感想文が大嫌い。毎年途中で仮病を使って逃げようとしますよ・・・。明日は清書。ようやくホッとしました。

  2007.07.30

  コメント(2)

• 桜の園　★　チェーホフ作　小野理子訳

  大きな地震がありました。被害に遭われた方の生活が一日でも早く普段の生活に戻られますようお祈り申し上げます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊桜の園　チェーホフ久しぶりのロシア文学。卒業論文が武者小路実篤だったので、トルストイとかほんの少しかじったのだけれど･･･それ以来のロシア文学。いくつか図書館で立ち読みした中で何とか読めそうだ、と思った「戯曲」。要するにシナリオ形式ですね。特権階級の人々が落ちぶれていく、労働階級がとって代わっていく･･･というパターンなのかな。この時代のロシアの状況をあまり知らないのでたいしたことは言えないけど、現代の日本からは遠く離れた話、という気がした。人間模様もあまり複雑ではなく、やはり戯曲たるがゆえん？でも本当に久しぶりに文庫本を読み通せたので、充実感は残った。子どもがウチにいるようになるし、少し本でも読まねば。

  2007.07.17

  コメント(4)

• 

  本の注文

  昨日の夜、遅い夕食を食べながら旦那さんが。「この本ほしいな」と新聞の新刊案内から切抜きをしていました。「買うならネットで買えば？」と私。どうやってやるの？というので、いつものようにネット注文。ものの5分で探していた本2冊注文完了。送料もなし。「うわあ、簡単だなあ」と驚くダンナ。便利だなあ、と思いつつ、次男の夢「ほんやさん」は次男が大きくなるまで成り立っているだろうか？と一抹の不安を感じた私でした。(^^ゞダンナ（夜の虹くん）の注文品↓

  2007.07.06

  コメント(6)

• 

  ルドルフが来た！

  来た来たーー！ついに楽しみにしていた本が来ました。最近子どもに漫画しか買い与えていなかったので、何かないかなーと思っていたのですが、以前学校の先生が図書だよりで紹介していたこの「ルドルフとイッパイアッテナ」。はじめは市の図書館で借りたのですが、面白い！子どもを漫画漬けから（漫画にもよいところはありますが）読書家にするにはやっぱり自分の本がないと！さっそくネット注文しました。シリーズ3冊ともまとめて買いました。読み終わったら買い物履歴のほうにもレビューを書きたいと思っています。あーー楽しみ。

  2007.06.15

  コメント(10)

• 

  くちばし・・・どれが一番りっぱ？

  最近は図書館で借りてくる本も野鳥関係のものや鳥の出てくるものばかり。この本もそのうちの1冊です。絵を描いている薮内さんは他にも野鳥関係の絵をたくさん描かれている有名な方ですね。（もうおみえにならないのが残念です）この本は、ビアンキさんというサンクト・ペテルブルグ(ロシア？）出身の作家さんの文なのですが･･･。1924年原作発行、1965年福音館が「こどものとも」115号として翻訳発行。結末がすごい。日本の絵本では考えられない・・・かも。興味ある方はどうぞ。（図書館にもあると思います）「くちばし　どれが一番りっぱ？」2006年3月25日初版発行福音館書店　1200円+税ISBN4-8340-2188-2

  2007.04.22

  コメント(5)

• オツベルと象

  宮沢賢治著小学生の一部教科書にも載っている童話。近代文学を一応学生時代専攻した身としては、オツベルは何を象徴するのか？とか、白象は何を表現しているのか？などつい裏読みをしたくなるのですが。「よたかの星」よりはコミカルな感じですね。鳥にこっている今としては、「うぐいすのようなきれいな声で」とか「からすの夢を見て」という表現にもドキッとします。賢治さんの身近にはいつも自然があったのですね。最後は象の逆襲。なんとなくすっきりします。

  2007.04.13

  コメント(0)

• よだかの星

  よだかの星。いわずと知れた宮沢賢治さんの童話です。バードウォッチングに目覚めた我が家では図鑑もよく開くのですが、よたかの写真や絵を見ると本当に不思議な感じがします。足が木をつかむ構造になっていないのですね。そんなことを知った後この童話を（絵本になっていました）子どもに読み聞かせました。結構長いので最後まで緊張が続きませんでしたが、次男は「最後はお星様になれたの？」と心配そうでした。実際のヨタカの習性を知り抜いて作品を作った、そんな気がします。

  2007.03.28

  コメント(2)

• 「日暮らし（上）」宮部みゆき著ISBN4-06-212736-9

  サボテンさんに影響されて～ついに宮部みゆきさんの本を手にとりました。まだ上しか読んでないし、「ぼんくら」からの続編らしく、そちらから読まないといけなかったみたいですが...いやあ～いいですねぇ。弓之助が美形だというのに、なんとなく「えなりくん」をイメージしてしまうのですよね～。江戸文化、下町話みたいなのも結構好きなので、はまりそうです。文章もきれいですね～。ランディさんの後なので、安心して読める感じです(^_^;)佐吉とお恵の話「嫌いの虫」、花子も、もう少し若いころには似たような？心配したっけ～。おとみさんは美人だと書かれているけど、どうしても南海キャンディーズのしずちゃんのイメージが...宮部さんゴメンナサイ～話は入り組んでいるけど、文章が素直なので、わかりやすいです。図書館で下を予約するより●ＯＯＫＯＦ●で探してみようかな～。読んでいると前の事件を、振り返りたくなることもあるから。「日暮らし」も文庫化されてますかね～？

  2006.09.05

  コメント(2)

• 芥川龍之介「蜘蛛の糸」

  読んだ本日本の童話名作選「蜘蛛の糸」芥川龍之介・作、遠山繁年・絵　ISBN4-03-963670-8「原典版おとぎばなし」保科輝勝著ISBN4-931440-12-6前から気になっていた「蜘蛛の糸」を読んだ。どちらの本にもほぼ芥川の原典どおりの文章が載っていた。昔読んだ記憶にはカンダタが落ちたところしか残ってなかったけれど、その前後にお釈迦様が極楽の蓮池のふちにいて散歩しているところが美しく書き上げられていた。カンダタが再び地獄へ落ちようと落ちまいと「極楽の蓮池の蓮は、少しもそんなことには頓着いたしません」という「静」の描写がなんともいえなく味わい…。絵本の遠山さんの迫力もすごい。保科さんの「蜘蛛の糸の原典は『カルマ（ポールケーラス著）』である、という紹介も興味深かった。原典がそのまま引用されていて確かにこれが元になった話であろうと納得できたし、『カルマ』に紹介されている仏陀の教えにもググッと来た。引用する。『わたしたち自身が悪いことをなせば私たち自身が苦痛を味わうわたしたち自身が間違いをやめればわたしたち自身がきれいになるわたしたち自身以外にだれもわたしたちを救わないだれもできない、だれもやらないわたしたち自身が道を歩かなければならない仏陀はその道を教えるだけ（ダンマパダ【法句経】からの引用）』私は特定の宗教を信奉していないが、キリスト教であっても他の宗教であっても、フッと心に落ちてくることはある。つい日常の不満を人のせいにしがちな自分を振り返ってしまった。

  2006.09.03

  コメント(4)

• 「アンテナ」「モザイク」（田口ランディ）

  いままでエッセイはだいぶ読んだけれど、――そして小説はかなりきついと分かっていて敬遠していたけれど――ついに田口ランディさんの小説を読んだ。「コンセント」から続く三部作。図書館に「コンセント」が所蔵されていなかったので「アンテナ」「モザイク」の順に読んだ。内容はエッセイ同様、私をかなりつかんだ。寝食を忘れて読んだ本は久しぶり。「何故私は存在しているのか」を苦しくなるほど真剣に追求していく。「死」あるいは死に近い状況で目の前に存在しない人物を捜し求めるという方法で。自分の体に無数の情報や他人の感情が入り込んでしまうという特殊な才能をもつ人間が中心の物語で一見現実離れしていそうだけれど、じつは意外と普通に身の回りにありうる話かもしれない。悩み相談の電話を受けた経験を持つ人に聞くと、他人には聞こえない話や音、他人には感じられない感覚を訴える相談者は多いらしい。「アンテナ」と「モザイク」は共通点も多いが、私の印象としては「アンテナ」のほうがファンタジーに近い感じがして、「モザイク」のほうが現実の舞台に近い感じがする。そして、「アンテナ」は体が自分の存在をどう確認するか、で「モザイク」が精神が自分をどう形作るか、という内容ではないかと感じる。最初に書かれた「コンセント」がどんな風であるかまた近々読んでみなくてはなるまい。ただし、予想通り表現方法はかなりきついものがあった。図書館でも閉架図書として扱われている。映像でみれば「もののけ姫」のような感じなのかもしれないが文章で書かれるとかなりきつい。もちろん性的な描写も多い。田口さん本人がエッセイだと書けないようなことも小説だとどんどん書いてしまうと言っていた。まさにそのとおり。でも決して売るための表現方法ではないことが分かる。書くことで自身の持つ問いを解決するというのなら必要な文章であろう。まだまだ心のしなやかな青少年にはおススメできないけれど。どっぷりと田口さんの作品に浸かった二日間だった。夜、ベランダでぼんやりと街の明かりを見た。我が家は田舎の高台にあるので、隣町の明かりがとてもきれいに見える。夜風にあたりながら、自分自身の心になにかふわふわしたものが感じられた。田口さんから「こんな世の中だけど、生きようよ」というメッセージをもらったみたいだ。私には別に今悩みがあるわけではなく普通に幸せな生活だけど何故かそんなメッセージを感じた。子どものころから「何で生きているのか、死ぬとどうなるのか」とよく考えた私だから、普段は心の底に沈んでいるそんな記憶に直接届いた言葉なのかもしれない。

  2006.08.26

  コメント(2)

• おさるのジョージ

  映画館で「おさるのジョージ」予告編を見た。我が家は絵本「おさるのジョージ」が大好き。と言っても買いそろえたのは二冊で他は図書館頼みで～。今年の長男の読書感想文も実は「おさるのジョージ」。特に感想文に力入れないので（親が）絵本で十分。最近では課題図書も絵本や図鑑が増えたし。おさるのジョージは本当にいたずら好き。というか、いたずらのつもりではなく、「しりたがり」の結果で。うちの次男も今「おさるのジョージ」と同じ。「やってはいけない」ということをして失敗して。ジョージはいつも最後には役立って、みんなに愛される。現実の次男はなかなかそういう訳には行かないけど。母である私はなるべく怒らないようにするのだけれど兄である長男からきつく叱られる。きっと私が長男に対しては同じように叱っていたんだな～と反省。（次男には二人目の余裕で～）保育士経験の長い教授が「おさるのジョージ」や「どろんこハリー」のいたずらを子どもたちは楽しみます、と言っていたけどそのとおり。そして「ばばばあちゃん」のようにおおらかにいたずらを許し、時には一緒に楽しんでしまう、そんな母になりたい...かな

  2006.08.22

  コメント(0)

• 「ほつれとむすばれ」・「できればムカつかずに生きたい」田口ランディ 著

  子どもが夏休みに入り、途切れ途切れに読んだので、初めの頃の印象は忘れてしまった。でもあまりに自分が考えることに共通点が多く、私の考えなのか、ランディさんの受け売りなのかわからなくなってしまう。私はランディさんほど起伏のある人生を送っていないけれど。どちらかというと何でも中途半端に生きてきたかもしれないけど。ランディさんが子どもを産んで４０代になって「あとから思い出すのは（３０代までの会社経営時代より）こういう平凡な日常の光景だろうな」と書いているのに触れて...平凡な第一で生きてきた私としては「いらっしゃい」という気持ちである。ひめゆりの塔でランディさんが聞いた宮良さんの言葉が私にもズシリ。「だからみなさん、本当に恐ろしいことはね、思い込まされてしまうことなんです。（中略）自分の頭で考えられなくなることなんです。自分の心で感じられなくなることなんです。（中略）だからみなさんはどうか、どんな状況にあっても自分で考えることをしてくださいね」（「ほつれとむすばれ」P231より・角川書店発行）ランディさんの本を読んでいると、他にも読みたい本が広がる。宿題がふえていくように

  2006.08.21

  コメント(2)

• 蜘蛛の糸

  今朝、洗濯物を干そうと思ったら、そこに蜘蛛の巣があった。私は蜘蛛が好きでも嫌いでもない。先日も実家で弟と話していたのだけれど、実家のあたりには足まで含めると大人の手のひらサイズの蜘蛛がいるので、小さな蜘蛛を見つけて「キャッ！」と驚く可愛さも私にはない。考えてみれば、子どものころ、通学路の雑草の間に見事な幾何学模様の蜘蛛の巣を発見するとジィッと観察していた私だから、ひょっとしたら嫌いよりは好きに近い感情を持っているのかもしれない。今でも部屋の中に小さな蜘蛛が歩いていると、つぶすことはできずなんとか外へ出る方向へ歩いてもらえないか誘導する。先日もダンナと二人で指に登らせて外に出そうとかなり苦心した。私やダンナの蜘蛛に対する態度。これは幼少のころ読んだ「蜘蛛の糸」にきっと影響されているのだろう。確か「道徳」の副読本にのっていた話で芥川龍之介の作品よりは簡単に書かれていたはずである。蜘蛛を大切にすればどこかできっと…という気持ちが、そんなことあるはずないけど…という気持ちよりも少しだけ大きいようだ。子どもに昔話を、と「読み聞かせ」の講演で以前聞いた。できれば、現代調にソフト化されたものでなく、原作に近い「生死」が身近にあるものを…という。「蜘蛛の糸」が昔話に当たるかは判断が分かれるけれど、新しい絵本、カラフルなキャラクター絵本についつい流れてしまう自分を反省する。また、芥川の「蜘蛛の糸」を読み返してみたい。

  2006.08.16

  コメント(7)

• 本を読むこと、涙すること、そして書くこと

  本題に入る前に。もうすぐ実家からわが家へ帰るので更新頻度が・・・というか書き込みのお返事などが遅くなります。・・・わが家はノートパソコンだし、ダイヤル回線なんです。子供達が快適にネットするのは早いかな・・・と思って。でも携帯に更新メールが来るので、日記は頑張って書きます！もちろん書き込みお返事も必ずします！花子が生まれて初めて涙した本。中学生の時「ビルマの竪琴」を読んだその時だったと思います。ラストシーン。文章が上手いんだよねえ。映画も中井貴一版と白黒版と両方見たけど、原作にはかなわなかった。中学２年生という多感な時期に読んだせいかもしれないけど、本当に涙が溢れてページがめくれなかったねぇ。その後は「氷点」でも泣いたような気がする。そうそう。三浦綾子さんにもはまった時期があったね。最近は本で泣けないなあ。アニメや子供番組で泣けたりするけど。集中して読めないのかな。育児家事の合間に読むことが多いからね。アニメで泣けたのは「のび太の結婚前夜」。しずかちゃんのお父さんのお話がいいねえ。今教育テレビで再放送している「メジャー」という野球漫画も時々泣かせてくれます。話は変わるけど、昨年本を出版して友達配った時、「泣きながら読みました」とか「電車で泣いてしまったので」等、本当にありがたい言葉を何人かから頂きました。友達だから泣いてくれる、ということはあるけれど、自分の発したものが他の人の心を動かすことが出来るというのは感動ですね。まだ本格的な作品になる前、原稿用紙８枚分のエッセイを書いたとき、親友に読んでもらったら、・・・彼女にも文章で読む事実より他にいろいろな思いがあったのだろうけど・・・目の前でうるうる・・・となったときには、「彼女一人の涙を見られただけでも私は書いた甲斐があった」と思いました。もっと人生経験を積んで勉強して、人に伝えたいことがでてきたら、また何か書けるといいなあ。

  2006.08.15

  コメント(6)

• なんとなく・・・

  実家には本棚が結構ある。最近は母親が友人宅からもらった本がたくさん並んでいるので、必ずしもわが家の趣味のものがあるとは限らないけど。朝起きて子供が起きるまでに手を伸ばしたところにある本棚から何を読もうかと選んでいたら・・・田中康夫さんの「なんとなく、クリスタル」を見つけた。ううむ・・・長野知事になったときからどんな作品を書く人？と思いつつ手に取ることなく、知事からおりる時期に読むことになったわけだけど。長野県民がみんなこの本を読んでいたら、知事には？？？なのかもしれない。私は生まれも育ちも愛知県人なので東京の詳しい地理は元々不案内なんだけど。それにしても注釈が多い。そしてその注釈にも田中康夫さんの主張が現れている、というかこちらの方が言いたいことなの？って感じ。「トレンディドラマ」という番組が全盛だった頃のお話。もはや歴史検証用の書物、といってもよいかも。なんとなく・・・バブル時代を思い出したい人には歴史書として読んでもらえるかも。でも私にはだめだわ・・・本を読むことに、読んだ内容に意味を見いだしたいから。なんとなく・・・では読めない。

  2006.08.14

  コメント(6)

• 突然ですが

  このブログのテーマを「読書・コミック」にします今、田口ランディさんにはまっています。でも、エッセイしか読んだことがないので、長編小説の世界にも入っていきたいのですが・・・今まではまった作家・・・立原正秋さん、有吉佐和子さん、沢村貞子さん・・・そして田口ランディさん．．．。あまり統一性がないかな

  2006.08.11

  コメント(2)

全34件 (34件中 1-34件目)

1