カテゴリ:花巻のラーメン、中華そば
花巻市内上町の「竹駒(たけこま)」。花巻厚生病院近く、花巻タクシー向いT字路北側角にあるお店。 駐車場はなし。営業時間11:30~19:30。定休日は日曜。 地図はこちら。 まず行くと驚くのが外見。とにかく古い。いやレトロと言うべきか。 たしかに昔、そう昭和40年代にはこんな店が至る所にあった、昔からの中華そば屋。 そんなノスタルジーを感じつつ店内にはいると、また驚かされる。 お品書きには「中華そば350円、中華そば(大盛)400円、ビール550円、お酒300円」の4つのみ。 しかも、真ん中には現在出していない「チャーシューめん550円」が裏返しになって吊されてある。 店内はカウンター5席に、5人掛けテーブルが2つのみ。 テーブル席に座って店内を見渡すと、そのカウンターのイスが古めかしい事に気づく。 たしか、昔の食堂はこんな感じのイスが多かった思い出にひたれる。 厨房とのしきりにあるタイル仕上げの腰壁や木製の建具がいい感じをさらに増幅。 しかも、カウンター向かい側、ガラス引違の隙間から家の人の生活が感じられる。 陰が横切ったと思ったら、家人が通り過ぎただけだった。 そんな生活感をうかがえるのがレトロ食堂の本道でもある。 そして、噂のカマド(くんど)も見せてもらった。 いまだにカマドに薪をくべて調理している中華そばやなんて、花巻・・・いや、岩手でもここぐらいなものではないだろうか。 その割に出て来るのは早い。2分程度か。 写真は「中華そば(大盛)」。 最初にスープをすすってみる。その時は薄くあっさりすぎるように感じた。 麺は細縮れ麺。具はメンマ、のり、チャーシューのみ。大盛だとチャーシューは2枚になるようだ。 しかしながら、これほどシンプルなのに箸が止まらない。 一気にスープまで飲み干してしまった。麺は固くもなく柔らか過ぎず。 気に入ったのがメンマ。あっさりのスープにあう味付け。 このせいか、食べ終わってからの充実感は他の店にはない。 食べ始めに感じたスープの薄さは最後には忘れてしまうほど。 食べ終わってもこれほどうまさの残る中華そばは初めてである。 とにかく店全体が昭和レトロでいっぱい。古い物好きにはたまらない店。 しかも、中華そばがうまい! 花巻昭和レトロを楽しみたい人には是非勧めたい一店である。 おかみさんの対応もとても好印象。カマドを撮らせてもらったお礼をこの場で言いたい。 今回の判定は・・・(★★★★★満点) 利用しやすさ・入りやすさ ★★ 駐車場もなく、場所もわかりづらい。 相対的な値段の安さ ★★★★ ラーメンが350円ではご当地では安め。しかも、大盛りでさえプラス50円! おいしさ ★★★★★ 正直、これほど旨いとは思わなかった。あなどれない花巻中華そば。 ※現在、値段やメニューなどが変わっている場合があります。ご存じの方はこのブログで教えてください。美味しさ・うまさの評価は個々により違います。あくまでも私個人の感想です。
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最終更新日
2010年04月15日 17時51分50秒
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