幼稚園の先生がおめでた
昨年、長女を見てもらっていた幼稚園の先生(未婚)の妊娠が発覚した。しかも、保護者に連絡がある前に子供たちに「お腹は叩かないでね。」とかの説明があったらしい。しばらくして、夏に結婚、冬に出産、産休を取って来年は幼稚園に復帰すると連絡があった。私としては、今のご時世できちゃったはよくある事だし、その先生が戦力ダウンする分幼稚園側がきちんとフォローしてくれれば文句はないわ、と思うのだけど、まわりの保護者は「あら~おめでたいわねぇ、お祝いしなくちゃ。」と寛大な人もいれば、「教育者にあるまじき行為」とか「おめでとうっていうのも嫌だわ」と激怒する人もいる。何が正しいのかはその人に考えによるとは思うけどことがおめでただけにあまり非難するのもお腹の赤ちゃんがかわいそうに思えてならない。以前何かの本で「できちゃった結婚」の「できちゃった」という言葉にはどこか後ろめたいイメージがあって、その子供がその意味を知った時に自分が生まれたことに後ろめたさを感じるのではないかと心配になると言う記事があった。せめて「おめでた婚」とでも言い替えられないだろうかと。今は私もそんな気持ちだ。二人が愛し合ってできた赤ちゃんに罪はないのだから。ただ、保護者としては子供にどう説明するか悩んでしまうところではある。性教育にはまだ早いし、幼児にとっては「結婚したら赤ちゃんが生まれる」というのが常識だ。実際うちの子も「何で結婚してないのに赤ちゃんができたの?」と聞いてきた。「結婚しなくてもお互いが好き同士だったらできることもあるんだよ。」という答えに子供は納得してくれたけど。できればこれを機会に、子供たちには妊婦さんや赤ちゃんを大事にすることを学んで欲しいし、出産した先生には保護者がどれだけ自分の子供を大切に思っているかを知って欲しいものだ…。