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カテゴリ:うちの庭
庭を散歩していたら、見慣れない花が庭の隅っこで咲いていた。 黄色い小さなベルがたくさんぶら下がっているようで、風が吹いたら一斉にチリチリチリンとなりそうな気がする。 一体いつからうちの住人だったのだろうか。 冬の間、その一画は葉を落とす木がいろいろ植えられていて、しかも、みなよく似た背丈のものばかりなので、ちっとも気が付かなかった。 そういえば去年の秋口、ダンナと庭でお茶を飲みながら「ずいぶんいろいろな木が増えたね。これ以上増やすとちょっと良くないかもね。」と話したことがあった。 その時はダンナも「そうだなぁ、これ以上は狭苦しくなるよなあ。しばらく新しい木を植えるのはやめにしような。」と言っていたので、そのときにはまだ植えられていなかったのだろう。 隅っこのほうに申しわけなさそうに植わっている様子から察すると、その後、自分の言ったことをすっかり忘れたダンナがこの苗木を買ってきてしまい、どこに植えようかと思案しているうちに「これ以上は…」と話したことを思い出したのだろう。 そこで、こっそりと見つかりにくい場所へ植えて、何食わぬ顔をしていたに違いない。 でも、こんなにきれいに咲いていれば、ダンナはきっと自分から「ちょっとこれ見て」と言い出すだろう。 せっかくだから、それまで知らないふりをしておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年03月23日 13時45分16秒
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