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テーマ:中学生ママの日記(17697)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
今日は始業式。 我が家の子供達は中学2年生と小学5年生になった。 久々の登校にはぴったりの青空。 でも、子供達は新しいクラス、新しい担任、新しいクラスメイトのことが気になって、なんだか落ち着かない。 とりわけ中2の息子は、部活の顧問の先生と大好きだった美術の先生が3月で退職されたので、少し寂しい新学期となった。 今年は、受験生になるまでの貴重な一年間となる。 今年のうちにやっておかなくてはならないことが、息子の頭の中にはぎゅうぎゅうと詰まっているはずだ。 彼は塾に行っていない。 小学校時代は、ベネッセのチャレンジをやっていたが、中学に入って授業のペースとあまりにもカリキュラムがくいちがうのでやめた。 そして、「一年間は授業をしっかり聞いて、自分の力でやれるところまでやってみる」と宣言し、その通りに実行した。 かなりの結果を出し、漢字検定も5級、4級と順調に合格した。 強制的に決まった時間に勉強する塾とは違い、自分でやるとなると時間のマネージメントが非常に重要になってくる。 部活とピアノとテニススクールと英会話の合い間を縫うように、一生懸命時間を作って勉強していた。 また、自分で学習するための教材を選び出す力も、一年間かけてじっくりと養うことができた。 毎週のように本屋へ出かけ、自分に合った問題集や参考書、そして勉強を少しでも楽しくするための様々なツールも自分で選んでいた。 こう書くと非常に楽しそうな印象だが、実は非常に苦心して苦心して過ごした一年間だった。 我が家では、塾に行くか自宅で頑張るかは、全て本人に任せてある。 もしも本人が塾に行きたいと言えば、家族はできるだけの協力をすると約束してある。 いや、それ以前に、勉強や部活や様々なことがある中で、優先順位をどう付けていくかも、本人に任せてある。 私もダンナもそういう風に育てられた。 中学時代、勉強だけを優先して一生懸命やった記憶は私には全くないし、ダンナもそうらしい。 しかし、私もダンナも、この一年間に息子が身につけた学習のための様々な能力はかけがえのないものになったと実感している。 忙しい中から自分で時間をこじ開け、自分に必要なものを本屋の棚に並ぶ膨大な量の情報の中から嗅ぎ分け、選び取る。 この一見じれったくなるような日々の作業から息子が学んだことは、きっと社会に出たときに息子を力強く支えてくれるだろうと思うのだ。 昨日、「今年、もう一年間は塾に行かずに頑張ってみる」と息子は笑って言った。 弱点を補強するために、数学と英語だけは新しい通信教育の申し込みをしてほしいという。 たくましくなった。なんだかとても嬉しかった。 今朝、久しぶりに着た学生服がほんの少し窮屈そうに見えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年04月06日 09時31分29秒
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