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カテゴリ:うちの庭
ネムの花が咲きはじめた。 雨が多いこの季節の、あまりぱっとしない空の日にも、この木が鮮やかな赤い花を咲かせると明るい雰囲気になる。 蜜が甘いらしく、満開の頃はアリやミツバチやコガネムシもたくさんやってくる。 昼は咲き夜は恋ひ寝(ぬ)る合歓木の花(ねぶのはな)君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ 紀女郎(きのいらつめ) 万葉集の時代にはねむはネブと呼ばれ、集中に三首読まれているが、これはそのうちの一つ。 夜になるとぴったりと寄り添うように葉を閉じるねむに寄せて、紀女郎が大伴家持に宛てた、共寝を誘う戯歌である。 ちょっとおまけ ネムの花の写真を撮ろうとしたら、近くのマーガレットに蝶がとまっていた。 ほんの少しの雨の止み間に蜜を吸いに来たらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月19日 15時52分31秒
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