野の花も日々あれこれ考える

花子のウインターコスモス


花子の花壇のウインターコスモスがやっと咲き始めた。
本当は夏の終わりにたくさんのつぼみをつけていたのだが、殿が雑草と一緒に刈り取ってしまったので、もうだめかもしれないとあきらめていたのだった。
でも、刈り取られた横からどんどんわき目を伸ばし、結果的にははじめの倍以上の大株に育って、今またたくさんのつぼみをつけている。
長い時間かけて、やっと最初の花を見ることができた。
花子が学校から帰ってきたら一番に教えてやらなくちゃ。


イタリア松


殿の育てているイタリア松。
どこがイタリアなのか、さっぱり分からない。
むしろ我が家の庭の中では、非常にニッポン的な風情を見せている木のひとつなのに。


斑入りヤマブキ（一重）


たった一つだけ、季節を間違えたうっかりもののヤマブキの花。
きれいなヤマブキ色だったのだが、今朝見るとすっかり褪せてしまってまるで別の花のようになってしまっている。
それでもなんとなく惹かれるものがあって、写真を撮ってみた。




もけもけでもわもわのこの花は、アメジストセージ。
今年の花穂はものすごく大きいので、下のほうの一番太い部分を写してみた。

そして花穂の先はこんなふう。


なんだか紫色の怪獣みたい。
毎年咲いているのに、こんなに近くでじっとこの花を見るのは初めてかもしれない。




これも、今頃になって一本だけ咲いたラベンダー。
季節外れに咲いても、良い香りは変わらない。




これは育てているわけじゃないけれど、庭の一角を明るくしてくれているので、どうにも抜いてしまう気になれない。
優しいピンクは、なんだか見ているだけでも気持ちがほわっとする。