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テーマ:小学生ママの日記(28696)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
先日、突然の人事異動でよその学校へ転任された花子たちの前の担任の先生が、離任式のために学校へ来られた。
先日の日記にも書いたが、この先生は今時ちょっと珍しいほど子供達に慕われていて、突然の転任が決まった時には子供達がみな泣いて寂しがった。 それで子供達の気持ちを思って、学校では別の日にゆっくりともう一度子供達が先生に会えるよう、日程を調整するということになっていたのだった。 子供達はその日をとても楽しみにしていた。 みんなで感謝の気持ちを寄せ書きした色紙を用意し、みんなで歌った歌も録音し、手紙を書いて待っていた。 しかし、実際に先生が来られたら、「もうこれで最後なんだ」という気持ちで、みんないっぺんに悲しくなってしまい、先生の顔を見るなり泣き出してしまう子もいたらしい。 先生も「この前みんなと別れてから、今日を楽しみにしてたけど、今日みんなに会ったら本当に最後だから、先生は今日ここへくるのがとても辛かったです。」と挨拶をされたという。 そして「みんな立派な6年生になれよ!喧嘩も言い争いもたくさんしたらいいけど、仲間はずれだけは絶対にするなよ!」とも。 みんなが先生のところに駆け寄って、大騒ぎになっている間、花子は後ろのほうで、だまってニコニコしているのが精一杯だった、と後で言っていた。 なにかしゃべったらうわーっと泣いてしまいそうだったのだ。 しかし、そういう花子にも先生はちゃんと気付いて、帰り際に「おい、花子!」と呼んで、にっこり笑って右手をさし出し、しっかりと握手してくださったのだそうだ。 この先生の魅力は、こういうところにもあったのかもしれない。 「私は先生から見えていないかもしれない」という不安を感じさせない心配りを、いつもされていたのだろうなぁと改めて感心した。 新しい先生は、最初の数日は優しく全体を見ておられたようだが、そろそろきちんと叱ることを始められたようだ。 花子もクラスのみんなも、少し安心し、先生のペースにうまく乗ろうとし始めている。 そして問題の多かった子は、また問題を起こし始めた。 担任交代で揺れた子供達をサポートするのは、学校だけの仕事ではない。 私たちは親として子供に何をすべきなのか、この機会に学校とはより密に連携をとって、しっかりと見守っていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月23日 10時16分42秒
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