野の花も日々あれこれ考える

なんだか体が冷えるなあと思っていたら、案の定軽い風邪をひいてしまい、ぼんやりとした頭で数日を過ごしてしまった。
だいたい、元がだらだらした性格なので、風邪をひいているなどという言い訳ができる状況になると、もう救いようのないだらっぷりを発揮してしまう私なのだ。

そういうわけで、世間では「正月事始め」なんて声も聞こえるこの時期に、暖かい家の中にひきこもり、普段よりもなお手抜きの家事で、ぼけーーっとだらーーーっとしていたのだった。


さて、私の近況報告はこれくらいにして、本題に入ろうと思う。

やっと太郎の期末テストの結果が出た。
一生懸命頑張った甲斐あって、主要５教科の合計が480点、学年３位という自己最高記録をマークした。

そして、漢字検定の準２級も無事に合格した。


私は親ばかの中でも、最もランクのキツイ「大親ばか」なので、太郎の頑張りを本当によくやったと思って心から喜んでいる。

自分で選んだ参考書や問題集をいかに組み合わせてテストを攻略するか、ヤツは本当によく作戦を練ったし、時間の使い方にもとことんこだわりぬいた。
習い事をうまく息抜きの時間に充て、食べることや寝ることまで、きちんと自分で管理しようとする姿勢もうかがえた。

そういう太郎の苦労や苦心する姿を見てきたので、それがちゃんと結果にあらわれたことが、私にはとても嬉しかった。
努力はちゃんと報われるのだという経験は、この先、太郎を幾度となく支えるだろうと思うからだ。


太郎は普段、あまりものを買って欲しがらない子供なのだが、最近めずらしく「もしも希望の高校に合格したら、ピアノを買って欲しい」と言っている。
欲のない太郎がいうのだから、よほど欲しいのだろう。
今、使っているのはとても安い電子ピアノなので、やはり本当の鍵盤のタッチや音の響きの感じられる、本当のピアノが欲しくなったらしい。
（そのピアノで久石譲や坂本龍一や村松健が弾きたいそうだ）

「よっしゃ、まかしとき!」
そうは言ったものの、内心ちょっとうろたえた。
まさかそんな大きなものを欲しがるとは夢にも思っていなかったのだ。
太郎が高校生になるまで、あと一年半もない。
今から貯金しはじめて間に合うのか？！
ちょっと良いアップライトピアノって、いくらぐらいするんだろう…（汗）


こういうときこそ大親ばかパワーを発揮して、私もダラダラした性格を改め、ピアノ貯金に向けて頑張らなくちゃ、と思う。
親ばかの力には案外あなどれないものがあるので、ひょっとしたらこれをきっかけに私のだらけた性質もなんとかなるかもしれないと淡い期待も抱いている。

そういうわけで、明日からはダラダラしないように頑張ろうと思う。明日からは…。