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テーマ:家を建てたい!(9916)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
恥ずかしながら、我が家にはきちんとした個室の勉強部屋というものがない。
子供達は、吹き抜けで1階とつながった屋根裏スペース(和室8畳+フローリング8畳程度)を、二人でうまくやりくりして使っている。 ではどこで宿題や勉強をしているかというと、その屋根裏には2か所の木のカウンターと一組の折りたたみ式のライティングデスク&チェアーが用意してあり、また1階にも、誰でもちょっと使いたいときに出して使える木のテーブルが大小2個、そして、ダイニングテーブルも食事がすんだら、すぐに読書をしたり絵を描いたり、私が食事の準備や片づけをしている横で宿題や勉強をできるようにと、かなり大きなものを使っているので、我が家の子供達はその日の気分に合わせて好きなところで問題集や参考書を広げているのだった。 はじめ、私はこの「その日の気分で」というところに少し心配していて、いつも同じコンディションで勉強できる場所が無いのは、やる気をなくさせるのではないかと思っていたのだが、我が家の子供達は逆に、ちょっと煮詰まったら場所を変えて、気分も一新して再び取り掛かるというスタイルでうまくやっている。 太郎は「まわりに家族がいて、ちょっとザワザワしているくらいのほうが集中できるんや。」なんて言っているくらいだ。 だが、太郎はこの春から受験生。 本人は「今のままでもいいけど、受験生になって夜中まで勉強する時、みんなが落ち着いて寝られないと悪いからなぁ。まぁ、でも、無理しないでいいよ。」なんて控えめなことを言っているが、おそらく学校中を探しても自分の個室がないのは太郎ぐらいのものだろう。 さすがに、これまでの太郎の頑張りを見ていると、やっぱり親としてはもうちょっと環境を整えてやらなくちゃいけないかな、という気もする。 それに、二人ともそろそろ趣味の傾向やライフスタイルがはっきりしてきて、どんなスペースが必要かわかってきたので、ここらで思い切って独立させるか…という思いもあって、昨年末頃からやっと、私も殿も子供部屋の計画に取り掛かったのだった。 ところが殿は本職だけあって、素材やら間取りやらにいろいろとこだわりがあるため、たった二部屋を増築するための設計は困難を極めた。 図面を見ると「いや、これのどこにそんなに悩む余地が?」と聞きたくなるような小さくてシンプルなもの(そもそもそんなに広い土地があるわけではないので、考えられることなんて知れている。)なのだが、それでも細かいディテールのあちこちにずいぶん時間をかけていた。 それから、今年の1、2月にかけて、申請やら着工の段取り(殿の会社で施工してもらうため、他の現場の合い間合い間を縫って、邪魔にならないように、それはそれは片身の狭~い思いをしながら工事をお願いするのだ。)やら紆余曲折あって、やっと今、工事が始まることになった。 太郎が志望校に合格したら買って欲しいと言っていたピアノもこちらに置けるよう設計してもらった。 これからしばらく落ち着かない日々が続くのだろうが、それも楽しみのうちだ。 完成すると、我が家の暮らしのスタイルがまた、少し変化しはじめることになりそうだ。 ここに子供部屋を建てるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月02日 13時42分19秒
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