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テーマ:中学生ママの日記(17695)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
先日から、父に送っていた学習プリントが今ひとつな気がして、朝から本屋を回ったり、ネットの書店で検索をしてみたりしながら、これからどういう風に進めて行くかを練っていた。
文字の小ささは、コピー時に拡大することで改善できたが、毎日繰り返し行えて、しかも飽きないような学習の方法を作っていかなくてはと思う。 それと同時に、なにか毎日ちょっと楽しめるものを…と考えて、妹と相談し、父が昔好きだった落語のCDやビデオを買ってみようということになった。 以前から、私は桂米朝師匠のDVDかCDを買いたいと思っていたので、その中からいくつかと、父がファンだった枝雀師匠のものをいくつか、できるだけ父が好きだった話を思い出しながら選んで買ってみた。 ためしに一度見てから父に送ろうと、米朝師匠の「天狗裁き」と「はてなの椀」を流しながら夕飯の支度をしていると、学年末試験直前の太郎がきた。 「ちょっと休憩するから」と冷蔵庫から冷たいお茶を出して、コップに注ぎながらちらりちらりとテレビに目をやっていたが、そのうちお茶の入ったコップを持ってだんだん近づいてきて、しまいにはテレビのまん前に陣取って笑い始めた。 「あのさ、これ、今の時代のせわしない笑いと全然ちがうよなぁ。それに大阪弁や京都弁もいい感じやな。」と、かなり気に入った様子。 結局20分ほどの話を一つ見終わるまでいて、また勉強しに戻って行った。 実は前から、子供達にちゃんとした落語を聞かせたいとずっと思っていたのだが、なかなかチャンスがなかったのだ。 こんなにすんなりと落語の世界にはまるチャンスを太郎にくれたのは父なんだな、と思ったらなんだかちょっと嬉しい気分だった。 そうこうしているうちに花子が学校から帰ってきたが、声がガラガラのカサカサになっていた。 「大丈夫?」と尋ねると、その声で「だいじょぶ、だいじょぶ!がはははは…」と元気に笑っているので、まぁ大丈夫かなと思いながら「いつもより念入りにうがいしなさいよ」と声をかけた。 そして夕方、太郎を塾へ送り、帰る途中で明日の買い物をし、買い物の荷物と花子を家に置いてすぐにPTAの会合へ。 今週は中学のほうの新規役員を決める会議だ。 先週、小学校の地区役員になってしまった私は、中学の役員との兼任だけはなんとか避けなければと、意気込んで会議に臨んだ。 幸い、今年は参加者が多く(昨年は太郎の学年の保護者が二人しか出席していなくて、二人でじゃんけんしたのだ。)、なんとか免れることができた。 ホッとしていると、ケータイにガラガラ声の花子から電話が。 「あのさぁ、ちょっとしんどいなぁって思って熱を計ったら37度くらいなんやけど…」と言う。 「頭は痛い?」と聞くと「ちょっと痛い。目の奥も痛い。」 「寒くない?」と聞くと「寒いから、ヒーターつけた。」 これはいかん。 これから熱が上がってくるかもしれない。 急いで会議を抜け、家へ。 一人で留守番していた花子は、真っ赤な顔をして毛布にくるまっていた。 「顔は熱いねんけど、なんか寒い気がする。」と言う。 でも、しばらくして熱を計りなおしても、ばーーっと上がる気配はない。 インフルエンザではないようなので、とにかく着替えをさせ、水分補給をさせて寝かせた。 10時半を過ぎた頃に太郎から電話があり、少し心配だが、よく眠っている花子を置いて迎えに行く。 太郎は嬉しそうに「この前の統一テストが帰ってきて、偏差値が4上がったから、一番上のクラスに上がったよ。」と言う。 コイツは本当に、本当に、よく頑張っていると思う。 今のところ、その頑張りが着実に結果に結びついてきているが、どんなことも壁にぶち当たったり、伸び悩んだりする時期は必ずやってくる。 その時、私は一体どんなふうに言葉をかけてやればいいのかなぁ、なんてぼんやりと考えた。 花子の熱は少し下がっていた。 明日は花子の11歳の誕生日だ。 でも、太郎の学年末試験がはじまる。 パーティーは少し延期して、でもせめて夕食は花子の好きなオムライスかトマトケチャップ味のスパゲティにしてやろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月03日 08時15分48秒
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