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テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
2月27日、花子は11歳のお誕生日を迎えた。
ところが、一旦下がったはずの熱がまた少し上がり、そうかと思うとまた平熱に下がり…と夜中じゅう繰り返したため、学校はお休みして、念のためにかかりつけの医院に連れて行くことにした。 「小学校ではのどに来る風邪と胃腸風邪とインフルエンザの3種類が猛威を振るっていますので、一応、インフルエンザの検査もしましょう」ということになった。 結果は、予想外の「B型陽性」。 花子はワクチンをしていたため、熱もほとんど出なくて済むらしい。 しかし、インフルエンザはインフルエンザ。 今、話題騒然のタミフルももらって帰ることに。 (先生からは「念のためですが、できるだけ花子ちゃんから目を離さないようにしてあげてくださいね」と言われた。) この地域の学校は、インフルエンザは学校に届け出て、解熱後2日間は登校禁止となる。 その後、学校指定の書式をもらいに行き、お医者さんで登校許可証明書を書いてもらい、それを持って登校するのだ。 妹の娘のPちゃんの通う大阪市内の小学校では、インフルエンザに罹ったら学校に連絡をしてくださいと言われるものの、登校禁止の措置やお医者さんの登校許可の証明などは一切ないらしい。 面倒なことがないと言えばそうなのだが、それではまだ治りきっていない子供が学校に来てしまうこともあるだろうし、学校内で集団感染する可能性もかなり高いだろうと思う。 そういう措置のしかたも学校ごと、地域ごとにまちまちであることを知って、私は少し驚いた。 さて、そういうわけで、家に帰ってふたたび学校へ連絡し、花子は3月3日の土曜日まで学校をお休みすることになった。 本人は熱もないし、いたって元気なもので「なんかさぁ、いい感じのお誕生日休暇やね。」なんてのんきなことを言っている。 ちょうど、殿が花子へのプレゼントにとアマゾンでたくさん頼んでいた本も届けられたので、「このインフルエンザの間にだいぶたくさんの本が読めそうやわ~!」と喜んでいるほどだ。 しかし困ったのは、この狭い家で、ウイルスを持っている花子をどうやって殿や太郎から隔離するか、である。 殿は今、細かい現場を40件くらい抱えていて、とうていインフルエンザで熱を出している場合ではない。 しかも彼はワクチンをしていない(毎年どんなに勧めても「イヤだ」の一点張り)ので、もしも罹ると大変なことになる。 そして太郎は学年末試験が始まったばかり。 この成績によって3学期の評価が左右され、その評価は来年の高校入試にも影響するのだ。 どうにか試験が終了する3月1日までは感染を避けさせなければいけない。 とりあえず、花子はこの家で唯一個室になっている、寝室へ隔離することにした。 そして、いつも子供達が寝ている屋根裏の畳のスペースに新しくお布団を一組準備し、殿は太郎と一緒にしばらくそこで寝てもらうことにした。 薪ストーブを焚いてお湯を沸かし、吹き抜けには濡らしたタオルや洗濯物をつるして湿度を上げ、ウイルス対応の空気清浄機も屋根裏へ運ぶ。 太郎にはこまめにうがいをしてマスクをさせたが、殿は「俺様にインフルエンザなんかうつるもんか」なんて、いつの時代の人やねんっ!と突っ込みたくなるようなことばかり言って、一つも言うことをきかない。 いつもは「子供達の部屋で一緒に寝たい」とゴネているくせに、こんな時に限って「俺は寝室のベッドで寝たい」なんてダダをこねる。 太郎が「おやじ、ええ加減にしろ。みんなに迷惑をかけるな。」と、屋根裏に連れていってくれたので助かった。 こんな風に花子の誕生日はガタガタしながら終わった。 すっかり良くなったら、ささやかなお祝いをしてやりたいと思う。 それにしても、生まれたときは2530グラムしかなくて、髪の毛も全然生えてなかった花子が、11年ですっかりお姉さんになり、もう身長も私を抜きそうで、足のサイズは私よりもずっと大きくなって、髪の毛もフサフサになった(当たり前か)。 お誕生日おめでとう。 元気に育ってくれて良かったなぁ。 インフルエンザにも負けない元気な娘に育ったのだもんなぁ。 花子が私の一番の相談相手になってくれる日も、そう遠くはないのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月03日 11時14分14秒
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