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カテゴリ:うちの庭
そろそろ終わりの近づいた梅の花。
まるで絵に描いたように美しい形の一輪を見つけたので写真を撮ってみた。 いかにも梅らしい梅。 まるで家紋の中に描かれている梅のようだ。 この、バランスの取れた形に美を感じるのは、ひょっとしたら日本人の血なのかなぁと思ったりもする。 梅は、厳しい冬を耐えて春にはいち早く咲き、よい香りを放つので、万葉の時代から祝いの花として愛でられていたという。 万葉集に梅を題材にして詠まれた歌は百首をかるく超えるほどもある。 わが宿に盛りに咲ける梅の花散るべくなりぬ見むひともがも 大伴旅人 昨年の梅の季節の終わりごろにもこの歌を載せた。 自慢の梅が満開の盛りを過ぎていよいよ散りそうになり、誰かこの美しい梅を見てくれないかな…という歌で、いつの時代も庭好きは同じ思いなのだなぁと思うと、なんだか万葉の歌人も少し身近に感じられて楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月07日 23時56分49秒
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