野の花も日々あれこれ考える

来週の火曜日から、太郎は修学旅行に出かける。
昨年から行き先が沖縄になったので、時期が少し早まって、３年に進級早々の４月中旬に行われることになったのだ。

しかし、先週・今週と恐ろしく忙しい毎日を過ごしていた私は、太郎の旅行の準備を手伝ってやる余裕などあるはずもなく、ギリギリの準備しか仕方ないと思っていた。

太郎の学校では、新学期が始まって以来ずっと、毎日のように修学旅行の事前準備や沖縄についての学習、沖縄の子供達との交流会のリハーサルなどに授業の大半を費やしている。
そして今日は、持ち物についての詳しい説明があったらしい。

学校から戻った太郎はものすごく不安そうな顔で
「なあ、よその家ではもうみんなほとんどの準備をしてるみたいなんやけど…。」
と言う。
そうか、もう出発まで一週間もないんだった。
そろそろ鞄や着るものの段取りくらい始めないといけないなぁ。

太郎を塾に送って、その足でショッピングセンターに向かう。
鞄は、キャスターのついたのが便利と昨年の卒業生から聞いたらしいので、そういうタイプのもので、軽くてでかいものを選んでおけばいいだろう。
あとは懐中電灯（沖縄のガマと呼ばれる防空壕のようなところを見学するのに使うらしい）と折り畳み傘と、衣類を整理する圧縮パックを買って、とりあえず太郎に詰めさせてみよう。

あまり親切な母じゃなくてごめんよ、太郎。
おかんは今、殺人的に忙しい毎日なんだよ…（泣）。

中３にもなれば、自分の旅行の準備くらいできるだろう。
最終チェックだけは私がするとして、太郎がどんなふうに段取りして、どんなものを詰めるのか、ちょっと楽しみにしながら、本人に任せてみることにしようと思う。
もしも笑えるボケをかますようなら、また後日日記で披露しようと思うので、皆様もお楽しみに（笑）