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テーマ:中学生ママの日記(17695)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
ものすごく久しぶりにブログの書き込みページを開けてみた。
前回の更新からもう数ヶ月、実はその間、ブログのページどころかパソコンの電源を入れること自体がほとんどなかったのだ。 理由は…まぁ細かいことを言うといろいろとあるのだが、長男の太郎の高校受験が迫ってきたことに合わせて、私も全力で「受験生のいる生活」を楽しみたいと思い、時間のかかるブログの書き込みやパソコン関連の作業を全面的にしばらくやめようと考えたことが大きな理由の一つであった。私はパソコンを触り始めると、様々に興味が広がってしまい、けっこうな時間を費やしていまいがちだからだ。 それとほぼ時期を同じくして、パソコンが大の苦手という殿様が「仕事でつかうソフトくらい、もう少しちゃんと扱えるようになりたい」と、我が家に一台しかないパソコンを占領することが多くなったのがもう一つの大きな理由だ。 娘の花子もちょうどパソコンを使って宿題の調べ物をしたり、趣味の関連のサイトを見る時間が増えていて、私が使える時間は激減していた。 昼間はパソコンもあいているが、その時間帯には小学校へ教えに行っている鼓笛の楽譜を書いたり、自治会のことをしたり(今年は我が家が隣組の組長なのだ)、PTAの役員の仕事をしたり、そして家事全般を片付けたりしなければならないし、なにしろ殿様のお弁当を作るために5時半に起きて、夜は10時過ぎに太郎の塾の迎えに行ってから、遅く帰ってくる殿様のご飯を準備して、片付けて…という具合で、睡眠時間は平均して3時間くらいしかないので、昼間の一人の時間には少し仮眠をとるようにしないと、車の運転がコワイ。 それでもなんとか合い間を縫ってパソコンを開けて…と考えてしまうと、どうしてもイライラが募りストレスになってしまうので、いっそ春までは使わないでおこうということにしたのだった。 …とまぁ、そんなわけで前回の更新からブツっ!と音を立てるようにブログとのかかわりを切ってしまっていたのだが、太郎の私立受験(いわゆる「滑り止め」)が無事終わり、残すは本命の県立受験のみとなって、ここらで少し、今の状況を書き留めておきたいなぁという気持ちになり、今こうして久々に「日記を書く」のページに向かっているのである。 久しぶりに書くとどうしても前置きが長くなってしまう。 太郎の受験生活も残すところあと二十日あまりとなった。 依然、親の方が「誰に似たんやろなぁ??」と訝るほどの頑張りを見せている太郎だが、ここへ来てかなりの精神的な疲労を感じているようで、特に学校にいる時間がキツイのだと毎日こぼしている。 私立受験と、県立の前期選抜(いわゆる推薦)が終了し、太郎のクラスでは現時点で三分の一くらいの子の進路が決まっているらしく、その内定者達が浮かれてザワザワと落ち着きがないため、後期選抜で受験する子供達の緊張感を削いでしまうらしいのだ。 特に3年生は学年末の定期テストもとっくに終わって成績も既に出ているので、授業を受ける意味がないと思っている子も多く、クラスの雰囲気はかなり騒がしく、だらだらしているという。 その中で必死にもがき苦しむ受験生達の姿はあまりにも気の毒で、学校としてなにか対策はできないものなのかと思う。 後期の受験をする子たちは、太郎のように志望校が前期選抜を実施していない場合と、前期の推薦でこぼれてしまった場合がほとんどだ。 これを失敗すると滑り止めの私立に行くか、私立に受かっていない場合には二次募集に出願しなくてはならない場合もある。 私立はやはりお金がかかるという意識が(中3にもなれば当然)強くあるし、二次募集なんてどんなことになるのか想像もつかなくて恐ろしい。 だからどの子供達もみんな必死なのだ。 だが音楽の先生などは「じゃあ、もう決まった子達だけで卒業式になにか一曲歌うことにしましょう」と信じられないほどの浮かれたアイデアで内定者たちを煽り、その結果休み時間にはその歌声がクラスに充満し、家庭科の先生はこの時期に「保育の授業の集大成」として、近くの保育園への保育実習を計画されていて、太郎は歯を食いしばって「4歳児が楽しめる大きなおもちゃ」を勉強の合い間にダンボールで製作して、今朝は体操服で保育園へ向かった。(太郎の中学は、部活のウインドブレーカー以外のコートやジャンパーなどの着用は認められていないので、部活を引退した3年生の体操服姿は泣けてくるほど風通しのよいジャージと言うことになる。) 県立の受験まであと二十日あまりというこの切羽詰った時期に、である。 公立の中学校はどこもこんな調子なのだろうか。 「失敗したら自分の責任です」と進路指導の熱血教師は繰り返すけれど、それならせめて、受験の一ヶ月前くらいからは受験勉強に集中できるような体制に持っていってやってほしいと思う。 だがその一方で、そういったごちゃごちゃの環境の中でも自分のペースを乱さずに淡々と努力ができることが、非常に大事な事なのかも知れないとも思う。 それこそが、受験というシステムの最大の難関かつ最大の意味なのかもしれないと。 昨日、太郎は県立高校の願書を清書した。 なんだかとても感慨深い想いで、私はその様子を眺めた。 お尻のあたりがもぞもぞするような妙な緊張感があった。 我が家に春が来るのはまだまだ先。 だが「受験生の母」も春が来たら終わるのだなあと思うと、ちょっと寂しいような気もする。 …いやいや、まとめに入るのはまだ早い。我が家は今年ダブル卒業・ダブル入学なので、太郎の卒業式や受験が終わっても小学校の卒業式、二人の入学式と母の仕事は山積みなのだ。 それが済むまで私は風邪さえひけないのだった。 頑張れ太郎。 そして、頑張れワタシ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月20日 11時00分19秒
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