いいや
今年もあとわずか。1年のほとんどを寝て過ごしてしまった・・・。床ずれさえなければ、もっと行動的な生活ができたのに。残念だけど、どうしようもない。それだけでなく、問題は今も治ってない事。重症の状態ではないから、出かけたりしてはいけないわけでは無い。でも座ると出てくる冷や汗がどうにも鬱陶しい。それさえ・・・それだけでもなければなぁ・・・。 そんなマイナス面が続いたけど、プラスも多くあった。床ずれのせいで立位ができなかったけど、その分腕や体に集中して訓練ができたから想像していなかったほどの効果が出た。最初は柵に腕を引っ掛けてやっていた体を捻る腹筋も、今は柵無しで腕を使わずに出来るようになった。それだけ体幹がしっかりした事で、座った時に体がグニャッと横曲がりするのがマシになった。だから座位が更に安定した。安定したから、ベッドで座った時にも余裕ができた。ベッド柵にを掛けて体を傾け支えたり、そこから戻れるようになった。そうやって支えられるほど、腕も強くなった。腕を伸ばす力が強くなり、肩や体幹が強くなったおかげで、車椅子を動かすのも上手くなった。それらだけでなくそこまで強くなれたから、側臥位で枕元にキーボードとマウスを置いてパソコンを操作することもできるようになった。もちろん使えるのは片腕だけだけど、それでも何もできない事と何かできるのには大きな違いがある。その分座った時に他のこともできる。生活の質が上がったのは間違いない。他にもヘルパーさんに来てもらう時間を増やすことができたので、事によっては何年もどうにかしたかった事や、今ほどに体を動かせるようになったからチャレンジしてみたいと思うことも手伝ってもらえた。これだけの変化があっても満足できない。もっと努力すれば、もっと何かを達成できたと思う。まだまだ甘いな。来年はそう思わないように、努力しよう。 今年はどうなるかと思ったが、年越しのタイミングにはベッドで座っていられた。寝たり起きたりだから、続けてテレビは見てられない。だから見ておきたい番組は録画してある。でもこれだけは録画しておいて後から見ても、全く価値も有り難みも何もない番組。それだけは見たかったし、見ることができた。NHKのゆく年くる年毎年これを見て年越しをしている。家族は寝ているから独りぼっちだけど。毎年の事だが見れて満足。そしてそれが終わると新年の挨拶。今年はジャンが一番かと思っていたが、寝ていて隠れているからどこにいるか分からない。まぁいいさ。本命はこの後。新年最初のニュース。ここでアナウンサーが、「明けましておめでとうございます」と言うので、こちらも挨拶・・・と思って待ってたら、あれ?違う。誰?今年は武田さんじゃない。中山さん。まぁいいや。「あけましておめでとうございます」