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September 16, 2006
カテゴリ：娘
もうすぐ娘のクミの高校では 運動会がある。 何の種目に出るのかと聞いた。 「３８人３９脚とムカデ競争」 と娘は言った。 「３８人３９脚？ 2人３脚をクラス全員でやるわけ？ がっはははは。面白い～。」 と久しぶりに涙が出るほどウケた。
運動会といえば 中国に住んでいたとき娘が通っていた インターナショナルスクールでの運動会を思い出す。 ※ この話、大分前にも書きましたが、多分読んでいる方は少ないと思うので
娘のクラスでは、砲丸投げをやった。 日本ではやったこともなく 無様な投げ方だった。 それを見たある韓国人の女の子が 「あの日本人投げ方が超おかしい。」 と韓国語で言い 指をさしてクミをバカにするように笑った。
クミの親友の韓国人の女の子オンギョンは ご丁寧に英訳してくれて クミに教えた。 オンギョンも他の韓国人もその子のことを（クミを笑った子） 前から嫌っていたようだった。
カッとなったクミは 不動明王と大威徳明王と般若の面を足して３で割って アメリカンチェリー酒を少し注いだような お得意のあの顔で じっとその子の目を睨みつけて 「てめぇ、ウザいんだよ。その汚い口でしゃべるな。」 と日本語で言った。
皆は言葉は理解できないが その迫力に怯えた。 笑った子も、その後何も言わなかった。 オンギョンがクミに 「今の日本語はどういう意味？」と聞いた。
その後 私はクミと2人で 学校のカフェテリアで食事をしていたら 韓国人のクラスメートが５，６人私達を取り囲んだ。 「クミ、カッコよかったよ。」 「クール！」 と言われた。 韓国人の間で皆に嫌われている子に クミが暴言を吐いたので 皆はスカッとしたようだった。 それからのクミは 女の子の間でヒーローのように扱われた。 （男の子には全然人気がなかった。
私はいつも仲良くしてくれて有難うと みんなにお礼を言いたかったが 韓国語で「有難う」が ボケた頭ではとっさに出てこなかった。 「みんなサランヘヨ」（愛してる。） と言ってしまい 「お母さん、黙ってて。」と クミにあの不動明王と大威徳明王と・・・・・似の顔で言われた。
普段から親に反抗している子は、 いざという時、怒りがすぐに顔に表れるのだと思った。
この性格、誰かに似ている。 そう 今、癌を病んで入院している 舅にそっくり 今は穏やかな性格になったが 昔はこうだったらしい。
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