反抗的な娘をもつ母のつぶやき
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四方山家のキッチン。 夜8時過ぎお皿を洗う母。 玄関でドアが開く音。 こんな中途半端な時間に誰? と不思議に思った母は、 時計をちらりと見る。 クミ 「ただいま。」 能面ヅラをしながら言う。 母 「お帰り。水曜なのに予備校は休みなの? こんなに遅くまでどこにいたの?」 クミ 「中間テストが近いから、予備校は休んだ。 りこちゃんと一緒にマックで勉強してた。」 母 「先週も予備校を休んだでしょ。先生から電話がかかってきたよ。 1教科、月1万6千円もするのに、月に2回も休んだら 8千円分のお札、ぐっちゃぐちゃにして鼻を噛んで ゴミ箱にポイポイ、捨てるようなもんだよ。」 不動明王そっくりに怒りながら言う。 突然の回想シーン。 三十数年前の美和の実家 小学生の頃の可愛い少女、美和。鬼のような父とエレクトーンの練習をしている。 父 「明日、検定なのに何も練習してないって、お母さんから聞いた。 金をドブに捨てるようなもんじゃないか。弾いてみろ。」 怒りながら言う 半べそをかきながらも、体を揺らしながら楽しい曲を弾く可愛い美和 父 「間違えたな。もう一度最初から」 父 「もう一度」 涙を流しながら体をリズムに合わせ、けなげに弾く可愛い少女、美和。 父もお金に絡めて怒る、打算的な人だった。そういうところは似てしまった。 おっと、過去形にしてはいけない。まだ生きているわと思いながら、 「ふふっ」っと、笑ったところを クミは眉間にシワを寄せ、怪訝な顔をして見ている。 クミ 「先週は定例試験の後だから、休講だと思ったんだもん。」 母 「そんなにいい加減なことをしてると、 守護霊さまが枕元に出て来て、毎日脅されるよ。」 腕を伸ばし、去年亡くなった舅の遺影を素早く指差す。 クミ 「あははぁ。・・・(怯え)・・・・。 この人、オカシナ事言ってる。・・・(怯え)。」 引きつった笑いを浮かべながら、隣にいる弟マサキを見る。 マサキ 「・・・・・・・。」 無表情で仏像のような顔。だが、唇の右端が少しだけ上がり、 「フッ」と笑いを堪えたのを母は見逃さない。 こわばった表情をしながら、自分の部屋に行くクミ。 その夜、クミの部屋の電気は遅くまでついていた。 この手は使えるかもしれないと、母はマサキと2人でニヤリとした。 ーーーつづくーーー お染ちゃん、これが昨夜の我が家の様子。 毎日、疲れることばかりよ。 良かったらお弁当食べてってね。 オクラと山芋の梅干、オカカ、醤油和え 切り干し大根と人参とちくわの煮物 鮭のムニエル 食べ終わったらクリックお願いできる? くる天は投票もクリックしていただけると嬉しいわ。 くる天 ブログランキング 人気blogランキングへ いつも有難う!! お染ちゃん、行ってらっしゃ~~い!!気をつけてね。
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