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反抗的な娘をもつ母のつぶやき

反抗的な娘をもつ母のつぶやき

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October 18, 2007
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四方山家のキッチン。

   夜8時過ぎお皿を洗う母。
   玄関でドアが開く音。
   こんな中途半端な時間に誰?
   と不思議に思った母は、
   時計をちらりと見る。


クミ 「ただいま。」
    
       能面ヅラをしながら言う。

母  「お帰り。水曜なのに予備校は休みなの?
    こんなに遅くまでどこにいたの?」

クミ  「中間テストが近いから、予備校は休んだ。
       りこちゃんと一緒にマックで勉強してた。」

母    「先週も予備校を休んだでしょ。先生から電話がかかってきたよ。
       1教科、月1万6千円もするのに、月に2回も休んだら
       8千円分のお札、ぐっちゃぐちゃにして鼻を噛んで
     ゴミ箱にポイポイ、捨てるようなもんだよ。台風いなずま怒ってるいなずま台風

       不動明王そっくりに怒りながら言う。


突然の回想シーン。

三十数年前の美和の実家
小学生の頃の可愛い少女、美和。鬼のような父とエレクトーンの練習をしている。

父  「明日、検定なのに何も練習してないって、お母さんから聞いた。
    金をドブに捨てるようなもんじゃないか。弾いてみろ。」

     怒りながら言う怒ってる

     半べそをかきながらも、体を揺らしながら楽しい曲を弾く可愛い美和泣き笑い

父  「間違えたな。もう一度最初から怒ってる

父  「もう一度怒ってる

     涙を流しながら泣き笑い体をリズムに合わせ、けなげに弾く可愛い少女、美和。


   父もお金に絡めて怒る、打算的な人だった。そういうところは似てしまった。
   おっと、過去形にしてはいけない。まだ生きているわスマイルと思いながら、
   「ふふっうっしっし」っと、笑ったところを
   クミは眉間にシワを寄せ、怪訝な顔をして見ている。


クミ  「先週は定例試験の後だから、休講だと思ったんだもん。」

母   「そんなにいい加減なことをしてると、

     守護霊さまが枕元に出て来て、毎日脅されるよ。怒ってる

     腕を伸ばし、去年亡くなった舅の遺影を素早く指差す。


クミ   「あははぁ。・・・(怯え)ほえー・・・・。

      この人、オカシナ事言ってる。・・・(怯え)ほえー。」
      
      引きつった笑いを浮かべながら、隣にいる弟マサキを見る。

マサキ  「・・・・・・・。」
      
      無表情で仏像のような顔。だが、唇の右端が少しだけ上がり、
      「フッ」と笑いを堪えたのを母は見逃さない。

      こわばった表情をしながら、自分の部屋に行くクミ。
      その夜、クミの部屋の電気は遅くまでついていた。

      この手は使えるかもしれないと、母はマサキと2人でニヤリとした。

         ーーーつづくーーー


お染ちゃん、これが昨夜の我が家の様子。

毎日、疲れることばかりよ。

良かったらお弁当食べてってね。

IMG_0528_1.JPG

オクラと山芋の梅干、オカカ、醤油和え
切り干し大根と人参とちくわの煮物
鮭のムニエル

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いつも有難う!!

お染ちゃん、行ってらっしゃ~~い!!気をつけてね。






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Last updated  October 18, 2007 09:11:58 AM
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