カテゴリ:主張
結婚というシステムは、(他の異性との性的行為は、ダメよ・・・)という契約だ。
上野千鶴子氏は、学者的に、結婚とは「自分の身体の性的使用権を、特定の唯一の異性に、生涯にわたって、排他的に譲渡する契約のこと」と言った。そういう結婚システムって、相当無理があるのではないか?
そういう、お互いを縛りあうことで、本来の人間的な(自由な)生き方が損なわれるという事だ。 そんなルールを、誰が必要としているのだろうか??
そういう(形にはまった)システムで社会の安定を図ろうとすれば、必ず どこかで破綻する・・・と、断言できる。
(参考)結婚とは「一瞬が永遠に続く」という妄想だ https://toyokeizai.net/articles/-/133727
「社会の安定装置」(高橋のぶ子)という考え方もあるが、そういう形でしか、(安定装置)が、作れない・・・と言うところに、(人間の限界)を感じるのは、僕だけだろうか・・・?
(参考)永遠に恋愛感情、つまり恋のときめきが生き続けることはない「恋愛空間」高樹のぶ子(作家) https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/201512290004/
人類史的には、母系社会や一夫多妻婚(Polygyny)、一妻多夫婚(Polyandry)などなど、無数の婚姻システムが知られているが、一夫一婦制というシステムは、権力を持つ者たちの便利な統治システムだ・・・と思う。
オスとメスの(ツガイ)が、子孫を設ける・・・この(ツガイ)は、統治(管理)するのには、まことに都合がよい・・・というわけだ。
(ツガイ)成立の際しての「ルール」を決める。それは、道徳性、倫理性を持たされて、(ツガイ)を束縛することで、彼らに対する権力支配を容易にする・・・というわけだ。
文明の発達にも拘わらず、そういうシステムを採用するしか安定的な統治ができない・・・というのは、人類が遅れているというか、情けないことだと思っている。
(参考)「結婚の形態の歴史」 http://u-b.jp/knowledge/bridal/yomi-konrei-3.html
(参考)【第11回】地球上の家族の多様性 https://www2.rikkyo.ac.jp/web/katsumiokuno/CA11.html
かくて、マスメディアは、(たとえば)有名人たちの離婚、不倫などを、道徳性、倫理性を錦の御旗に押し立てて、バッシングして、メシの種にしている。 他方、(仲の良い夫婦)を取り上げて、ほめそやし、(手本)として紹介している。
これって、権力者にとって、まことに都合が良いこと、間違いなし・・・
本来、人間には、長所も短所もあるのが、普通だ。相手の長所に魅かれ好きになり(ツガイ)になるのは、ごく自然なことだが、その時には、相手の短所は、見えにくいし、普通は、誰でも自分の短所は、見せたくないモノだ。
(ツガイ)になって、一緒に暮らしてみて初めて、相手の短所も見せつけられることになるのだ。今の結婚システムを認める以上、(ツガイ)を維持するためには、あとから(見せられた短所)にも、寛容でなければならない・・・ それができないなら、婚姻は破綻するし、離婚とか不倫に至るわけだろう。
婚姻システムを支える道徳観、倫理観を否定することなくして、すなわち新たな道徳観、倫理観を作り上げることなくして、自由で、生き生きとした人生を実現することはできない・・・と考える。
(事実婚)などの新たな(ツガイ)システムを構築することが、北欧を中心に一般化されつつあるようだが、世界で幸福度ランキングを見ても、1位, フィンランド. 2位, デンマーク, 3位, スイス, 4位, アイスランド, 5位, ノルウェー・・・・・ということで、示唆的ではないか・・・・
長所・短所を併せ持つ個人同士が、出会えば、相手(複数)の長所にひかれ、(特定の唯一の異性に縛られることなく)好きになっていくのが、自然の流れだと思う。好きな異性や同性に対して、なんの懸念も無しに、(好きだ)と言える自由な恋愛制度が理想だ・・・
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最終更新日
2021.09.02 10:54:08
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