カテゴリ:反戦平和
相変わらず時代遅れの立憲民主党・・・歴史から学べず、全体主義を狂喜させる (はんぺん) 日本社会党の書記長、副委員長、委員長を歴任した石橋政嗣氏の著書「非武装中立論」(1980年)は、その現実離れした妄想故、今ではだれも見向きもしないが、あの1960~1970年代は、一世を風靡した・・・というか、護憲リベラルの(期待の星)であり続けた。(30万部のベストセラーだった)
今でも、この本を読み返すことがあるが・・・空想にまみれた本だった・・・と つくづく思うが、当時、社会党員だった僕にとっては、バイブルだった!!!
冷戦の最中だったが、(共産圏と自由圏の間で、東南アジアにまで広がる非武装地帯を作って・・・)という議論が、盛んに行われた時代だった。
石橋氏は、「非武装中立論」の中で、憲法違反の自衛隊の解体を、いかにソフトランディングさせうるかについて、段階論を展開していて、その暁には、「高度の技術を駆使して、国上改造計画に基づく調査、建設、開発、あるいは救援活動、復旧作業に従事することを目的とした平和国土建設隊」を提起しているが ・・・・歴史から学ばずの暴論であった。
石橋氏には、間違いなく(社会主義幻想)がバックにあり、社会主義ソ連、社会主義中国に対する(全体主義の脅威)が、見えていなかった・・・すなわち、政治家としての(先見性)を決定的に欠いていたということだ。
今回の立憲の枝野代表の発表した政策(下記朝日記事参照)には、世界(=地球)の最大脅威である、覇権大国中国や狂信的北朝鮮に対する警戒や対応が、全く出てこない・・・がゆえに、(何を寝ぼけたことを・・・)となるだろうし、しっかり考える国民の支持を 得ることはないだろう・・・
本当に、全体主義勢力の力量が小さければ、無視することも有りうるのかもしれないが・・・時代の力関係は大きく変わり、全体主義が地球を覆い始めている今現在、このような狂犬(中国や北朝鮮)に見て見ぬふりをするなど、国民の生活と安全を守るという政治家たちにはあってはならないことだ・・・と考える。
きょう(9/24)の朝日新聞(夕刊)の1面紙面の片隅に、次のような記事が載っていた・・・ ************************************************************* 立憲、公約に辺野古基地建設中止 2021年9月24日 朝日新聞(夕) 立憲民主党の枝野幸男代表は24日、次期衆院選の公約第5弾となる外交・安全保障政策について発表した。「平和を守るための現実的外交」と題し、日米同盟を基軸とした外交・安保を掲げた。沖縄県名護市辺野古での米軍の新基地建設は中止し、沖縄における基地のあり方を見直すため、米国との交渉を開始することを盛り込んだ。
枝野氏は米国について「対等で建設的」な関係をめざすとし、「抑止力を維持しつつ、米軍基地の負担軽減や日米地位協定の改定を進める」とした。日本が批准していない核兵器禁止条約については、条約締約国会合への「オブザーバー参加をめざす」とし、批准には踏み込まなかった。 ********************************************************** はあ? これが、「平和を守るための現実的外交」??? 沖縄から、米軍基地が無くなったら、誰が喜ぶのだろう????? 全体主義、共産主義体制の中国や北朝鮮、それにおそらくロシアも狂喜するのではないか????
「対等で建設的」な関係・・・って、いったいなんだ? 日本は、核の傘のおかげで、戦後、これまで、挑発を避け得て、平和状態を維持できたのではないか? (平和憲法のおかげでは決して無い)
枝野代表の発表した政策には、あの中国の数々の現状秩序の破壊と膨張主義に対しての言及が全く無い・・・これが、最大野党の「安全保障政策」なんだろうか・・・???
「抑止力を維持しつつ・・・・」って、基地を無くしたり、米軍基地への支援を弱めたりして、「抑止力」を維持できるのか!!って、子どもでもわかるだろう・・・・
旧社会党と立憲民主党・・・発想、認識は、まったく変わっていないように思えるのは、僕だけだろうか? 彼らは、50年、60年・・・まったく進歩していない・・・と僕には思えるが・・・
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――― 歴史上、国民が平和ボケしているうちに他国に侵略された事例はありますか? (UORAから)
その1 ミロス島の悲劇・・・
アテネとスパルタの中間に位置するミロス島は非武装中立を選び、もし侵略されたらそのどちらかが助けてくれるだろうと考えていました。しかしその両国が戦争を始めると、ミロス島は重要な海上拠点となったのです。そうしてミロス島はアテネに侵略され男は殺され、女子供は売られましたとさ。
ちなみに敵に取られる前に押さてしまうという予防占領という物は、歴史上沢山の事例があります。イギリスが友好国である非武装中立国アイスランドに侵攻した事等がその一例ですね。
その2 ドイツのルクセンブルク侵攻・・・・
ルクセンブルクはフランスがケツ持ちになるという条件の下、非武装永世中立国として承認された国です。しかしマジノ線を迂回してフランスを攻略したいドイツにとって、軽武装のベルギーや非武装ルクセンブルクは恰好の通り道でした。そうして2度もドイツに侵略されたとさ。(笑)
ちなみに大戦後ルクセンブルクは小規模ながら再軍備し、NATO設立時の原加盟国の一つになりました。軍備無き国が永く栄えた事例は一つも無いのです。 何事にも備えは大事ですね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.25 20:34:26
コメント(0) | コメントを書く
[反戦平和] カテゴリの最新記事
|
|