カテゴリ:経済・景気
「MMT」(現代貨幣理論)の間違いを教えてくれ・・・ 2022-2-23 (はんぺん) 誰か? 納得できる説明をしてほしい・・・!!! 「MMT」(現代貨幣理論)のことだ。 頭の悪い僕には、なかなか、この「MMT」(現代貨幣理論)の間違いを理解できないでいる・・・・ 何度か、このブログでも取り上げたことがある・・・ この朝日新聞の記事を見ても、首をかしげ続ける自分がいる。
(政府の借金である国債は、保有する国民から見れば資産である。足せば相殺されてゼロになる。だから、国全体で見れば、政府の借金の多寡は問題ではない――。) どこが間違っているのだろうか? 僕には、わからない・・・
歴代の自民党政府は、国民の抵抗の強い増税には、なかなか踏み切れなかった。 1988年の消費税を巡る論戦では、「駄目なものは駄目」と訴えた土井たか子(元社会党党首)・・・89年の参院選では女性候補を多数擁立し、「マドンナ旋風」、「おたかさんブーム」を起こして自民党に勝利した。
選挙民に反対される増税策は、必要かどうかは別にして、時の政権にとっては、できるだけ避けたいのが本音だ。 反対に、国債の発行は、直接国民に痛みを与えるものでないがゆえに、安易に実施されてきた・・・(打ち出の小づち)というわけだ。
これの是非について・・・今回の「MMT」(現代貨幣理論)では、れいわ新撰組の山本太郎や、自民党の経済通の議員や、藤井聡(京大教授)たちから、この間、強力に主張されてきて、安倍晋三氏などへの働きかけも活発だという。 そもそも理論的に(間違いの説明)を僕が聞いたことが無い・・・のが、問題だろう。この朝日の記事から、間違いだと判断できる人がいたら・・・おめでたいとしか言いようがない。
筆者は、違和感を覚える・・・という。そう思うからには、説得力がいるハズだが・・・ 「債務が野放図に膨らめば、「増税で返済できる」と言われても金融市場は信じられなくなる。」・・・これって説明になっていない。
「政府と国民の財布は別であり、足すのは現実の重要な制約を捨象している。」・・・そうだろうか? (政府の借金である国債は、保有する国民から見れば資産である。)という常識が間違っていない限り、この説明は、まったくのナンセンスに見える。貸借対照表の資産と負債は、相殺されてこそ決算に至るのではないの・・・??? 「森羅万象の経済活動をわかりやすく説明することは難しい。」・・・・こういう所に落ち着くのは、結局、(違和感)に溺れていることを告白したママでないの???
この担当記者は、本当のところ、よくわかっていないのではないか?? どなたか? 難しい?(経済)を、頭の悪い僕に解説してくれ・・・??? 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――― 「足したらゼロ」は疑わしい (社説余滴) 大日向寛文 2022年2月20日 朝日新聞 1度聞いただけでも、なぜか記憶に刻まれている曲がある。学生時代にテレビ番組で流れていたウルフルズの「借金大王」だ。 当時は、不良債権問題が焦点で、乱脈融資を受けた不動産会社の経営者を批判する報道が相次いだ。「貸した金返せよ」を連呼する歌詞が、その時世にぴったりだったからだろう。 それから四半世紀が経った今、一部で「政府はいくらでも借金ができる」と言わんばかりの議論が大手を振っている。9日には、積極財政を唱える自民党有志が議員連盟を新設。「国債に全く将来負担の心配は無い」とする講師の持論に約60人が耳を傾けた。
その根拠はこうだ。政府の借金である国債は、保有する国民から見れば資産である。足せば相殺されてゼロになる。だから、国全体で見れば、政府の借金の多寡は問題ではない――。「MMT」(現代貨幣理論)に基づく主張だ。 違和感を禁じ得ない。
日本は私有財産制度を採る国である。政府が国民の財産を自由に使えないことが大前提になっている。
確かに課税権を行使すれば、政府は国民の資産を取り上げられる。ただ、政治的に増税が困難だからこそ、1千兆円超の政府債務があるのだ。債務が野放図に膨らめば、「増税で返済できる」と言われても金融市場は信じられなくなる。 日本は共産主義国ではない。政府と国民の財布は別であり、足すのは現実の重要な制約を捨象している。
森羅万象の経済活動をわかりやすく説明することは難しい。だから経済学は、大胆な仮定を置いて分析をせざるをえない。国を1人の「代表的個人」にたとえる手法は、その一例だ。 一国の国力を他国と比較したりする場合には、有用な手法であろう。ただ、国が一つの主体ではない問題を論じる場合は、誤った結論を導き出しかねない。
ギリシャ神話には、こんな愚行が記されている。追いはぎが旅人を鉄の寝台に縛りつけ、その身長が寝台より短いと、むりやり手足を寝台に合うように伸ばし、長すぎたときは、はみ出た部分を切り落とした。 寝台(理論)は、身長(現実)にあわせて伸縮させるべきものだ。決してその逆であってはならない。 (おおひなたひろぶみ 経済社説担当) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (参考) MMT(現代貨幣理論)を「簿記(仕訳)」で検証してみた!(ユーチューブ動画) https://www.youtube.com/watch?v=_koJ5PDpJz4
MMT批判がおかしいと一発で分かる方法 話題のMMTブームの仕掛け人、評論家・中野剛志が緊急寄稿 中野 剛志 2019.09.18 https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/10615
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最終更新日
2022.02.24 02:18:29
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