カテゴリ:中国
舐められすぎた日本外交に、未来は見えるか? 2022-2-24 (はんぺん) 北京の日本大使館員が、今回、一時的に拘束された事件。全体主義的共産主義の国家では、国際ルールよりも、独裁者の命令が全てに優先する。
外交関係に関するウィーン条約(昭和三十九年条約第十四号) 第二十九条 外交官の身体は、不可侵とする。外交官は、いかなる方法によつても抑留し又は拘禁することができない。接受国は、相応な敬意をもつて外交官を待遇し、かつ、外交官の身体、自由又は尊厳に対するいかなる侵害をも防止するためすべての適当な措置を執らなければならない。
日本の外務省は、よく(甘々=あまあま)だと言われる。 弱腰外交に徹することが、平和的解決の近道だと考えているのだろうか?
ソウルやプサンの日本大使館前に設置された、慰安婦像(韓国では、少女像)に黙ってみて見ぬふりをする日本の外交官たち・・・これは、以前から(ありえない)と言われ続けているにもかかわらず・・・だ。これは国際ルール違反なのだ。
外交関係に関するウィーン条約(昭和三十九年条約第十四号) (注)外交関係に関するウィーン条約 第二十二条 1 使節団の公館は、不可侵とする。接受国の官吏は、使節団の長が同意した場合を除くほか、公館に立ち入ることができない。 2 接受国は、侵入又は損壊に対し使節団の公館を保護するため及び公館の安寧の妨害又は公館の威厳の侵害を防止するため適当なすべての措置を執る特別の責務を有する。
日本政府の弱腰外交が、際立ったのは、あの民主党政権時代の尖閣諸島中国漁船衝突事件だろう。当時の菅直人(民主党)政権は中国人船長を処分保留による釈放という信じられない決定を下し、国民から総スカンを食った。
これで、中国側に「日本に強く出れば、日本は引っ込む」との印象を抱かせてしまい、その後の尖閣諸島を含む東シナ海への中国の軍事進出に、さらに勢いづかせてしまった。 「法の支配」による、毅然とした決着を目指すべきだったのは言うまでもない。 尖閣では今も、人民解放軍の指揮下にある中国海警局の船がほぼ連日、接近している。領海侵入も繰り返し「自国の領海」と堂々と主張するまでになっている。
(平和外交)というきれいごとで、臭いモノに蓋(ふた)をして、何か効果があったのだろうか? 天安門事件に対する欧米先進国の経済制裁を真っ先に破って、中国の共産主義者たちを喜ばせたのは、時の自民党政府だった。 いったい、日本は、どこに行くのだろうか?? 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 中国、外交旅券提示も拘束。ウィーン条約違反が明確に 2022-2-24 共同通信 中国当局による北京の日本大使館員の一時拘束問題で、大使館員が中国当局者に対して、外交官用のパスポート(旅券)を複数回にわたって提示したにもかかわらず、拘束されたことが24日分かった。拘束は約2時間に及んだ。
関係者が明らかにした。中国当局が、外交官の不逮捕特権を定めた「ウィーン条約」に違反したことが明確になった。
外交官保護は国家間の外交の根幹をなすため、ウィーン条約は「外交官の身体は不可侵とする。外交官はいかなる方法によっても抑留し、または拘禁することができない」と明記している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.25 23:35:38
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