永田町のママ日記

南の果て、、といっても房総半島ですが、、
房総半島の南の果て、白浜というところまで、
行ってまいりました。金曜日から。
例によって、夫の突然の思いつきで、野島崎灯台、というのを
見に行くハメになったのでした、、。
夫は思い込んだらどこまでも～な人なので、もはやあきらめ、
最近はおとなしく楽しむようにしている私。でも
なんか、｢野島崎」ってのはねえ、、。悪いけど全く興味がない上に、
素敵なホテルとか旅館は全くなさそうな界隈であるので、
ちょっといやいや、でかけた。

まず、東京湾アクアラインにのって、
海ほたるで休憩。曇り空である。何も見えないので
お手洗いだけ借りて、そそくさと、木更津へ！
それからは館山まで高速道路に乗り、
白浜までは一般道である。何と白浜には鉄道の駅というものがないので、
この道で車で行くしかないのだった、、。
千葉というところは、何度行っても、思うのだけど、
すご～く「のっぺり」してる感じの土地だなあと思う。
高い山とか川とかそういうのはなくって、畑、住宅街、畑、住宅、、、の
繰り返しの中、たまにちょっとした山道を通っていく、というわけで
なんだかちょっと退屈なドライブであった。
でも白浜について、海が見えてくるとやはり、ちょっとうれしい！
お天気は悪かったけど、海辺で育った人間としてはものすご～く
血が騒いで、はやくあの岩場に行っていそぎんちゃくでもつっつきたい！と
思ってしまう。でも、雨なので車で例の灯台まで行って、
灯台の博物館？のようなところを熱心に見て回る夫に付き合う。
やれやれ、、。私は灯台には興味がないので、ずっと、海を見てました。
もちろん、ここは太平洋。私が生まれ育った海は、日本海だったので
まったく違う。太平洋は、こういってはなんだけど、すごく
あっけらか～ん、な感じ。狭い日本海とはまったく違う。打ち寄せる波の感じも、
えんえんと続いている海面のようすも、うまく言い表せないけど、
まったく違うなあ、、と思う。
ま、見慣れてるからでしょうけど、「わたしはやっぱり、日本海派だわ！」と
言いつつ、ホテルへ、、。

今回泊まったのは、ホームページで｢一番まともそう、、」ということで
選んだ某ホテル。思ったとおり、リゾートブームの落し物、といった
感じの、ちょっと物悲しい雰囲気の古いホテルであった。
チェックインしてから遅めのお昼を食べに街へ。
シーズンはまだ始まっていないからか、海水浴目当ての
お店もまだしまったまま。やっと、開店している喫茶店をみつけて、
カレーを食べて、あとは街をぐるぐる。
こういう地方に来ると、東京というのは、日本の中心かもしれないけど、
日本の中では最も異様な街であることをつくづく思う。
東京に住んでいる私にとってはあれがあたりまえの日常の
世界だけど、本当はこの白浜のような小さな小さな町のほうが
圧倒的な大多数で、コンビニを探すのに苦労したり、スターバックスなんて
ありえなかったり、マックすらない、という状態の街のほうが
日本の姿なのだ、ということを思う。
小さなお寺や上手に植えられたかぼちゃ畑や、
干物やさんや｢食料品店」を見物して、ホテルに入り、
お風呂であったまった。
夕食にはこれでもか！というほどのアジとマグロ、
あと、なぜかさくらんぼが大量にでた。どれも
それなりにおいしかった。
夜は夫は灯台を眺め、私はシンを寝かしつけた後で
またお風呂に入った。
実に平和な旅で、なんだか駅もないひなびた街に行って
一日ぶりに東京に帰って、ちょっとしみじみとした気分である。
さあ、選挙にいかねば、、。