永田町のママ日記

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• 雪だあ！！

  週末は長野、志賀高原まで行ってまいりました。軽井沢でひとつ夫の仕事があったので、そこで一泊したのですが東京並み？の人の多さに閉口してどうせならもっと人里はなれた場所に行こう、ということで、軽井沢を離れることにしました。軽井沢から白根山を越えて志賀高原に出て地獄谷という温泉に一泊しようという計画です。軽井沢を立ったときは、快晴。気温も２０度近くあって、「ドライブ日和ね～」などといいながら順調に運転。ところが！！白根山をのぼるにつれて、ちらほらと雨が。万座につくころにはその雨がみぞれに！「まさか、、まさかよね、、」といいながらさらに上っていくと、ついに、雪が！！しかも吹雪です。まだ１０月だから、、と油断して車にはチェーンもなし、もちろんスタッドレスでもない。なのに、山道なので、くねくねとした坂道が延々と続く。急カーブも、、。もう怖くて怖くてそろそろと２０キロくらいの速さですすみます。でも、私たちは車だからまだ、幸せ。バイクのみなさんは、もう本当にお気の毒でした。。バイクを降りて、道端で呆然としているみなさん。運悪くスリップして横転。そのままバイクを乗り捨ててヒッチハイクしていった方も目撃。後日、バイクはとりにいくのでしょうけれど、たいへんだろうなあ。。山の天気は変わりやすい、なんて話にはきいてましたけど、今回はそれを実感。。こわいですね、、山って。翌日はうってかわって晴天。昨日ふぶいていた山も、紅葉で鮮やかな美しさ。山って二重人格ね、、そういいながら戻ってまいりました。。

  2006年10月10日

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• 誕生日は北海道でした

  　先週は誕生日で、３２歳になりました。いや～、年齢だけみると、子供のころの自分が「大人」だと思っていた年齢なので、自分でちょっとびっくりしていますが、、。ともかく３２歳。がんばらなくちゃ！夫は親切にも毎年「誕生日なにがほしい？」かを聞いてくれるのだけどこれが、思いつかない。あまり物欲はないほうで、あれを買ってこれを買って、、という気持ちが年々うすらいできてるのが我ながら不思議。と、いうわけで、毎年、旅行につれてってもらってます。夫、自分の誕生日はうっかり忘れられていて、毎回近所の外食でおわっているのに、、えらいなあ！今年は、前からとまってみたかった、北海道は洞爺湖湖畔のホテルに。このホテルにとまって、見られる範囲のところを見ようというのんびりとした旅です。北海道は私、はじめてでしたがなんてきれいな場所なんでしょう！なんて広くて空気がきれいなんでしょう！！と感激してしまいました。住んでらっしゃる方には冬のご苦労などもおありでしょうけれどあんなにすばらしい自然、日本にもあるのね、、とただただ感激。特に積丹半島がよかったです。シャコタンブルーって、いうらしいのですが独特の海の青さ。幸い当日は風もなく、おだやかなホンモノのシャコタンブルーを見てこられました。ホテルも、静かで団体客などが目につかない、予想通りのいいホテル。朝からシャンパンがでてきたりしておいしいものもたくさんいただけました。夫に本当に感謝。恩返し、、とまではいかないにしてもなるべく夫の仕事を手伝い、自分の仕事もなんとか軌道にのせられるよう、がんばらなくては！という思いを新たにしたのでした。。と、これを友人にいうと、友人「まあ、だんなさまの思う壺ね！」と笑っておりました。そうか、、。そうかもね。でもいいのだ！にんじんをもらった馬のように、がんばります～！

  2006年10月02日

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• 仙石原

  週末は箱根まで、ある研修会に泊りがけでいってきました。研修会の内容は非常に面白かったのですがここに書くには長いので省略！金曜日はともかく、土曜日はすごくお天気もよくて仙石原のススキは美しかった。永田町ではせいぜい、エノコログサ（ねこじゃらし）くらいしかみかけないので、すっかり秋の景色に変わっている箱根にちょっと驚かされました。植物ってすごいなあ、、とつくづく思います。ものすごくマイペースで、ちゃくちゃくとリズムに乗って成長していくのだもの。それにひきかえ、、人間は、私は、、と考えるとむなしくなっちゃうなあ。。ススキ＝尾花は秋の七草。ついでに周囲を見渡してほかの七草も探してみましたが、意外なことにクズも萩も見つからず、小さなおみなえしだけをやっと、見つけることができました。ところで、この七草の中に、「ふじばかま」ってありますね。これ、実は私はまだ実物（野生のもの）を見たことがありません。お店に売っている園芸種や、非常に形が似ているヒヨドリ草などはみたことがありますが、フジバカマはナシ。調べてみるとどうやら、絶滅の危機に瀕しているそうです。ほかの七草（尾花、キキョウ、萩、おみなえし、クズ、なでしこ）は今でもわりと普通に目にすることができるのになんだか残念。川辺を好んで自生しているということなので数が減る理由もなんだか予想がつきます。フジバカマ、はっぱを少し乾かすと桜餅の桜の葉っぱのようないいにおいがするのですって。一度でいいからかいでみたいものです。

  2006年09月03日

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• 京都

  遅ればせながら、京都の思い出。今回は、極力、いろいろ行き過ぎないように！と自制していたつもりでしたが、結果としてはものすごくいろんなところに行きました。まず、とまっていたのが、東山3条だったので、四条川原町、祇園、先斗町のあたりの小さなお寺や神社めぐりに一日。伏見、鞍馬、嵯峨野に一日。宇治の平等院に一日。というぐあいの時間配分。2日目にかなり無理があるのは、、ごらんの通りです～。でも、でも、今思い返して一番よかったのは、2日目の伏見稲荷です。有名なお稲荷さんなのに、私が行ったのははじめて。まめぴよさんのご推薦で行ってまいりました！何がすごいって、あの朱色の鳥居の列、列、列！圧巻でした。周囲が朱色にそまって、もう異次元な世界。。そして、そこのキツネたちが、とっても面白かった。稲をくわえていたり、巻物や、武器のようなものをくわえているものも！稲をくわえてるのは、もともとお稲荷さんが豊穣の神様だからだそうで、そういえば、門前で売られている焼き鳥は、稲の害鳥、すずめ！！うえ～。ちょっと興味はあったものの、食べませんでした。。どんな味がするのか、そしてだれが、どこで、どうやって捕獲したすずめなのか、、。すごく気になります。。

  2005年09月21日

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• 京都計画・初秋

  あさってから、急遽夫のお仕事にくっついて、京都にいくことにしました。2泊3日。来週末は韓国なので、どうしようかなあ、、って迷っていたのですが、やはりチャンスのあるときにいっちゃおう、と決心。思えば、サクラや紅葉など、なにかイベントごとのときばかり京都にいっていたので、今のようなどちらかといえば、何もない、時期に行くのはめずらしいかも。。今年もサクラを見に行って、ベビーカーで人ごみの中をうろうろして、正直、参ってしまったのを思い出して、やはり、今、行くべきだわ！！と決意（ほとんどこじつけですが、、）いざ、決めると大忙し。奔走したかいあって、東山の駅の近くに、結構広めのコンドミニアム的なお部屋を確保～。お台所がついて、２間あり、70平米。お洗濯もできるし、子連れにはうれしい～。おつけものやチリメン雑魚なんかをかってきて、渋めの朝ごはんを作ったりするのもたのしそう。。市場にも是非行きたいし。もちろん、体力とシンのご機嫌の続く限り、お寺を回りたい。神護寺にいきたいのだけど、あの350段の階段をシンを抱っこして上る自信、、、。ないなあ。しかも神護寺で見たかった仏様は、事前に往復はがきで申し込みをしないと拝見はできないし、、。あまりに突然すぎる計画なので、だめなことも多い。まあ、無理をせずに、ゆっくりまわってきます。必ず行きたいのは、梨の木神社の萩をみること。市場でお買い物（きれいなお麩がほしい）、あとは先斗町とか祇園で夜のお散歩かなあ。。べただけど。どこかお勧めの場所があったら、どなたかおしえてくださいませ。ああ、それにしても楽しみ。子連れの旅で毎回結構疲れて帰ってくるのだけど、いつもそれを忘れて、どこかにいきたいな～と思う。たしかに、ヒトは忘却の生き物、です。はい。

  2005年09月14日

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• 上田「刀や」のお蕎麦

  一週間の別荘ぐらしから、やっと帰ってまいりました。。なんだか「社会復帰」を果たした気分であります。田舎モノゆえか、貧乏性ゆえか、別荘でなにもしない、、という状態に安穏としておられるのは、最初の3日くらい。そのあとは、なんだかむずむずしてきて、結局、前々からリストアップしてある「行きたい場所」へ行くべく、夫をせっつきます。（シンも）毎年、行きたい場所はだいたい決まっていますが、必ず、行くことにしているのが、お隣長野県上田市のお蕎麦の名店、「刀や」さんです。別荘は八ヶ岳でも山梨側にあるので、上田まで片道1時間半ほどのドライブです。そこまでしても行きたい、大好きなお店なのです。と、いっても元来は「うどん派」な私。そんなにお蕎麦には詳しくもないし、いろんなお蕎麦をたべているわけでもない。同じお店でお蕎麦とおうどんがあれば、まよわずおうどんをたべちゃう。そもそもこの「刀や」だって、大好きな作家の池波正太郎さんがある本の中でほめていたのを読んで、ちょっといってみましょう、、というかなりミーハーな気持ちで行ったのである。で、行ってみて、ちょっとした衝撃をうけたのです。こういうお蕎麦もあるのね、、。と。まず、麺が太くて固い。食べてみて「そばをすする」という表現がここではそぐわないことに気付く。あくまでも「そばを食べる」というかんじ。手打ちの麺の、その不ぞろいな一本一本をかみ締めて味わう。もともとここ、上田は真田氏の領地だったところ。ここで食べられているお蕎麦はもともと真田蕎麦、と呼ばれる太くて色黒のお蕎麦だったのだとか。そんなこんなを考えながら食べていく。なんともいえない、風味のあるおそばなのである。そして、刀屋の一番の特徴。ものすごーく量が多い。たしか「小・中・普通・大」という分類になっているのだけど、最初、私は「おなか減ってるので普通で！」と頼んだのでした。そしたら、お店のおばちゃんに、「やめときなさい。あんただったら、中でいっぱいいっぱいよ。」というようなことを言われて、なくなく「中」にした。だって、お蕎麦って特にザルだと、量が少なくってすぐにおなか減ったりするのですもの、、。と思いつつ。でも、出てきたモノをみて、納得。ようよう食べ終わる頃には忠告してくれたおばさんに、ココロの中で感謝したものである。。だって、本当にすごい量だったのだ。普通の2・5人前くらいあるのでは？と思う。ちなみに上の写真は「中」です。「普通」を頼んだ夫もふうふういって食べ、隣の席で「大」を頼んだ人は「残さず食べられるか、、」という興味から，店中の視線を集めてました、、。　今回もすごい行列ができていた刀やさん。このお店の魅力はそのお蕎麦もさることながら、余計なことをしてない。これに尽きると思います。こんなに有名になって繁盛してもお店の広さは昔のまま。内装も。シンプルな椅子&テーブル席と入れ込みのお座敷があるだけ。BGMなんてもちろん、なし。小さいテレビがのどかにおいてある。長年使われて黒光りした木造の店内にこれまた長年ここで働いているおばちゃん数名。メニューはお蕎麦とてんぷら、あとおうどん、カモ肉だけ。おにぎりとかどんぶりモノとか、そういう余計なものがなくって、お客さんもそれで十分納得してる。これがいわゆる、「スモールビジネス」なのね、、と納得。あえてスモールのまま、で、成功してると思う。上田にだっていわゆるチェーン店がすごく増えてる。この状況で「田舎のそば」や、を貫くのもまた、勇気のいることだと思う。でもどうみても、なんだか一本、筋がとおってる。上田の町にすごく似合ってる。来年も、絶対来たい。そう思ってお店を後にしました。

  2005年08月18日

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• 角ナシさざえちゃん

  一週間の里帰りも終了、昨夜無事に帰ってまいりました。歩き始めたわが孫の姿に大喜びの両親（特に父）がだまっていてもシンの相手をしてくれるので、私はこれまでにないほど、自由時間を楽しみました♪中でも一番楽しみにしていたイベントは、近所の同い年の男の子（とはいえない年だけど）が漁師＆民宿をやっていて、こないだ帰ったときに「夏にかえったら、船にのせてやるよ」という約束をしていたのだった！！で、早速、帰った翌日には船に乗って少し離れた島（無人島）の岩場までつれてってもらうことに。父＆シン、私、漁師の友達、というものすごく変な組み合わせ。初めての釣り船に終始、大興奮のシン、、。落ちそうでこわかった、、。半分遊びだったので、これといったものは何も取れなかったのだけど、帰りに「おみやげ」で頂いたのは、その日の朝にとってきた、という、さざえ！わ～い！！ここらあたりは砂浜ではなくて、岩場の海岸がほとんど。だからひじきやワカメなどの海藻類のほか、ウニ、サザエ、とこぶし、あわび、などが多いのです。今年はサザエが多かったそうで、近くのスーパーではものすご～く安く（東京に比べると、だけど）うっています。大きいの１つ100円以下、、。彼がくれたものも、ごろごろと大きなものばかりで、もちろん、まだ生きてます～。ところで、写真ではわかりにくいのですが、サザエの殻に、角のようは突起があるものと、ないもの、2種類あるのがわかるかな？友達によると、この突起があるものは、波の荒い場所で取れたものだとか、、。波に流されて転がってしまわないようにその突起でふんばってるってことですね、、。一方の角ナシのほうは、穏やかな場所で生きてる種類で転がる心配がないからふんばらなくてもよい。だから突起がないのですって。真偽のほどは不明ですが、地域によっては角ありばっかり、角ナシばっかり、ときっぱり分布が分かれているそうなので、もしかしたら本当かも、、。いずれにせよ、なんだか波に逆らって一生懸命ふんばってる、さざえ、なんだかかわいいので私は突起アリのほうがいとおしいなあ。。あ、でもやわらかい、といわれてるのは突起ナシのほうですって。そんなこんなで一週間、海の幸をたらふく食べ、母の好意に甘えてごろごろ。シンが夜に寝てしまうと、毎晩のようにワインやらビールやら飲んでいたおかげで、なんだかすっかり太った気が、、。そして不在中、「果物ばかりたべてた」という夫は、3キロもやせてなんだか、すっきりしてる。。くやしい、、。どうにかせねば、、。

  2005年07月28日

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• 中国その2～それでいいのか、中国人！

  中国に旅行した方なら、だれでも経験済みだと思いますが、中国人の商売人、というのは、もう、本当にどうしようもないほど、せこい、、。今回の旅行でもいくつか、わらっちゃうようなことがあった。　まず、今回の旅のメインイベント、桂林のリコウ下りでのできごと。デッキに出て、素晴らしい景色を眺めていた。どんな言葉をつくしてもたりないくらい、本当にすごい。山水画の世界に迷い込んだような、、とうっとりしていると、妙なおっさんが、「あなたきれいね～」と話しかけてくる。英語のことわざにもあるように、｢面前でほめるやつを信用するな」ってやつです。まさに！サンキューといって離れて、夫のそばに行く。30分位して、またうっとり景色をみていると、くだんのおっさんが！「しぇんえん、しぇんえん」(1000円）と行って、右手を差し出す。その右手には、ひえ～！！おそるべきものが！なんと私の顔の写真を無理やりにはめ込んだキーホールダーなのだ！いつのまに、とったものか、すごい変な顔の私の写真をこのわずかな時間にプリントアウトして、ぺたり、と安っぽいキーホールダーにはりつけたらしい！！もう、ほんとやめてよ、、。でもこれ、需要は私以外にはないのだから、私が買わないと一体、どうなるの？と思いつつ、夫を見るともう、爆笑している、、。夫が17年前に来た時には、ふつうの写真を勝手に取って、うりつけるってのが主流だったらしいけど、｢進歩したんだなあ、、」と。すると、買う気を起こしたと勘違いしたおっさんは、次のキーホールダーを。なんとそれには、半分目を閉じた、シンの顔が！あはは～もう、まぬけすぎる。たとえ買ったとして、こんなもの一体、私たちにどうしろというの？？さらにおじさんは夫の写真も取ろうとする。で、ここで、夫が怒って、｢お金持ってないし、買わないから、とるな」という。（ちなみに夫はすこし中国語が話せるのです）おっさんはがっかりした様子で、去っていった。あとでガイドに聞くと、あのキーホールダーはシール部分だけをはいで再利用するから大丈夫とのこと。ああ、今頃私とシンの顔のシールははるかリコウの水の中にでも浮いていることでしょう、、。　次はその船の中でランチが始まったときのこと。私たちは4人のオランダ人の方々と同じテーブルになって、和やかに中華料理のコースを頂いていた。蛙のフライやら見たこともないような灰色の魚料理にみな、おののいているとき。ふと窓の外を見ると、私たちの船に向かって、ものすごいいきおいで、「いかだ船」がちかづいてきた。いかだ舟はその名の通り、5本くらいのタケの棒をつなげただけのものすごいシンプルな船。もちろん、手漕ぎ。その船には男の人が2人乗っていて、こっちにものすごいスピードで近づいてくる。最初、私はこのあたりの漁師のひと？と思い、「あぶない！ぶつかる！」と心配までしたのだけど、、次の瞬間！船の二人はひょい！と私たちの船のはじっこに、のりうつり、私の真横にやってきた。そして、窓ガラス越しにへんな人形（どうやら竹でできたおじいさん）をつきだし、｢シェン円！シェン円！｣と叫びだした。要するに、物売りだったのだ！私はここにくるまで、船から川で洗濯をしたり、水牛を洗ったりするのどかな光景をみていたので、ここら辺りの人は中国の都会の人とは違ってのんびりしてるなあ、、などと思っていたのであるけど、大間違い。このいかだ舟の人たちは、あの農家の人たちのバイトなのですって。。がっかり。ものすごく危ないしつらい仕事だと思うので、思わず買ってあげようかな、、と思ったのだけど、同じ人形を、白人の人には5ドル、5ドル、といって売りつけようとしているのを聞いてしまって、やめた！けしからん。日本人には倍の値段で売りつけようとしたのか！日本人、やっぱり甘く見られてます。。彼らはこの後も偽モノの水晶とか派手な扇子とかいろいろ取り出して、わめいていたが、私の気づく限り、買っている人はいなかった。。ご苦労様である。。次は船から下りて、陽朔の街をふらついていたときのこと。夫が余りに暑く、汗まみれなので、Tシャツを買って着替えることになった。立ち止まってTシャツを見始めたとたん、若い女の子の店員さんが、｢シェン円！シェン円！」と。なんで中国人て、みな1000円を基準にしてるのか、、不思議である。いずれにせよ、数十円でおいしいごはんが食べられる彼らの生活において、1000円というのは破格の金額である。しかも、売りつけようとしているのが、明らかに偽モノの｢北京オリンピック公式Tシャツ」なのだ、、。夫が「たかすぎだね。」といって立ち去ろうとすると、彼女、すごく焦って、｢10枚でしぇんえん、いいよ！」いきなり、10枚で1000円、、。もちろん、10枚も必要ではなかったのだけど、義父母も着替えがほしいというので、10枚、かってみることにした。最初の1枚1000円ってのは、、、？と苦笑してしまったのだけど、彼女、これではおわらなかった！店を出て、数歩歩いて、私が何気なく、袋の中をみると、な～んとTシャツは4枚しか、入ってない！10枚入れるとみせかけて、4枚しか入れなかったのだ！もう、大笑いである。夫はこういうとき、妙に正義感を出すタイプのこまったさんなので、つかつかと店に戻り、｢客を騙すとは何事か！こんなことをすればするほど、日本人はかわなくなるぞ」としかりつけた。彼女は、へらへらとわらって、残りの6枚を渡したのだった。。別にこんなTシャツほしいわけじゃないの。騙された不快感を思い出にしたくないのよ、、といいたかったけど、彼女にはきっと分かってもらえないだろうな、、。あと、中国人のいい加減さにうんざりしたのは、飛行機に乗るとき。今回国内線の乗り換えも含めて4回、飛行機に乗ったのですが、いずれも中国の飛行機会社だけあって、すべて帝国から1時間以上遅れるということに、、。特に桂林から広州にむかうときなんて、飛行機の中に乗り込んでから、私たちの席の前の中国人がどうやらダブルブッキングされたらしく、大喧嘩をはじめた。そのおかげで、私たちは席に座ったまま1時間、出発が遅れたわけである。ダブルブッキングした係りも係りだし、周囲を省みずに喧嘩してる乗客も乗客。そしてそれを見てなんら措置を講じようとしない中国人の乗務員、、。みな、日本ではありえないことであって、たいへんにいらいらいたしました、、。街や空港の施設は近代化され、きれいになってもこの中国の悪しき一面はまったく改善されていない模様。。そんなんで、オリンピックとかやって大丈夫なの？？となんだかすご～く心配になったのでした。。

  2005年07月12日

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• 中国その１(食べ物）

  中国、桂林のたびから無事帰ってまいりました～。夫の両親と一緒の初の海外旅行、、不安いっぱいで出かけて、そりゃ、もう心身ともに疲れ果てたわけですが、それを補ってあまりあるほど、桂林の風景、本当にすばらしかったし、中国のいわゆる田舎にいけたのは、すごく新鮮な経験でした！いくつか心に残ったことを書こうと思うのですが、今日はまず、たべもの！今まで行ったことがるのは、中国のいわゆる都会。だからホテルとかレストランで食事をしても、そうそう「おかしなもの」とか「わけわかんない」もの、は出てこなかった。もちろん、洋食も食べようと思えば食べられたし、、。ところが今回泊まったのは、桂林とそこから70キロくらい離れた陽朔（ようさく）という田舎町。当然、コンビニもファストフードもなし！食事は日本とはま～ったく違っていて、とってもおもしろかった！ツアーに組み込まれている食事も、蛙フライやら、蛇の酒漬けやらが出てきて、毎回恐ろしい思いをしながらたべました、、。もちろん、チャーハンとか焼きそばとかもありましたけど、そのものすごい脂っこさにへきえき。。しかも毎食後、｢じんましん」が出てしまったりして、かなりまずいかな、、と思いつつ、、でも食欲や好奇心には勝てず、いろいろ食べました。中でも私がお気に入りだったのは、桂林名物、ビーフン！写真の真ん中のやつです。ちなみにこれはある日の朝ごはんの｢定食」。日本円で50円くらいのものだそうですが、これにさらにおかゆが付いていました。ビーフンに、おかゆに、パン。。中国人よ、そんなに炭水化物ばかりで、いいのか、、と思う組み合わせです。ちなみに、このパン、表面に蜂蜜が塗ってあって、一瞬、ふつうのプレーンなシロパンかとおもいきや、がぶりとかじると、中にいきなり大量のケチャップが入っていて、ものすごく、おどろきました、、。左の小皿はザーサイです。。あと、飲み物は、毎回、お茶。桂林名物の桂花茶、というのがでてきました。金木犀のお花が入ったお茶でとってもおいしいのだけど、、、。毎日ものすごい日差しで、ものすごい暑さ、ものすごい湿度なのでのどがカラカラなのですが、常に暑いお茶。正直、つめたーいのが飲みたいのだけど、ジュースを買っても、水を買っても、冷蔵庫の問題か、それとも｢冷たい飲み物は体に悪い」と信じているからなのか、全部、ぬるいのでした、、。しかも、陽朔では、私の大好物、コーヒーはホテル以外では存在せず。あと、チョコレートも。。まだまだ洋モノは高級品らしいのでした。。そうそう、あと、陽朔の市場でうろうろしていた時に見たのだけど、現地の人たちは、みな、小型のホウロウのなべを持っているのです。そして、総菜屋さんで、ごはんとおかずをその中にいっしょくたに、入れてもらって、あとは自分の店先にもどって、もぐもぐ、、ってのをみなやっていました。。う～ん、ある意味とってもコンビニ的、、。明日は中国人の謎、、を。

  2005年07月07日

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• 南の果て、、

  南の果て、、といっても房総半島ですが、、房総半島の南の果て、白浜というところまで、行ってまいりました。金曜日から。例によって、夫の突然の思いつきで、野島崎灯台、というのを見に行くハメになったのでした、、。夫は思い込んだらどこまでも～な人なので、もはやあきらめ、最近はおとなしく楽しむようにしている私。でもなんか、｢野島崎」ってのはねえ、、。悪いけど全く興味がない上に、素敵なホテルとか旅館は全くなさそうな界隈であるので、ちょっといやいや、でかけた。まず、東京湾アクアラインにのって、海ほたるで休憩。曇り空である。何も見えないのでお手洗いだけ借りて、そそくさと、木更津へ！それからは館山まで高速道路に乗り、白浜までは一般道である。何と白浜には鉄道の駅というものがないので、この道で車で行くしかないのだった、、。千葉というところは、何度行っても、思うのだけど、すご～く「のっぺり」してる感じの土地だなあと思う。高い山とか川とかそういうのはなくって、畑、住宅街、畑、住宅、、、の繰り返しの中、たまにちょっとした山道を通っていく、というわけでなんだかちょっと退屈なドライブであった。でも白浜について、海が見えてくるとやはり、ちょっとうれしい！お天気は悪かったけど、海辺で育った人間としてはものすご～く血が騒いで、はやくあの岩場に行っていそぎんちゃくでもつっつきたい！と思ってしまう。でも、雨なので車で例の灯台まで行って、灯台の博物館？のようなところを熱心に見て回る夫に付き合う。やれやれ、、。私は灯台には興味がないので、ずっと、海を見てました。もちろん、ここは太平洋。私が生まれ育った海は、日本海だったのでまったく違う。太平洋は、こういってはなんだけど、すごくあっけらか～ん、な感じ。狭い日本海とはまったく違う。打ち寄せる波の感じも、えんえんと続いている海面のようすも、うまく言い表せないけど、まったく違うなあ、、と思う。ま、見慣れてるからでしょうけど、「わたしはやっぱり、日本海派だわ！」と言いつつ、ホテルへ、、。今回泊まったのは、ホームページで｢一番まともそう、、」ということで選んだ某ホテル。思ったとおり、リゾートブームの落し物、といった感じの、ちょっと物悲しい雰囲気の古いホテルであった。チェックインしてから遅めのお昼を食べに街へ。シーズンはまだ始まっていないからか、海水浴目当てのお店もまだしまったまま。やっと、開店している喫茶店をみつけて、カレーを食べて、あとは街をぐるぐる。こういう地方に来ると、東京というのは、日本の中心かもしれないけど、日本の中では最も異様な街であることをつくづく思う。東京に住んでいる私にとってはあれがあたりまえの日常の世界だけど、本当はこの白浜のような小さな小さな町のほうが圧倒的な大多数で、コンビニを探すのに苦労したり、スターバックスなんてありえなかったり、マックすらない、という状態の街のほうが日本の姿なのだ、ということを思う。小さなお寺や上手に植えられたかぼちゃ畑や、干物やさんや｢食料品店」を見物して、ホテルに入り、お風呂であったまった。夕食にはこれでもか！というほどのアジとマグロ、あと、なぜかさくらんぼが大量にでた。どれもそれなりにおいしかった。夜は夫は灯台を眺め、私はシンを寝かしつけた後でまたお風呂に入った。実に平和な旅で、なんだか駅もないひなびた街に行って一日ぶりに東京に帰って、ちょっとしみじみとした気分である。さあ、選挙にいかねば、、。

  2005年07月01日

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• 軽井沢あれこれ

  今月の旅行は、軽井沢！ということで金曜日から2泊でいってきました。なんだかんだと、もう覚えてないくらい何度も言っている場所なのでなんだか新鮮味はナイ！けど、今回は夫が「トンボの湯」という温泉に行きたい、ということで、出かけた。東京からは新幹線でわずか1時間ちょっと。お菓子とか食べてのんびりする間もなく着いてしまう近さ。ホント、不動産やさんの広告じゃないけどこれじゃ、通勤圏だよね、、と思う。が、一歩駅をでると、う～ん、やはり、ここは東京とは別世界であった、、。なにせ、寒い。（ちなみにこの日は後でヒョウ！がふった）空気が違う。木々の緑の深さが違う。やっぱり高原である。なんだかんだいって、何度きても、やはりいいところだなあ。。と思う。（住めないけど）夫が行きたい温泉と言うのは、昔からある星野温泉というところに最近、新しくできた「トンボの湯」という立ち寄り湯である。残念ながら宿泊できる旅館はまだできていないということで、すぐちかくのホテル、ブレストンコート、というところを目指す。場所は中軽井沢の駅から車で10分ほどの山の中腹である。旧軽井沢あたりの雰囲気とは違って、なんだか急にひなびた感じの中軽井沢。正直言って、その「トンボの湯」とやらも、ブレストンコートもすごく田舎臭いものを想像していたのだけど、実際行ってみて、びっくり！目を見張るほど近代的な、おしゃれ～なリゾートホテル＆湯でした。。特にホテルは、南欧風のたたずまいで、周囲の森もよく整備されて本当に素敵。カフェも、レストランも（味はともかく）雰囲気はとってもよい。お部屋のファブリックも家具類もとってもかわいらしくて、すごい好み～。到着したら、すぐに私はお茶でも飲みたかったのだけど、夫は、すぐにもお湯に飛び込みたそうな勢い。。せかされるように、「トンボの湯」へ。この「トンボの湯」がまた、立ち寄り湯、となれなれしく呼べないほどこじゃれている。なんでもイタリア人がデザインしたとかで、緑の芝生の中に濃い茶色やグレーのシックな建物である。お風呂自体も変わっていて、なんと深さが90センチもあって、BGMはジャズが流れてたりする、、。お湯の質は、ごくふつうな気がしました。お値段は1200円。この価値があるかどうかはちょっと微妙ですが、話しの種にはなりそうな場所でした。でも、子連れの身には水深90センチはちょっとっ厳しく、早々と撤退。長湯の夫を，併設されてるカフェ「村民食堂」で待つことに。ストロベリージュースを飲みながら待ってたのですが、ここの食堂やカフェ、これもこの山の中ではありえないほど高い！ランチの定食はともかく、ケーキも麹町のシマなんかよりよっぽど高い！観光地だからしょうがないのか、、。　長湯の末出てきた夫いわく、お湯は「ろ過してないから黒いツブツブが浮いてる」のだそうな。気がつきませんでした、、。翌日は旧軽井沢銀座へ。お目当ては、おうちのちかくにある、ニットやさん、「アマルフィ」さんが、支店を出した！と聞いていたのでちょっと見たいなあ、、と。行ってみると本当に郵便局の裏手にちょこんとちゃ～んと開店していました！なんでもスタッフの方は東京から週末だけ泊まりこみでいらしてるのだとか！たいへ～ん。でもちょっとたのしそう。。このお店はちょっとアウトレット的な意味合いもあるそうで、あまりに安いのでついついワンピースを買ってしまった。。このあと大好きなカフェ、「コクーン」さんへ。雲場池の近くの林の中にある素敵なお店です。自家製のパン、自家農園で作ったお野菜を出していて、特にランチタイムにはそのお野菜をサラダバーとして楽しむことができるのです。当然、旬の路地ものしかでないので、味が濃くて、とってもおいしい。今回は、トマトやキャベツ、ピーマン、きゅうり、あとお大根などがサラダや煮物になっていて特にトマトがおいしかった！フロフキ大根も！これにパスタやカレーのメイン、あとパンに飲み物が着いてます。1500円！安いです～。どれも本当に丁寧に作られててお店の雰囲気もとっても素敵。本当にお勧めのお店です。翌日は温泉ばかり入っている夫をせかして、軽井沢駅の界隈へ。ちょっと驚くくらいの人が、、。お目当てはアウトレットのよう。う～ん、すごいお買い物熱だわ、、。旧軽井沢銀座がわりと年配の方が多かったのに比べてこちらは大学生など若い人がたくさん。どちらも、それぞれたのしめていいなあ、と思う。この3日間で山の新緑の中でなんだか体が緑色になりそうだった。あまりに自然しかないと私のような非アウトドア派にはちょっときつい。その点、軽井沢ってほんとうにちょうどよい。また、きっといっちゃうんだろうなあ、と思いつつ、帰ってきたのでした。

  2005年05月29日

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• 貧乏性と万博

  名古屋最終日、夫も仕事がない。夫の熱烈な希望で、いやいやながら、愛地球博へ、、。実は私、こういう、テーマは「愛！」とか真顔で言っちゃうような、わざとらしいイベントがとっても苦手。。どうせものすごく込んでいるだろうし、、。でも夫いわく、「生きてるうちには、もう国内で万博なんてないぞ」。そう、彼は行きたくてたまらないのである。。で、名古屋市内から、「長久手」というところにある万博会場まで地下鉄と、「リニモ」というのを乗り継ぐのだけど、この「リニモ」の駅に着いたときに、私は早くも、気を失いそうに、、、。だって、ものすごい人！人！人！なんと高校生の群れ（おそらく修学旅行）までおり、列が何重にもできておるではないか！！くらくら、、。結局、ベビーカーの人と障害者の人は比較的優先されていて思ったより並ばなくてすみましたが、それでも３０分は待った。で、乗り込んだ「リニモ」がまた、こみこみ。たった３両しかない上に、座席数が少ない、網棚がない、ため、もはや、身動きならない状態。とてもベビーカーなど広げていられないので、私がシンを抱き、夫がベビーカーを畳んだ状態でなんとか立っていた。すぐ隣にもやはり同じような状態の赤ちゃん連れのご夫婦がいて、励ましあったりしていたのだが、、ふと見ると、座っているのはさっきの高校生の群れの連中ばかりではないか！おじいさん、おばあさんが立っているのに、これはなんたることだ！見ると夫が「かちん」ときたらしく、「君たち、立ちなさい！」といきなり言ってしまった！ひゃあああ、、。最近の「きれやすい」若者だったらどうしよう？？と不安になったが大丈夫。彼らは素直に立ち上がり、お年寄りに席を譲っていたのであった。夫はかなり憤慨していたが、お年寄りにお礼をいわれて、照れていた。えらいぞ！夫！やっとこさたどり着いた会場でも、荷物検査で１５分、飲み物を買うコンビにでもレジで１５分、外国館という各国のパビリオンも最低でも１５分待ち、最高だと１４０分待ち、、、。私はとてもそんなの待つ気になれず、人気のない「アイルランド館」とか「ドミニカ館」とかで結構楽しんだ。入ってみたかった「ドイツ館」は１４０分だとか。。夫の行きたかった企業パビリオンは、そもそも予約だけで埋まってるということなので毛頭無理である。いやはや、なんてみんな、忍耐強いの、、そして驚いたのは、お客さんの半数は、お年寄りだったということ！大げさじゃなく、ほんと５割は６５歳以上、、という感じだった。みなさん、お元気ですね、、。こんな具合なので私はもう、２時間もたつとげんなり。。夫は気になるところを一人で回ることとし、私とシンは少しベンチに座って周りを観察することにした。改めてみると、ものすごいだだっ広い空間にとんでもない規模の建物や観覧車や、線路やらを作ったものである。もともと人も住んでいない場所なんだろうな～なんて思いつつ眺めているうちに、なんだかこの万博というシロモノがとんでもない「もったいない」ものであるように思えてきた。このあと「記念公園」かなんかになるらしいけど、その公園がこの後そんなに人をひきつける空間になるとは到底思えない。不便な場所だからなおさら集客は難しいだろう。あの２つもある観覧車や、乗り手のいないリニモ、日本の自然界にはありえない植物で埋められた人工的な森、などを思うと、正直、ぞっとしますなあ。。愛や環境をテーマにしてるってことだけど、それを追い求めてるのならそもそも、万博などしないほうがよい。そりゃ、地元は潤うでしょうけど、それ以外にどんなメリットが？？どこが「愛」なの？とにかく、私のような貧乏性の人には、ちっともたのしめない、万博である。

  2005年05月09日

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• 名古屋のシロノワールにはまる

  今日から、4日間の名古屋旅行。旅行と言っても、例によって、夫が明日から3日連続で名古屋で講演の仕事があり、それに便乗しようというモノである。名古屋は何度も「通過」したことはあっても、駅から外に出るのは初めて。ちょっとわくわくしつつ、わずか1時間40分で新幹線は名古屋へ。駅に降り立った感想は、、。それほど地域色を感じないなあ、、と。もっともホームの「立ち食い蕎麦」が「立ち食いきしめん」だというのは違いましたが、、デパートに、外資系のホテルで固められた駅でした。泊まったホテルは、「金山」という駅のそばにある全日空ホテルグランコート名古屋。（素敵でした！）ここはどうやら新興の開発地区らしく、駅の周りのショッピングモールやホテル自体も新しく、妙に人工的な界隈である。周囲の人の会話に耳を傾けるも、予想していた「みゃ～」とか「ぎゃ～」とかいう方言で話している人には出会わず。なんだか拍子抜けである。3日間、夫が働いている昼間の間、私とシンはせっせと名古屋の町を歩き、一番にぎやかだといわれている「栄地区」、名古屋の浅草、といわれている「大須地区」、あとは熱田神宮、名古屋城などをまわりました。あ、あと、「シロガネーゼ」ならぬ、「シロカベーゼ」が住むという、お金持ちエリア、「白壁地区」の高級住宅街も見てきました！全体の感想としては、、日本の都市って本当にどこに行っても、似てるなあ、、と実感しました。目隠しをされて、いきなりここに連れてこられたとする。で、「どこでしょう？」とたずねられても、簡単には「名古屋です」とはわからない。どこにいっても最近、「プチ東京」のように町並みが似てきてる。たぶんその理由は、お店が同じ、ってことだと思います。名古屋といえども、コンビニやスタバから、ドトールに吉野家に松キヨに、なんと「成城石井」まであるのですから、こりゃ、もう、地域色とかそういうのは消えちゃってます。ま、その分、日本中どこに言っても便利になってるといえばそれまでですけど、、。ちょっと寂しい。こんなことを思いつつ、見て回ったのですが、熱田神宮はなかなか厳かで素敵。名古屋城には今の時期、金のしゃちほこがなくて、がっかり、白壁地区は、芦屋の六麓荘とか、東京の田園調布とかに比べると、う～ん、、という感じの町でした。赤ちゃん連れの私がこんなに見て回れたのは、ひとえに、名古屋の地下鉄さんのおかげです！名古屋って地下鉄がすごく発達している上に、どの駅にも地上からホームまでエレベータがあって、車椅子やベビーカーの人にはとっても便利。おかげでタクシーはほとんど使わず、いろいろ見られて大助かり～。東京メトロさんも、見習ってほしいものだわ、、。で、お楽しみの名古屋名物！きしめんだとか、ひつまぶし、味噌カツ、だとかいろいろ話しには聞いているので、すんごくたのしみ～。でも今回は夫と半日別行動なのでなかなかスムーズに行かない。まず、ホテルで朝兼昼のような食事をとって、町に出かけ、毎日、街中のいたるところにある、「コメダ珈琲店」という喫茶店のチェーンで、お茶をする、というコースをたどってました。この「コメダ」さんは、ガイドブックで見てきたのだけど、珈琲はともかく、「シロノワール」という生クリームたっぷりのお菓子が有名。パンのような焼き菓子の中央にどか～んと生クリームがのっかり、ちょこんと赤いさくらんぼが乗っている。５６０円である。ものすごいボリュームだったのだけど、うわさどおりすご～くおいしい。シンとわけあいつつ、3日連続でいってしまった。。ああ、また行きたい。てなわけなので、本格的な名古屋料理を食べたのは、夜。一日目は、金山駅近くの「宮きしめん」できしめんを。かつおだしがすご～く濃くて、なかなかの食べ応え。想像していたよりも柔らかい麺で、シンはほとんどどんぶりいっぱい平らげていた、、。二日目は、味噌カツ！前々から行きたかった、矢場町の「矢場トン」さんへ。最近、東銀座にも進出してきてるだけあってお店は大繁盛のご様子。こみこみでした。でもすご～くおいしかった！甘いお味噌がたっぷりかかってて、キャベツがすすむ～。ご飯がすすむ～。１０５０えんは安い！３日目は、ひつまぶし！うなぎを細かく切ってどんぶりにしたような、あれ、です。まず、そのまま食べて、残りはお茶漬けにしちゃうというやつ。本当は、「そのまま」で全部食べたかったのだけど、お店のおばちゃんが、「茶漬けにしろ！」としつこいので、しぶしぶ、お茶漬けに。たしかにおいしかった～。やはり、郷に入れば郷に従えでしょうね、、でも名古屋のおばちゃん、なんか怖いのよね、、。ちなみに、これは、金山駅近くの「三福」さんで頂きました。おいしかった！今回の「てんむす」を食べてないのが心残りであるが、全体的に食べすぎなので、、まあ、仕方ない。。こうやって、食べたり歩いたりしながら３日が過ぎ、いよいよ最終日にいやいやながらも、「愛地球博」へ、、。続く。

  2005年05月06日

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• 桜と雪と、、、涙まで！

  ささやかな毎月恒例の家族旅行。今月は、金曜日から、高遠＆小淵沢に行ってきました。もちろん、お目当ては、高遠城跡の桜！まだあちらでは満開だと聞いていたのでわくわく。大好きな作家、池波正太郎さんの小説「真田太平記」の書き出しは、ここのお城から始まるので常々、行ってみたいと思っていたし、う～ん、期待が膨らむ。しかも泊まる予定にしているのが、小淵沢の大好きなホテル、「リゾナーレ小淵沢」。プールもあるし、イタリアンもおいしいし、うふふ。たのしみ、たのしみ！と、いうことで出発したのだけど、ひとつだけ、気が重いことが、、。それは夫の母と父も、高遠に一緒に来るということである。そもそも子供の日が近いので、「こいのぼり」を見に来い、という電話が義母からかかってきたときに、「その日は、高遠に行くからダメ」とことわったがために、「高遠に行くの？？近いじゃない！一緒にいくわ！」という悲惨な結果になったのである、、。この人の息子と結婚したのだから、がまん、がまん、と言い聞かせつつ、甲府で落ち合って、一路、高遠へ、、。途中のお昼ご飯や車の中など、ここには書けないけれど、もう、想像を絶する出来事が連続。とんでもない行動を繰り返す義父母と、それを叱ったり、なだめたり、はたまた、私が気にしないかとハラハラしている夫、、。（彼が一番気の毒かも、、）そのハザマで、私は顔は笑ってはいたものの、もう、心の中では怒りや悲しみが渦巻いてました、、。特にシンの初節句で、こいのぼりのお祝いをうちの両親が送ったことについて、いろいろと義母からクレームがあり、（こいのぼりが小さい、とか７メートルの竿がほしかった、、とか、、実にくだらん）もう、たまらなく悲しかった。。この人たちは痴呆症の始まりなのだ、と言い聞かせてもあまりに辛らつな言葉に、自制心を働かせるのがやっと。高遠に着いたときはもうへとへと。でも！でも！でも！高遠の桜は本当にすばらしかった。高遠の町自体が、里山のあちこちに桜が咲き乱れていてすごく素敵。古い町並みや、農家の蔵も残っていてすてき～。気温は１０度もなく、すごく寒かったのだけど、高遠の「コヒガン桜」という桜は普通のソメイヨシノよりも色が少し濃く、曇り空にその色が良くはえて、この世のものと思えないくらいきれいでした。風が強かったので、花びらの吹雪。そして信じられないことに季節はずれの雪が舞い始め、すごく幻想的でした！でも、素敵だったのはここまで。突然、五平餅というお餅を食べ始めた義父母。なんとその五平餅を噛み砕いて、ノリのようになったものを、シンの額にくっつける、というわけのわからない「おまじない」を始めたのである！！シンは泣き出すし、私はびっくりしたあまり固まってしまった。。なんでも小学校の教師をしていた義母が「昔はよくやっていた」そうな、、。唾液の混ざった餅を、くっつけるなんて、正直言って、もうぶっ倒れるほどいや！いや！思わずシンを抱いて逃げてしまった。夫は義母をしかりつけてしまい、なんだか険悪に、、。桜の花びらと雪と涙だらけの顔になって帰路に着いたのでした、、。小淵沢で義父母と別れたときは心底、ほっとした。温泉には入ったものの、スパに行く元気もなく、早々と就寝。夫が両親がぼけ始めている、としきりに弁解する中、もはや何も言う気力もなかった。。ホテルのベッドは快適で、翌朝は朝食もおいしくて、ホテルの周りの桜などを見て元気回復！（単純なもんである、、）今も、実家の両親への仕打ちなどを考えるとすごくくやしく、かなしい。だから思わずここにいっぱい書いてしまう。。でも桜のいさぎよさをみならおう。さっぱり忘れて、前を向いてなきゃ。シンのためにも、義父母とはなんとかうまくやっていかねば。。

  2005年04月23日

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• 錦市場で偶然、、

  一泊二日の京都から無事帰ってきました。一日目は１０時ごろに京都に到着。意気揚々と（このころはまだ元気だった、、）さっそく「醍醐寺」へ！いわずと知れた桜の名所。秀吉が花見をしたとかで「醍醐の花見」という話が伝わっているお寺である。方丈の庭園にも期待しつつ、駅を降りたとき、ものすご～く嫌な予感が、、、。人がものすごいのである。千鳥が淵も真っ青、という感じの人の波、、。不安を抱えつつお寺まで１５分、歩く。醍醐寺駅から醍醐寺まではちょっと、へこんじゃうような、近代的な「団地」。歩道もきれ～いにタイルのようなもので舗装されていてちょっとがっかり。現地にお住まいの方々にはしかられそうだけけど、昔のままのほうが旅情はもりあがる。。で、お寺が近づくにつれて、ものすごいひと！がんばって下醍醐の境内には入ったけれど、もはやここで、「ベビーカーが動かない」状態。見知らぬおばさんに「お子を連れては、むりやで～」とか注意される始末。考えた挙句、ご忠告に従うことにした。人ごみは慣れてるけど、花見の人ごみの場合、体外の人が上＝花を見上げているので、足元のベビーカーには気づかない。よって、蹴飛ばされたり、踏まれたりする危険が倍増するのである。よって下醍醐から上醍醐までの８００本の桜並木はあきらめて、早々に醍醐を後にした。で、四条河原町までもどって、先斗町のうなぎやさんで「九条ネギ入りのうな重」をいただき、高瀬川の桜並木を見にいった。高瀬川は、本当に小さな川で、道と川面がとっても近い！桜の花びらが散って川面をピンクに埋めて流れていくのが間近に見られて、もう、感動。スターバックスでコーヒーを買ってきて、うっとりと眺めた。このあたりは、そんなに人もおらず、観光地を回るより、ある意味、桜を満喫できた気分です。このあと大阪に移動して中ノ島のホテルにチェックイン。天満に住んでいる友人の家を訪問。夫は４時からの講演に向けて出かけていった。翌朝はまたもや早起きした私たち。京都の人ごみの恐ろしさを醍醐で十分学習したので、思い切った計画変更を！！嵐山行きを泣く泣く断念。予約していた湯豆腐会席もキャンセルして、、（残念）滋賀の大津まで行くことにした。滋賀と言っても電車でわずか２０分ほど。琵琶湖のほとり、浜大津という駅の近くの「三井寺」に行きました。これが大正解。京都の喧騒がうそのように人も少なく、広い境内をゆったりと見て回りました。醍醐には数では負けてるかもしれないけｒど、圧倒的にきれいな桜がほぼ、満開。三重塔や金堂の周囲はもう、ため息の出る美しさでした。天武天皇の産湯を使ったという井戸や、弁慶ゆかりの鐘など、見所が結構あり、特別公開の１１面観音様にもお会いできました。ここで驚いたのが、あの「フェノロサ」のお墓があったこと。山の上だったので実際には、夫だけが上ってきたのですがフェノロサは「自分が死んだらここに埋めてくれ」と遺言したのだとか、。。なんだか感動。うれしい知識が増えました。このあと再び、京都へ。お目当ては「錦市場」！佃煮とかお麩とか、おいしいものを買うのだ！と前々から楽しみにしていたのだけど、ここもすごい人、人、人！夫＆シンは少しはなれたところの喫茶店で待っていてもらって、一人、いざお買い物へ！どのお店もおいしそうなモノがいっぱい！お漬物や、お味噌、お茶、佃煮、お麩などをかっつり買い込んで夫のところに戻るべく市場を歩いていると、、「○○さん！」と私を呼ぶ人が！振り返ると、、なんと！同じマンションに住む奥様が！びっくり！同じようにご夫婦で京都旅行にいらしていたのですって！お互い両手にお買い物袋を下げているのを見て大笑い。みな、考えることは一緒なのね、と。しかし、こんなところで会うとは、、悪いことはできませんね、、。この後、時間ははやかったけれど、もうシンを人ごみにつれてくのも無理だし、交通機関も渋滞＆満員だったので、帰路に。せっかく来たのにもったいなかったけれど、今回はしかたない、かな。。。京都駅の伊勢丹で手まり寿司やサラダ、「吉兆」のお花見弁当やらを買い込んで新幹線へ。少し遅いお昼を食べながら帰ってきたのでした。車内で三井寺の桜の写真などをみてうっとりしている私に夫が一言。「平日に来よう、来年は」ごもっとも、ごもっとも。せっかくの自営業ですものね、、出張にひっかけて、というせこい考えがあだになったかも。でも、京都、やっぱり魅力的な場所です。行って良かった！

  2005年04月10日

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• 箱根の贅沢スパ

  いや～、すごかったです。Mビルさんの、箱根強羅のリゾート！今まで、国内のあらゆる会員制のリゾートマンション＆ホテルは見てきましたが、群を抜いて豪華～な感じ。とっても贅沢。こんなのあり？というくらい贅沢な施設でした。場所は、箱根強羅。企業の保養所に周りを囲まれている感じだったのでロケーション的にはあまり期待をしていなかったのだけど、建物に一歩足を踏み入れた瞬間、わおーと期待が高まる！ものすごいエントランス！まだ正式オープン前ということもあって、昨日、宿泊していたのは、わずか３組。シンまでいれると、おそらくたったの７人しかとまっていない計算になる。なのにもかかわらず、お湯が沸きっぱなしの大浴場、２４時までのバー。有り余る従業員（質、高し！）、有り余るコチョウラン！他のリゾートのように、「会員の親戚」とか「会員の友人」とかは一切、断っていて、純粋に会員だけと言う施設だから、こんな日もあるのだとか！（もっとも我々は事情があって特別に泊まっているのであって、あくまでも会員ではない）うわ、ほんとにこんなことで、経営が成り立つのかいな、、と他人事ながら不安になる。通されたお部屋と言うのが、これまたとってもセンスが良い。ベージュとブラック、パープルですべてを統一。一番小さいのは５０平米、大きいのは９０平米あるあらしいが、我々が通されたのは、７０平米の和洋室。クイーンサイズのベッドルーム、和室、バスルーム、ウォークインクロゼット、というつくりでした。お部屋にはほんのりアロマオイルの香り。窓からは雄大な外輪山（大文字焼きの山）が見渡せる。キッチンのグラスとかお茶のセットにいたるまで、とっても素敵。パジャマもかわいい。で、お部屋でシンに授乳して、寝かしつけてから、いざ！！楽しみにしていたスパへ！（夫はシンの番人）ここには、あの「バンヤンツリースパ」が入っているのです！プーケットで独身時代に行って以来、大好きなスパ！でも国内には、いままで宮崎にしかなかったのだ。しかし、せっかくの２号店が、こんな箱根の会員制リゾートの中だとは、、とほほ、とても通えそうにありません、、。　レセプションには、タイからやってきたという感じの良い青年が。世間話をしながら、オイルと、コースを選ぶ。今日は「金」のオイルと、「スゥエディッシュマッサージ９０分」に決定！日本酒と菊の花を入れたフットバスからはじまり、オイルで頭皮から、足のつめの先に至るまでマッサージ、うーん、至福のひととき、、。すっぽんぽんで横たわっているという羞恥心も忘れるくらい、いいきもち～。これが通常だと（会員だと）１８０００円。外部の人だとプラス３０００円。たかい。高いんだけど、ものすご～く癒されます。コースのあとは、ジンジャーティと、フルーツで締めくくり。うーん、またいきたいー！私のあまりの満足っぷりに実はこの後、夫もスパへ。やはり大満足で帰ってきた。赤ちゃん連れじゃなければ、夫婦並んで、ということも可能らしい。ああ、素敵。夕食がまた、よかった。大体、観光地のお料理にはあまり期待しないというのが自論ですが、和食のコース、とってもおいしかった！中でも、「箸あらい」の、合いなめのお吸い物に、柚子のお花が入っていたのに感激。ゆずの味がするのだ！あとは、「おうみコンニャク」というなぞの赤い物体も、木の芽和えになっていて、面白かった。シマアジの酢の物とか、いろいろあったのですが、最後の「山形産こしひかり」の白ご飯が一番おいしかったりして、、。こないだお料理教室で習った「ほたてシンジョ」が赤出汁に入っていたのもうれしかった♪夜はシンが寝た後、ワインをすこーし飲んで熟睡。朝はルームサービスでアメリカンブレックファストでした。と、大満足で帰ってきたのですが、帰りの車中での話題は、「果たしてあそこの会員になりたいかどうか」。一番狭い部屋で、およそ１０００万、一番広いと２０００万。これで会員権を手に入れると年間数十日間の利用が可能になるのだが、そのつど、宿泊費と食事代で数万円、このほかに、固定資産税や毎月の管理費、修繕積立金が加算される。すごい維持費である。一晩、思い存分楽しませていただいて、なんですが、私だったら、買わない。１０００万円もあったら、いろんな素敵なホテルや旅館に泊まってみたい。夫にそういうと、「うーん、そういうのを楽しみ尽くして卒業した層が買うんだよ」という。なるほど、確かに年配のお客さんが主だったなあ。老後にあんなところでのんびり、な素敵な老夫婦。いいなあ。われわれ二人もがんばろうぞ、、と。ともあれ、のんびりできて、よかった～。箱根、近いです。ほんとに。

  2005年03月22日

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• 草津よいとこ♪

  昨日から一泊で、草津温泉に行ってきた。草津までは繰るまで四時間ちょい。東京は私たちが出発した時間（９時）は曇っていて、雪がふるかも、、みたいなお天気でしたが、群馬方向に進むにつれてお天気は上々に。草津でも、雪こそ３０センチ以上は積もっていましたが、気温は７度ほどあり、予想よりもあたたかい。実は去年もこの時期に草津にきており、そのときと比べるととってもあったか。夫が無類の温泉好きで、あちこち連れまわされる、私とシン。シンは去年、生後４ヶ月ではるばるここまで運ばれてきたのだった。でもシン自体はそんなこと覚えているはずもなく、去年も見たはずの「湯畑」に興味津々である。短い足を湯畑のそばにある「足湯」につけて、なかなかの上機嫌。私はかなしいかな、もう湯畑にはちょっとあきていて、すぐそばの「頼朝」さんというお土産やサンで温泉卵とこんにゃくの味噌漬けを買うと、もはや、この旅行の目的達成、という感じである。。夫は一刻も早く、お湯に入りたかったらしく、私たちが湯畑で遊んでいる間に、近くの「千代の湯」という共同浴場に入っていた、、。いつもは湯畑の近くの旅館に泊まるのであるが、今年は趣向を変えて、ちょっと山手のほうにある大型ホテルに滞在。チェックインしてからも、温泉。夫は大喜びで全種類のお風呂に入ってきたのだが、「湯の花が少ない」とか「ぬるい」とかうるさいのである。夕食は、私の持論「群馬、山梨には期待しない！」とおりの食事だった。というか、最近、日本国中、どこに行っても旅館の夕食となると、なんでそっくり、なんでしょうか、、。この季節だとなぜか、日本中、カニ、である。こんな山の中に来て、いったいなぜ、カニやらマグロのお刺身やらを食べているのかはなはだ疑問。デザートがこの時期にブドウ、というのも、ああ、腹立たしい。結局最後に出てきた、野沢菜とおうどんが一番おいしかった！シンは子供用におうどんを出してもらって満足のようだったが、、。くやしいので夜に、梅酒と持参のカマンベールチーズを食べ、満足して眠った。でも草津は確かに、温泉、すごく良いと思う。入った瞬間からだがぴりっとするというか、なんともいえず生き返る思いがする、とうっかり夫に言ってしまった。夫は「そうだろう！そうだろう！」とものすごく満足した様子。ああ、また来年も来るハメになりそうである。ところで、この旅行で一番笑ったこと。例の♪草津よいとこ～一度はおいで～♪の「湯もみ」を見ていたときのこと。なんと、シンが「おいでおいで」をしているではないか！！小さな手を内側にくいっとまげて、口では「ほいでほいでっ」と懸命にいいつつ、歌にあわせて「おいでおいで」をしている。こないだから犬に私が「おいでおいで」をしているのをみて、ひそかに覚えていたらしい！おお、シン君、えらいわ！でも無性におかしくて、大笑い。湯もみのおばさんは、事情を知らないので、なんだかむっとしていた。ごめんなさい、、。

  2005年03月07日

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• 実家から帰還

  一週間のつもりが、ついつい２週間も実家でゆっくりしてしまい、今日の午後、やっとこさ帰京。京都でシンの誕生祝をして、神戸で夫と夫の両親と別れてからは父が運転する車で母とシンと４人でゆっくり下関までドライブ。もうこのころから、気分はすっかり実家モード。。母とか妻とかじゃなくてひさしぶりに｢娘」になれてすごくうれしかった。実家ってすばらしい、、。食事は大半は母が作ってくれるし、シンのご機嫌は父が上手にとってくれるし、お買い物も母と一緒でらくちん。友達とあったり、念願の歯医者にいったり、温泉にいったりして、ひさしぶりに深呼吸できた気分。。ああ、あたし、何で東京で結婚したんだろ、とか考えたりして、、。シンも家族が増えてうれしいのかおしゃべりもよくできるようになって、バイバイとか、ぱちぱちができるようになった。うちの実家は庭の真裏が海なので、ぼーっと海を見て何もしなくていい、という状態を久しぶりに味わえた。うれしかった。夫は寂しそうに毎晩のように電話してきたけど「ゆっくりできるといいね」なんていってくれるのでちょっと調子に乗っていた。でもおとといの夜、ふと、気づいた。両親がなんだか「へとへと」な様子。声は明るいし、楽しそうだけどやっぱり、赤ん坊がいるってのは、疲れることだろうね、、。考えてみたら当たり前だけど、部屋は汚れるし、日ごろしてない｢だっこ」は腕も相当痛いでしょう、、。よし、そろそろ、帰ろう。そう決意して今日帰ってきたというわけです。久しぶりに会うと、親は確実に老いている。。私は相変わらず遠くで勝手なことをして、たまに羽を休めに帰るというわけ、、。空港で別れるときはちょっと胸が痛んだ。あしたからまた、シンと夫と三人。シンは日に日に行動が大胆になって、すごく大変。がんばろうっと。

  2004年11月26日

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• 支配人さん、どこへ、、。

  昨日、今日と伊豆にある一碧湖というところに行ってきた。なぜか、3年前から毎年この時期に行っているホテルがあって、今年もたまたま夫の仕事がない日だったので、ゲンを担いで今年も行くことにした。伊豆と言っても伊豆高原なので、やや、遠い。ホテルと湖以外特に何もない場所である。おいしい名物とかも、ない。だから、年に一度しか行きたくもならないのだが、そのホテルは美術館併設でこじんまりして、アロマテラピーに沿ったスパもあり、プールやジャグジー、温泉もあってきもちいい。建物は南欧風で、なかなかかわいい。今年は経営母体が変わったと聞いていたのでどうなったのか知りたい、というのもあったのだ。　途中、シンはぐっすり眠り、真鶴を過ぎてからはすんごく、海がきれいだった！もともと日本海沿いで育ち、常日頃から、「海は日本海よねー」と言い張っている私だけど、昨日の太平洋？はなかなかのものでした。ひろいなー青いなーと、シンを起こして見せたいくらいきれいだった。夫はユーミンをくらーい感じでぶつぶつ歌いながらご機嫌のようである。街中に住んでいるので、たまに郊外に出るとまぶしい。ぷしゅーっときれいな空気が身体に入ってくる気がして、なんだか、お腹がすく！ついてみるとホテルは外見上はまったく変わっていなかったが、経営母体が変わった、というので、前にいた支配人の方とかはいなくなっていた。でも「11月に来る人」ということで、伝言みたいなことを引き継がれていたようで、思わぬ展開になった。と、いうのが、去年来たとき、私は妊婦でかなり大きなお腹を抱えていた。で、温泉に入るのをやめておいたのだけど、なんと！部屋のお風呂が故障していて使えなかったのだ！夜中の11時半。ちょっと困ったので、フロントにいうと、支配人がとんできて、お部屋を夜中に変えてくれた、という出来事があった。で、このお詫びに、「次にもしきたら、ご夕食をサービスして」といわれていたらしいのだ。えええー。そんな。ホテルのレストランだとシンが大騒ぎして迷惑だろう、と思って近くのファミレスにでも行こうと思っていた私たち。狼狽したけど、結局、今はなき（？）元支配人さんのご好意に甘えることにした。あーびっくりした。夕食は伊豆のお魚盛りだくさんの会席でした。個室のお座敷を取ってくださったので、安心。おっぱい対策で禁止していたビールもひさびさにちょこっと飲み、シンもおじやを作ってもらい、ああ、幸せ、な夕食となりました。それにしてもこの素敵なプレゼントを残してくれた支配人さん、今はどこへ、、。たずねると「さあ、もう悠々自適では？」なんてとぼけられてしまった。一言お礼をいいたいのに、歯がゆい思いです。　ホテルとかレストランとかって私はどちらかというと非日常を求めていく場所だと思う。自分にはおうちもあり、台所もあるのにあえて行くわけだから。ホテルはおうちにはない、至れり尽くせりな感じを、レストランは自分では作れない、おいしいものを、いただけるからお金を払うと思う。だからこういうプロ的な態度で接されれば接されるほど、感激する。また行きたい。ああ、単純。わかりやすい、と思うのだけどなかなかそういう出会いは少ない。　

  2004年11月04日

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• 太宰治をしのび、ほうとうを食べる

  河口湖のホテルで目覚める。木立がきらきらしていて、ああ、さわやか。そとはいいお天気である。朝食は一階のレストランで食べることになっていて、私と夫は暖めたロールパンとブルーベリージャム、果物と熱いコーヒーをいただく。シンはヨーグルトとりんごをもらう。このあと、すぐチェックアウトして、一路、御坂トンネルに向かう。ここに、天下茶屋という茶店があって、ここからの眺めが絶景だという話を聞いたのだった。太宰治の「富嶽百景」はここで書かれたもので、「富士には月見草がよく似合う」という名文もここで生まれたらしい。で、急な山道を登りつつ、３０分ほど行くと、あたりはすっかり紅葉の世界。俄然、天下茶屋への期待も高まってくる！で、茶屋に到着すると、、、。本当に、本当に絶景だった！富士山って、こんなに美しい山だったんだ！と再認識するような、見事な景色が広がっていた。まず、一番手前に紅葉の山々、そしてその上に青い河口湖。そしてその上になだらかな裾野を広げた、富士山。言葉を失うまでの景色だ。太宰治は三ヶ月、この茶屋に滞在して、富嶽百景を書いたらしい。その部屋にもあがって、太宰愛用のとっくりやら、ちゃぶ台やらを見せてもらった。でも一番びっくりしたのは窓から見える、あまりに完璧な富士山の姿。この茶屋からの景色を「完璧すぎて恥ずかしい」と表現していたけどほんとに完璧。絵に描いたようなこてこての富士山。でも、いくらみても見飽きることはなかった。さて、下の茶店ではおでんや甘酒が売っていたけど、山梨にきたら、ほうとうしかない！ということで、お昼は、ほうとうにした。かぼちゃやら、きのこやら白菜やらごぼうやら具沢山の味噌煮込みうどんのようなもの。山間部でコメが少ない地方の伝統食というものだろうけど、私は、これ、大好き。おうどんがふとーい、もちもち麺で、おなかも膨れます。味噌が甘めなところももよい。シンも離乳食代わりよく食べた。お野菜がたっぷりで身体にもいいはず。あつあつをふうふういって食べた。きっと太宰もほうとうたべたんだろうねえ。。と夫が言う。富士山に圧倒されて、太宰にしみじみして、天下茶屋のほうとうは、すごくおいしかった。そのあと、箱根へ。大涌谷で黒い温泉卵を食べて、食べてばかりの旅行、終了。紅葉が少し、見られていい旅だった。ところで、最近どこに行っても、中国語の団体によくでくわす。中国人に日本って人気の旅行先なのかな、、。不思議。

  2004年10月25日

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• 河口湖

  本来なら今日から新潟県の苗場に旅行に行くことになっていた我が家。でも地震が起きてしまった今、それどころではなかろう。ということで、昼間でおうちでごろごろしていた。ところが昼近くになって、苗場のホテルの人から電話があって、「おわびに河口湖の姉妹ホテルを確保しました！」という電話が！地震は誰のせいでもないのだから、いいですよーと言ったのに、もう食事の予約も入れてくれたという。うーん。親切というか、強引というか。。でもヒマだったので家族で出かけることに。河口湖ってそういえば、大学時代の合宿、とかその手の若い時代の思い出しかない。あの白鳥のボートやメルヘンチックなペンションの群れはどうなってるかな、、。と思いつつ、高速道路でおよそ３時間。なんと！河口湖はそのまま！なにも変わっていなかった。白鳥と湖岸の旅館、昭和の香りがする御土産屋さん。そしてかつての自分たちのような大学生の集団。うーん。あのころのままだわ。と、思い出にひたりつつ、今日の宿へ。ここは会員制のリゾートマンションで、河口湖からは車で１０分くらい離れた林の中にある。ホテルに通じる道が舗装されていないのにびっくりしつつ、がたごとと進む。今日は日曜だというのに、満室である！世の中、自営業者が多いのか、なんなのか、、。部屋はリビングとベッドルームがひとつ。あとミニキッチンがついた普通のお部屋だけど、窓から富士山が見えた！これは素敵。まず、シンと一緒に大浴場へ。時間が早かったのか、がらがらで、シンを泡だらけにして遊んだ。広いお風呂にびっくりして、いつもより、シンはおとなしい。温泉ではないのでがっかりだったけど、広いだけでも、ま、いいか、、。　夕飯は釜飯御膳とかいうものが用意されていた。釜飯とおうどんと、てんぷらとサラダ。うわー。夫のダイエット、またもや、挫折。夜は周囲に何もなく、宿にスパもないので、ロビーで映画を見て（ニモとかいう魚のやつ）９時には寝ちゃった。シンは、家では夜中に３回は起きるのに今日は１回しか起きなかった。和室がすきなのか？？　ニュースでみると新潟はすごいことになっている。のんびりしてる自分が申し訳ないくらい。東京に帰ったら防災対策を考えねば、、

  2004年10月24日

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