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テーマ:今日の出来事(292860)
カテゴリ:旅行
中国に旅行した方なら、だれでも経験済みだと思いますが、
中国人の商売人、というのは、もう、本当にどうしようもないほど、 せこい、、。今回の旅行でもいくつか、わらっちゃうような ことがあった。 まず、今回の旅のメインイベント、桂林のリコウ下りでのできごと。 デッキに出て、素晴らしい景色を眺めていた。どんな言葉をつくしても たりないくらい、本当にすごい。山水画の世界に迷い込んだような、、と うっとりしていると、妙なおっさんが、「あなたきれいね~」と 話しかけてくる。英語のことわざにもあるように、「面前でほめるやつを 信用するな」ってやつです。まさに! サンキューといって離れて、夫のそばに行く。 30分位して、またうっとり景色をみていると、くだんのおっさんが! 「しぇんえん、しぇんえん」(1000円)と行って、右手を差し出す。 その右手には、ひえ~!!おそるべきものが! なんと私の顔の写真を無理やりにはめ込んだキーホールダーなのだ! いつのまに、とったものか、すごい変な顔の私の写真をこの わずかな時間にプリントアウトして、ぺたり、と 安っぽいキーホールダーにはりつけたらしい!!もう、ほんと やめてよ、、。でもこれ、需要は私以外にはないのだから、 私が買わないと一体、どうなるの?と思いつつ、夫を見ると もう、爆笑している、、。夫が17年前に来た時には、ふつうの 写真を勝手に取って、うりつけるってのが主流だったらしいけど、 「進歩したんだなあ、、」と。すると、買う気を起こしたと勘違いした おっさんは、次のキーホールダーを。なんとそれには、 半分目を閉じた、シンの顔が!あはは~もう、まぬけすぎる。 たとえ買ったとして、こんなもの一体、私たちにどうしろというの?? さらにおじさんは夫の写真も取ろうとする。で、ここで、 夫が怒って、「お金持ってないし、買わないから、とるな」という。 (ちなみに夫はすこし中国語が話せるのです) おっさんはがっかりした様子で、去っていった。 あとでガイドに聞くと、あのキーホールダーはシール部分だけをはいで 再利用するから大丈夫とのこと。ああ、今頃私とシンの顔のシールは はるかリコウの水の中にでも浮いていることでしょう、、。 次はその船の中でランチが始まったときのこと。 私たちは4人のオランダ人の方々と同じテーブルになって、 和やかに中華料理のコースを頂いていた。 蛙のフライやら見たこともないような灰色の魚料理に みな、おののいているとき。ふと窓の外を見ると、 私たちの船に向かって、ものすごいいきおいで、 「いかだ船」がちかづいてきた。いかだ舟はその名の通り、 5本くらいのタケの棒をつなげただけのものすごいシンプルな船。 もちろん、手漕ぎ。その船には男の人が2人乗っていて、 こっちにものすごいスピードで近づいてくる。 最初、私はこのあたりの漁師のひと?と思い、 「あぶない!ぶつかる!」と心配までしたのだけど、、次の瞬間! 船の二人はひょい!と私たちの船のはじっこに、のりうつり、 私の真横にやってきた。そして、窓ガラス越しに へんな人形(どうやら竹でできたおじいさん)をつきだし、 「シェン円!シェン円!」と叫びだした。要するに、物売りだったのだ! 私はここにくるまで、船から川で洗濯をしたり、水牛を洗ったりする のどかな光景をみていたので、ここら辺りの人は中国の都会の人とは違って のんびりしてるなあ、、などと思っていたのであるけど、 大間違い。このいかだ舟の人たちは、あの農家の人たちのバイトなのですって。。 がっかり。ものすごく危ないしつらい仕事だと思うので、 思わず買ってあげようかな、、と思ったのだけど、 同じ人形を、白人の人には5ドル、5ドル、といって売りつけようと しているのを聞いてしまって、やめた! けしからん。日本人には倍の値段で売りつけようとしたのか! 日本人、やっぱり甘く見られてます。。彼らはこの後も 偽モノの水晶とか派手な扇子とかいろいろ取り出して、 わめいていたが、私の気づく限り、買っている人はいなかった。。 ご苦労様である。。 次は船から下りて、陽朔の街をふらついていたときのこと。 夫が余りに暑く、汗まみれなので、 Tシャツを買って着替えることになった。立ち止まって Tシャツを見始めたとたん、若い女の子の店員さんが、 「シェン円!シェン円!」と。なんで中国人て、みな 1000円を基準にしてるのか、、不思議である。 いずれにせよ、数十円でおいしいごはんが食べられる彼らの生活に おいて、1000円というのは破格の金額である。しかも、 売りつけようとしているのが、明らかに偽モノの 「北京オリンピック公式Tシャツ」なのだ、、。夫が 「たかすぎだね。」といって立ち去ろうとすると、 彼女、すごく焦って、「10枚でしぇんえん、いいよ!」 いきなり、10枚で1000円、、。もちろん、10枚も必要ではなかったのだけど、 義父母も着替えがほしいというので、 10枚、かってみることにした。最初の1枚1000円ってのは、、、?と 苦笑してしまったのだけど、彼女、これではおわらなかった! 店を出て、数歩歩いて、私が何気なく、袋の中をみると、 な~んとTシャツは4枚しか、入ってない!10枚入れるとみせかけて、 4枚しか入れなかったのだ!もう、大笑いである。 夫はこういうとき、妙に正義感を出すタイプのこまったさんなので、 つかつかと店に戻り、「客を騙すとは何事か!こんなことを すればするほど、日本人はかわなくなるぞ」としかりつけた。 彼女は、へらへらとわらって、残りの6枚を渡したのだった。。 別にこんなTシャツほしいわけじゃないの。騙された不快感を 思い出にしたくないのよ、、といいたかったけど、彼女には きっと分かってもらえないだろうな、、。 あと、中国人のいい加減さにうんざりしたのは、 飛行機に乗るとき。今回国内線の乗り換えも含めて4回、 飛行機に乗ったのですが、いずれも中国の飛行機会社だけあって、 すべて帝国から1時間以上遅れるということに、、。 特に桂林から広州にむかうときなんて、 飛行機の中に乗り込んでから、私たちの席の前の中国人が どうやらダブルブッキングされたらしく、大喧嘩をはじめた。 そのおかげで、私たちは席に座ったまま1時間、出発が遅れた わけである。ダブルブッキングした係りも係りだし、 周囲を省みずに喧嘩してる乗客も乗客。そして それを見てなんら措置を講じようとしない中国人の乗務員、、。 みな、日本ではありえないことであって、 たいへんにいらいらいたしました、、。 街や空港の施設は近代化され、きれいになっても この中国の悪しき一面はまったく改善されていない模様。。 そんなんで、オリンピックとかやって大丈夫なの??と なんだかすご~く心配になったのでした。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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