|
カテゴリ:永田町あれこれ
10月ももう6日になりました。
日本の暦だと10月は神無月といいますね。 日本中の八百万の神様が、出雲大社に会議に行くので 出雲以外の場所では、神様がいなくなる、だから 神無月、というのはよく知られたお話です。 逆に出雲ではこの期間、神在祭がおこなわれるのです。 以前、出雲に行ったとき、 この『会議』の間に神様方がお泊りになる、『ホテル』の ような施設を見てきました。 正式名称はわかりませんが、そのときのメモによると 『東十九社』『西十九社』というのだそうで、 正直言って、かな~り、鳥小屋チックな しょぼい建物でした。 神様のお泊りになる、、と 聞いて私が想像していたのと、ぜんぜん違う、 質素な質素な、長屋のようなものでございました。。 実は数年前「この神様方の会議っていったいなにを 話し合っているのか?」と言うかなりどうでもいい疑問が、 渦巻いていた時期があって、ちょっと調べてみました。 こういうどうでもいいことで時間を浪費するのが 私の欠点でもありますが、、結構面白かったので ご報告。 なんでも、神様方は、まず最初の一週間で 「ここ1年の報告」をお互いにするんですって。 それが終わったら近くの『佐太神社』というところに 移動して、『次の1年をどういう年にするのか』を 話し合うというのです!この話し合いが、非常にこまかい! 日本中の人、1人1人について 『今年はこういう1年にしてやろう』とか 『誰と誰を結婚させよう』とか、そんな ひじょ~に細かいことまで、話し合って取り決めていくらしいのです。 だから、お互いに住む場所がすごく離れているような 一見、なんの縁もないような二人が結婚したようなときには、 この会議の力が働いた、、と昔の人は考えていたそうです。 だから、この出雲大社は『縁結び』の神様として有名なんですね。 納得。 こういうの、科学的な視点から見たら、 「な~にアホなこといってんの」と思われがちなことですが、 私は結構、好きな世界。 神様が続々と出雲まで出張してきて、 あんなおんぼろなホテルにとまって、わざわざ、 我々一人ひとりの運命をあれやこれやと 考えていてくださるかと思うと、ちょっと幸せですもの。 想像するだけで、心が温かくなる光景です。 夫(山梨出身)と私(山口)が、米国で出会い、 結婚したってのも、きっとどっかの神様の思うツボ!って 思うと、妙に納得したりして。 ところで、私の姉は、数年前に この出雲大社で結婚式を挙げたのです。 当日は大雪。真っ白な境内で 内掛け姿の姉は非常に美しくって、神々しい風景でした。 でも、でも。わずか4年で、彼女たちは離婚。 皮肉な展開をちょっと恨まずにはいられません。 姉は今ではさばさばと生きていますが、 ちょっと、寂しそうでもある。 来年には神様、姉にもよい運命を授けてあげてほしいなあと 願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[永田町あれこれ] カテゴリの最新記事
|