シンプルスペース

思い立って行ってみたけど、行ってよかった・・・。
すごいなぁ。個人で始めたことが、今では市を巻き込んで動いている。
その想いと行動が確実に周りを変えていっている。
ＥＭピープルネットの池○さんは、何回かお会いしたことがあるけれど、
自分でどんどん発想し行動し、展開していける推進力をもったかた、今日は特にそんな印象を受けました。
時々見せる柔らかい笑顔も素敵。

今朝、とれたてのジャガイモをいただいたんです。
いつもＥＭ容器（生ゴミとＥＭぼかしをまぜたもの）の回収にくるかたから「ＥＭ堆肥で作ったじゃがいもなので食べて下さい」って。
ジャガイモの袋の中には手紙が入っていて、そこには
「現在みなさまに生ゴミ回収事業にご理解いただき、回収させていただいておりますが、一つの会としてＥＭ市民の会と命名させていただきました。」・・・に続く文章。
ＥＭ市民の会・・・この言葉に感動がじわじわ。
まだ百数十世帯ですが、でもこの数年で確実にＥＭ容器を使うかたが増えてきてきているようです。
とても現場を見に行きたくなりました。
夫に言うと、「行こう、行こう！」と。

現場につくと、皆さん家庭から出た生ゴミをせっせと容器から出して、作業していらっしゃいました。
けっして、よい匂いとは言えない。
でも、「○○さんですねー。」とニコニコと話しかけてくださる皆さんのお顔がとても生き生きとしていて、「楽しいんです」とおっしゃるんです。
その楽しい！の理由が、誘われてお昼を一緒に食べているときに分かりました。
市内にある河川の浄化が目に見えて進んでいるから。
・・・そう、みなさん、主にＥＭ生ゴミでつくったＥＭだんごや、ＥＭ活性液を川に投入して河川浄化をしているのです。
ヘドロが浮いて、嫌な匂いを発していた川が少しずつ生まれ変わりつつあります。
もともとは池○さんが始めたことが、少しずつ協力者を生み、
その成果を見て市が動きだしました。
今では資材などの協力を含め、市役所の屋上緑化などにも
池○さんの作った特製の芝マットなどが使われているようです。
市内の学校のプール掃除にも、ＥＭ菌を投入しておくと掃除が断然楽になるようです。
もうすでに何校か、実施していて４月には市内の小学校全校に「声をかけてみるつもり」とおっしゃっていました。
さまざまな講習会を開いたり、呼ばれたりして出掛けていきます。
こういうことが、子ども達にも大人にもみんなに伝わっていけばいいなぁ！と思いました。
ちょうど、いらしていたＥＭ研究員の女性（講演会のときにもお見かけした！）ともたくさんお話できました。
若くて聡明で魅力的なかた。
私がこぼす感想に「池○さん、よかったですね～～。」と何度も
嬉しそうな笑顔をむける姿がとても印象的でした。
「自分たちのしていることが、確実に何かに繋がっていっている」そんな喜びに満ちた顔でした。
私たちもみなさんとのやりとりの中で、とても大事なものをいただいた気がしました。

家に帰ってから、読んでいなかったな、とふと手にとった冊子がありました。「スポーツ少年団とは」という冊子です。

その中で、
「人間の幸福とは、からだもこころも健康で、活力にみちた生活を営み、人と人とが互いに協調・協力しあう社会で、自分の能力や個性を充分に発揮できることにあるはずです」という文章が目にとまりました。

さらりと読むと何気ないありきたりのような文章だけど、
一つ一つの文字をとてもとてもそうだなぁ・・・と思いながら読みました。

いろいろなものに接し、関わっていく中で
自分を育て、私たちの中でうまくバランスがとれていくのかもしれません。
そう、自分のバランスがとれていく・・・
一人で、いえ、夫とともに腑に落ちていました。