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カテゴリ:自然
山などに行くと、自然が創り出す色彩が目からぐんぐん心に入っていっていつの間にか気持ちが満たされていたりします。
美しい花を見ても、うっとりしたりします。 「ヒトが美しいと感じる自然や花に対する『感情』は気の遠くなるような時間と手間をかけた、植物の意思が働いていたのです」という興味深いサイトを見つけました。http://www.sizen-sikisai.main.jp/ 緑色植物は日光、大気、土壌中の水などの基本的な材料から炭水化物、タンパク質、脂質、ホルモン、ビタミン、酵素などの科学物質を作りだし、自分ではほとんど作りださない動物は生きるために必要なものを直接、間接的に植物からもらっている。 動物の命も植物たちに支えられてる、というのが事実ですが、 植物の進化の過程をたどると、人が植物に感じる感情も長い歴史の中で組み込まれていったのでは、と感じました。 植物の繁殖しようとする知恵・・・昆虫たちに受粉してもらうために、関心を惹きつけるような、さまざまな色で昆虫たちにメッセージを送ること。 デザインを工夫し、色や形がパートナーとなる昆虫にとって最も心地がよいように工夫をすること。 そして相手の五感のすべてにアピールできるように、色や形ばかりでなく、香り、触感、蜜の味などさまざまな工夫を発達させ、一億3千年をかけて今日まで進化を続けてきました。 それと種をカロリーの高い果実でくるみ、捕食者に食べてもらい、種を遠くに運んでもらううことで子孫を残すという進化も。 植物は昆虫ばかりでなく哺乳類も共生パートナーとし、 それが哺乳類にも新たな進化をもたらし、人類も誕生することとなりました。 植物はあらゆる生態系の生命との絆を結ぶ役割を果たしているのですね。 森や林や草原。季節ごとの花。そこに集まる昆虫や鳥や動物も、すべてが植物とともに進化し、共生してきたのですよね。 植物が繁殖するために、続けてきた戦略ともいえる進化(その色や形や香り、味など)は植物によって生かされてきたほかの生き物にとって、ごく自然に反応してしまう長年をかけて刻み込まれてきた感覚なのかもしれませんね。 だから私が自然に接したときに芽生える感情も、長い時間をかけて植物たちが働きかけてきた結果の作用なのかもしれません。 今の世界を作りだしたあらゆるものが植物を土台としてちゃんと繋がっている、繋がっていなくてはいけないなぁと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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