|
カテゴリ:自然
さっきの続きで、植物ってすごいなぁと思ったこと。
たとえば、アカシアの木は葉っぱを動物などに食べられると、 揮発性の化学物質を発散させるそうです。 その化学物質が空中にひろがると、それをほかの植物が感知し、 自分の葉っぱに渋いタンニンを送り込んで、たくさん食べられないように 防御体勢をとるそうです。 またキュウリの葉をハダニが食い進むと、この植物はハダニの天敵をひきつけるやはり揮発性の化合物を放出するのだそうです。 しばらくすると、ハダニの天敵がまっしぐらにやってきて、ハダニを食べる。 自分の身を守るための技をいろいろともっているのですね。 ***** 花の芳香も、もともとは私たちの美的感覚を満足させるためのものではなくて、遠くから花粉媒介者を呼び寄せるために進化したもの。 熟れた果実の匂いも果実食の動物をひきつけ、これらの動物に遠く離れた場所で未消化の種子を排出して、根付け肥といっしょにおとしてもらうため。 進化の頂点にいる私たちがもっている嗅覚という感覚も 植物によってつくられたものかも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|