カテゴリ:いろんな人の話
色々と問題を抱えるこの年代。 この歳になると親の介護、子どものこと、自分の先行き・・・ 色んなことが身に降りかかってくる。 そして話す内容は結構切羽詰ったことばかり。 久しぶりに会った友だち。。。 A子は、今は一人で暮らしているお姑さんの介護で、離婚話まででたらしい。 夫は在宅介護を強く希望。 施設に入れることを断固拒否。 でも認知症と歩行困難とじゃあどう考えても限界がある。 子どもたちは進学等でお金がかかる時期、友達も働いている。 働きながらの在宅介護は無理だ。 挙句が離婚話。。。 そこまで言うなら一人で介護をしてみれば! と、友だちは付き離したようだ。 しばらく夫が通いで介護をしたが、ギブアップ。 で、今は施設に入っている。 でもそこもいつまで入所できるか友だちは不安がっている。 夫は会社という介護から離れられる時間があるけれど、嫁は自分も働いているとはいえ、それ以外は介護に時間が取られるのは目に見えている。 友だちもヘルパーの仕事をしているから在宅介護の大変さは身にしみている。 気持ちだけでは介護はできない。 もう一人の友だちB子は私と同じ離婚組み。 裁判までいって離婚した。 いまでも毎月かなりの金額を弁護士に払い続けている。 なのに養育費や慰謝料は雀の涙。 下手したら弁護士代の方が高くないか。。。 親権が取れただけ良かったと思うしかない。 すったもんだの離婚後、 元夫はしょっちゅう子どもに会いに来る。 それは仕方がないが、元嫁に、みんなで遊びに行こうと誘うそうだ。 一緒になんて・・・気持ち悪い。 よく、いけしゃーしゃーと誘えるもんだ。 と、ご立腹! 当然だ。 聞いてるこっちまでムカムカしてくる。 あの離婚の渦中の大変さと、元夫のえげつなさを聞いてきた私たちまで腹が立ってくる。 じゃあ弁護士代を立て替えて払ってやれ! ってんだ。 あんたが裁判をおこしたんだろ! そしてわたし。。。 元オットの借金で、いつマンションの立ち退きを言われるかの不安の日々。 実家の親も、いつ介護が本格的降りかかってくるか綱渡り状態。 子どもの進学でお金は出放題。。。 この三人が最後に口を揃えて言うことは 「 65歳には死にたいよね。 長生きはしたくない。 それにお金も蓄えておかないとね~。 施設に入る分ぐらいは自分で用意をしておかないといけないもんね。 」 なんて暗い未来なんだ。 でもシングル二人は、年金も微々たるものしかもらえないし、老後に蓄えも、ヘルパーの給料じゃあしれてるだろう。 まだまだ先とは言え、老後は切実な問題なのだ。 シングルの友だちも介護福祉士を受験するそうだ。 自分でキャリアアップをしていくしか、この不安の解消は今のところない。 離婚話が出た友だちは、細々とヘルパーの仕事をするから受験はしないらしい。 それもまた人それぞれだ。 みなそれぞれ色んなことを抱えて生きている。 先が見えない問題もある。 生活が脅かされる不安もある。 でも逞しく頑張っている。 この人たちと出会ったのはもう5年前になる。 その頃は今のような問題や現実が起こるとは思ってもいなかった。 確実に今の方が状況は厳しい。 でもみんなあの頃よりも強くなっている気がする。 逞しくなっている。 逆境をバネにして成長している気がする。 5年後はどんな状況になっているのかわからない。 今よりもっと悲惨かもしれないし、もっと明るいかもしれない。 それは分からないけれど、先につながっている道ならば、今を踏ん張って頑張っていくしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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