カテゴリ:私の両親のこと
お数珠を買った。 お買い得でかなり安くなっていたので娘たちのお数珠を買った。 別に誰かを想定してのことじゃないが、お嬢も大学生、あと少しで社会人になる。 お葬式だけはいつ行かないといけなくなるか分からない。 そのときに慌てて買いに走るわけにはいかないと、前から買っておかないとな~と思っていたのだ。 今はお数珠も色んな色があって、ピンクにグリーンときれいな色が揃っている。 昔なら不謹慎と怒られそうなお数珠だ。 お買い得だけど、そこそこ良いものだ。 これならお嫁にいくときも持っていけるだろう。 うちの母はこういうことには全く無頓着な人だ。 仲人さんへのご挨拶や、新年会のおよばれに伺うときなどにきちんとした風呂敷が必要だが、これも独身時代に自分で買っておいたものだ。 袱紗も自分で買った。 当然喪服もだ。 当たり前と言えば当たり前だが、私の母親のイメージは、こういうモロモロは、母親が何かのときのために用意をしておいてくれるか、または急には準備ができないから、ちゃんと用意をしておきなさいよと言ってくれるものだと思うのだ。 たぶん自分の母がそういうことをきちんとしていなかった反動だろう。 逆にいざとなって袱紗がないの、風呂敷がないだのと慌てふためく人なので、私が自分の風呂敷を母にあげるしまつだ。 ようはだらしがない人なのだ。 親の助言があてにできないから、恥をかかないように自分のことは自分でしておかないといけなかった。 結納で入れる桜湯も自分で買って用意をしておいた。 結納の段取りも自分でしないと、母に任せておいたらとんでもないことになる。 娘たちにはそんな思いはさせたくない。 いざとなってあれがないだの、これがないだのと慌てふためくようなみっともないことはしたくないし、させたくない。 そう思うと、せめて娘二人が嫁にいくまで・・・ もっと欲を言えば娘たちが出産するときまでは生きていてあげたいと思う。 母がいても出産準備を自分でして、何一つ親の手を煩わせなかった自分の寂しさを、娘たちには味あわせたくない。 親が居るのに親をあてにできないのは悲しいことだ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.23 09:51:17
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